2018年11月30日 15時28分

東京ステーションホテル(7)復原で生まれた価値。

館内ツアーは旅行商品としても発売されており、ネットでは実際に参加された方が記事をUPされています。

で、私のブログは見所解説書ではないので、ここから先は実際に足を運んでご覧いただくほうが、私のこの時の感動が伝わるかと思います。さて文化財のホテルの中を見学するというのは、私にとっては初めての経験で、あまり書くとしつこいと言われるかも知れませんが、例えばここドームのレリーフは写真などを元に『忠実に復原』されたもので、見た目は新しいですが、その価値は重要文化財と私は認識しています。

アニメーション映画「美女と野獣」に出てきた野獣の城で見たような大鷲。大きさが今一つ分かりにくいですが、一羽2.1mとのこと。

干支の彫刻。蛇。

美術運動としてのアール・ヌーヴォーを私は詳しく知ることも、また論ずることもできませんが、単なるイメージとして捉えれば、こうした一つ一つの造形は、この駅舎が完成した大正という時代にあって、世界の一連の流れに乗った新しさの象徴として作られたような気がしています。

世界に通用するホテルを作りたい!そういう先人の想いは、十分に伝わってきます。

そうした価値をホテルのスタッフはある意味淡々と穏やかに語っていきます。ただそれは平板な説明であるこということではなく、ある種の抑揚をもって聞く側の心に響いてきます。もっともそれがしっかりとした口調で、メリハリの効いた解説となれば、それはそれでこのクラシックホテルの雰囲気とは相容れない気もします。

2018年11月29日 22時03分

東京ステーションホテル(6)ホテルスタッフがご案内する館内ツアー。

「ホテルスタッフがご案内する館内ツアー付」プランの館内ツアーがスタート。

集合場所は赤い線に囲まれた屋根の部分。

そこはゲストラウンジ。それまで使われていなかった屋根裏の空間を利用しているとのこと。

丸の内側(西側)からは見えませんが、東側はガラス窓が大胆に採用され、日中がご覧の明るさです。朝は朝食ブッフェ会場となっており、今回の私たちの2食付きプランではここでディナーもいただきます。

正面写真の最上階の丸窓の中はこんなに洒落た空間となっています。

南ドーム(丸の内南口)。3Fアーカイブバルコニーからの眺め。

ライティングもアンティークな趣の宿泊者専用のスペースは、ただここからの景色を見ているだけで時が過ぎていきます。

ドームの天井部分は見所が一杯。

この日この時間まで私が見てきた、人が行き交うコンコースからはうかがい知ることが無かった重要文化財である復原された東京駅の姿。

2018年11月28日 23時02分

名古屋駅界隈のクリスマスイルミネーション。

この季節になりますと、街はクリスマスツリー&イルミネーションで彩られます。以前は12月に入ってからというイメージもありましたが、最近は11月も下旬となれば、あって当たり前といえるようになりました。

まずはジェイアール名古屋タカシマヤ1階。サンタさんがこども達へのプレゼントを 準備しているシーンだそうですが、この賑やかさに足を止めて写真を撮る人多数。もっとも私もその一人。

こちらはJRゲートタワー1階エントランス。土台を含め、名古屋地区最大級と言われる高さ12mのクリスマスツリー。こちらも撮影する女子多数。

場所を変えて大名古屋ビルヂング5階のスカイガーデン。

知名度なのか人はそれほど多くなく、静かにイルミネーションが楽しめます。私も知人から教えて頂きここに足を運ぶました。

ところでここ大名古屋ビルヂングに来たもう一つの理由がこれ。画面真ん中から少し左側にあるモニュメント「飛翔(ひしょう)」を見ること。2027年のリニア中央新幹線開通を見据え、来年度には移設する計画が既に発表されており、そろそろ季節ごとの記録を撮っておこうと思った次第。

