2019年02月15日 21時55分

マンチェスター・メトロリンク(4)都心を走る。

マンチェスター・ビクトリアManchester Victoria駅。国鉄線との乗換駅。国鉄線と一体化された大屋根の下にある電車のホームは、路面電車線ではいまだかつて見たことのない開放感で溢れている。

旧式に見える国鉄線の車両。出入りする列車は多いのですが、どこかローカルな感じがするので、近郊路線が主体なのでしょう。特筆すべきはそれぞれの鉄道の乗換え。平面で実にシームレスに移動が可能です。スウェーデンの首都ストックホルムで、地下鉄と路面電車が同一ホームで乗換えられる方式を採用している駅がありましたが、それに匹敵する便利の良さです。

そのビクトリア駅から都心に向かう線は、駅を出たところで方向別複々線となり、直ぐに進む方向が分かれていました。

世界の大都市における路面交通(市街地の公共交通)の主役は電車であると思う。

名古屋市で言えば「栄」のような場所。トランジットモールを行く電車。ヨーロッパを始め、ヨーロッパや台湾で低床式電車を見慣れた昨今では、この電車の背の高さには圧倒される。

電車と電車の通過を待つ人たちとの距離があまりに近い光景は、それはそれで「オイっ、大丈夫かい」と思ってしまう日本人の小心者。

    

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    プロフィール

    稲見部長稲見眞一
    <自己紹介>
    昭和52年4月、中京テレビ放送入社。「ズームイン!!朝!」を始めとした情報番組や「ドラマ」「ドキュメンタリー」等のディレクター・プロデューサーを務めた。鉄研最終回(2010年1月29日放送)では自ら自慢の鉄道写真「俺の一枚」を持って出演。 鉄道歴は小学校5年からスタートしはや半世紀。昭和55年には当時の国鉄・私鉄(ケーブルカーを除く)を完全乗破。平成18年にはケーブルカーも完全乗破。その後も新線が開業するたびに乗りつぶしている筋金入りの“乗り鉄”。好きな鉄道は路面電車。電車に揺られながら窓外に流れる街並みを眺めているのが至福のとき。さてスジを寝かせてゆったり乗り鉄と行きましょう!