2019年05月29日 21時59分

旧名鉄三河線跡ウォーキング(8)西中金駅まであと少し。

もう少しで西中金駅に到着。小さな築堤に電車がいれば、きっと素敵な水鏡。

この辺りは国道153線から架線柱が見える区間で、その153号線を2004年(平成16年)の廃線後も何度も通っているのですが、よもや線路が残っているとは全く思っても見ませんでした。

それにしてもなぜここまで残されているのでしょうか?謎です。

座標で35.140487, 137.232885の地点から終点の西中金駅までは、線路を残したまま遊歩道として整備されており、何とも不思議な気分。

突然ですが、今回のツアーの感想は廃線跡ウォーキングなのに里山ウォーキングをして来た気分。

廃線となった線路上を歩いたところがあるにも関わらずで、きっと私にとってはある種、鉄道趣味的探求心からの参加だったはずが、新緑の中を歩くこと、ただそれだけで気持ちよくなっていたからでしょう。それにしてもこの日は暑かった。

参加者の方のうち、鉄道が趣味の方は1/3以下だったと思います。では2/3の人はこのウォーキングを楽しめたのでしょうか?複数で来ている方たちの会話を聞くともなしに聞いていると、どうも「文化財」の旅を楽しんでいるかのようでした。鉄ちゃんしか来ないのではないか?鉄ちゃんしか楽しめないのではないかと思っっていたのは、どうやら私の傲慢な思い込みだったようです。

2019年05月28日 20時44分

旧名鉄三河線跡ウォーキング(7)三河広瀬駅~西中金駅。

三河広瀬駅から西中金駅を目指す。

多分、ケリ。で、間違いないと思う。珍しい鳥なのかな?

5月の日差しの中でスックと立っている。近くの田んぼでは田植え中。

それにしても意外なほど廃線跡(線路)が残っている。

今回私たちは寄りませんでしたが、トンネル(広瀬トンネル)も残っているそうで、中には入れませんがその入り口までは歩いて行けるそうです。これは地元の方が教えてくれました。

2019年05月27日 20時28分

旧名鉄三河線跡ウォーキング(6)三河広瀬駅。

猿投~西中金駅間は8.6キロ。三河広瀬駅は猿投駅から5.6キロの地にあります。

枝下駅まではそれでも人家がありましたが、そこを出てからは山の中を行く鉄道。

名鉄三河線旧三河広瀬駅舎、プラットホームは国の登録有形文化財となっています。

文化遺産データベースにあった解説を転載。

駅舎…市中心部から約900m東北に位置する旧鉄道駅舎。桁行11m、梁間4.4m、切妻造鉄板葺、平入の木造平屋建。東半に開口部を広くとる開放的なつくりの待合室、西半に駅員執務室等をあてる。外装は下見板張で、腰は厚手の目板を打つ独特なつくりとする。

どちらも整備されているので、現役時代を感じさせてくれます。廃線とはなりましたが週末には駅で朝市が開かれており、賑わいもあるようです。

※愛知県HP、あいちの産地直売施設参照

電車(廃線時は気動車)が三河広瀬駅を走らなくなり15年の時が過ぎました。しかし自然に還ることもなく、取り壊されることもなく、この『駅』という形のまま時間が過ぎている姿を見られたのは、そうだ!廃線跡ウォーキングに参加したからだ。

