2018年11月20日 15時05分

超電導リニアに乗ってきた(8)どきどきリニア館。

少しだけ外の見える区間。甲州盆地を見下ろして走るとは知りませんでした。

予習が大事な「鉄活」と、予習をせずに本番に臨んだ方が良いと思う「鉄活」の2類があると私は思っていますが、今回は予習をする時間がなく、結果的にはぶっつけ本番の鉄活でしたが、それはそれでここの場合は楽しい時間を過ごすことが出来ました。

午後2時頃に下車。記念撮影コーナーあり。

それにしても受付から終了まで1時間足らず(乗車時間は約30分)のあっという間のお楽しみでしたが、「時空を超えての異次元空間の旅だった」と書いたら言い過ぎでしょうか?ただ私の率直な感想がそれです。

走行写真を撮りたいと思ったものの次にリニアが走り出すのは約30分後。それまでの間、「どきどきリニア館」の見学。

記念写真スポット。2003年に最高速度581km/hを記録した試験車両(MLX01-2)。

停車中のリニア新幹線。ここにきてやっとこの日の体験乗車会場の位置関係を把握。

多分、保線用の車両。これまでの「車両」の概念を一番破ってくれるのは意外とこうした車かも?

2018年11月19日 15時03分

超電導リニアに乗ってきた(7)時速500キロの世界。

搭乗券。別に隠すこともないのですが、何となく。名前以外の個人情報は特にありません。

車内は在来線特急社内よりも狭い感じ。

車内のモニターでは、「本日の走行」の解説上映中。

時速500キロの世界はどんな世界なのでしょう?

2018年11月8日、13:32に列車は静かにスタート。タイヤ走行区間なのですが、それを意識することはあまりありません。強いて言えば、「タイヤ走行」の車内アナウンスが入るのでそれは分かりますが、恐らく開業後にそれを気にすることはきっとないでしょう。

13:33には現在の日本の新幹線の最高速度320キロをあっさり突破。ただこの区間では時速350キロまで。

いよいチャレンジ500!あまりにも静かで、あまりにもGがなく、モニターの500km/hの文字がなければ、それは夢現(ゆめうつつ)の世界と言っても過言ではありません。

「夢の超特急」は東海道新幹線開業時のキャッチフレーズ。超電導リニアの東京~名古屋間開業時にはどんなキャッチフレーズとなるのでしょう?日本人の夢を乗せて走ったとも言える当時の新幹線とは異なり、もっと現実的でしょうから…。

2018年11月18日 15時01分

超電導リニアに乗ってきた(6)搭乗開始。

搭乗に向かう通路。小さな空港の待合室の感じ。

「到着済」はともかく「搭乗中」は馴染みのない表記。

これも飛行機っぽい。

この辺りは普通の鉄道。

いよいよ乗車開始。もとい、搭乗開始。

これを外から見ると、

飛行機に乗る際のボーディング・ブリッジ (boarding bridge)のようなものが建物からリニアモーターカーに向かって伸びているのがわかりますでしょうか?

本来、駅の設置が予定されていないところで乗降するため、この設備があるのか?

それとも中間駅は、高速で通過する列車対策のため、全駅でこのようなボーディング・ブリッジタイプを導入するのかは確認していません。まあでもこのリニアモーターカーに搭乗する機会があったら、折角ですのでその前後でこの光景を見ておくことをお勧めします。

2018年11月17日 14時59分

超電導リニアに乗ってきた(5)乗車ではなく搭乗。

11月8日(木)、山梨県立リニア見学センター(Yamanashi Prefectural Maglev Exhibition Center)。わくわくやまなし館とどきどきリニア館の2館があり、そもそもそれを理解するところからスタート。それもさることながら山梨県立リニア見学センター=Yamanashi Prefectural Maglev Exhibition Centerに注目。英語表記に「リニア」の文字はありません。これ以上の解説は私には無理なので、まあそういうことだと思ってください。

こちらは「わくわくやまなし館」。一瞬、ここで受付?と思ったらそうではなく、その先に受付がありました。

「搭乗体験」であって「乗車」体験ではありません。どこからどこまでJR東海がこだわっているかは私には分かりかねますが、ある意味「搭乗」であると感じることは多々ありました。搭乗予約証明書のチェックを受け、すぐに記念写真ゾーン。一人でも撮る!そして手荷物検査。

