2019年03月22日 16時48分

イノトランスInnoTrans2018(8)1925年の世界最先端。

道路と線路の両方を走ることの出来る『軌陸車』の展示。高所作業車がこれだけ並ぶと圧巻ですが、世界を相手にする展示会だからこその光景と言えるでしょう。

そもそもここイノトランスに来ようと思ったのは、鉄道を取り巻く車両やシステムなど、鉄道に関するありとあらゆる世界の最先端の状況を知りたいと思ったことがきっかけです。

それは何故か?私自身はそもそも単なる「趣味人」なのですが、10年ほど前から、会社内では鉄道に関する万(よろず)相談所みたくなり、一方で私の興味は乗り鉄中心。でもいろいろと社内のスタッフと会話しているうちに広く鉄道について知ろうという気持ちになっていったのは自然の流れで、鉄道の番組などに「監修」という形で参加している以上、ちゃんとした知識の裏付けは欠かせないと覚悟を決めました。

そうこうしているうちの2年ほど前、知人からイノトランスの入場の規定が比較的緩いことを教えられ、いわゆるプロの方や大学等の研究者、学生、メディア関係者だけではなく、市井の研究者やフリーランスのメディア関係者も受け入れていると知り、それが今回の渡欧に繋がりました。

こちらは除雪車。

あまり知られていないようですが、日本でも「鉄道技術展」というイベントが開催されており。今年は11月27日 ~ 11月29日で予定されていますが、さすがに除雪車はいないだろうなあ…と思う。

大型トラック。

かと思いきやこれも軌陸車?

1925年の世界の最先端の鉄道技術。

運転台にお客さんを乗せ、数百メートルを走ります。私も20分ほど並びましたが、十分に楽しめました。

いろいろな刺激を得た2日間。2年後も来られるといいなあ。

    

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    プロフィール

    稲見部長稲見眞一
    <自己紹介>
    昭和52年4月、中京テレビ放送入社。「ズームイン!!朝!」を始めとした情報番組や「ドラマ」「ドキュメンタリー」等のディレクター・プロデューサーを務めた。鉄研最終回(2010年1月29日放送)では自ら自慢の鉄道写真「俺の一枚」を持って出演。 鉄道歴は小学校5年からスタートしはや半世紀。昭和55年には当時の国鉄・私鉄(ケーブルカーを除く)を完全乗破。平成18年にはケーブルカーも完全乗破。その後も新線が開業するたびに乗りつぶしている筋金入りの“乗り鉄”。好きな鉄道は路面電車。電車に揺られながら窓外に流れる街並みを眺めているのが至福のとき。さてスジを寝かせてゆったり乗り鉄と行きましょう!