2015年12月20日 13時53分

台湾鉄路管理局プユマ号(普悠瑪列車)の甲種輸送を追う(1)えっ!。

12月17日(木)、豊川市の日本車輌製造で作られた台湾鉄路管理局プユマ号(普悠瑪列車)の甲種輸送列車が豊川~豊橋~笠寺~東港(名古屋臨海鉄道)~名電築港~東名古屋港(名古屋鉄道)といういつものルートで運転されました。いやっ、運転されるはずでした。

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本当は東海道本線のどこかで1枚狙ってからここ東名古屋港辺りで狙いたかったのですが、時間の都合でそれは出来ず、少々お手軽ではあるものの最初からここで待つことにしました。

2015_12_17 プユマ号甲種輸送_2準備万端整えた後、列車は15:20頃に現われるはずだったのですが…。15:00頃に同じ列車の撮影に来ていた方から「笠寺駅で名古屋臨海鉄道の機関車不調で抑止となっており、今日はここを通りませんよ」と教えられ愕然。

2015_12_17 プユマ号甲種輸送_6とりあえず往生際の悪い写真を撮って笠寺駅にバスで移動。

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開業50周年のヘッドマークも輝かしいND5527を先頭にプユマ号は静かにそこにいました。

2015_12_17 プユマ号甲種輸送_30

動かないならそれは致し方ないので、出来る範囲で撮影。

2015_12_17 プユマ号甲種輸送_33新幹線との2ショット。

2015_12_17 プユマ号甲種輸送_35 EF66 124

EF66 124との2ショット。

この定番での場所での撮影はここで打ち切り。東港駅から救援の機関車が来るということも無さそうで、いつ動くかもしれない列車を見守るのは諦め、ホームから少し撮影し、家路につくことにしました。

※プユマ号は確か2年前の製造・輸出で終わりと聞いていたのですが、大幅な円安もあって2編成の追加増備が決まり、14日の月曜日に1編成目の甲種輸送、そしてこの日が正真正銘の最後の最後の甲種輸送でした。14日は極めて順調にことが進んだと聞きました。

2015年12月13日 10時02分

おでんしゃに乗ろう!(1)その前に運転体験。

2015_12_12 豊橋 運転&おでんしゃ_1昨日の12月12日(土)、豊橋鉄道の「おでんしゃ」に乗るべく朝9時過ぎに動き始めました。

2015_12_12 豊橋 運転&おでんしゃ_7

途中の知立駅にて急行から特急に乗り換え。高架工事でこれからどんどん風景が変わっていきそうです。

2015_12_12 豊橋 運転&おでんしゃ_15

今日も今日とて「おでんしゃ」の前に赤岩口車庫で運転体験。ということで本日のお迎え電車は3202号。11:43に「駅前」電停到着。

さて今回の「おでんしゃ」は私の知人が幹事の貸切電車。いつも参加させて頂いている日本路面電車同好会名古屋支部の会ではなく、別のグループ(参加者の大多数は非鉄)の会で、そこに急用で参加できなくなった方がおられ、(幹事さん以外にも私の知り合いがいたこともあり)急遽声が掛かりました。今年度のおでんしゃは例年以上に予約の埋まりが早い印象で、年明けに「個人」枠の空きを狙って出かけようとしていた方の中にはギブアップ宣言をしている方もいます。

2015_12_12 豊橋 運転&おでんしゃ_18

赤岩口に向かう電車内で豊橋鉄道の方からのお話で成程と思ったこと。

この写真で線路が一部白くなっているところがあるのが分かりますでしょうか?これは落葉の時期に、電車がそれを踏んでスリップしないように撒いている砂とのこと。

電車がブレーキをかけ、かつ出発する(並木道にある)電停でそれを見ることが出来ます。

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電車のマスコンのところに置いてあった牛乳パックの中身がその「砂」でした。

2015年11月14日 22時07分

明知鉄道開業30周年(7)岩村駅にて。

お酒を買うために持っていった大き目のデイパックに2本のお酒を詰め込み16:45発の恵那行きに乗車。

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恵那発明智行き。

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そして私たちが乗る恵那行きはここで交換です。

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往路ではゆっくり見られなかった極楽駅の「幸せ地蔵」。何度か見ていますが、可愛くかつ穏やかな表情は名前の通り、見ているだけでも幸せな気分になれます。

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明知鉄道名物「つり革広告」。単に広告だけではなくメッセージもOKです。料金は1年間で5000円。

女性タレントさんの「彼氏大募集中」のメッセージの宛先は事務所の住所が書かれており、テレビ番組の企画かな?とか思いつつ、でも親しみが湧きます。一応個人が特定されそうな所は似顔絵を含めマスキングをしておきました。(笑)

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恵那駅17:13着。

明知鉄道30周年記念イベントに参加した人たちもこの電車でお帰りかな?

