2018年11月11日 9時54分

「チュウキョ~くんの鉄道フェスタ2018 秋」最終日です。

皆さん、おはようございます。

今日は「チュウキョ~くんの鉄道フェスタ2018 秋」C62の展示の最終日です。

開場と同時に早速お越しいただいた方もおられ、ただただ感謝です。

ところでナンバープレートの色を、名古屋機関区の赤色に昨日、変えました。

またヘッドマークは、このC62の組立にご協力いただいた愛知工業大学鉄道研究部バージョンを今日一日つけております。

お子様向けに用意しました段ボール製の帽子も皆様をお待ちしております。

(私の好きだった風景 16時半追記)

一階エントランスホールの奥にあるカフェから見たC62。

この風景も間もなく見納めです。

(17時半、閉館しました)

最後の観覧者の方は2歳くらいの男の子とそのお母さん。

11月2日からの10日間、本当に多くの方にささしままで足を運んで頂きました。冒頭の一言と同じで申し訳ありませんが、ただただ感謝です。

皆さんありがとうございました。

2018年11月10日 15時00分

国立鉄道博物館(13)ピープルムーバを発見!

最後に紹介するのはピープルムーバ。館の片隅に置いてあり、見つけてビックリ。今回の同行者はこのピープルムーバそのものを知りませんでした。

このピープルムーバは当ブログで2010年10月28日~29日にUPしていますが、その時の文をここに再掲します。

時は1991年(平成3年)11月4日、

場所は、イギリス中部の町「バーミンガム」です。

写真は1984年(昭和59年)から1995年(平成7年)まで運転されていた「バーミンガム/ピープルムーバ」と呼ばれるものです。

※上記を含め、この鉄道に関する記述は、手元資料・Wikipediaを参照しています。

 

この鉄道は、一般の方が利用する磁気浮上式鉄道としては世界初のものでしたが、日本ではそんなに大きくは

取り上げられなかったと記憶しています。

(バーミンガム/ピープルムーバの概要)

  • 路線…バーミンガム国際空港~バーミンガム国際駅
  • 距離…623メートル
  • 所要時間…100秒
  • 浮上高さ…15ミリ
  • 運転方式…全自動無人運転
  • 最高速度…時速54キロ

◆バーミンガム国際駅…バーミンガムの中央駅とも言える「バーミンガム・ニューストリート」駅から10分ほど「ロンドン・ユーストン」駅方面に向かった途中の駅。また、バーミンガムの国際展示場にも隣接している。

◆この「ピープルムーバ」は、システム自体の名称のようで当時のバーミンガム空港のパンフレットでは「futuristic People Mover System -MAGREV- 」とあり『未来の乗り物/ピープルムーバは磁気浮上式』といったところでしょうか?

※MAGREVとは…magnetic(磁気) levitation(浮上)の略。

◆基本的にリニモや上海マグレブと同じ原理と思われます。

バーミンガム/ピープルムーバの車内です。

乗車定員は立席34、座席6で、一度にそれほど沢山の人が乗れる乗り物ではありませんがこれで、1時間に5000人を運ぶ能力があるとのことで車体が小さい分、運転頻度をあげることができるようでした。

※数珠繋ぎで運転?

(車体の概要)

  • 長さ…6メートル
  • 幅…2.25メートル
  • 高さ…3.5メートル

それで、「浮上時の感覚は?」となる訳ですが

フワッと浮いて滑らかに動き、

終点に着くとドスンと落ちるという感じでした。

リニモに比べ、やや大袈裟に動くという表現で

ご理解いただけないでしょうか?

