2013年04月08日 19時12分

今更ながら、全国相互利用記念。

一昨日の土曜日は、私が会員となっているNPO法人名古屋名古屋レール・アーカイブスの活動日でした。

そこで会員のAさんから交通系ICカード全国相互利用記念の記念「manaca」「TOICA」を譲り受けました。

※3月23日(土)、私には絶対に抜けられない所用があり、それを気遣ったAさんが私のために買っておいてくれました。

「manaca」は名古屋市交通局と名鉄グループそれぞれ1枚ずつ、「TOICA」と合わせ計3セットが私の手元にやってきました。

各社のロゴを正方向にしていますので、「交通系ICカード全国相互利用 2013.3.23  START!」(名鉄グループ)、「交通系ICカード全国相互利用記念」(JR東海)、「manaca全国相互利用記念」(名古屋市交通局)と書かれた肝心の部分が上下逆となっていますがご容赦ください。

こちらは裏面(?)と言うより中面といった方がいいですね。

さてここで問題です。この写真では右側から名古屋市交通局、JR東海、名鉄グループの順番となっていますが、その理由は何故でしょう?

もったいぶる必要はないのですぐに答!実は台紙の大きさ順です。この写真を撮ろうとして気付いたのですが、ほんの少しずつというより 誤差の範囲程度の大きさの違いがあります。(名古屋市交通局が一番大きい)

だから何なのだと言われればその通りです。

1枚2000円×3=6000円の出費ですが、ICカードの場合、使用しても外見上は変わらないので、実質500円×3=1500円の出費となりました。 これで手持ちののICカードが7枚となりました。

2013年03月04日 21時45分

名古屋駅の風景が変わりつつある。

名古屋中央郵便局~名古屋中央郵便局名古屋駅前分室のあった建物が、いつの間にか無くなっていました。昨年の秋に「名古屋中央郵便局名古屋駅前分室」は写真の真ん中に写っているJRセントラルタワーズの15階に移転し、窓口は無くなっていましたのでその内に建物は取り壊されるであろうとは思っていたものの、久しぶりにここを通ったら、目の前に忽然とタワーズのビルの全景が目に入り驚きました。

そう言えば、国鉄名古屋駅と名古屋中央郵便局との間を結ぶ通路があったと聞いたことがありますが、その跡はどうなっているのでしょう?

さてこの風景が見られるのもそれほど長い期間ではないはずです。

 

名古屋中央郵便局名古屋駅前分室が移転したタワーズ15階から見た大名古屋ビルヂング。取り壊し工事が進んているのが見て取れます。この風景(取り壊し途中)も期間限定です。

こちらは名古屋市営地下鉄桜通線「名古屋」駅の改札を入ったところにあった壁画。この壁画はもともと東山線の改札近くにあったもので移設されるとは聞いてきたものの、あまりに唐突にこの場に出現しました。

「寄贈 名古屋地下鉄名店街組合連合会 昭和四十二年十一月」の銘板もあり、ひょっとしたらこれまでよりも認知度がUPするかとも思いました。

2012年08月28日 21時25分

「シキ」矢田川を渡る。

昨日(8月27日)、南田裕介さん撮影の「シキ」をUPしたところ、南田さんの撮影場所の相談を一緒にした古池直之さんから1枚の写真が届きましたので今日はそれを紹介します。

中央本線の「大曽根」~「新守山」間にある矢田川橋梁で、逆光なおかつバックショット狙いで撮影したとのことでした。(9:56頃撮影)

この写真について撮り鉄ではない私が感想を述べるのも如何なものかとは思いつつ、それでも少し書かせていただきます。

まず列車がシルエットで、それにより青空がより強調された感じがし、どこかのんびりというかまったりとした空気感を感じました。逆光撮影というのはこういう効果もあるんですね。またバックショットであることがよりそう感じさせるのかもしれません。

昨日の南田さんの写真もそうですし、古池さんの写真も同様ですが、私の写真との決定的な違いは電柱の配置です。例えば電化路線の場合、列車編成のどこに電柱を“配置”(という表現でお許しください)するかがポイントとなってくると思っていますが古池さんの写真でいえば、機関車と積荷に電柱がかかっていません。南田さんの写真にも当てはまります。(私のレベルとは全く異なります)

「シキ」の積荷の位置は、実際に走っているところを見ることが極端に少ないので、事前に感を働かせることも難しいでしょうからある種偶然かも知れませんが、それでも絶妙のタイミングのシャッターであったと思います。

実は名古屋の撮り鉄さんたちのグループが共同で写真をUPしているブログがあり、それをよく見に行くのですが、私(乗り鉄)のコンデジ写真とは全く異なり、隅々まで計算されたその構図には毎度唸っています。『餅は餅屋』というか、『撮り鉄』は『撮り鉄』であり、『乗り鉄』とは異なる世界がそこにあることを改めて感じた今回の「シキ」でした。

鉄道趣味は奥が深いですね。

2012年08月27日 21時25分

大物車「シキ」走る!