ギネス世界記録の展示ゾーン。

2003年12月2日に時速581キロ。

2015年4月21日に時速603キロの記録を樹立。

ちなみに私が乗った鉄道のこれまでの最速は上海トランスラピッドの時速431キロ(上の写真)。今日はその記録を更新する輝かしい記念日。

2018年11月16日 14時57分

超電導リニアに乗ってきた(4)トーマスランド号。

大月駅に11:58着。まずは腹ごしらえ。

思いがけずお腹がすいて、何とミニカツどんセット。この組み合わせは何年ぶりだろう?それはさておきそばつゆの味が東京だった。久しぶり。名古屋とは微妙に違うのです。

大月駅。1973年(昭和48年)12月2日に富士急行線を乗っており、間違いなくそれ以来の下車。

駅前では地元産野菜の即売もあり、ただそれを眺めているだけでも心が溶けてゆく。とても世界の最先端の鉄道に乗りに行く感じとはほど遠い。まあこれも旅。ということでしょう。

リニア見学センター行きのバスは、超電導リニア体験乗車実施日には増発されているようです。もっとも私は12:45発の定期バスで向かいます。

富士急行線ホームにはトーマスランド号が停車中。富士急行は、名古屋在住からすると気持ち的にハードルが高い路線の一つではないでしょうか?

そもそも富士五湖周辺ならば東名高速経由で、車で行くイメージですね。もっとも富士急行には魅力的な電車たちもいるので、時間にゆとりが出来たら1日かけてのんびり乗って撮りたいと思っています。

2018年11月15日 14時55分

超電導リニアに乗ってきた(3)スイッチバック駅。

甲州だけじゃない、塩尻にだってワインあり!と主張しています。

千種駅発8:06 特急しなの3号

塩尻駅着9:53

塩尻駅発10:02 特急あずさ12号

甲府駅着11:05

旅は順調に進み、甲府からは各駅停車の乗車。

甲府駅発11:10

211系電車は旅人に優しいセミクロスシート。足を延ばして昭和の旅気分。

甲州盆地を見下ろしつつ走る電車。この風景を見ているのは40年以上ぶりではなかろうか?テレビの旅番組で何度か見ている記憶があるので「知らない風景」ではないものの、懐かしいのではなく、初めて見る風景に近い。

勝沼ぶどう郷駅から『勝沼駅』を望む。中央線はかつてスイッチバックが連続する日本の鉄道でも有数の路線でした。少し調べてみて驚いたのは、この駅名「勝沼ぶどう郷」はもう四半世紀の歴史があるんですね。この名前は登場した時は、若干「おいおい」と思わないでもなかったのですが、今や地名+地元の名物、名所と組み合わせた名前は、いつしかあっても驚かなくなりました。

初狩駅。ここもスイッチバック駅。単純な交換駅構造ではなく、「駅」という存在感があります。

ところで勾配区間のスイッチバックは、東海三県(愛知・岐阜・三重)では三重県の関西本線中在家信号所(現在は使用停止)だけだった記憶あり。高山本線や中央本線、飯田線にあってもおかしくなかったとは思う。

(追記)

中央本線塩尻駅も実はスイッチバック駅。勾配途中にあるスイッチバックではなく、折り返し型と呼ばれるタイプ。もっとも中央線としてはスイッチバックですが、塩尻駅を通る列車の運行形態としてスイッチバックではなくスルー形です。通称中央東線、中央西線を直通で運転される列車はありません。

昭和の時代の中央本線塩尻駅はスイッチバックではなく、名古屋駅から長野駅方面に向かう列車は塩尻駅で方向転換していました。私が乗っていた直角シートの急行の普通車ならともかく、グリーン車は椅子の方向転換が行われていたはずです。米原駅で進行方向が変わる特急「しらさぎ」のパターンです。

