2019年07月10日 16時12分
本当に本物の採掘の最前線。目の前に岩盤があり、そこが線路の終点。いわゆる炭鉱の採掘現場の小さなパターンかと勝手に思い描いていましたがそんなことはなく、それぞれ採掘の目的たる鉱物が変われば、当然のことながらそれを掘り出す方法も変わるという当たり前のこと。
私たちが入れるのはここまで。この先に絹雲母(セリサイト)の地層があり、それを掘っているとのこと。
これがここで掘り出したばかりの絹雲母(セリサイト)。鉱物と言うから固い石状のものを想像していましたが、粘土鉱物なのだそうで、当たり前ですが触った感触は粘土そのもの。これを精製して製品として出荷しています。
現役時代、東海3県の市町村の内、多分7~8割は取材でお世話になっており、ここ東栄町は1度、カービング(木工芸彫刻)の取材で来ています。ただその時は、それ以上にこの町を知るような取材を怠っており、ひょっとしたらその時にこの人力トロッコと出会えていたかも知れず今思えば残念。