2015年07月02日 19時29分

しなの鉄道「ろくもん」(2)1号車の車内。

一方、軽井沢方の先頭車となる1号車。この車両は供食されませんが、その代わり気軽に乗ることが出来ます。

参考までにこの日、私が乗車した長野発軽井沢行きの「ろくもん2号」はよもやのガラガラ。しなの鉄道の人も驚いていたほどなので、梅雨時の土曜日で、かつ人があまり動かないであろうとこの時期を狙った私の思惑はドンピシャリではまりました。

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運転室後ろの場所。ソファーで寛ぐことが出来ます。

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向かい合いの2人席と4人席があり、こちらは4人席。大形テーブルがあり、通勤通学対応の輸送力列車115系の改造とは思えない優雅さです。

小さなお子さんのいる家族連れがこの席で食事しながら旅をするのにはうってつけでしょう。

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「木のプール」。子供向けかな?と思ってみていたら、食堂車の大人のお客さん達もここに入って記念写真を撮影されており、人気の場所です。一応、私も撮ってもらったのですが、公表は差し控えます。

(少しはしゃぎ過ぎており、社員としての品位を保つためにカット)

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車内販売のコーヒー。小さなカップですがお値段はお手頃な200円。1号車の売店で注文をすると席まで持ってきてくれました。

ところでこの「ろくもん」は2人旅。知人と上田電鉄の車内で合流し、私と同様に初「ろくもん」ということで一緒に信州の旅を楽しみました。

2015年07月01日 19時23分

しなの鉄道「ろくもん」(1)乗車。

平成27年6月13日。長野県をのんびり鉄旅。

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これから上田駅14:23着、14:35発のしなの鉄道の観光列車「ろくもん」に乗車です。

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「ろくもん」の名前は、ここ上田ゆかりの武将・真田家の家紋六文銭に由来するもので、電車にあるロゴは家紋をデザインしたものとのこと。

また車体の色は真田幸村の「赤備え」に由来した濃い赤とのことですが、そもそも「赤備え」って何?ということでネットで検索してしまいました。(^_^;)

そう言えばしなの鉄道上田駅の暖簾もこの色ですね。

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115系の正面顔を上手く利用してデザインされたヘッドマーク。

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食堂車のロゴ。塗装がピカピカ過ぎて周りの風景が反射し、なかなかオンリーの写真が撮れません。贅沢な悩みです。逆に言えばそれだけ丁寧に保守がなされていると言えます。ついでですが窓の透明感も半端ではありません。観光列車としてはこれだけでも評価に値します。例えば掃除の行き届かない飲食店にあまり行こうとは思わないのと同じでしょう。

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3号車の襖(ふすま)で区切られた席を外から一枚。

この日も食堂車(レストランカー)は満席で、車内の写真を撮る事はしていません。

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115系の真ん中の乗降扉があった場所。このあしらいは水戸岡鋭治氏のデザイン力の真骨頂といったところでしょうか。

2015年06月28日 19時49分

上田電鉄別所線/6000系デビュー記念乗車券。

下之郷駅に戻ってきました。

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で、気がついたこの建物。上田丸子電鉄と大きな表示がありました。上田「交通」ならまだしも地元の人でも忘れていそうな社名。かっての名前を知っている身としては「へぇ~」です。乗り鉄の楽しみの一つにこうした発見があります。もっともいつも目を皿にしてばかりいては、それこそ『乗る楽しみ』どころではなくなりそうです。枝葉末節に捕われず、気が付いたら面白いものを見つけたという程度が良さそうです。

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14:05発の電車が到着。無事に乗車しました。

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スタンプラリー「全国鉄道むすめ巡り2015」の台紙と6000系デビュー記念乗車券。特段、「鉄道むすめ」に萌えるということはありませんが、私自身は鉄道事業者と鉄道むすめのコラボは『あり』と思っています。スタンプの置いてある駅が各社の終点駅というのが工夫の為所で、興味をお持ちの方でこれに参加する方は是非、鉄道を使いましょう。