最後は大名古屋ビルヂングのクリスマスツリー。

今日は名古屋駅界隈のクリスマスツリー&イルミネーションをご覧いただきました。鉄道とは直接繋がりませんが、まあ「駅界隈」と言う事でご容赦下さい。

2018年11月27日 21時24分

東京ステーションホテル(5)スモール・ラグジュアリー・ホテルズ・オブ・ザ・ワールド

ホスピタリティ。日本語に訳せば「おもてなし」。

テーブルの上にはチョコレートのアソート。おしゃれなガラスの蓋付き。アソートは直訳すれば盛り合わせなので、この雰囲気に似合わないと言えばそれまでですが、適当な言葉が思いつかず私の語彙不足。

チョコレートの手前には、ホテルから私とパートナーへのメッセージカード。結婚記念日での宿泊であることは予約時に伝えてあり、それゆえのおもてなしの一つ。

このチョコレートは本当に美味しかった。パートナーが手を出す前に私が先に口にしたため、優しさが足りないと言外にたしなめられる。

無料貸し出しスマホ。結局この携帯電話がこの場所を動くことはありませんでした。何故かって初期画面の言語の選択が、

1)英語

2)中国語(繁体字)

3)中国語(簡体字)

の3つだったからです。

飲み物のグラスには思わずうなりました。

江戸切子(えどきりこ)は正に東京ならではの伝統工芸で、ホテルとして、知っている人だけに分かってもらえれば良しとされているかどうかはともかく、『スモール・ラグジュアリー・ホテルズ・オブ・ザ・ワールド』という名に相応しい存在。我が家の江戸切子は食器棚に入ったままで、この前使ったのはいつだろう?道具はやはり使ってこそであると、ホテルの一室で得心する。

ミネラルウォーター。

東京ステーションホテルバージョン。オリジナルラベルのペットボトルはそれだけでも何となくウキウキ気分。

2018年11月26日 22時25分

東京ステーションホテル(4)重要文化財に泊まる。

重要文化財「東京駅丸ノ内本屋 とうきょうえきまるのうちほんや」。重文に指定されたのは2003年5月30日。

文化財データベースから以下転載。

東京駅丸ノ内本屋は,皇居から東へ一直線に延びる通称行幸通りの正面に位置している。明治41年3月25日着工,大正3年12月14日に竣工した。設計は辰野金吾で,辰野葛西事務所によって実施案がまとめられた。

南北折曲り延長約335mに及ぶ長大な建築で,中央棟の南北に両翼を長く延ばし,建設当初は,地上3階建であった。建築様式は,いわゆる辰野式フリー・クラシックの様式になる。

東京駅丸ノ内本屋は,わが国鉄道網の起点となる停車場の中心施設であるとともに,明治の市区改正計画に基づき建設された首都東京を象徴する貴重な建築である。

煉瓦を主体とする建造物のうち最大規模の建築で,当時,日本建築界を主導した辰野金吾の集大成となる作品として,価値が高い。

今回はそうした文化財に存するホテルの「ホテルスタッフがご案内する館内ツアー付」1泊2食付きプランでの宿泊。

フロントで「アップグレードさせて頂きました」ということで向かったのは4001号室。

ホテルの4階部分に2部屋しかないAMBASSADOR SUITE/アンバサダースイート。赤い線に囲まれているのが私たちが宿泊した部屋のある場所。

と冷静に書いていますが、まず驚いたのは部屋の豪華さ。

一歩部屋に足を踏み入れてあまりの広さに絶句。天井の高さ3mで広さは95㎡。仕事でもいろいろなタイプの宿泊施設を利用したのですが、海外のリゾートを除きこれほどの広さは始めて。