土曜日(8月25日)に行われた24時間テレビのイベント「芸能界鉄道研究会 鉄研」のトークショーで、南田裕介さんが「明日の日曜日(8月26日)は、大物車「シキ」を追いかけています!」と発表したところ、日産名古屋ギャラリーの会場に集まった観客の方から「写真が見たい!」という声があがり、その際、南田さんの代わりに私のこのブログで写真をUPすることになりました。

で、そのお約束の「シキ」がこの写真です。撮影は当然ですが南田裕介さんです。

「本当に良い天気ですねぇ。」と言った感想はともかく場所はJR東海道本線「木曽川」駅から「岐阜」方面に暫く歩いて行った定番の撮影スポットです。

ところで「シキ」の撮影場所の選定は、私が思うに鉄道写真のジャンルにあっても他の車両とは少々事情が異なっていると考えます。まず「シキ」が「シキ」たるゆえに、絶景ポイントで風景に溶け込むような列車の美しさよりは、やはり積荷が何であるかがわかることが肝心でしょう。また正面から狙いすぎても積荷がわかりません。

ということで、名古屋にお住いの「鉄」の方ならご存知の方も多いと思う写真集『僕はパノラマカー』を出版された鉄道写真家・古池直之さんにも撮影場所選びに入って頂き、吹田~東海道本線~中央本線~春日井と走る列車ならややどころか定番すぎるかも知れないがここは無難にこの場所を勧めた次第です。

※朝の時間帯で『順光』であることも前提の一つでした。

撮影した時間は8:50過ぎとのことで、この後は稲沢で20分停車の後、春日井に10:04到着でした。さて南田さんのこの写真を撮影た後のスケジュールですが、「木曽川」駅に急ぎ戻ったものの、結局「稲沢」では追い付けず、是非にと願っていた「名古屋」駅“通過”する「シキ」も見ることができず、結局「春日井」でやっと巡り合ったそうです。

それにしても見慣れない光景ではありましたが、面白さへの興味を惹くには十分でした。

 

 

2012年07月01日 21時07分

名鉄神宮前駅北側の踏切廃止。

名鉄「神宮前」駅の北側にあるJR東海/東海道本線『御田踏切』・名古屋鉄道『神宮前1号踏切』が今日から廃止されました。今日の夕方、たまたま名鉄神宮前駅近くに車で行く用事があり、ついでにこの写真を撮りました。(JR側から撮影)

トラ柵のみならず、仮設のガードレールも設置され、如何にも行き止まりの風情で、昨日までここに『踏切』があったとは思えない状況です。

話しは今朝に戻りますが、我が家では中日新聞を購読しているのですが、この踏切廃止のニュースは何と1面!しかもその写真の大きさは正に“トップニュース”と言っても過言では無い扱いとなっていました。名古屋で長く暮らす者としてはその扱いは「成程」と思いました。

ご存知の方が殆どでしょうが、この踏切は職員が常駐し、手動で遮断機が上下されていました。それは単に希少価値と言うだけではなく、その動作する回数が半端ではなく多かったのが特徴で、職員の方は踏切を利用する歩行者・自転車の利用者・車などの動きに常に注意を払う必要があり、『半開き』という独特の形態もあって、その仕事はプロ中のプロであると私は思っていました。一方、職員さんの動きや、遮断機の上下に合わせ、特に自転車の利用者で慣れている方の踏切の渡り方などは見ていて飽きることのない存在でした。もっともこの踏切での事故もあり、今回の廃止は止むを得ないでしょう。

2012年05月24日 19時26分

高山本線ローカル列車の旅、富山への道。

さて最後に「名古屋」~「富山」間の足の話しです。
帰路は高山本線に乗車したのですが、往路は高速バスを利用しました。

写真は、東海北陸自動車道「ひるがの高原サービスエリア」での休憩時に撮影した「名鉄バスセンター」発「富山駅前」行きです。

「名古屋」~「富山」間の片道運賃は4500円で、私の乗車した8:40発のバスの所要時間は3時間43分で12:23に富山駅前に到着しました。(定時)

