2019年03月14日 22時48分

イノトランスInnoTrans2018(2)プロはこう見る。

展示内容は割愛すると宣言しましたが、気になったことはやはり皆さんと情報共有したいと思います。

如何にもロシアの会社と言える制服の女性が案内しているのは、ある種の差別化を狙っているのでしょうか?

海外の路面電車のメーカーは、日本ではあまり知られていませんが、アルストム・ボンバルディア・シーメンスはギリギリ私が知っている会社。そんな中ロシアのメーカーが出展しているのは、私にとっては意外性がありました。もっともヨーロッパだけではなく世界的に路面電車はその路線を増やしており、その世界に乗り出す価値はあるのでしょう。

次はピクトグラム。

日本人でもすぐ理解できるデザイン。もっともベビーカーがプライオリティシートの対象に入るのは違和感があるかもですね。でもベビーカーがそのまま電車やバスに乗ってくる光景は、ヨーロッパにおいては30年ほど前でも見られました。

一方こちらは自転車置き場。

外からドアを見れば、そこには自転車とベビーカーのピクトグラム。私としては日本でもここまで「進んで」欲しいと思います。公共交通機関の在り方を考え直す時代が来ていると思うのですが…。

日本とヨーロッパでは根本的な考え方が違うのでしょうが、車体から飛び出ている台車。

先進的な技術の見本市だから見られれるのではなく、実際の営業路線で見たことがあります。

ところで、このイノトランスにどんな人が来ているかと言えば、やはり鉄道事業者、鉄道車両などのメーカー関係者が主です。

入場券はそれなりの値段ですので、志(こころざし)がないと入るのには勇気が必要です。ということで、この方は間違いなくその道のプロ。

少しの時間ですが、私はこの方が何を見て、何を触っているかを見ていました。



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プロフィール

稲見部長稲見眞一
<自己紹介>
昭和52年4月、中京テレビ放送入社。「ズームイン!!朝!」を始めとした情報番組や「ドラマ」「ドキュメンタリー」等のディレクター・プロデューサーを務めた。鉄研最終回(2010年1月29日放送)では自ら自慢の鉄道写真「俺の一枚」を持って出演。 鉄道歴は小学校5年からスタートしはや半世紀。昭和55年には当時の国鉄・私鉄(ケーブルカーを除く)を完全乗破。平成18年にはケーブルカーも完全乗破。その後も新線が開業するたびに乗りつぶしている筋金入りの“乗り鉄”。好きな鉄道は路面電車。電車に揺られながら窓外に流れる街並みを眺めているのが至福のとき。さてスジを寝かせてゆったり乗り鉄と行きましょう!