2012年04月29日 20時20分

地下鉄桜通線の壁画(4)国際センター

ゴールデンウィークです。
3連休の中日、近所の公園で「鬼ごっこ」をする子供たちを見かけました。車を運転していた時の信号待ちの出来ごとでしたが、私は逃げる側の子供たちの動きを後ろから見ていました。勿論、公園の真ん中でキョロキョロする“鬼”の子の行動も見届けていたのですが、逃げる側の子供達の方が、“鬼”をまるで何かのターゲットの様に探り、仲間の位置も確認しつつ隠れるためのベストポジションを選んで行動しているのが印象的でした。

等とここで書く以上は、何がしか私の中で「鉄」のイメージが働いたからで、まあどうということは無いのですが、車両や駅の写真を撮影する時の場所選びに際し、右に左に動く自分の姿を後ろから冷静に見ている非「鉄」の方は、きっとこんな感じなんだろうと思った次第です。もっとも鬼ごっこの子供たちのように可愛くは無いでしょうが・・・。

さて、ここから今日の話題です。「国際センター」駅の壁画ですが、

*タイトル…「夢のあしあと」
*作家…作野旦平
*寄贈…ダイコク電機(株)
*完成年…平成元年
*大きさ…高さ2m50cm、長さ…15m

場所は改札を出て左に少し言った場所で、これまでの壁画もそうですが、“manaca”を「ピッ」とやった後に『どっちにあるのだろう?』と、目が泳いでしまいました。
(すいません。使ったのは「ドニチエコきっぷ」でした)

駅員さんに聞けば直ぐに分かるのですが、今シリーズでは聞かずに自力で捜しています。そのため思わず時間がかかった駅も実際にはあったのですが、「国際センター」は直ぐに見つかりました。

肝心の作品ですが、ガラスのモザイクという表現で間違ってはいないと思いますが、独特の世界観が寓話のようにも見えました。(あくまでも個人的な感想です)

2012年04月26日 18時02分

ゴールデンウィーク特割ドニチエコきっぷ「2012」。

写真は今年の名古屋市交通局「ゴールデンウィーク特割ドニチエコきっぷ」です。
昨年の同切符は、ほぼ1年前の4月30日にこのブログでも紹介していますが、デザインを比べてみると手をVの字に広げているハッチ―の恰好は同一と思われる一方、背景は大きく変わっています。
そんな「ゴールデンウィーク特割ドニチエコきっぷ」の昨年と今年の大きな違いは、4枚組1800円が2000円となったことです。
使える日数はカレンダーの関係もありますので何なのですが、昨年は8日で今年は7日です。

ところで私の今年のゴールデンウィークの過ごし方ですが、特段、どこかに出かける予定も無いので、この切符を使い、桜通線の芸術散歩&全駅下車を達成しようかと思ってします。(どちらが優先事項かは自分でもわかりません・・・。)
実は「中村区役所」~「野並」間については、全駅に壁画があるのは承知しているのですが、徳重までの延伸区間についてはまだ確認が出来ていません。それもちゃんと調べてみようと思っています。

どうでも良い話しかも知れませんが、土日祝日の桜通線の運転間隔である“10分”というのは、一寸下車して壁画を鑑賞するには手頃な感じです。ただ壁画の場所を探したりすると、平日の7分半間隔で1本やり過ごす方が良いかもしれません。

さてさて、このきっぷを使い切ることは出来るのでしょうか?因みに昨年は3勝1敗でした。

2012年04月25日 19時27分

地下鉄桜通線の壁画(3)名古屋(続編)

桜通線「名古屋駅」の壁画は一つではありません。

その場所は上段写真の丁度真ん中奥で、桜通線の改札を出て11番出口と12番出口を結ぶ中地下一階コンコースです。

*タイトル…「春のめざめ SPRING IMPULSE」
*作家…エカチェリーナ・ゲツォワ(ブルガリア)
*スポンサー…東京海上火災保険(株)
*完成年…平成元年
*大きさ…高さ2m30cm、長さ…12m

壁画の説明板によればこの作品は45枚のガラスレリーフでできていると書かれており、私は思わず本当に45枚あるかどうかを数えてしまいました。

中に蛍光灯が仕込まれているので、この作品の周りだけがまるで浮き上がっているような異空間に見え、殺風景な通路が何か別世界の印象を与えているようですが、何せ場所が場所だけあって私自身、これまで殆ど印象に残っていないというのが本音です。

