2018年12月02日 15時30分
夕食後に通りを1本隔てた「KITTE」まで散歩。
ヨーロッパでは、歴史的建造物としての駅舎が保存・活用されている例は多々あります。日本では洋風であれ、和風であれ、保存されているのは二条駅や奈良駅、門司港駅など数えるほどしかありません。
東京ステーションホテルは、外観こそクラシックな大正浪漫と言いたくなりますが、一歩部屋に入れば、そこは最先端の設備で“今風な”快適ホテルライフを楽しめます。
私は何が何でも鉄道遺産として残すべしとは思いません。例えば3代目名古屋駅だったら残すべきかどうか?ここから先はやや強引な展開ですが、この写真を撮っているKITTEのような外観を残しての高層ビル化はありだったのではと思っています。
KITTEから東京駅ホームを覗き見る。
通過する電車を、私にとっての手持ちの限界、1/20のシャッタースピードで撮影するも、電車の速度が遅く思った以上に絵が流れなかった。
電車を眺める二人連れ。二人ともきっと鉄ちゃんではないとは思うものの、もっとも彼(彼女)が鉄道好きだったとして、今は、それは普通の光景だと思いますが、私が若かった頃、「鉄道が好きと公言する=異性に縁がない」というのが一般的に喧伝されていました。というのを突然思い出した10月13日の夜。翌14日は鉄道の日。
作家の松本清張氏が東京ステーションホテルの209号室(現在は2033号室)にたびたび宿泊されていたのは、清張ファンならずとも知る人ぞ知るお話。
ということで原稿用紙風のメモ帳とボールペンのセットをお土産として購入。実は部屋にこれと同じものが置いてあり、チェックアウト時にそれが買えないかと聞いたら出てきました!最初から売っていたのかそれとも私のような者がいるから売り始めたかまでは聞いていませんが、最後の最後まで充実の東京ステーションホテル。