2019年05月26日 17時04分

旧名鉄三河線跡ウォーキング(5)枝下駅~三河広瀬駅。

2019年5月11日、12:30過ぎ。午後のウォーキングがスタート。

枝下駅を出て暫くは線路沿いに歩き、その後三河線に沿ったルートを離れ、矢作川を渡ります。

名鉄三河線の橋がチラッと見えました。ただ見えたのはほんの一瞬で、あとは豊かな緑に阻まれ、その姿を確認することは出来ませんでした。

三河広瀬駅が近づいてきたら、それまで歩いて来た道と線路が並行する区間となり、私は迷わず線路を歩くことに。それにしてもこの3線区間が気になって仕方がない。

13:15に三河広瀬駅に到着。

2019年05月25日 20時29分

旧名鉄三河線跡ウォーキング(4)枝下(しだれ)駅。

11:40。名鉄三河線枝下駅に到着。

きれいに整備されています。

ここにはトロッコが置いてあります。どうやら誰が乗っても良いようで、今回のツアー参加者のかたも楽しんでいました。

ところでこの後は昼食。お弁当が用意されていたのですが、やはりトイレがない所で休憩と言う訳にも行かないので、猿投グリーンロードのパーキングエリアに向かった次第。

そして午後はまたここ枝下駅からスタートです。

2019年05月24日 19時49分

旧名鉄三河線跡ウォーキング(3)三河御船駅~枝下駅

三河御船駅を出て座標で35.130834, 137.194627の地点から線路内を歩いて枝下(しだれ)駅方面に向かいます。

木陰の中を歩くルート。足元をよく見れば枕木と砕石+レールだけではなく、線路の間は歩きやすいように整備されています。

グーグルマップの衛星写真で見ると、遊歩道の区間ははっきりと分かります。

ところでこうした『遊歩道』で枝下まで行けるわけではなく、途中から線路を離れることになるのです。今回はガイドさんの案内で歩いているので、ただ付いていくだけなのですが、自力で回るには“取付道路”がどこにあるかの見極めが廃線跡巡りを楽しめるかどうかの分かれ目のような気がしました。

さてこの区間の線路で目を惹いたこと。線路の間にあるもう一本の線路。

脱線防止ガードにしては中央に寄り過ぎで、そもそも1067ミリの軌条の中の線路は1本のみ。このパターンであるのは三線軌条の区間。三線軌条と言えばJRでは海峡線であったり、奥羽線。私鉄では京浜急行逗子線がありますが、恐らくこれはナローの762ミリ。

まあその内、これがどんなものかを調べてみたいと思っています。

2019年05月23日 17時47分

旧名鉄三河線跡ウォーキング(2)三河御船駅。

2019年5月11日(土)の旧名鉄三河線跡ウオーキング。

三河御船駅は、鉄道路線としては猿投駅から1.5キロ。トラ柵の向こうに駅があるのですが、この風景のぱっと見は何かの工事中。

実際に歩いての感想ですが、三河御船駅周辺には人家が多いのに驚きました。また駅の近くには豊田市運動公園があり、JR西日本の可部線あき亀山駅のように、電化復活…。というのは夢物語ですね。

と、こんなことを書いたのはこの廃線跡を知る近隣在住の知人(鉄ちゃん)の夢物語がきっかけです。

1978年(昭和53年)11月21日以来の名鉄三河線廃線区間。周りの様子はすっかり変わっているのしょうが、意外と駅の方がそのまま残っているような気もしています。

40年前との違いはきっと線路を埋める生い茂る草。

2019年03月30日 20時44分

桜駅の桜。からの東京出張。

 

昨日の名鉄桜駅。一本桜の勢いは全盛期を過ぎた感あり。

線路側の枝は枯れ始めたからか伐採され、すっかり彩が薄れてしまいましたが、それでも駅の裏側はまだまだ樹勢は衰えていません。

ということで今年は裏側から電車を撮影。ただこちら側からだと駅名標の「桜」の文字が見えない残念な写真。名鉄さん、駅名標の裏側にも駅名を書いて下さい。

さてこの写真を撮影し、その足で東京出張。

品川駅で京浜急行に乗換え。生麦駅で信号設備点検だとかでダイヤ乱れ。本当ならばゆったり昼ご飯の予定が雲行き怪し。

京成押上線の立石駅で下車し、某社で打ち合わせ。皆さんに楽しんでもらえるイベントを開催すべく現在、鋭意作業中。発表はまだ少し先。

その打ち合わせ終了後はインターネットラジオ『Voicy https://voicy.jp/』「野月・南田のエアトレインch.」https://voicy.jp/channel/798の収録のため中京テレビ東京支社へ。東京支社には現役時代よりも通っているかもしれない。今回の収録ではスーパーベルズ車掌DJ野月貴弘さんの三陸鉄道リアス線開業(3月23日)の感動エピソード(来週公開します)もあって相変わらず内容盛りだくさん。