また連載3回目で言うのはいささかという気分はありますが、名古屋市交通局公式HPの地下鉄駅構内図にはこの名古屋駅だけではなく、『壁画』の存在する全ての“駅”構内図にその場所の案内はありません。さらに言えば、そもそも公式HP内に、『壁画』についての記述を私は発見できませんでした。
折角、身近にこんな素敵な芸術があるのに勿体ないと言わざるを得ません。更に更にここでもう一度敢えて「あまりにも勿体ない!」と強調しておきます。

ところで、東山線の名古屋駅側にもとっておきの壁画があります。が、何せ終日人通りの多い場所ですので、まだちゃんと撮影できていません。また別の機会に…。

2012年04月24日 19時24分

地下鉄桜通線の壁画(2)名古屋

桜通線名古屋駅の壁画です。
場所は、桜通線の改札を出て直ぐなのですが、コンコースと言うより、通路と言った方が良い場所のため、ご覧の通り人通りは多くありませんというより、はっきり言って少ないです。それだけにじっくりと作品を楽しめます。

*タイトル…「イメージスペース・名古屋駅の人々」
*作家…高松次郎
*寄贈…東海銀行
*完成年…平成元年
*大きさ…高さ2m20cm、長さ…62m40cm

作家の高松次郎さんについては「Wikipedia」等で検索できますので、興味のある方はご自分でお調べください。何せ、私は芸術を『楽しむ』ことはあっても、芸術家の方(作品)を解説するほどの知識がありません。

一方、大きさは私の手元資料では、名古屋市営地下鉄の駅にある芸術作品では“最長”です。この壁画に沿って歩けばわかるのですが、その長さも感動ものです。でも、ここを歩いている人で、壁画を鑑賞している人は残念ながら一人もいませんでした。名古屋市交通局の宣伝不足なのか、それとも日常の一コマ故、既に空気のような存在となっているのでしょうか?

なお、作品はガラスの中にあるため、写り込みがあったりで写真は極めて撮り難い状況です。もっとも撮影に気をとられることがないので、その分ゆったりとご鑑賞できます。(と、ここでは書いておきましょう)

2012年04月23日 18時06分

地下鉄桜通線の壁画(1)中村区役所

鉄道趣味の一ジャンルに“なってしまった・・・”という言い方を思わずしたくなってしまう『とてつもない』というか、初めて聞いた時には「えっ?そんなのありですか?」と驚愕した『全駅下車』。
横見浩彦さんの名前が直ぐに浮かんできますが、Wikipediaで「全駅下車」と検索すると『杉原巨久』さんの名前が出てきます。(杉原さんは『全駅下車見聞の旅―日本の鉄道全線9600駅』という本を出版されています。)

その全駅下車と写真の地下鉄桜通線・中村区役所駅の壁画との間にはどんな関係があるのでしょうか?
それはさておき、意外と知られていない『名古屋市営地下鉄』の特徴に、桜通線の各駅を中心に、相当数の壁画等の芸術作品が駅のコンコース等に展示されていることがあります。全部まとめて「エキナカ美術館」という表現が過言で無いと言っても良いとさえ思っています。

ということで、今日から暫く「エキナカ美術館」の話しにお付き合いください。

(中村区役所駅の壁画)
*タイトル…「地中の虹」
*作家…瀧川嘉子
*スポンサー…旭硝子(株)
*完成年…平成元年

で、『全駅下車』と壁画の関係ですが、実のところ直接的には何の関係も脈絡もありません。ただ『全駅下車』に挑戦するなら身近なところで、なおかつ桜通線の各駅の様に、降りて楽しめる『線』から始めたら如何でしょうか?と言う提案でありまして、決して私が『全駅下車』への挑戦宣言をしているわけではありません。皆さんへのお勧めです。

今年のゴールデンウィークは、3連休+4連休の方も多いと思います。『全駅下車』の第一歩の参考になれば幸いです。などと言うのは“壁画”の話しを書きたいが故の方便でしょうか?