リビングエリアとでも言えば良いのでしょうか?何だか落ち着かない。

書斎の雰囲気。私の家にはない調度品だけに私の顔が笑っていない。

寝室エリアを臨む。

寝室も広々。

洗面化粧室。

今回は館内ツアー付きのプランだったので午後4時過ぎと、温泉旅館を除けば私にとっては異例の早さのチェックインで、その分、この部屋でゆっくり寛ぐことが出来ました。

もっともお恥ずかしい話、最初はただただその広さに圧倒されていただけで、次第に冷静になり、そして暫くしてこの部屋のある場所が、復原されたことで生まれたスペースを活用していることを知りました。国の重要文化財であるクラシックホテルの中にあって、単にそれ(文化財と言う意味)にとどまらず、その部屋のもつ意味合いを含めなんとも意義深い一夜を過ごす事ことになった幸せは、私にとって恐らくこれまでの鉄道の日の過ごし方としては最上級。

 

2018年11月25日 18時03分

東京ステーションホテル(3)完成当時と戦後の姿。

東京駅丸の内駅舎保存・復原完成記念入場券。

この表側は創建当時の姿ですが、反対側は戦後から復原までの時代の姿が紹介されています。

立体式入場券。ところでどこにも入場券らしい部分なし。実は、下側の列車の写真が1枚1枚引き出せるようになっており、それが入場券なのです。

恐らく開業後、暫くしてからの絵葉書。

それが戦災でこの姿に。今回このホテルに泊まるにあたり、自身が撮影した以前の東京駅の写真はないものかと探してみたものの、何とどこにも見当たらず、結局オークションサイトでGET。

「トラベル・フォト・ニュース」昭和26年8月15日号。5年がかりの復旧工事の完成について書かれています。それによると当時は結婚式場もあったとのこと。

ところでこの東京駅の復原にあたり、JR東日本や工事を請け負った鹿島建設では一貫して「復原」という文字を使っています。これは私は正しい日本語としての使い方だと思っています。

一方、当時の新聞やテレビニュースでは「復元」という漢字を使っていました。これはメディア各社の内規によるもので、本来「復原」と「復元」では意味が異なるのですが、意味が近いという事で「復元」「復原」とも「復元」に統一して使っています。

なおテレビ番組に登場した東京駅の「ふくげん」ですが、ほぼ「復元」が使われていたものの、情報番組の一部ではJR東日本の公表資料に従い、「復原」を使っていました。

2018年11月24日 20時56分

東京ステーションホテル(2)チェックイン。

2018年10月13日(土)。

東京駅丸の内地下南口の待ち合わせスポット「動輪広場」。蒸気機関車C62-15のもので、直径1m75cmの動輪は流石の迫力。

ところで自分でも意外ですが、初「動輪の広場」11月2日からの本社エントランスホールでのC62展示を前に、一度は見ておきたいとは思っていました。

そこで「てくてくきっぷ旅」というイベントが行われており、何の成り行きか声を掛けられ何故か記念写真を撮ることに。

東京駅から西を臨む。1914年(大正3年)12月20日に開業した東京駅。皇居(宮城)の正面に作られたこの駅から見る丸の内の風景ってどれほど変わったのでしょう。

そして東京駅。1945年(昭和20年)に戦災で焼け落ち、2012年(平成24年)10月1日に復原されたその姿は、私の人生では知ることのなかった威容を表しています。

東京駅のもっとも東京駅らしさを感じる皇室専用貴賓出入口。記念写真を撮影する方が引きも切らず、少し待って人が途切れた瞬間を狙いすましてシャッターを押す。

東京駅丸の内南口の少し北側にあるホテルメインエントランス。実は最初に丸の内南口にあるサブエントランスから入ったので、仕切り直しで再度ここを通っています。

復原前のホテルに泊まることは、結局叶わぬ夢でしたがこの日、やっとここに足を踏み入れます。

鉄道駅構内や直結のホテルは決して珍しい存在ではありませんが、今であってもこのホテルは私にとって特別な存在。

2018年11月23日 14時47分

東京ステーションホテル(1)歌舞伎座。

10月14日は「鉄道の日」。かつては「鉄道記念日」と呼ばれていましたが、1994年(平成6年)から現在の名称となっています。

話は飛んで、鉄ちゃんあるあるかどうかは断言できませんが、結婚記念日=鉄道記念日にしたいという願望を私は今を去ることOO年前に持っていました。当然のことながらそんなことは認められるはずもなく、婚姻届けは結婚式の当日に提出と相成りました。それでも誤差の範囲の日付になったのは正解で、他の大切な日はともかく結婚記念日を忘れるという失態はかつて一度もありません。