2015年11月13日 22時04分

明知鉄道開業30周年(6)岩村の造り酒屋。

大正村で散歩していた方と合流し、岩村駅で下車。

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古い城下町の街並みを通り抜け造り酒屋の岩村醸造へ。

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店内では湧水が出迎えてくれます。

ところでこの岩村醸造のウェブサイトのアドレスは「http://www.torokko.co.jp/」。そうなのです“トロッコ”!

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店内にはかつて米や酒などの運搬に使われたトロッコの線路が今も残されており、それを辿って行く酒蔵への見学ルートがあります。

2015_10_24 明知鉄道きのこ列車_93

お店の方に撮影とブログでの掲載の了解を得てパチリ。

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何だか不思議探検隊気分。

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ここが見学ルートの終点。線路はもう少し先まで続いているようでした。

※私が大変お世話になった方(故人)が、かつて岩村・恵那方面によく出かけており、その度に日本酒好きな私のためにここ岩村醸造の酒を買ってきてくれました。私には思い出の多い酒でもあります。

2015年11月12日 22時02分

明知鉄道開業30周年(5)花白温泉。

さて明智からの戻りです。

伊原組5名の内、一人は初大正村とのことで散歩にでかけ、4名は明智駅13:59発の列車で花白温泉に向かうことに。そして全員が再度、岩村で合流することにしました。

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山岡駅には廃車となったアケチ1形がいます。

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あれっ?前に見た時よりきれいになっている気がする。

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14:14に花白温泉。

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入浴前に14:27発の明智行きをパチリ。大量の薪は温泉の加温用とのこと。

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駅の目の前には何故か大釜。誰か中に入れて撮影するのも面白そうですが、但し、私はお勧めしません。現地でこの釜を見ると納得していただけると思います。

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花白温泉15:31発に乗車。

花白温泉は小規模な温泉で、温泉の湯船も一つ。私たちには一列車分の間隔である1時間ほどの滞在で丁度良い感じでした。

2015年11月11日 21時54分

明知鉄道開業30周年(4)明智駅。

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急行大正ロマン号+開業30周年+食堂車のプレート。

明知鉄道のゆるキャラ「てつじぃ」が良いアクセントになっています。

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仕事を終えた車両たちが車庫に戻っていきました。明知鉄道の現有車両6両の内、何と4両を使った贅沢な旅が終わりです。

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明知鉄道明智駅。仕事でも何度か来ているし、プライベートでもこれで4回目。もはや私のホームタウンです。

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明知鉄道が作っている寒天飲料「クールスカイ」。紫蘇入りをチョイス。

余談ですが「クールスカイ」は清涼飲料,果実飲料,飲料用野菜ジュースの分類で商標登録されている本気の商品です。

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ところで現在、明知鉄道では「明知鉄道かかし(案山子)コンテスト」を開催中。山岡駅近くの沿線にずらりと並んだかかしの中から、これはと言うものを選び審査用紙に記入して投票すると、抽選で記念品がもらえます。(乗客が審査員です)

かかし

そうそう、投票の多かった作品を作った方は勿論表彰されます。(私も投票してきました)

2015年11月10日 20時25分

明知鉄道開業30周年(3)松茸三昧。

1日乗車券込みで5000円のきのこ列車。

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席に着くと既に配膳済み。

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中を開ければそこはきのこの舞い踊り。ロージ茸、平茸、イクチ茸、舞茸…。

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何と松茸!

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こちらもマツタケ!

ご飯は驚きのおひつが空になるまでお代わりし放題。

私は計3杯頂きました。

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もう一発まつたけ!

明智駅着は13;33なので乗車時間は53分と短めですが、30分ほどで完食。十分にきのこ三昧出来ました。大満足。リピーターが多いとも聞いていますが納得です。

2015年11月09日 20時21分

明知鉄道開業30周年(2)きのこ列車に乗車。

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平成27年10月24日(土)の恵那駅。

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明知鉄道恵那駅構内の明知鉄道お土産コーナー。なかなかの充実ぶりです。

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さて今回の「きのこ列車の旅」は、今年の1月31日に「トワイライトエクスプレスの旅」を誘ってくれた鉄道ライターの伊原薫さんからのお誘いで実現したもの。ところで私たちの座る場所はどこなのだろうと思っていたら、改札口の手前に申込者の代表者の名前を書いた「今日のグルメ列車座席表」が張り出されており、成程納得。それにしてもこの日は驚きの“食堂車”3重連。

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12:40発の列車はかくして堂々の4両編成。しかも満席です。そもそもきのこ列車は早々に満席となる大人気ぶりで、「乗りたい!」と思っても早めに予約しないと乗れません。ということで実は私、きのこ列車に初参戦。…どころか何と明知鉄道の食堂車に初めて乗りました。(嬉)

※この列車は食堂車だけではなく一般車もついている“急行”というのが面白い発想ですね。“食堂”専用列車ではなく沿線住民の足も確保しているのが素敵です。プラス月曜日運休と言うのもご愛嬌です。

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このアケチ6形から先が食堂車です。

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先頭車は恵那駅のホームにかかっていない。(笑)

