2018年11月10日 15時00分

国立鉄道博物館(13)ピープルムーバを発見!

最後に紹介するのはピープルムーバ。館の片隅に置いてあり、見つけてビックリ。今回の同行者はこのピープルムーバそのものを知りませんでした。

このピープルムーバは当ブログで2010年10月28日~29日にUPしていますが、その時の文をここに再掲します。

時は1991年(平成3年)11月4日、

場所は、イギリス中部の町「バーミンガム」です。

写真は1984年(昭和59年)から1995年(平成7年)まで運転されていた「バーミンガム/ピープルムーバ」と呼ばれるものです。

※上記を含め、この鉄道に関する記述は、手元資料・Wikipediaを参照しています。

 

この鉄道は、一般の方が利用する磁気浮上式鉄道としては世界初のものでしたが、日本ではそんなに大きくは

取り上げられなかったと記憶しています。

(バーミンガム/ピープルムーバの概要)

  • 路線…バーミンガム国際空港~バーミンガム国際駅
  • 距離…623メートル
  • 所要時間…100秒
  • 浮上高さ…15ミリ
  • 運転方式…全自動無人運転
  • 最高速度…時速54キロ

◆バーミンガム国際駅…バーミンガムの中央駅とも言える「バーミンガム・ニューストリート」駅から10分ほど「ロンドン・ユーストン」駅方面に向かった途中の駅。また、バーミンガムの国際展示場にも隣接している。

◆この「ピープルムーバ」は、システム自体の名称のようで当時のバーミンガム空港のパンフレットでは「futuristic People Mover System -MAGREV- 」とあり『未来の乗り物/ピープルムーバは磁気浮上式』といったところでしょうか?

※MAGREVとは…magnetic(磁気) levitation(浮上)の略。

◆基本的にリニモや上海マグレブと同じ原理と思われます。

バーミンガム/ピープルムーバの車内です。

乗車定員は立席34、座席6で、一度にそれほど沢山の人が乗れる乗り物ではありませんがこれで、1時間に5000人を運ぶ能力があるとのことで車体が小さい分、運転頻度をあげることができるようでした。

※数珠繋ぎで運転?

(車体の概要)

  • 長さ…6メートル
  • 幅…2.25メートル
  • 高さ…3.5メートル

それで、「浮上時の感覚は?」となる訳ですが

フワッと浮いて滑らかに動き、

終点に着くとドスンと落ちるという感じでした。

リニモに比べ、やや大袈裟に動くという表現で

ご理解いただけないでしょうか?

“着陸”時の感覚を含め、当然の事ながらリニモに一日の長ありです。そしてこのシステム全体についてですが乗った当時は“テーマパークの乗り物”的と思いましたが、今の時代に合わせて表現すると、世界の大空港で導入されているターミナル連絡用新交通システムがイメージ的には割りと近いと思います。

結局、1995年(平成7年)に運行を停止したのも『理念』と『夢(浮上式鉄道)』はともかくこの大きさでは、空港内ならともかく、空港から外に向けての交通機関として『小規模車両による高頻度運転で大量輸送』の理念は最初から無理があったのではと思いました。

(追伸)

「チュウキョ~くんの鉄道フェスタ2018 秋」も残すところあと1日となりました。段ボール製C62にまだ出会っていない方は、ぜひ足を運んで下さい。



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プロフィール

稲見部長稲見眞一
<自己紹介>
昭和52年4月、中京テレビ放送入社。「ズームイン!!朝!」を始めとした情報番組や「ドラマ」「ドキュメンタリー」等のディレクター・プロデューサーを務めた。鉄研最終回(2010年1月29日放送)では自ら自慢の鉄道写真「俺の一枚」を持って出演。 鉄道歴は小学校5年からスタートしはや半世紀。昭和55年には当時の国鉄・私鉄(ケーブルカーを除く)を完全乗破。平成18年にはケーブルカーも完全乗破。その後も新線が開業するたびに乗りつぶしている筋金入りの“乗り鉄”。好きな鉄道は路面電車。電車に揺られながら窓外に流れる街並みを眺めているのが至福のとき。さてスジを寝かせてゆったり乗り鉄と行きましょう!