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ということで上田電鉄のスタンプは「別所温泉駅」で押しました。因みに記念乗車券は上田駅で買っています。さて今回の上田~別所温泉間の乗車券は「1日まるまるフリーきっぷ」(1,180円)を使っています。往復運賃と同額ですが、下之郷で途中下車しているので少々お得になりました。

2015年06月27日 19時45分

上田電鉄別所線/撮影。

実は下之郷駅で下車した目的の一つに「撮る」がありました。

往路の電車で下之郷駅付近で撮影できそうな場所をチェックしており、別所温泉方面に少し行ったところが光線の具合も良さそうという確認はしており、そこで撮影することにしていました。

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狙いの電車の下之郷発は13:36。もともと18分しか時間が無いのに更に6000系を撮っていたので時間がカツカツ。スマホの地図で道を確認する時間もなく、自分の勘を頼りにただひたすらに狙いの場所に向けて走りました。ハアハアゼイゼイ。

何とか間に合いました。

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こちらは後ろ打ちではありますが、まあ何とか。

本当ならもっと粘るところかも知れませんが、何せ後の時間が決まっており、下之郷発14:05の電車に乗らなければしなの鉄道の「ろくもん」に乗り遅れてしまします。これで上田電鉄の撮影終了。

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帰りがけは少し寄り道して車庫の外にあった5000系をパチリ。少々寂しい気分。

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撮影地から駅に戻る道で出会った「道祖神」。久しぶりに見ました。私にとっては信州らしい風景の一つです。

2015年06月26日 19時42分

上田電鉄別所線/6000系の愛称は「さなだどりーむ号」に決定。

2015年(平成27年)6月13日。正に私が上田電鉄を訪れた前日に6000系の愛称が「さなだどりーむ号」に決まったという発表がなされました。

応募総数354点ということですからかなりの倍率の中で決まったもので、上田電鉄のウェブサイトにあった命名理由には「真田幸村の赤備えをイメージした車両なので苗字を使い、まるまどりーむ号のような柔らかみのある愛称としました。」とあり納得の選択ですね。

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ということかどうかは分かりませんが、この日(6月13日)は上田電鉄のイベントが行われており、私が「下之郷駅」に着いたその時間は、真新しいヘッドマークも誇らしく参加者を乗せて駅(車庫)構内での体験乗車会をしていました。

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おかげで本線を行く6000系を撮影!ラッキーの一言です。

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側線でも1枚。

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臨時の表示は結構レアかも?

因みにホームで撮影していたのは私を含め3名(だったと思う)で、イベント参加者は恐らく全員乗車していた模様です。

2015年06月25日 19時41分

上田電鉄別所線/まるまどりーむ号(Mimaki号)。

別所温泉13:06発はまるまどりーむ号(Mimaki号)。

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駅舎の水色と電車のカラーリングがマッチしています。

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丸窓ラッピングは思いのほか雰囲気を出しており、乗客に柔らかい印象を与えているのではないでしょうか?

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車庫のある下之郷駅で途中下車。狙いは側線に停まっている6000系電車。の、はずだったのですが、何故かその6000系が別所温泉方面のホームに停まっている。私の乗ってきた電車は、この駅での交換は無いので頭の中が???

