2018年10月25日 15時01分
海外で一度行った場所に2度訪れるということは殆ど無い私。もっとも除く台湾。近いし、時期を選べば国内旅行に出かけけるよりもリーズナブルで、食べ物は美味しいし…。
そんな私がここ国立鉄道博物館を再訪する気になったのがこの機関車A4形「マラード号」に会うため。四半世紀前は、この博物館が改修工事中でちゃんとした撮影(見ることも)ができず悔しい思いをしました。
で、記念写真を撮影されているのは、私とパートナーの関係と多分同じ方。好きな方には堪らない蒸気機関車なのです。もっとも私のパートナーがこういう場所に付き合ってくれるかは期待薄。
お二人にはちゃんとお話しして撮影し、ブログでの掲載の了解を得ています。
そしてお返しがこの写真の撮影。ご主人からは機関車を広く入れるかどうかを聞かれたりして、さすがにマニアのツボを心得ている。(笑)
さてこの機関車マラード号の勲章。1938年(昭和13年)7月3日、時速126マイル=約203キロという蒸気機関車の世界最高速度記録を出した機関車なので、その記録は今も破られていません。日本ではリニア・鉄道館に展示されているC6217号機が狭軌の蒸気機関車で世界最高速度記録を持っていることで知られていますが、やはり狭軌と標準軌では出せるスピードが違います。
そしてその機関車は当時のまま、美しい青色の衣装を纏い、まるで王様のようにここ国立鉄道博物館に君臨しているのです。
記念写真を撮影する方が引きも切らず、やっと全身を撮影。
この曲線のフォルムも堪らない。全てに感動する。
(余談)
さてこのA4形機関車には動態保存車があり、時折チャーター列車としてイギリス各地で運転されており、その走行を撮影しに日本からわざわざ出かける撮り鉄さんもいます。もしもこのマラード号が復活し、本線を走ることになったら…考えただけでワクワクします。