2015年07月20日 20時49分

立山砂防工事専用軌道。

2015_06_14-立山黒部アルペンルート_8平成27年6月14日(日)。立山駅周辺を散歩中。

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書き忘れていたのですが、この日のメインイベントは市内軌道線はともあれダブルデッカーエキスプレスではなく実は『立山黒部アルペンルート』の通り抜け。立山駅ではケーブルカーの予約を電車の到着時刻9:44から最短での接続となる10:00発ではなく10:20発としてこうして立山砂防工事専用軌道ウォッチングをしていました。

といってもこの日は日曜日なので立山砂防工事専用軌道は動いていません。

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静かな線路。でもこうして見ているだけでも心が躍ります。

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この看板から砂防工事だけではなく、専用軌道の保線、補修も行われていることが伺えます。

世界でも有数の景観だと私が確信するこの軌道は、1度だけ、2008年(平成20年)7月16日に乗っています。実施日が平日のため、それまで休めそうな時期を狙って何度も応募していましたが、予想通り何度も落選する苦渋の日々を過ごした後の歓喜の1日でした。

その時の体験は2010年8月12日からこのブログでUPしています。

今回は短い時間でしかも線路だけの訪問でしたが、当時を思い出すには十分でした。

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そして立山駅に戻りいよいよこの日の本命に挑戦です。それにしても観光バスで来る人が多いのにはビックリ!中国からの観光客が多いとは聞いており、確かにその通だったのですが、世界中から来ていると言っても過言ではないほど様々な国の方がおられ、色々な言語が飛び交っていました。

2015年07月19日 20時29分

富山地方鉄道ダブルデッカーエキスプレス/立山駅到着。

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2015年(平成27年)6月14日。9:44、立山着。その到着を待っていた9:44発の電鉄富山行きが出発しました。

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14760形のこの編成は「立山あーとれいん2015」のヘッドマークがついており、立山町のウェブサイトによれば車内には立山町の魅力を伝える写真が展示されているとの事。(2015年6月14日現在)

電車の運転時刻はウェブサイト/立山町⇒立山あーとれいん⇒時刻表で確認できます。

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「やっぱり京阪だ!」と言いたくなる『テレビカー』のエンブレム。きっちり残されています。

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立山駅の構内をこの位置から始めて撮影しました。名鉄からキハ8000系が乗り入れていたなんて今や知る人のほうが少ないでしょう。

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今回の乗ったダブルデッカーエキスプレスの乗車券と特急券。どうせ乗るならダブルデッカーとも思いましたが、今回は普通の座席にしました。因みにダブルデッカーが満席だったわけではありません。単なる私の気分の問題で、名古屋に帰ってからどうせだったら乗っておくべきだったと思ってもどうしようもありません。

どうでもいい話ですが、富山地方鉄道の特急はお初で、乗っていてプチ優越感。

2015年07月18日 20時24分

富山地方鉄道ダブルデッカーエキスプレス/電鉄富山出発。

京阪3000系は、私の好きな電車の代表格です。名鉄のパノラマカーも好きなのですが、何せ身近すぎてその価値を見出せない一面もありました。

一方京阪3000系について言えばその昔、京都の四条大橋で京阪と京都市電が平面交差していた時代に、堂々たる編成が大通りを横切る姿は未だに忘れていません。

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富山地方鉄道10030形の並び。やっぱり旧京阪カラーに馴染みがあると言ったら怒られそうですが、実は富山地鉄色もすっかり地元に溶け込んでおり、違和感はいつの間にかなくなっていました。

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ダブルデッカーエキスプレスは3両編成なので、電鉄富山駅での先頭車の停車位置はこんな関係になります。

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ダブルデッカーの車両にはこんなイラストがあります。

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また車内にはこんなエンブレムも。富山地方鉄道の大きな期待感を実感できます。それにしてもこの車が富山に来てもう2年近くなるんですね。早いものです。

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8:54に電鉄富山を出て穀倉地帯を行く電車。富山平野の典型的な風景です。(だと私は思っています)

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でも少し時間が経てば常願寺川を渡る橋は絶景ポイント。富山市という県庁のある大都市からわずか40分足らずのこの景色に出会えるのは富山ならではと言えるでしょう。

2015年07月09日 20時08分

IRいしかわ鉄道~あいの風とやま鉄道に乗車。

2015年(平成27年)1月5日。IRいしかわ鉄道521系の車両デザインが決定しました。

IRいしかわ鉄道のその日の公式ウェブサイトのトピックスにあった内容は下記の通り。

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車両デザインが決定しました

当社の車両デザインが決定しました。コーポレートカラーとロゴマーク、石川の伝統工芸を彩る五つの色(赤/臙脂系、黄/黄土(金)系、緑/草系、紫/古代紫系、紺青/藍系)を車両デザインに使用することで、親しみやすさと石川らしさを表現しました。

