2019年05月10日 21時52分

天皇陛下御即位記念乗車券

5月1日。鉄道事業者各社から「天皇陛下御即位記念乗車券」「改元記念乗車券」等々、天皇陛下の御退位及び皇太子殿下の御即位に伴う様々な記念券が発売されました。

私が手にしたのは近鉄のみ。このゴールデンウイーク前半は「鉄道模型トミックス展IN名古屋」で忙しくしていましたが、それが終わってからは家族運用が優先で、私個人の趣味活動は当然、二の次です。

そのため、名鉄の「天皇陛下御即位記念乗車券」は手に入らず、発売枚数の多かった近鉄をギリギリ手に入れることが出来ました。

上皇、上皇后両陛下も乗られた「しまかぜ」の写真もあるこの乗車券ですが、どの駅からも乗れるように起点の駅名は印刷されていません。

一般の乗車券でこのスタイルをままありましたが、記念乗車券では珍しいのではないでしょうか?

2018年12月31日 17時30分

年末年始にあたり、近鉄のレアなミス。

毎年恒例、近鉄電車の終夜運転。

近鉄名古屋駅でも配布された「おおみそか~元旦 終夜運転時刻表」。

名阪特急が伊勢中川に停車することになっている。

以降の列車も同様です。これについては、配布直後に近鉄さんから修正の案内があったとのことで、また全車指定席で自由席のない近鉄特急ですから、実害で出ることはそもそもないとは思ったものの、極めて珍しいミスでしょう。

ご存知の方も多いと思いますが、名阪特急は甲乙とも短絡線を通過するため、そもそも伊勢中川駅に停車しません。ではここに掲載されている時刻はどこの時間なのでしょう。短絡線には名古屋方、大阪方のそれぞれに本線からの分岐があります。しかしその分岐は独立した信号場ではなく、伊勢中川駅の構内扱いと聞いているので、どちらかの分岐を通過する時間とみて間違いなさそうです。そしてそれが伊勢中川駅の停車時間として存在しているのではないかと推察されます。

ではどちらの分岐の通過時間?これは謎のままにしておきましょう。

近鉄ニュース1月号。

その中の時刻表は修正済み。

ところでこの話題は知人から教えてもらったのですが、一般的に言って各社の時刻表のミス自体は昔からあって、毎号の時刻表には今でもまま訂正が入っていますし、その原因は締め切り後の修正であったり様々です。

ということで皆さん、一年間ご愛読ありがとうございました。来年もよろしくお願いいたします。

2018年09月30日 14時00分

長良川鉄道の夏(5)登録有形文化財。

台風24号の接近に伴い、各鉄道事業者では計画運休が発表されています。

長良川鉄道でもこの時間、すでに終日運転見合わせとなっています。

では長良川鉄道の話を続けます。

美濃市駅ではまだまだ登録有形文化財があります。それが「長良川鉄道美濃市駅プラットホーム及び待合所」。

以下、文化庁のHPの解説文「駅舎の南側に位置する。延長九八メートル、側面玉石積の直線状構造物で、両端をスロープ状とする。ホーム上には桁行六・四メートル、梁間三・二メートル、下見板張の木造待合所一棟、古レールでつくった上屋二棟及び木造階段室を設け、歴史的な鉄道景観を創る。」。

この駅に降り立ったのは実は初めて。下車した時とは逆順になりますが、改札口を通り過ぎるとホームに向かう通路があります。その独特の景観は、当時の線路を敷いた状況と駅舎の関係で、これしか選択が無かったからでしょうがどこでもある風景ではなく珍しいと思いました。うろ覚えですが、高山本線の飛騨小坂駅が同様の構造だったと記憶しています。

通路を抜けて階段を上ります。

ホームに出るとそこにはユネスコ(国連教育科学文化機関)の無形文化遺産になっている美濃和紙の製品が展示されています。今回は素通りしてしまいましたが、時間があればこれをゆっくり見るのもお勧めです。