さてその収録後にちょっと喉を潤しましょうと出掛けたのですが、さすがに週末・金曜日の東京・新橋。見事にどこも満杯で撃沈。また次回ということにしました。

開けて本日、帰り道。往復で座った席が16号車3Aで同じと言うのは初めての経験だと思う。

で、品川駅の最後尾、一番東京駅よりに向かったのです。何となくその気になり一枚撮影。シャッターと絞りはマニュアルにすべきだったと反省(残念ながら渾身ではありません)の一枚。

2019年03月28日 21時25分

桜の季節。名鉄名古屋本線本笠寺~本星崎間。

桜の季節。

ということで今日、名鉄名古屋本線本笠寺~本星崎間の名所に行ってきました。

まあ想像通りと言うか一週間とまでは言わないまでも満開まではあと数日かかりそうです。

もっとも今日は曇り空の中、様子見で出かけただけなので現地に出かけた時間も12時少し前。数枚撮影して終了。そもそも順光の時間を過ぎており、こうして撮影した後で、こんな気分で鉄道と向き合うのはやはり良くないと反省。満開、晴天、順光の3拍子揃った日に出かけたとしても、前哨戦がこれではきっと望むような結果を得られないでしょう。

さあ気を取り直して出直しです。

2019年03月18日 23時11分

名鉄 パノラマsuperの件。

名鉄パノラマsuperの最後の原色編成が東名古屋港に廃車回送されたそうです。

ということはこのヘッドマークが消滅したということなのですね。やはり寂しい。

ところで私は『お宝』にあまり興味が無く、まあ持っているものは無いに等しいのですが、唯一と言っても良いのがこのヘッドマーク。名鉄の鉄道部品即売会に登場したこともあるパノラマsuperのヘッドマークですが、私の手元に来たのは10年ほど前のことでした。

1988年に登場したものの、その後全車指定席の運用が見直され、2007年には早くも廃車が始まるという、ある意味特急専用車ゆえの悲運で不遇な1000系と言えます。

私の手元にあるこのヘッドマークもそうした運命に翻弄された車両から取り外されたもので、当時は何故か名古屋鉄道がマニア向けの「販売用」に使う事もなく、縁あって私の手元にやってきました。今日たまたま更新した1000系が走るのを見て、パノラマカーほどの人気は無いかも知れませんが、改めて見つめ直せば、好ましいデザインだと思いました。

ただLEDのヘッドマークは、、、。更新された1000系はまだ慣れませんが、その内にその存在は日常になるのでしょう。

 



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プロフィール

稲見部長稲見眞一
<自己紹介>
昭和52年4月、中京テレビ放送入社。「ズームイン!!朝!」を始めとした情報番組や「ドラマ」「ドキュメンタリー」等のディレクター・プロデューサーを務めた。鉄研最終回(2010年1月29日放送)では自ら自慢の鉄道写真「俺の一枚」を持って出演。 鉄道歴は小学校5年からスタートしはや半世紀。昭和55年には当時の国鉄・私鉄(ケーブルカーを除く)を完全乗破。平成18年にはケーブルカーも完全乗破。その後も新線が開業するたびに乗りつぶしている筋金入りの“乗り鉄”。好きな鉄道は路面電車。電車に揺られながら窓外に流れる街並みを眺めているのが至福のとき。さてスジを寝かせてゆったり乗り鉄と行きましょう!