2018年12月13日 17時30分
2018年9月12日。鉄道撮影のお立ち台として世界的な知名度がありながら、おそらく世界で一番撮り鉄でない人たちが集うお立ち台に到着。
その場所はグレンフィナン陸橋Glenfinnan Viaduct。
コンクリート製では世界最古と言われている美しいその姿は、鉄道写真ではなく、映画「ハリー・ポッター」の中で、ホグワーツ特急が走る路線として有名になりました。
こうして撮影する私の周りにいる人たちは、間違いなく世界から集まってきた「ハリー・ポッター」『聖地巡り』をするファン。その人数は恐らく数百人。一体何か国語が飛び交っているか見当もつかない。
考えようによっては私と同行者にとってこの場は完全にアウェイ。
聖地だから人が集まるというのはその通りでしょうが、この風景があらばこそ聖地となり得たのは間違いないと思います。イギリス国内でも、スコットランドは決して観光地として行き易い場所ではありません。
ましてグレンフィナンの地に来て、1日2往復の列車の時間に合わせてここにいるには、「1日で、ここだけ見れば満足です。」と言い切るほどの“覚悟”が必要と言ったら大袈裟でしょうか?
折り返しバック運転の列車を陸橋の下からあおってみる。
これはこれで絵になる。
などと悠長に構えて撮影していたわけではありません。ここからジャコバイト号の追っかけです。