2019年02月28日 23時13分

ベリー交通博物館(2)展示の人形たち。

この博物館で面白いと思ったのが、かつての様子を再現する人形たち。こうした展示形式自体は珍しいものではないのですが、手が届くというか、突然仕切りもない目の前にこれが現れると結構、インパクトがあります。

思わず「ねえねえ、展示物に触っちゃ駄目だよ」と言いたくなるほどリアルで身近。

オールドタイマーのトラクターはカッコいい!と思う。

お約束のジオラマ。ここベリーの町のかつての雰囲気を再現しているのでしょうか?

(おまけ)

イーストランカシャー鉄道の乗車券。普通の乗車券風で、日本ならばきっと「写真」や「イラスト」が入ったりするところでしょうが、まあ考え方の差でしょう。

2019年02月27日 22時58分

ベリー交通博物館(1)蒸気自動車。

イーストランカシャー鉄道ベリー・ボルトン・ストリート駅のカフェ兼売店(?)で昼食。小雨が降りやまなかったこともあり、まあ手軽な選択。さすがに「美味しい」と口元がほころぶとか顔が緩むことはなく、まああって良かったと言うレベル。

国内でも海外でも私の食についての感覚ですが、グルメな拘りはそれほどなく、まあ心から「美味しい」ものに出会う喜びはそれはそれで得難いものですが、特段の質の確保よりはまずがちゃんと食べることを優先させています。

また海外では、言葉の壁もありますので、食べられるときに、その場で調達できる食を優先させています。時に数十メートル歩いた先に、「しまった」と思うお店を見つけたこともままありますが、後悔よりは食べられたことの安心感が勝っています。

イーストランカシャー鉄道The East Lancashire RailwayのHP内「PLAN YOUR DAY OUT」タグにあるベリー交通博物館BURY TRANSPORT MUSEUM。

行くべきであろうと、ベリー・ボルトン・ストリート駅から通りを挟んで反対側にある博物館を目指す。

重厚な倉庫風の建物がその博物館。

中は、、、先月末からこのブログで紹介したウィラル・トラム博物館同様、正に交通の「ごった煮」博物館。

どこに何があるかを捜す楽しみあり。ヴィレッジヴァンガードとかドン・キホーテの店内をさまよう感覚。

鉄道ではない蒸気自動車は日本では見かけませんね。

それにしてもきれい!!!

丁寧な整備の賜物でしょう。

2019年02月26日 22時55分

イーストランカシャー鉄道(8)その姿が見えない。

「CITY OF WELLS」のエンブレムの付いた蒸気機関車。

出発準備が整いました。

向かうはまず、ヘイウッド駅。大きく左側にカーブした線路を進みます。

出発信号も上がり、と思ったらドレーンを切っている。いやな予感。

えっ、ここまでする?

まるで霧(ではないのですが)の中を驀進中。まあ私の想像と違っていただけで、この光景がこの鉄道の日常かも知れないのですが、んーっ認めたくない。

 

2019年02月25日 17時04分

イーストランカシャー鉄道(7)遊具のバリエーション。

ヘイウッド駅に備え付けの遊具。そばまで行ってみていないので、何とも言えませんが、多分ボイラー部分と運転室部分が通り抜けられる構造だと思います。

こちらはスプリングでぴょんぴょん上下して遊ぶタイプで間違いないでしょう。

切り離されてから10分ほどしてやっと登場した機関車。もっとも戻ってくる気配がなかったので、遊具の写真を撮っていたりしたわけでもあります。

それにしても私たちから見えない場所で何かがあった?

連結作業の見学。こうした光景を、日本ならずともイギリスでも見物する人がいるのは面白いと思います。

出発準備完了。

2019年02月24日 22時48分

イーストランカシャー鉄道(6)切り離し作業。

ベリー・ボルトン・ストリート駅で蒸気機関車の列車と交換。大型蒸気機関車のバック運転は、かつて呉線でC59の牽く列車を見たことがあるが、それがイギリスに場所が移ってもやはり大変そうなのには変わりがなさそう。

ローテンストール駅を11:05に出発した列車は終点のヘイウッド駅に11:58着。距離にして約20キロの旅が間もなく終わりを迎えます。この頃にはコーヒーを飲み終え、車内を散策中。

終点に着けば機回し。とにかく終点の駅に着くとすぐに始まることは既に学習済みなので、何とか連結器の切り放しに間に合いました。

この写真を撮った直後に機関車は動き始めました。

ところでこの駅は蒸気機関車の牽く列車の終点だけあって、給水塔あり。さすが!

この線路の奥から機関車が現れるはずが、思いの外なかなか顔を見せない。

2019年02月23日 22時33分

イーストランカシャー鉄道(5)夜汽車の風情。

イギリスらしい風景。

突然、車内灯が点く。

トンネルを行く列車はさながら夜汽車の風情。もっともこの写真だけ見ているとサスペンス・ミステリーの現場とも言える。アーサー・コナン・ドイルならどんな風にこの列車を調理してくれるのだろう。

時折人が通る通路。列車編成の最後部に近いこともあって機関車のエンジン音はとても遠く感じる。そして線路の継ぎ目を渡る音だけが静かに響いている。

(余談)トイレの水レバー。要は駅停車中での使用禁止。

2019年02月22日 22時17分

イーストランカシャー鉄道(4)コーヒーを飲みながら。

ローテンストールRawtenstall駅。規模は小なりと言えど時計塔のある風格の雰囲気。

雨降りでオープンカフェは休業?