一方、JRの場合、「名古屋」~「富山」間の運賃は高山本線経由で4620円。これが北陸本線経由となれば5250円となります。(特急料金は入れていません)
また所要時間は、私がバスに乗車した時間に近い列車では、「ひだ3号」が「名古屋」発8:43で「富山」着12:26の3時間43分。奇しくもバスと同じです。
「しらさぎ3号」では「名古屋」発8:57の「富山」着12:29で3時間32分。
ということで、今回比較している3つとも似たり寄ったりであることが分かります。

しかし特急料金の差は大きく、鉄道に実質上、競争力が無いと言いたくなる状況で、既に皆さんもよくご存知の通りの厳しい現実です。

ここでこれ以上の解説を行う力量を私は持ち合わせていませんので、これ位にしておきますが、一つだけ。
私がプライベートで「名古屋」~「富山」間の交通機関を利用する際、どういう選択するかと言うと、「旅気分」を味わいたいなら『鉄道』(恐らく高山本線)。移動手段としてなら『バス』でしょう。

もっともプライベートではなく、仕事ならJR(「しらさぎ」もしくは「ひだ」)を選択するでしょう。
理由は、時間読みです。高速バスが路線網を充実させ、交通機関の選択肢が増えるのは良しとしても・・・という気分です。

そう言えば、「名古屋」から「富山」には、以前、飛行機が飛んでいました。出張で何回か利用した事があります。便数はともかく、時間帯が合えば便利でした。

2012年05月23日 18時24分

高山本線ローカル列車の旅(駅弁)。

この日のお昼ご飯は「高山」駅で買った『開運さるぼぼ弁当』(1050円)です。
「さるぼぼ」とは飛騨の縁起物で、その人形は高山のお土産の定番です。

ということで、この駅弁の良さというか面白さでまず気付いたのが「駅弁」にも関わらず、さるぼぼの人形のストラップがおまけについていることです。笑ってもらっても結構ですが、今回購入の決め手になったのは、そのストラップに心惹かれ、買ってみるのも悪くないなあと思ったからです。たまにはこうしたこともありでしょう。まあ他愛もないストラップでしたが、「えきべん」と書かれた“箱”を首から下げた「駅弁」売りのデザインで、なかなか面白かったです。

肝心の中身の方も鶏そぼろご飯に味付け卵+おかずがついていて、OKでしょう。
容器は食べたら終わりの使い捨てではなく、持ち帰ってまた使えるように工夫されているとは思いましたが、どれほどの方が持ち帰っているかが心配になりました。かくいう私は、申し訳ありません。持ち帰らずに処分してしまいました。

2012年05月22日 18時22分

高山本線ローカル列車の旅(18)。

上段写真は、ワンマン運転時の運賃表示器で、これは私にとっては今回の旅の大発見でした。
何かと言えば、732Cは「多治見」発「岐阜」行きです。これは間違いありません。
ところが!(大袈裟ですね。間違いなく…。)
まあ、地元の人は日常的に目にしているのでしょうが、「鵜沼」到着直前にこの運賃表示器を見た時、そこにある『25 高山』のところに輝く“2210”を筆頭に高山本線高山以南の各駅からの運賃表示があるのを見つけました!!
考えるに、この732Cに接続する1714Cの高山以南がワンマン運転であることに対応していると思われたのですが如何でしょう?で、当然の事ながらこの列車で多治見から美濃太田到着までの629Cの運賃表示では高山本線「高山」~「古井(こび/難読駅の一つです)」間の表示は無いはずで、何が言いたいかと言えば、「美濃太田」駅で、高山本線区間の運賃が点灯する(もしくは1つ1つ増えていく???)瞬間を見てみたい(動画で撮りたい)と思ったことを皆さんにお伝えしたいと思った次第です。

で、どうして「鵜沼駅」までの運賃がキーワードになるかというと、私は「岐阜」までの乗車券を持っていたにも関わらず「鵜沼」で下車した(中段写真)からです。
その心は…。
平成21年に「鵜沼」の駅舎が改修され、名鉄「新鵜沼」との連絡通路も『鵜沼空中歩道』と言う名の自由通路に生まれ変わったもののまだ行ってはおらず、『久し振りに「新鵜沼」から名鉄に乗るのも悪くないなあ』と思ったからです。