待合室。文化財で列車を待つ贅沢はそうそう出来るものではありません。

さてここからが平成30年7月豪雨(西日本豪雨)についてのお話。美濃太田方面への上り線の信号はいつも通りの光景です、

しかし郡上八幡方面に向かう下り線の信号はちょっと様子が異なります。

信号の下に赤い旗が出されており、これがいつもとは異なり、今が非常時であることを示しています。

2018年07月22日 16時57分

観光列車「つどい」(9)大羽根園駅徒歩5分の場所で撮り鉄。

「湯の山温泉日帰り入浴」すべく温泉街を眺める。

入浴のあとは湯の山温泉の地サイダー「キララポンポン水」を飲むという、まあ菰野町の術中にハマった行動。

三交湯の山温泉から近鉄湯の山温泉駅まではバスに乗車。本当は15:13発に乗りたかったのですが、温泉でノンビリし過ぎて乗れず。

ところで下山した方が多い時間なのか、臨時運転のバスあり。15:45発のバスは近鉄湯の山温泉経由アクアイグニス行きなのですが、臨時便は近鉄湯の山温泉行き。

それにしてもロープウエイ乗り場まで路線バスが来てくれるとありがたいのですが…。

「つどい」下車時には撮影しなかった駅舎の写真を撮影。

湯の山温泉駅で出発を待つ観光地「つどい」。

リアル謎解きゲーム列車「湯の山秘密鉄道と伝説の折鶴」として湯の山温泉駅発16:05、近鉄名古屋駅着17:23で運転されますが、往路で乗車していた方が復路の電車に乗るのを見かけましたので、その方たちはきっと心穏やかな時間を過ごしたことでしょう。

15:55着の普通電車はCTYラッピング。

私は折り返し15:59発のこの電車に乗り、次駅の大羽根園を目指します。

この日の最後のお約束。御在所岳を背景に走る観光列車「つどい」の撮影。大羽根園駅に到着してから6分しか時間が無かったのでここに到着するのがやっと。乗るつもりだったバスを逃したつけは大きかった。

光線の具合は承知の上でしたが、このコマ以外は電車の正面に架線柱が被って撃沈。

この場所は電車の中から見て決めたのですが、そもそも知られた撮影地であり、同好の方が3人おられました。

この「つどい」、10月からは足湯列車として運転されますので、紅葉シーズンになったらもう一度乗って、御在所岳&日帰り入浴&撮影の旅に出掛けようと思っています。

2018年07月21日 16時55分

観光列車「つどい」(8)ゴンドラから直下を見る。

絶景!

御在所岳名物の奇岩、珍岩を一つ紹介。

ロープウエイ山上公園駅から見た「地蔵岩」。絶対に落ちないことで有名だそうで、受験シーズンには人気となるとのこと。ただ肉眼では確認が難しいかも?この写真を望遠レンズで撮影し、それをトリミングしています。

さて午後2時前。下山開始。

ゴンドラからの風景。

新しいゴンドラの床にはガラスの部分があり、下を覗くことが出来ます。そこから日本一の高さを誇る白い6号鉄塔を見下ろしてみました。ここ御在所岳は紅葉の名所でもあるので、秋になったらまた乗ってみるのもよさそうです。

ところで四季を通じて取材で何度も来ている御在所岳ですが、毎度こうして登山を楽しんでいる方を横目に見ています。

1212メートルという標高の割には難所の岩場があったりするのも人気の秘密だそうですが、残念ながら私は一度も挑戦したことがありません。

2018年07月20日 16時37分

観光列車「つどい」(7)今年初めてのトンボ体験。

取り敢えずビール。グラスが冷えている!

昼食は御在所彩り野菜のカレーうどん。伊勢うどんで作ったカレーうどんです。

そして津ぎょうざ。ご当地グルメの餃子は各所にありますが、これは知らなかった。直径15センチの揚げ餃子はこの時まで、見たことも食べたこともなし。

ところで上から目線で恐縮ですが、最近、観光地の施設のレストランって、本当に美味しいですね。

観光地の休憩所、いわゆるレストハウスも含めてですが、その食事がかつてとは打って変わって“名物”を生み出し、ちゃんとした料理でもてなすようになったのは何時の頃からでしょうか?

御在所岳山頂到着!1211.95メートル。もう少しざっくりと言えば1212メートル。ロープウエイの終点からリフトで来ているので、あまり達成感はありませんが…。でもやはり山頂は山頂です。

直ぐ上を飛行機が飛んで行く。中部国際空港を離陸し旋回中でしょうか、もの凄く近く感じます。

御在所岳と言えば赤トンボ。ございしょ自然学校のHPによれば「赤トンボ」というトンボはいないそうで、この写真は多分「アキアカネ」。色がまだ赤くないのですが、羽化直後はどうもこんな感じのようです。それはそれとしてこんな光景を見ているだけでも癒される。

2018年07月19日 16時33分

観光列車「つどい」(6)乗車記念特典。

今回の観光列車「つどい」に乗車した方全員にこのうちわが配られます。

これを記載の各所で見せると「乗車記念特典」として優待が受けられます。私が選んだのはその内の「御在所ロープウエイ」と「湯の山温泉日帰り入浴」。

ロープウエイの往復2400円が1200円となっており、取り敢えずこれだけでつどいの乗車料1000円の元を取った気分。ところで今月、この御在所ロープウエイでは10両のゴンドラが新しくなっており、ロープウエイも一応鉄道の仲間(鉄道事業法の内の索道事業)としてそれに乗ることもこの日の目的の一つ。購入したロープウエイの乗車券に「観光列車つどい」の印刷がされているのには意表を突かれました。