そして今年の結婚記念日(厳密にはズバリではありませんが…)はどういう風の吹き回しか「東京ステーションホテル」での宿泊のOKがパートナーから出て、いざ東京へ!

10月13日(土)の東京は、当初全く予定がなかったのですが、ほんの思い付きで歌舞伎を見ることになりました。本当にたまたまですが、その週の火曜日にパートナーが歌舞伎座に行って歌舞伎を見たいと言ったので、早速ネットで検索したところ、何と花道の直ぐそばに2席あり。てっきり毎日が満員御礼かと思い込んでいました。

 

私にとっては人生で多分4回目の歌舞伎。これまで名古屋の御園座で見たことはありますが、歌舞伎座はお初。

これぞ『幕の内弁当』。別にこれを食べなければならないということではありませんが、歌舞伎初心者には定番の想い出作りかな?

お吸い物は歌舞伎模様。

東京メトロ日比谷線東銀座駅の駅名標も歌舞伎模様。

2018年11月22日 15時10分

超電導リニアに乗ってきた(10)夢の終わり。

乗車体験を終えて戻ってきた車両を撮影して11月8日の鉄活終了。

富士急行よ、また来るね。

ところで名古屋への帰路は大月~八王子~新横浜~名古屋のルート。何故ってこれが一番早く家に帰れるから。

大月駅発16:01 特急かいじ116号

八王子駅着16:29

八王子駅発16:38 横浜線

新横浜駅着17:24

新横浜駅発17:33 のぞみ193号

名古屋着18:54

大月駅からは3時間とかからない近さ。

晩御飯は貝づくしとシュウマイ。

ベタと言えばベタだけど旨い!

2018年11月21日 15時08分

超電導リニアに乗ってきた(9)流し撮りの練習。

リニア新幹線の鉄道模型あり。

何だかいい雰囲気。

流し撮りの練習(1)。

流し撮りの練習(2)。

他の見学者にとって、ジオラマを前にしてカメラを横に振りながら撮影している私は何者?

さて搭乗時間(撮影タイム)が近づいてきたので移動。

14:30を少し回ったところでリニア新幹線、始動!

乗っている時には、今一つ現実から遠く思えた“速さ”ですが、外から見ていると流石に早い。けどやはり現実感が乏しい。

 

やはり今はまだ夢の存在をいうことでしょうか?

ところで近づいてくるときの『音』ですが、新幹線とは全く別物。直前までその存在に気付くことはありません。そしてささっ!と通過。



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プロフィール

稲見部長稲見眞一
<自己紹介>
昭和52年4月、中京テレビ放送入社。「ズームイン!!朝!」を始めとした情報番組や「ドラマ」「ドキュメンタリー」等のディレクター・プロデューサーを務めた。鉄研最終回(2010年1月29日放送)では自ら自慢の鉄道写真「俺の一枚」を持って出演。 鉄道歴は小学校5年からスタートしはや半世紀。昭和55年には当時の国鉄・私鉄(ケーブルカーを除く)を完全乗破。平成18年にはケーブルカーも完全乗破。その後も新線が開業するたびに乗りつぶしている筋金入りの“乗り鉄”。好きな鉄道は路面電車。電車に揺られながら窓外に流れる街並みを眺めているのが至福のとき。さてスジを寝かせてゆったり乗り鉄と行きましょう!