かくして「鵜沼」駅に13:41頃到着。小雨降る中、駅舎の写真を撮影したのち「新鵜沼」発14:02の特急「豊橋」行きに乗車し、家路を急ぎました。

まあ、三角形の1辺を移動するわけですから時間の節約は結果論で当初からそのつもりでは無かったのですが、こうして高山本線ローカル列車の楽しい旅は終えることになりました。

2012年05月21日 18時16分

高山本線ローカル列車の旅(17)。

5月2日(水)13:07。手元の時計で1分遅れての「美濃太田」到着で、3時間55分の旅はこうして終わりました。新幹線なら…どこまで行ける…などと考えるのは無粋ですね。(上段写真)
久し振りに在来線の普通列車に4時間近く揺られましたが、ボックスのクロスシートを最初から最後まで独り占めでしたので極めて快適で、まだ2~3時間は十分に楽しめそうでした。もっとも国鉄末期もそうでしたが、そんな状況故に、赤字ローカル線ということになる訳です。快適な旅は、単純に喜んではいられるはずもなく、改めてローカル線の現状を見つめ直しました。

私の乗車券は『富山→岐阜 経由:高山線』(4,310円)でしたので、ここで岐阜行きに乗り継ぎです。13:14着13:15発の特急「ひだ8号」を見送り、13:29発の732C「多治見」発「岐阜」行きを待ちました。
そして13:22に下段写真のキハ11形の2連が到着、そそくさと乗り込みました。
ここから「岐阜」までは30分チョイ。(正確には33分)
席も6~7割埋まって、なかなか良い感じでした。
ところで太多線と高山本線の直通列車ですが列車番号はここ美濃太田で変わります。理由は恐らく「多治見」→「美濃太田」が下りで、「美濃太田」→「岐阜」が上りのためで、列車番号を変えざるを得ないということでしょう。
それにしても今、たまたま手にした昭和52年の時刻表には太多線と高山本線の直通列車は1本もありませんでした。隔世の感ありです。

2012年05月20日 18時28分

高山本線ローカル列車の旅(16)。

飛騨川の渓谷は、「白川口」を出たあたりから『飛水峡(ひすいきょう)』と呼ばれています。ここには国の天然記念物「飛水峡の甌穴群(おうけつぐん)」があります。写真では相当に分かりにくいというかわからないと思いますが、川縁の「岩」にある独特の形をした“穴”のことで、以前、特急や急行に乗っていると、この区間で車掌さんがその案内放送をしていた記憶があります。

よってこの日は、一日で2つの「天然記念物」を列車に座りながら見たことになります。これは他線にはない高山本線の旅の魅力ですし、貴重な体験と言えます。もっともそんな情報を事前に調べて上でこの列車に乗ったかと言うと決してそんなことは無く、乗り始めてそれを思い出し、その写真を撮ったというのが本当のところです。ただそのタイミングは少々どころか・・・。

その飛水峡の風景が終わってしばらく行ったところにあるのが「下麻生(しもあそう)」駅。ここで国鉄色のキハ48の2連、『1717C』と交換。(それにしても私には“C”というのはどうもしっくりきません。)
何事にも行き当たりばったりの私の性格が出てしまったのがこの一枚で、ノンビリとボックスシートに一人身をあずけていたら、目の前に見慣れない色のキハ48が到着しました。考えてみればというより考えなくても国鉄色の高山本線のキハは結構話題となっていただけに、どこかで行き違うことは十分に予測できたはずで、油断していた私の落ち度でした。
てなことで慌てて靴を履き、最後尾に走って何とか1枚だけ撮影できたのが下段写真です。(注)実際には他の乗客の迷惑になりそうでしたので走ってはいません。『走って』いたのは私の気持ちです。



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プロフィール

稲見部長稲見眞一
<自己紹介>
昭和52年4月、中京テレビ放送入社。「ズームイン!!朝!」を始めとした情報番組や「ドラマ」「ドキュメンタリー」等のディレクター・プロデューサーを務めた。鉄研最終回(2010年1月29日放送)では自ら自慢の鉄道写真「俺の一枚」を持って出演。 鉄道歴は小学校5年からスタートしはや半世紀。昭和55年には当時の国鉄・私鉄(ケーブルカーを除く)を完全乗破。平成18年にはケーブルカーも完全乗破。その後も新線が開業するたびに乗りつぶしている筋金入りの“乗り鉄”。好きな鉄道は路面電車。電車に揺られながら窓外に流れる街並みを眺めているのが至福のとき。さてスジを寝かせてゆったり乗り鉄と行きましょう!