三交湯の山温泉バス停。ここからロープウエイの終点まで少し歩きます。

天候は晴れ!往路は残念ながら新しいゴンドラに当たりませんでしたが、帰りは運よくそれに乗っています。

それにしても登山を楽しむ方が多いですね。

ゴンドラの終点は、地上の暑さとは打って変わって10度ほど低い24度。日陰に入れば気持ちの良さ100%なのですが、日向を歩くと汗が噴き出てくる…。

2018年07月18日 16時29分

観光列車「つどい」(5)サイダーでスッキリ、お酒でほろ酔い。

7月14日(土)、近鉄のリニューアル観光列車「つどい」の旅。

湯の山温泉駅に11:22に到着し、良い感じで撮影を終えた11:28に近鉄四日市駅始発の普通電車の入線。

参考までに「つどい」の近鉄四日市駅~湯の山温泉駅間の所要時間は30分。この普通電車の所要時間が26分ですから途中で乗降扱いのない「つどい」の方がノンビリ走っている計算になります。

また話が前後しますが、「つどい」の近鉄名古屋駅~近鉄四日市駅間の所要時間は39分。同区間を特急は27~28分、急行は33分で走りますから間違いなくどこかで後続の「伊勢志摩ライナー」に抜かれているのですが、乗車中は全く眼中になし。

「つどい」全区間の所要時間、1時間16分は私の体感的には30分ほどでした。

ところで湯の山線の電車には開湯1300年のヘッドマークあり。ここはお約束の写真撮影。

湯の山温泉駅前では、菰野町の観光PRの出迎えあり。

二人の女性が持っているのは、見た目は同じ紙コップでの試飲ですが、

1つは湯の山温泉の地サイダー「キララポンポン水」、そして湯の山温泉女将の会きららの皆さんと地元早川酒造の共同開発による日本酒「きらら吟醸」。お昼ご飯を食べる前にほろ酔い。

ここから三重交通のバスで湯の山温泉まで移動。何とそのバスにお見送りがあるとは思ってもみませんでした。このパターンでの撮影は初めてかも?

2018年07月17日 16時15分

観光列車「つどい」(4)近鉄名古屋駅入線&湯の山温泉駅からの戻り。(動画)

今日は今回のこの観光列車「つどい」シリーズに写真をご提供いただいた鉄友Nさんが撮影した動画です。

まずは近鉄名古屋駅の入線。

続いては、リアル謎解きゲーム列車「湯の山秘密鉄道と伝説の折鶴」湯の山温泉駅16:05発の戻りの列車。湯の山温泉駅と大羽根園駅の間での撮影です。

2018年07月16日 20時24分

観光列車「つどい」(3)内部のレイアウトは変わっていませんが…。

湯の山温泉駅到着でやっとのことでじっくり新しくなった「つどい」と向き合います。車体色は以前の「つどい」とのあまりもの違いに正直ついていけない程ですが、ただこのシックな装いも、以前との比較をしなければ私個人としては素敵なデザインだと思っています。

車内の座席等の備品、レイアウトは変わっていませんが、以前が小さなお子さんのいる家族連れのための小さな遊園地だったとすれば、今の雰囲気は大人の遊び場と言ったところでしょう。

3号車。内装が変わったので印象は大きく異なります。と言っても以前のつどいに乗ったことが無いので、あくまでも写真で見た範囲での比較です。

※「こども運転台」は健在です。

2号車。このスペースを生かしていろいろなイベント展開が出来そうです。

バーカウンターでは菰野町の特産品販売あり。

1号車の写真は、湯の山温泉駅到着時に私も撮影しているのですが、鉄友Nさんが近鉄名古屋駅で撮影された写真の方が、発色が良かったのでお借りしました。

それはさておき、カーペットの色がガラッと変わったことで「風のあそびば」は、モダンな大人の寛ぎの空間に脱皮したと言えば言い過ぎでしょうか?話は飛びますが、椅子の色を最初に見た時はボルタリングのホールドを連想し、一つ一つに手をかけて前をてっぺん(前方)を目指して進みました。



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プロフィール

稲見部長稲見眞一
<自己紹介>
昭和52年4月、中京テレビ放送入社。「ズームイン!!朝!」を始めとした情報番組や「ドラマ」「ドキュメンタリー」等のディレクター・プロデューサーを務めた。鉄研最終回(2010年1月29日放送)では自ら自慢の鉄道写真「俺の一枚」を持って出演。 鉄道歴は小学校5年からスタートしはや半世紀。昭和55年には当時の国鉄・私鉄(ケーブルカーを除く)を完全乗破。平成18年にはケーブルカーも完全乗破。その後も新線が開業するたびに乗りつぶしている筋金入りの“乗り鉄”。好きな鉄道は路面電車。電車に揺られながら窓外に流れる街並みを眺めているのが至福のとき。さてスジを寝かせてゆったり乗り鉄と行きましょう!