2018年08月23日 20時48分

アンデアン・エクスプローラー号/高原列車は行く(12)急勾配。

サンベイ洞窟で停車していた場所から数分の場所。錆(さび)の浮いた貨車たちに出会う。

やはりこの光景は寂しい。

11:24。風景に「色」が付き始めました。この場所の標高はまだ4000mくらいはあるはずなのですが、緑の草原を見るとなぜか少しホっとした気分。

11:35。101キロポスト。

眼下に駅が見え、貨車が並んでいます。篠ノ井線の姨捨駅から善光寺平を見下ろす気分。そしてその場所を目指し、ひたすら下ってゆく。

周りにさしたるものも無く、ここが何故にこうなっているかが不明。貨車は鉱石を運ぶタイプにも見え、ここでトラックから積み替えている?

右端に99キロポストが見えるのと、右側の山の斜面に左下(貨車の向こう側)から右上の向かう1本の線が見えます。これが線路のある場所で、2枚目のキロポストの背景と合わせ、どれほどの急勾配を走っているかが何となく分かってもらえるでしょうか?

豪華列車の旅であっても、こうして写真を撮影する初心(?)を忘れないのは大切なことです。

    

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    プロフィール

    稲見部長稲見眞一
    <自己紹介>
    昭和52年4月、中京テレビ放送入社。「ズームイン!!朝!」を始めとした情報番組や「ドラマ」「ドキュメンタリー」等のディレクター・プロデューサーを務めた。鉄研最終回(2010年1月29日放送)では自ら自慢の鉄道写真「俺の一枚」を持って出演。 鉄道歴は小学校5年からスタートしはや半世紀。昭和55年には当時の国鉄・私鉄(ケーブルカーを除く)を完全乗破。平成18年にはケーブルカーも完全乗破。その後も新線が開業するたびに乗りつぶしている筋金入りの“乗り鉄”。好きな鉄道は路面電車。電車に揺られながら窓外に流れる街並みを眺めているのが至福のとき。さてスジを寝かせてゆったり乗り鉄と行きましょう!