なお、石川の伝統工芸を彩る五つの色は側面のアクセントカラーとして使用し、保有する5編成でそれぞれ異なる配色とします。

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この『色』の違いを実感するのは連結部。

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左側がクハ520-55、右側がクモハ521-14。

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ということで金沢からこの日の宿泊地、富山への移動はここまで来れば分かったも同然の18:42発のIRいしかわ鉄道。

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途中の倶利伽羅駅(19:00着、19:01発)からあいの風とやま鉄道に会社が変わるので、自動券売機で発行の乗車券も倶利伽羅から860円区間。

車内で気にしていたこと。それはどれ位の人が富山県側まで乗るかということ。私の乗車していた車両(金沢駅出発時での目視の着席率60%強)では、たまたまかどうかは分かりかねますが、高岡で下車した人が結構いました。また富山まで乗り通した人は数人です。JRの在来線時代と一概に比較は出来ませんが、如何にも旅行者という方も見受けられたので、当面はこんな状況なのでしょう。所要時間が1時間というのもこの鉄道に乗ろうと言う動機になるのかも知れません。

終着の富山は19:41。日の長い6月であっても流石に暗くなっており、写真は撮影せずに駅をあとにしました。

2015年07月08日 20時06分

金沢駅は凄い。

アメリカの旅行誌「Travel & Leisure」にて「世界で最も美しい駅」14選に選ばれた金沢駅。

完成してもう随分経ちますが、今の金沢駅に降り立ったのは初めてです。

2015_06_13 金沢駅ドーム

金沢駅の全景を撮るべく外に出ようとするとまず目に入る巨大なガラスドーム。

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外に出るとそこには現代と過去のベストミックスのsデザインとも言える巨大な建造物が姿を現します。「世界で最も美しい駅」と言うのを実感できた瞬間でした。

2015_06_13 金沢駅噴水

現在時刻が表示される噴水。

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暫くしたら「ようこそ金沢へ」に変わりました。

この細やかさは観光客だけではなく、仕事で来た人の心にも響くのではないでしょうか。

2015年07月07日 20時05分

北陸新幹線、E7系とW7系。

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どうでもいい話ですが、車内でカメラの充電。今回はコンデジ×1、デジ一×1を持ち歩いていましたが、あまり撮影しなかったコンデジの充電を先に済ませておくことにしました。いやあ便利な世の中です。

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18:13、金沢駅に定時到着。

これで日本全国乗りつぶしが一山越えました。

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さて今回私はW7系に乗ってきましたが、ではE7系との差は何でしょう?車内のメロディーが違うのでそれが一番の違いとなりますが、外形的には先頭車のロゴマークの違いが分かりやすいですね。

こちらは「WEST」で、

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こちらは「EAST」です。もっともこんなことを気にするのは一部のマニアの方だけかも知れません。でも私は両方撮影出来てご満悦。

※この日のはくたか568号1号車(自由席)の軽井沢からの乗車率は多分3割程度。座れるとは思っていましたが2人がけどころか3人がけでも1人しか座ってないことも多く、意外な印象でした。と、そこで思ったのですがグランクラスはどうなんでしょうね?

2015年07月06日 20時00分

北陸新幹線で金沢へ。

軽井沢駅からは北陸新幹線で金沢へ向かいます。その内、長野~金沢間が初乗りで、3月14日の開業以来、私が乗り鉄であると知る人たちからもう何十人にも「北陸新幹線は乗った?」と聞かれ、「まだ」と力なく答えていた日々に終止符を打つ日がついに来ました。

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その前に。

そもそも軽井沢駅の改札の外に出たのは生まれて初めてかも?

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16:05着で16:06発の567E「はくたか567号」到着。本当ならもう少し線路側に立ちたかったのですが、安全のため黄色い線の内側ではこれが限界でした。それにしてもW7系乗車も初めて。ワクワクします。

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右側に停車している568E「はくたか568号」は16:04着の16:05発。ギリギリで2ショットが撮れました。さすが鉄道の定時運行大国ニッポン!