“着陸”時の感覚を含め、当然の事ながらリニモに一日の長ありです。そしてこのシステム全体についてですが乗った当時は“テーマパークの乗り物”的と思いましたが、今の時代に合わせて表現すると、世界の大空港で導入されているターミナル連絡用新交通システムがイメージ的には割りと近いと思います。

結局、1995年(平成7年)に運行を停止したのも『理念』と『夢(浮上式鉄道)』はともかくこの大きさでは、空港内ならともかく、空港から外に向けての交通機関として『小規模車両による高頻度運転で大量輸送』の理念は最初から無理があったのではと思いました。

(追伸)

「チュウキョ~くんの鉄道フェスタ2018 秋」も残すところあと1日となりました。段ボール製C62にまだ出会っていない方は、ぜひ足を運んで下さい。

2018年11月09日 14時53分

国立鉄道博物館(12)レストランコーナー。

ここ国立鉄道博物館は3棟の建物で構成されています。GREAT HALL、NORTH SHED、STATION HALLという名称で、昨日までの紹介は全て「GREAT HALL」の展示です。

今日はレストランがある「STATION HALL」を紹介。

この「STATION HALL」でも興味深い展示はあるのですが、「GREAT HALL」も含めこのブログで紹介していると毎日何がしか書いていても数か月はかかりそうですし、機会があれば皆さんに是非足を運んでいただきたいのでいつも通りの不親切なブログに徹します。

で、見た目も食欲をそそるラインナップ。

ここでの滞在時間に限りのある私たちにははっきり言って目の毒です。時間のある方はここで食事をして、その感想が知りたいです。午前10時過ぎに入館して早1時間半。2回も朝食を食べた割にはよく歩いたのでお腹が空いた。

「Carnival Cookie」なんて言う名前を付けるのはルール違反だと思う。(何が?)

「NORTH SHED」の展示物は今回は紹介しませんが、ここには『VIEWING BALCONY』があります。低層ではありますが、トレインビュースポットです。ヨーク駅を出配する列車を見ているだけでも飽きません。

電車は写っていませんが、駅との位置関係はこんな感じ。

2018年11月08日 14時50分

国立鉄道博物館(11)0系新幹線。

どこかで見たような電車がいる。

0系新幹線、22-141。2001年(平成13年)からここにいます。

この展示で一つだけ残念なのは、号車番号が「4」だという事。「1」だったら良かったと思うのですが…。JR西日本で4両編成の先頭で使われていたのがその理由です。でもこの0系の価値がそれで落ちることはありません。世界で高速列車の時代を作った歴史的な車両です。

ところで車内に乗って気付いたこと。それは窓越しの外の景色が今の新幹線と違う事。今と違い、窓が大窓だったのを思い出しました。他の新幹線と比べトンネル区間の短い東海道新幹線をもう一度この『大窓』に戻して欲しい。と、切に思いました。

有楽町界隈の写真もあっていい感じの展示。

それにしても鉄道発祥の国だけあり、この0系の展示に違和感、例えば何故日本の電車を展示するのかと言う理由の必要性を全く感じません。堂々たる博物館(NRM, National Railway Museum)です。

2018年11月07日 20時20分

国立鉄道博物館(10)転車台が回る。

世界史の授業で、産業革命の項で習ったロケット号(Rocket)。

ここで展示されているロケット号はもともと1829年に作られたもののレプリカ。

でもそのレプリカが作られたのが1934年と案内板に書いてあるから一体何年前の話よ。となる。

参考までに明治維新は1868年。1829年は文政12年で、1934年は昭和9年。もの凄い歴史を感じざるを得ない。

そうこうしているうちに、転車台を使ってのショータイムの時間。今日の踊り子はGreat Northern Railway (GNR) 4-2-2 Stirling No. 1。1870年製だから148年前の機関車。それにしてもこの博物館にいると時代の感覚がずれる。

日本でも、そしてイギリスでも転車台が動くシーンは大人気。この時間だけは館内にいた半分以上の人が集合していたと思う。

2018年11月06日 20時16分

国立鉄道博物館(9)イギリス最後の蒸気機関車。

英国鉄道 クラス9F 92220 イブニングスター(British Railways Class 9F No.92220 Evening Star)。

1960年製の英国鉄道最後の蒸気機関車で、主に重貨物を牽いたとの事。見た感じは日本で言えばD52形にE10形の足回りを付けた機関車と言ったところですが、標準軌だけあり、動輪はでかいです。ただ活躍したのは僅か5年でした。

5つの動輪が並ぶのは壮観です。

第3動輪にはフランジがないのですが、E10の場合は確か第3、第4動輪がフランジレスだったので、そのあたりはカーブ半径の違いでしょうか?