私は乗ってきた列車でそのまま折り返したので、10分強の停車時間ではこの場を楽しむには短かすぎます。ここでのんびり過ごせるのは、きっとこの駅を基点にこのイーストランカシャー鉄道を楽しむ人たちなのでしょう。

終点に来れば機回し。

どうってことのない風景のはずが、結構見飽きないのです。

11:05、ローテンストール駅からベリー・ボルトン・ストリート駅を通り、もう一方の終点ヘイウッドHeywood駅に向かう列車の出発。そして座る場所として選択したのはファーストクラス一等車のコンパートメント。

向かい合う一等の座席を見ていると、かつての湘南電車80系のサロを思い出す。もっともサロ時代に乗ったことはなく、サハに格下げされた電車の席にしか座ったことはない。まあ席に変わりはありませんでしたが。

帰路、コンパートメントを選んだのはのんびりと車内販売のコーヒーを飲みたかったから。

2019年02月21日 20時58分

イーストランカシャー鉄道(3)大型蒸気との交換。

9月16日の朝10:15。ベリー・ボルトン・ストリート駅を10:20に出発するローテンストールRawtenstall行きの到着。

ここから32分の旅です。

列車の最後尾を見ていて、白い色が兎に角目立っていたテールライト。いやっ、別にライトの外側が何色でも構わないかもしれませんが、蒸気機関車とディーゼル機関車が走る路線なので、もっと地味な色の方が似合うというか汚れが目立たないというか。

別にどのタイプの客車に乗っても良かったのです。天候が今一つだったからかどうかは分かりませんが、列車はどの客車も空いていました。でも気分はコンパートメントの部屋ではなく、オープンサロンの座席。この方が解放感があります。

ラムズボトムRamsbottom駅で蒸気機関車が牽く列車と交換。顔を見せた蒸気機関車が私の勝手にイメージしていた機関車より一回り大きく驚いた。

この鉄道にどんな機関車がいるかくらいは、調べれば分かりそうなものですが、無精者は漫然と鉄道の旅を楽しむだけ。で、良いですよね。ハイっ!

ローテンストールRawtenstall到着。あまり意味がないと思いますが。10:52の定時到着。

2019年02月20日 21時15分

イーストランカシャー鉄道(2)ランチ列車の運転日。

Bury Bolton Streetの駅名標。イギリスの伝統的なスタイルでしょうか?

ホームに下りるといい感じの客車が停車中。

どうやらLANCASTRIAN LUNCHESというレストラン列車が運転されるようです。

“特別”な場所。

そこまでは良いのですが…。

時刻表を見て愕然。本来なら蒸気機関車牽引とディーゼル機関車牽引の列車が交互に運転されるはずが、朝の一往復を除き全てディーゼル機関車牽引。要するにランチ列車を蒸気機関車が牽くのでそれ以外は、、、という話???

イーストランカシャー鉄道のホームページでは蒸気機関車がディーゼル機関車になるとは書いては無かったのでたまたまこの日の都合?

2019年02月19日 23時19分

イーストランカシャー鉄道(1)マラソン大会真っ只中。

今年のゴールデンウィークは10連休と言う方も多いと思います。そんな長期連休ゆえ海外に向かう人も多いようで、航空運賃が高くなっているという報道がされており、ヨーロッパやハワイへはエコノミークラスでも既に私の手の届かないところまで到達しています。

因みに友人から聞いた話ですが、その方の知人がヨーロッパに行こうとしてやっと探しだしたチケットが往復約20万円。それが現時点での相場の半値という話はさておき、もしもイギリスに行かれる人がいて、所謂ツアーでなく、自由旅行ならば是非訪ねて欲しいのがイギリスの保存鉄道。全国各地に満遍なくあるので、旅先の近くにきっと一つはあるはず。

そんな中で私が昨年の9月16日に訪ねたのがマンチェスター郊外の町、ベリーBuryを起点とするイーストランカシャー鉄道The East Lancashire Railway。

保存鉄道は確かに全国各地にあるのですが、大都市の近くにあってアプローチが容易な鉄道はそれほど多くはありません。イーストランカシャー鉄道はマンチェスターからLRTに乗ってその終点で下車し、そこから徒歩5分ほどという絶好のロケーションです。

ということで出かけたベリーの町。

この日この町ではマラソン大会(?)が開催されており、街中は交通規制中。

ほどなく「RACE IN PROGRESS」(レース中)の看板を掲げた車の到着。

続いてランナーが通り抜けて行きました。

街中では「ROAD CLOSED」の看板はあちこちに。

こうして到着したイーストランカシャー鉄道The East Lancashire Railwayのベリー・ボルトン・ストリート駅Bury Bolton Street。



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プロフィール

稲見部長稲見眞一
<自己紹介>
昭和52年4月、中京テレビ放送入社。「ズームイン!!朝!」を始めとした情報番組や「ドラマ」「ドキュメンタリー」等のディレクター・プロデューサーを務めた。鉄研最終回(2010年1月29日放送)では自ら自慢の鉄道写真「俺の一枚」を持って出演。 鉄道歴は小学校5年からスタートしはや半世紀。昭和55年には当時の国鉄・私鉄(ケーブルカーを除く)を完全乗破。平成18年にはケーブルカーも完全乗破。その後も新線が開業するたびに乗りつぶしている筋金入りの“乗り鉄”。好きな鉄道は路面電車。電車に揺られながら窓外に流れる街並みを眺めているのが至福のとき。さてスジを寝かせてゆったり乗り鉄と行きましょう!