※「ろくもん」で同行した知人は、途中の上田駅で下車していきました。

※因みに東京行きの「はくたか568号」はF13編成ということでE7系。図らずもこの写真はE7系とW7系の両方が写っています。

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初乗りの「飯山」~「上越妙高」間で乗券の証拠撮影。一応撮影地点は長野駅を出てから…に拘ったのですが背景が…。

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上越妙高駅は17:03着の17:09発。ここで後発の8533E「かがやき533号」に先を譲ります。長野でこれに乗り換えれば16分早く金沢に着くのですが、その差なら(空いている)自由席で十分だろうと思い「はくたか」に乗り続けていました。そしてこの写真を撮るためにわざわざ1号車に乗りました。

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富山平野に入り立山連峰があるであろう方向を見てももやっていて何も見えません。

2015年07月05日 19時34分

「しなの鉄道開業10周年」記念フレーム切手

いうまでも無く、しなの鉄道は1997年(平成9年)10月1日、北陸新幹線長野開業に伴い開業した第3セクターです。もう18年も経っているんですね。早いものです。

しなの鉄道10周年切手

2007年にはこの「しなの鉄道開業10周年」記念フレーム切手も発売されていましたが、正直言って当時は地域限定のこうした“鉄道”切手に私はあまり興味がなく、収集するというところまでは行き着きませんでした。

なおこの切手はNPO法人名古屋レール・アーカイブスに寄贈された所蔵品です。会として切手類はそれほど大量に保存している訳ではありませんが、時代に応じて様々な切手が発売されているのはその通りで、これからも寄贈を受け、所蔵品を充実させ、何かの機会に公開したいという気持ちは持っています。

2015年07月04日 19時32分

しなの鉄道「ろくもん」(4)噴煙たなびく浅間山。

小諸駅では、「ろくもん」の乗客を駅前の「停車場ガーデン」に案内するミニツアーが行われています。

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殆どの乗客の方がそこに行かれており、指定席に乗車する私たちも付いて行きました。雰囲気としてはワイルドフラワーのお庭という感じ。色々な花が咲いており、晴れていればもっと華やかな印象になったのでしょうが、それでもいい感じの10分でした。

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と言っても私たちは他の乗客の方たちとは離れ、別の所に向かいました。もっともほんの数歩のことなのですが、それはホームの一角とも言える場所にある明治42年建築のレンガ造りの『油庫』。

小諸駅の鉄道施設のランプの灯油を保管するために作られたもので、建物の入り口には「少量危険物貯蔵取扱所」の看板がかけられており、往時を偲ぶことが出来ます。

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さて駅前に戻り、「浅間登山口」のモニュメントをパチリ。天辺にある何か変な形のモニョモニョは噴火する浅間山の雰囲気を形にしたものだそうです。(と、聞きました)

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その浅間山は「ろくもん」車内からもよく見えます。そして絶景ポイントで電車を減速する「撮影タイム」も用意されています。

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6月16日(火)に浅間山のごく小規模な噴火のニュースが駆け巡りましたが、13日はこんな感じでした。

さてこの撮影場所はどこでしょう?それは「ろくもん」に乗ってのお楽しみに残しておきましょう。

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「ろくもん」は15:48の定時で軽井沢着。食事つきプランはとても魅力的ですが、それとは別にこの電車の折り返しとなる「ろくもん3号」も狙い目かもしれません。何せ食堂車も含めて全車指定席なので、食事は出ないものの手軽に食堂車に乗ることが出来、特に3号車は座ってみたい!

2015年07月03日 19時31分

しなの鉄道「ろくもん」(3)小諸駅。

小諸駅には15:00着の15:17発。

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しなの鉄道の駅はそもそも国鉄~JRの大幹線である信越本線の駅だけあり、拠点駅はどこも風格があり、また広々しています。ここ小諸駅はJR東日本小海線との共同使用駅ですが、駅舎側の番線をしなの鉄道が使っています。

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そのホームではこんな可愛いお出迎えも。

「りのん」という名前がついており、「こもろ市民まつり」のみこしのために製作されたご神体との案内がありました。

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こちらは改札口の直ぐ横にあった水槽。金魚が泳いでおり、「ろくもん」の乗客の方たちも足を止めて覗いていました。

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一旦改札の外へ。実は「ろくもん」の乗客は外に出ることが出来るのです。その理由は…。



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プロフィール

稲見部長稲見眞一
<自己紹介>
昭和52年4月、中京テレビ放送入社。「ズームイン!!朝!」を始めとした情報番組や「ドラマ」「ドキュメンタリー」等のディレクター・プロデューサーを務めた。鉄研最終回(2010年1月29日放送)では自ら自慢の鉄道写真「俺の一枚」を持って出演。 鉄道歴は小学校5年からスタートしはや半世紀。昭和55年には当時の国鉄・私鉄(ケーブルカーを除く)を完全乗破。平成18年にはケーブルカーも完全乗破。その後も新線が開業するたびに乗りつぶしている筋金入りの“乗り鉄”。好きな鉄道は路面電車。電車に揺られながら窓外に流れる街並みを眺めているのが至福のとき。さてスジを寝かせてゆったり乗り鉄と行きましょう!