私は以前、このブログでナローの蒸気機関車が好きだと書いていますが、こうやって見ていると本質的には大型蒸気機関車が好きで、ナローも好きということではなかろうか?と思い始めています。だれにでも変節する時はあります。。

SR ‘Ellerman Lines’ 4-6-2 Merchant Navy Class sectioned steam locomotive, No 35029。どう訳せば良いか分からないので博物館の展示紹介をコピペ。

高速列車専用機のようで、C59形、C62形の様な存在だったのでしょうか?

この機関車は、ナンバープレートの下のアトランティックコーストエクスプレス(Atlantic Coast Express)の銘板に目がいきますがこれは列車名と推察しました。

大きさにも目がいきますが、目玉はその内部構造が見えること。

 

配管に色が塗られていますが、さすがにこれは展示用だと思いますがさて…。

2018年11月05日 18時33分

「チュウキョ~くんの鉄道フェスタ2018 秋」私のユートピア(理想郷)

「チュウキョ~くんの鉄道フェスタ2018 秋」、毎日多くの方に足をお運びいただき、ただただ感謝しております。

ところで今日は、このC62の展示にあたって私が考えたことを書きます。まあ裏話です。

1)形式写真を正位置で撮影できる。

2)携帯電話のカメラでC62がすべて入る。

3)上記の撮影時にエントランスホールの待合用の机と椅子が機関車と被らない。

4)機関車を取り囲む柵は極力低くし、C62と重ならない。

以上ですが、3)の机と椅子についてはもう一つ考えました。このブログで10月24日にUPした国立鉄道博物館のカフェの写真をもう一度ご覧ください。

「ところで日本の鉄道博物館との違いの一つがこれ。」とその時に書いたのですが、小規模であってものんびりと展示車両を見ながら過ごすスペースを作ること。それをこの場所で実現するのが私の夢の一つでした。

エントランスホールは原則、飲食はご遠慮いただいていますが、まあコーヒーを飲む程度は許される範囲となっています。この席でC62を見上げながらゆったりとした時間の流れに身を任せる。そうっ、ここは私のユートピアなのです。

※この写真を撮影したのが日曜日でしたので、外から持ち込んだコーヒーを使っていますが、弊社のエントランスホールにはカフェがありますので、そこで飲料はお買い求めください。

(追伸)

今回のイベント開催にあたり、リニア・鉄道館やあおなみ線をはじめ各所に様々なご協力を頂いております。

その中の一つが町内会ともいえる名古屋プリンスホテルスカイタワー。中京テレビの目の前にあるホテルで、全室トレインビューと言う、なんとも私たちには嬉しいホテル。

朝食会場の入り口にポスターを掲示して頂いています。朝食後にゆっくりできる方には是非、散歩でお出で頂けるとありがたいと思っている次第。

 

2018年11月04日 15時01分

島さん特製の帽子。

段ボール製の帽子。C62を作られた島さんが小さなお子さんの記念写真撮影用に作ってくださいました。

そして今日、会場に足を運んで頂いた方たちに喜んでもらえたようです。

お子さんよりもお父さん、お母さんの「あっ、段ボールだ!」の驚きの声がうれしい今日の展示。

大きなお友達は会社の同僚。私と同じ趣味。(笑)

大きなお友達だけではなく、小さなお友達も蒸気機関車が好きなってくれるといいなあ。

(本日のおまけ 大きなお友達)

中京テレビが主催する女性のためのアカデミー「DEAR DEA」。

今日もその講座が開かれており、たまたま通りかかった講師のおひとりで「恋愛学」の青山せり奈先生が帽子を気に入ってくれ、記念写真を撮影。青山先生ありがとうございました。

2018年11月04日 11時36分

「チュウキョ~くんの鉄道フェスタ2018 秋」スペシャルイベント。

今回のような長期展示イベントに限らず、始まってから微調整をし、来ていただいた方により楽しんでいただけるような工夫をすることはままあります。

この駅名標を本社玄関に置いたのもその一つ。C62を見に来られた方が、まず玄関で遠慮がちに覗き、それから入ってくるパターンが見受けられたので、担当部署の方と相談し、それまでC62のテンダー前に置いていた駅名標をここに置くことにしました。