2018年11月14日 14時53分

超電導リニアに乗ってきた(2)紅葉。

日本の秋=紅葉。よくぞ日本に生まれけり。

383系が走る中央本線。急こう配、カーブが続くこの線にあって車体傾斜装置は高速運転を行うための必須アイテム。

日本の四季を縫うように走る列車に乗っている幸せ。

たわわに実る秋の味覚。きっと甘くはないのだろう。でも見ているだけなら幸せ。

「山が燃える」というフレーズは石川さゆりさんの「天城越え」(作詞:吉岡治)からよく使われるようになった気がしていますが、この風景を見ていると「山が燃える」は秋の季語と思う今日この頃。

塩尻駅に到着。1号車から中央線「あずさ12号」に乗り継ぐための階段の場所が結構遠い。そして普通車満席の原因が判明。それは旅行会社主催のツアー参加者の皆さん。最近、ツアーの広告で「名古屋~塩尻間特急指定席利用」という文字をよく見かけますが、それが1社ならともかく、この日数えてみたら4社。そりゃあ普通車が満席になるはずです。

そして自由席は…、多分千種駅でも座れた感じ。

「新型特急」という文字が眩しい塩尻駅。

E353系の入線。勿論、初乗車。それにしてもE351系が過去帳入りし、E257系もその運用を減らすなど、JR東日本の特急にあまり乗ることのない私にとっては知らない内に世の中が激変していく様にただただ驚くばかり。そもそもE351系は大糸線内で1回乗っただけのような気がする。

2018年11月13日 20時40分

超電導リニアに乗ってきた(1)当選!

ちょっと強引ですが、10日にUPしたイギリスの磁気浮上式鉄道から日本の磁気浮上式鉄道へ。

実は11月8日の超電導リニア( Superconducting Maglev)体験乗車3便が当選し、何と!乗ってきたのです。苦節?年。少なくとも5回以上、おそらく10回程度は申し込んでいるはず。

 

新横浜~八王子経由で大月まで向かうか、それとも中央線経由で向かうか思案し、結局中央線経由で行くことに。

千種駅8:06発のしなの3号は、よもやの普通車満席。自由席にチャレンジする勇気もなく、消極的なグリーン車選択。

気を取り直して千種駅を撮影。秋の気配は十分にあり。

乗るつもりのなかった1号車に向かう。

もっとも1号車に乗っているから撮れる写真もあります。木曾福島駅進入。

「チュウキョ~くんの鉄道フェスタ」開催の関係で、休日出勤もあってこの日はその振休。なのにいつもより早起きなのは何故?

で、千種駅乗車直後からここ木曾福島までは記憶なし。

保存されているD51775。電車の車内から見学。

2018年11月12日 20時07分

さようならC62。また会う日まで。

解体作業のタイムラプス。

19時38分にトラックへの積み込み終了。福岡県に向かってC62は旅立ちました。

久しぶりに見る本来のエントランスホール。こんなに広かったのですね。

2018年11月12日 11時12分

C62の解体が始まりました。

「チュウキョ~くんの鉄道フェスタ2018 秋」エントランスホールで展示していました段ボール製の1/1 実物大C62の解体が始まりました。

 

2週間、毎日見てきたこの風景も今日で見納め。

ナンバープレートを外すと、まるで本物の機関車の解体に立ち会っている気分。また組み立てることを前提にこのC62が作られているのは分かってはいるものの、なんだかさびしい。

午前9時にスタートし、10時半にはここまで作業が進んでいます。

(運転台)

外からは見えなかった運転台。作りこんでいます。

(午後3時半過ぎ)

朝9時にスタートした解体作業は順調に進み、あとはトラックに積み込むだけ。



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プロフィール

稲見部長稲見眞一
<自己紹介>
昭和52年4月、中京テレビ放送入社。「ズームイン!!朝!」を始めとした情報番組や「ドラマ」「ドキュメンタリー」等のディレクター・プロデューサーを務めた。鉄研最終回(2010年1月29日放送)では自ら自慢の鉄道写真「俺の一枚」を持って出演。 鉄道歴は小学校5年からスタートしはや半世紀。昭和55年には当時の国鉄・私鉄(ケーブルカーを除く)を完全乗破。平成18年にはケーブルカーも完全乗破。その後も新線が開業するたびに乗りつぶしている筋金入りの“乗り鉄”。好きな鉄道は路面電車。電車に揺られながら窓外に流れる街並みを眺めているのが至福のとき。さてスジを寝かせてゆったり乗り鉄と行きましょう!