「4両編成だから撮影したら絵になりそうだね」等と話しながら乗車。4両編成は流石にそうそうは走りませんから「農村景観日本一」の中を走る姿は、確かに車外から見てみたいものです。

(追伸)名鉄資料館が特別開館します。

普段は平日のみ開館で、なかなか行こうと思っても行くことが難しい名鉄資料館が11月15日(日)に特別開館します。この日は予約も不要。特別展として「名鉄の電気機関車(デキ)写真展」も行われています。特別開館は年に数回ありますが、これまで私のスケジュールと合わず、結局有給休暇を取って行きました。さてデキの写真でも見に行こうかな。

2015年11月08日 16時24分

明知鉄道開業30周年(1)C1274。

暫くサハリン(樺太)鉄道旅のシリーズをお休みし、明知鉄道開業30周年を記念して暫く明知鉄道について書きます。

明知鉄道の前身、国鉄明知線が全線開業したのは今から約80年前の1934年(昭和9年)6月24日。

その後、1985年(昭和60年)11月16日に現在の明知鉄道が誕生し今年で30周年を迎えました。記念行事は11月14日(土)に行われますがその詳細は明知鉄道のホームページでご確認下さい。

残念ながら14日に明知鉄道に行けない私は、その代わりと言っては何ですが「明知鉄道開業30周年セット」を注文しており自宅に届けてもらうようにお願いしています。

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さて2週間前の10月24日(土)、30周年に先駆けて私は明知鉄道を訪問しています。目的は「きのこ列車」への乗車で、恵那駅発が12:40ゆっくり目の時間だったこともあり、とりあえず恵那駅から歩いて10分ほどの恵那市中央図書館で静態保存されているC1274にご挨拶。

2015_10_24 明知鉄道きのこ列車_2

屋根の下にあることから状態は上々。

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地元の方の愛情を感じるピカピカのナンバープレート。

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この機関車は昭和25年から明知線で活躍してきた地元ゆかりの1両。

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恵那駅と恵那市中央図書館の間にある古屋慶隆氏の銅像。大井町(現在の恵那市)出身の衆議院議員で明知線の開業に尽力されたそうです。

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銅像の隣にある石碑。こちらは「浅見与一右衛門顕彰碑」。

浅見氏は岩村出身の岐阜県議会議長~衆議院議員で、岐阜県で最初の電気鉄道「岩村電気軌道」(大井駅/現在の恵那駅~岩村駅)を開業させた功績が顕彰されています。

そもそもこうした保存蒸気機関車や銅像等の存在があまり知られていないのが残念ですが、折角の明知鉄道開業30周年ですので一度訪問されては如何でしょうか?

2015年10月29日 22時33分

名鉄三河線三河知立駅開業100周年。

三河知立駅舎

昭和41年頃撮影の「三河知立」駅。開業時は三河鉄道の「知立」駅で知立市の鉄道の歴史はここから始まったとも言えます。

さて今年は名古屋鉄道三河線の刈谷駅~三河知立駅間が1915 年10 月に開業してから100年。それを記念して知立市、刈谷市、名古屋鉄道が協力して様々なイベントが行われています。

とか書きつつ昨日から始まった「開業100 周年記念台紙」はまだ残っているのでしょうか?

そんな心配をしてみてもしょうがないのでそれはさておき、イベントの一つに知立市図書館展示コーナーで行われている「三河知立駅開業 100 周年記念展」があり、その展示に私が会員となっているNPO法人名古屋レール・アーカイブスも協力しています。

知立市図書館

知立市図書館は知立駅から徒歩10分ほどの場所。今回の主役と言える三河線沿いにあります。

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展示内容はタイトル通り写真と資料と解説文による三河知立駅と三河線の歴史。

My beautiful picture

この写真は旧「知立」駅の三河線ホーム。1959年(昭和34年)まで「知立」駅とは今の「三河知立」駅の場所で三河線と名古屋本線が通路で結ばれた“一つ”の駅で、「三河知立」駅の名前は現在の「知立」駅が開設された際に改名されたものです。

と簡単に書きましたが「知立」駅の歴史はこれだけではありません。この先は会場でご覧いただければ幸いです。



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プロフィール

稲見部長稲見眞一
<自己紹介>
昭和52年4月、中京テレビ放送入社。「ズームイン!!朝!」を始めとした情報番組や「ドラマ」「ドキュメンタリー」等のディレクター・プロデューサーを務めた。鉄研最終回(2010年1月29日放送)では自ら自慢の鉄道写真「俺の一枚」を持って出演。 鉄道歴は小学校5年からスタートしはや半世紀。昭和55年には当時の国鉄・私鉄(ケーブルカーを除く)を完全乗破。平成18年にはケーブルカーも完全乗破。その後も新線が開業するたびに乗りつぶしている筋金入りの“乗り鉄”。好きな鉄道は路面電車。電車に揺られながら窓外に流れる街並みを眺めているのが至福のとき。さてスジを寝かせてゆったり乗り鉄と行きましょう!