2012年04月22日 17時38分

TOICA・manaca相互利用スタート(2)

今日のタイトルは、『TOICA・manaca』とそのカード名を入れ替えました。一応、バランスをとっています。

そして写真はタイトルの並びに同じく、左から記念『TOICA』・記念『manaca』です。良く見ると「名古屋」の街がテレビ塔を境目に2枚のカードに分けて描かれており、つまりそれが2枚で1つの意味合い“相互利用”であると感じ、なかなかお洒落な表現方法であると思いました。等と私の私見の様に書いていますが、『テレビ塔を境目に2つのデザインが繋がっている』と教えてくれたのは、このカードを実際に購入されたNさんです。

(名古屋市交通局の『整理券』異聞)
今回記念カードを販売した3者の中で、一番ご苦労だったのは名古屋市交通局のスタッフの皆さんでしょう。

朝6時から“整理券”を配布し、その引き換え時間を11時までと設定したのですが、1人5枚まで購入が出来るようにしたため、例えば購入申請を5枚したものの実際の購入時には2~3枚と言うこともあり得、そんなこともあって“キャンセル待ち”を設定しました。で、実際にキャンセルが発生し、そのため交通局のスタッフは“キャンセル待ち”の方への販売もあって恐らく11時半頃まで売り場におられたものと思われます。
一方、JR東海・名古屋鉄道では“整理券”は無く、通常の販売で、大行列は当然あったのでしょうが、それでも9時半には終了だったはず。

視点を変えて、“整理券”まで辿り着けなかったお客さんにとって、キャンセル待ちで購入できたこと、それ自体は良かったのかも知れませんが、キャンセル待ちの列に並んだ大半の人は恐らく午前8時ころにはその場にいたであろうと推察され、3時間も並ぶ事態は予想していなかったでしょう。一方それは、お客さんのみならず名古屋市交通局にとっても誤算だったような気がしています。
“整理券”の恩恵を受けた方もいるのですが、大行列が予想される記念券の発売方法というのはなかなか難しいものですね。

2012年04月21日 22時54分

manaca・TOICA相互利用スタート(1)

今日(4月21日)からmanaca・TOICAの相互利用がスタートしました。

ということで、JR東海・名古屋市交通局(+あおなみ線)・名古屋鉄道(+豊橋鉄道)の主要駅で、記念カードが発売されました。写真は各社の記念カードの台紙で、ここで改めて書くのも何ですが、左からJR東海、名古屋市交通局、名古屋鉄道の順番です。
(記念カードは明日、UPします)

この3枚の台紙は、私が購入したものではありません。名古屋レール・アーカイブスの会員のNさんが朝一番の6時過ぎ、まずは地下鉄/名古屋駅で購入のための整理券をGETし、続いて8時から販売開始のJR東海/名古屋駅で購入の列につき、そこでTOICA記念カードを入手した後、名鉄名古屋駅に向かい、“名鉄manaca”を購入。その後、名古屋市交通局の購入整理券を『現物』に引き換えた(購入した)そうです。

(解説)
*名古屋市交通局の「記念manaca」の購入整理券は、当然の事ながら8時前には全て無くなったそうです。ただ、名古屋市交通局が6時から整理券を配布したおかげで、JR東海のTOICAの購入の列に並び、2種類の記念カードを手に入れる事が出来たというかたも多かったようです。
*JR東海の名古屋駅等の「記念TOICA」は朝8時の発売開始。当然即、完売。買えなかった方も多いようです。
*名鉄名古屋駅で発売された「記念manaca」は、先に書いたとおり、JR東海の記念カードを購入した方でも買えています。これは「記念manaca」の台紙のデザインは2者で異なるものの、カードそのもののデザインが同じだったことによるものではないかというのが私の周りの人たちの分析でした。
もっともその名鉄名古屋駅でも9時半頃には売り切れていたようです。

2012年02月24日 18時45分

閑話休題。いりなか駅の案内表示。

昨年の12月15日に、名古屋市営地下鉄鶴舞線の「LED式案内表示装置」の置き換え工事が始まっていると書きましたが、先週の土曜日にたまたま「いりなか」駅から乗車したところ、既に新しい案内表示が稼働していました。
私はてっきりN3000形の運転開始と同時くらいの切り替えかと思っていましたが、一足早い登場でした。

「川名」駅、「御器所」駅でも使用されていたので、恐らく鶴舞線全駅で切り替わったのではないでしょか?(確かめてはいませんが…)
ところで手前の旧タイプは、今後撤去される運命にあるので、こうしたツーショットが見られるのはそう長い期間ではなさそうですが、「成程」と思ったのは、旧タイプの“時計”がまだ生きていたことです。本当にこの場所から無くなるか、何らかの方法で時計を隠さない限り『今は動かないその時計』として放置しては、乗客サービス上問題があるでしょう。

