2019年04月06日 22時03分

平成に消えた鉄路。太平洋石炭販売臨港線。

北海道釧路市に残っていた最後の運炭列車が本日をもってその姿を消しました。

営業運転は既にこの3月末をもって終えていましたが、今日は「石炭列車さよならセレモニー・さよなら運行」が行われました。

私がここを訪ねたのは2010年(平成22年)の2月19日&20日の2日間。今思えば夢のような時間で、その後、再訪を願いながらも結局それが叶う事はありませんでした。

日本から、日本で採掘した石炭を運ぶ鉄道が消えるということの意味。かつて北海道・九州で網の目の様にあった石炭を運ぶ鉄道路線。明治・大正・昭和そして平成と時代は流れ、日本で石炭が算出していたという事実が、日本史(歴史)というお勉強の世界に入った気分です。

ユニークな顔の機関車たちともこれでお別れ。

平成の終わりにふと思ったことを今日と言う日に記します。

    

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    プロフィール

    稲見部長稲見眞一
    <自己紹介>
    昭和52年4月、中京テレビ放送入社。「ズームイン!!朝!」を始めとした情報番組や「ドラマ」「ドキュメンタリー」等のディレクター・プロデューサーを務めた。鉄研最終回(2010年1月29日放送)では自ら自慢の鉄道写真「俺の一枚」を持って出演。 鉄道歴は小学校5年からスタートしはや半世紀。昭和55年には当時の国鉄・私鉄(ケーブルカーを除く)を完全乗破。平成18年にはケーブルカーも完全乗破。その後も新線が開業するたびに乗りつぶしている筋金入りの“乗り鉄”。好きな鉄道は路面電車。電車に揺られながら窓外に流れる街並みを眺めているのが至福のとき。さてスジを寝かせてゆったり乗り鉄と行きましょう!