その結果、ここで記念写真を撮られる方がいたのは思わぬ副産物でした。

ところで昨日は「チュウキョ~くんの鉄道フェスタ2018 秋」のスペシャルイベント「エアトレイン 名古屋の陣」の日。夕方6時からという時間の開始にも関わらず多くの皆さんにお越し頂き本当にありがとうございました。

今年の2月4日に開催した第1回目のイベント時と同様、プラザCがほぼ一杯になりました。

出演はSuper Bell”zの車掌DJ野月貴弘さん、ホリプロマネージャーの南田裕介さん、司会はホリプロ所属の女子鉄アナウンサー久野知美さん。

南田さんは先回に引き続いての出演です。今回はエアトレインがテーマとあり、サプライズゲストにエアトレインの世界チャンピオン佐藤卓夫さんをお向かえしてのイベントとなりました。(下の写真の左側)

それにしても4オクターブの声が出せるということで、それをフルに生かしたエアトレインは圧巻というより、ただただ茫然、そして大爆笑。他局の番組出演時にその実力を確認していたのですが、それを生で聞けた幸せは、イベント担当者冥利に尽きます。

やっぱり現場は面白い。40年前に中京テレビに入社して以来、その気持ちは最後の最後まで結局、変わることはありませんでした。

イベント終了後の、観覧者の方との記念写真撮影タイム終了後に私もお願いして一枚撮影。

南田さんとはかれこれ15年以上のお付き合い。もともと鉄道好きのマネージャーということで彼と話をするようになりました。その後私がこのブログを始めるきっかけになった「芸能界鉄道研究会 鉄研」に“出演者”として登場しましたが、「笑神様は突然に…」の鉄道BIG4で、タレントさんより名前の知られる存在になるとはその時点で思ってもみませんでした。

「鉄道」という趣味が世間一般に「普通」の存在として認められるようになった立役者の一人だと私は思っています。

 

2018年11月02日 17時52分

あおなみ線に「鉄道フェスタ」ヘッドマークトレイン登場!

「チュウキョ~くんの鉄道フェスタ2018 秋」が今日から始まりました。

*映画を見に来たついでに来ました。

*子供(2歳児くらい?)が好きなので。

子供が大喜びしている姿を見ていると私まで嬉しくなります。

お越しいただきありがとうございました。

そして今日からあおなみ線にあお鉄くんとチュウキョ~くんとのコラボレーションによる「鉄道フェスタ」ヘッドマークトレインが登場です。撮影に行ったのは夕方の5時過ぎ。まずは名古屋行き。

こちらは名古屋からの折り返し。さすがに限界でした。

会社に戻りながら外から1枚。この時間になると外が暗いのでガラスの反射がなくなり、その姿がすっきり見えます。今回の展示では北側(この写真を撮っている側)は敢えて段ボールをつけず、この段ボール製C62の構造が分かるようになっています。エントランスホールでは北側には立ち入れませんが、一応、その部分が覗けるようにはしてあります。是非、それもご覧いただければ幸いです。

ところでこの形での展示のきっかけ。

子供の頃、身近ないろいろなものがどんな構造になっているだろうかと疑問に思ったり、それを知りたいと思ったことはありませんか?今回、そんな子供心が私の内に芽生えたことにあります。



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プロフィール

稲見部長稲見眞一
<自己紹介>
昭和52年4月、中京テレビ放送入社。「ズームイン!!朝!」を始めとした情報番組や「ドラマ」「ドキュメンタリー」等のディレクター・プロデューサーを務めた。鉄研最終回(2010年1月29日放送)では自ら自慢の鉄道写真「俺の一枚」を持って出演。 鉄道歴は小学校5年からスタートしはや半世紀。昭和55年には当時の国鉄・私鉄(ケーブルカーを除く)を完全乗破。平成18年にはケーブルカーも完全乗破。その後も新線が開業するたびに乗りつぶしている筋金入りの“乗り鉄”。好きな鉄道は路面電車。電車に揺られながら窓外に流れる街並みを眺めているのが至福のとき。さてスジを寝かせてゆったり乗り鉄と行きましょう!