2018年12月15日 13時34分

スコットランドで撮り鉄(5)小さな駅の物語。

この日のホテルはグレンフィナン陸橋からほど近い場所。あとはホテルに行くだけなので、チェックイン前にグレンフィナン駅に行ってみました。

こちらは駅の信号扱所。

駅舎とホーム。ローカル線の小さな交換駅。

名古屋エリアでは、非電化時代の関西本線蟹江駅とか永和駅に近い感じかな?もっとも両駅には中線があるので、この駅よりは広々した感じではありますが…。

この看板に書いてあるように、規模は小さいですが駅舎内は博物館とお土産屋さんになっており、また観光案内所でもあります。私はここでハリー・ポッターのロケ地ガイドの本を買いました。

時間にゆとりが出来たら、聖地巡礼で回ってみるのを良いかな?とか思っている次第。

博物館に足を踏み入れる。日本でも駅舎の中を見学施設として開放しているところがありますが、そんな感じです。長良川鉄道の郡上八幡駅「ふるさとの鉄道館」が近いかな?

駅を彩る鉢植えの花。こうした風景はヨーロッパの駅だけではなく日本でも見かけますが、スコットランドの地まではるばるやって来たという感慨があるせいか、何か特別な存在に見えます。

ところでこのグレンフィナンの地が、単に美しい景色の中を蒸気機関車がけん引する列車「ジャコバイト号」が走るだけなら、ここまで世界的な観光地になったでしょうか?確かに撮り鉄さんは来るかも知れませんが、映画のロケ地という価値の大きさには全く驚かされます。

    

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    プロフィール

    稲見部長稲見眞一
    <自己紹介>
    昭和52年4月、中京テレビ放送入社。「ズームイン!!朝!」を始めとした情報番組や「ドラマ」「ドキュメンタリー」等のディレクター・プロデューサーを務めた。鉄研最終回(2010年1月29日放送)では自ら自慢の鉄道写真「俺の一枚」を持って出演。 鉄道歴は小学校5年からスタートしはや半世紀。昭和55年には当時の国鉄・私鉄(ケーブルカーを除く)を完全乗破。平成18年にはケーブルカーも完全乗破。その後も新線が開業するたびに乗りつぶしている筋金入りの“乗り鉄”。好きな鉄道は路面電車。電車に揺られながら窓外に流れる街並みを眺めているのが至福のとき。さてスジを寝かせてゆったり乗り鉄と行きましょう!