個人的な感想ですが、『隠す』よりは、こうして2つの時計が並んで時を刻んでいる方が好ましいですね。

今日は閑話休題と言うことで失礼します。

2011年12月16日 18時58分

名古屋市交通局「年末年始特割ドニチエコきっぷ」。

今年も名古屋市交通局では「年末年始特割ドニチエコきっぷ」を発売しています。
購入した駅の駅員さんによれば、『好評』とのことで、このブログをUPした段階で売り切れている駅等があるかもしれません。
確か、昨年は早々に売り切れた記憶があります。

今年は12月14日(水)の発売開始で、限定1万セットですが
何せ4枚セットで2000円、1日分で500円とあって、
地下鉄で260円区間を2回乗れば元が取れるだけに、マニアというより
一般の市民の方に好評なのも納得です。
いつもの「ドニチエコきっぷ」よりも“100円”安いだけではありますが
多分、今年もバスを利用しない私のような場合は、1日500円は
結構買うかどうかの分かれ目の金額だったりはします。

その『お得感』プラス“ハッチー”と“辰”の2ショットの
オリジナルイラストもなかなか可愛くそれも含めて“得割”の看板に
偽りはないと思っています。
基本的に昨年と同様のパターンのデザインで、「卯」が「辰」となっただけと言えばその通りですが、毎年の恒例行事としてはなかなか良いアイデアでしょう。

ところで昨年の私の周り(当然「鉄」です)の方たちは、例外なく
この「年末年始特割ドニチエコきっぷ」を使い切っており、地元・名古屋の人であれば未使用で手元に残している人は少数派では無いでしょうか?
ただ、500円分まで使っているかどうかは別かもしれませんが・・・。
昭和の時代の『紙』製の記念乗車券・入場券の時代には考えられないことであります。

2011年12月15日 18時03分

鶴舞線の「LED式案内表示装置」間もなく稼動か?

名古屋市営地下鉄の「LED式案内表示装置」については、昨年の
11月24日、今年に入り1月12日、19日、20日の3回、
『桜通線』の徳重延長に伴う既存装置の置き換え(延長区間については新規)に伴う話題としてこのブログでUPしました。
※当初私はそれを「接近表示器」と表記していましたが、途中から
「案内表示装置」に変えています。

今日の写真は鶴舞線の「いりなか駅」で昨日(12月14日)撮影したもので、久しぶりに鶴舞線に乗ったところ、いよいよ“旧タイプ”の案内表示装置の最後の牙城(???)とも言える鶴舞線でも「LED式案内表示装置」への置き換え工事が始まったことを知りました。

既に東山線・名城線・名城線・上飯田線・桜通線では皆様ご存知の通り、
「LED式案内表示装置」が整備済みで、鶴舞線については平成23年度
(つまり今年度)中の使用開始ということは名古屋市交通局からは
発表されていたものの、その具体的な時期については私の知る限り
発表されていなかったと思います。

まあ、使用開始のインパクトとしては、N3000形の運用開始と
同時ということはあるのでしょうが、さてその結末や如何に?

ところでたまたま昨夜は、名城線のダイヤが乱れており、鶴舞線から
乗り継いだ桜通線の「LED式案内表示装置」では、その“案内”が
正に“表示”されていたのですが、当然の事ながら鶴舞線の『旧タイプ』では
表示されません。
『新タイプ』への切り替えでサービス向上となることは間違い無さそうですね。

なお『旧タイプ』を味わいたい方は急がれた方が良いかも知れません。
(写真を撮影し、資料として保存する必要性もありそうです)



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プロフィール

稲見部長稲見眞一
<自己紹介>
昭和52年4月、中京テレビ放送入社。「ズームイン!!朝!」を始めとした情報番組や「ドラマ」「ドキュメンタリー」等のディレクター・プロデューサーを務めた。鉄研最終回(2010年1月29日放送)では自ら自慢の鉄道写真「俺の一枚」を持って出演。 鉄道歴は小学校5年からスタートしはや半世紀。昭和55年には当時の国鉄・私鉄(ケーブルカーを除く)を完全乗破。平成18年にはケーブルカーも完全乗破。その後も新線が開業するたびに乗りつぶしている筋金入りの“乗り鉄”。好きな鉄道は路面電車。電車に揺られながら窓外に流れる街並みを眺めているのが至福のとき。さてスジを寝かせてゆったり乗り鉄と行きましょう!