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でもそこには間違いなく6000系が停まっている。

2015年06月24日 19時38分

上田電鉄別所線/別所温泉駅。

駅舎の屋根にあったシンボル。

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真ん中の彫り物は社章だと思われますが、上田交通、上田丸子電鉄はたまた上田温泉電軌の何れの時代のものでしょう?少なくとも上田電鉄ではなさそうです。

まあそれはともかくデザインはどこかアジアの遺跡で見かけるような感じ。

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昭和の歴史を刻んできた駅の玄関。

出入り口というより『玄関』という言葉が似合います。

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ウェブサイトでも確認できる「本日のラッピング電車運行予定」。ウェブサイトは臨時の変更には対応しにくいこともありそうなので、きっとここで最終情報を出しているのでしょう。私にとって“初”の経験ですが、面白いサービスですね。たまには色々な鉄道に乗るものです。

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時代がかった駅待合室内の扇風機。

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木製のラッチの向こうには、今は使われていないホームも見えます。昭和の歴史遺産ともいえるこの駅。国の登録有形文化財に登録できそうな気がします。

2015年06月23日 19時34分

上田電鉄別所線/モハ5250形。

別所温泉駅。1980年(昭和55年)8月15日以来35年ぶりの訪問。

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昔の写真。

別所温泉駅

写真は変色してしまいましたが、恐らく何も変わらない風景。

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私が乗ってきた電車は12:33に上田に向けて出発して行きました。

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そして私が乗るのは13:06発。それまでの時間を使い、モハ5250を見学。

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昭和3年生まれはいい顔をしています。

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外付け式の前照灯ははっきり言って好きです!

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肝心の丸窓は見るのは良いのですが、(反射が多くて)撮影しづらく車内を覗き込んでこんな風に切り取ってみました。

それはともかく(地元の人にも)人気があったのがよおく分かる美しさです。

2015年06月22日 19時31分

上田電鉄別所線/まるまどりーむ号(Mimaki号)と交換。

まるまどりーむ号(Mimaki号)がやってきました。

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分岐器番数が如何にも小さそうなだけあり、その分、進入速度も遅く“おもむろ”に姿を現すという表現がしっくり来ます。

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私にとって丸窓と言えば上田温泉電軌デナ200形電車~モハ5250形であり、上田「電鉄」というより上田「交通」の電車のイメージです。

その『まるまど』電車がこうして今も上田盆地(上田平)を走っているのは、地元企業による地域貢献として特筆すべきものと考えます。

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中塩田駅には保線車両が留置されています。スノープラウ(除雪装置)が付いているので、この辺りでは時に、それが必要な程度の雪が降るのでしょう。

取りあえず目に付いたモノはこうして写真に撮っていますが、上記の感想は家に戻ってから写真の整理をしている時に考えていることです。

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いよいよ終点の別所温泉。保存されている元祖「丸窓電車」が見えてきました。最後の勾配を昇るのにもう一踏ん張り。

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12:26の定時着です。昭和レトロ感満載の駅。

2015年06月21日 19時28分

上田電鉄別所線/自然と友だち2号。

上田11:57発の別所温泉行き。

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「自然と友だち2号(1003-1103号車)」です。

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上田電鉄のウェブサイトには車両運行表がUPされており、

1)1000系(1001-1101号車)

2)自然と友だち1号(1002-1102号車)

3)自然と友だち2号(1003-1103号車)

4)まるまどりーむ号(Mimaki号)(1004-1104号車)

5)6000系(6001-6101号車)

6)まるまどりーむ号(7255-7555号車)

の6編成がどのダイヤで運転されているかが一目で分かるようになっています。

原田泰治さんのデザインによるラッピング電車。何だか良い感じ。

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カラフルですがそれが1000系の車体と上手くマッチングした感じで、その外観から乗るだけでも楽しい気持ちにさせてくれそうです。

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上田原(うえだはら)駅。交換可能駅です。

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短いホームに木造駅舎。地元の人の想いはともかく地方の小私鉄の典型的な風景は郷愁を誘うと共に愛着を感じます。



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プロフィール

稲見部長稲見眞一
<自己紹介>
昭和52年4月、中京テレビ放送入社。「ズームイン!!朝!」を始めとした情報番組や「ドラマ」「ドキュメンタリー」等のディレクター・プロデューサーを務めた。鉄研最終回(2010年1月29日放送)では自ら自慢の鉄道写真「俺の一枚」を持って出演。 鉄道歴は小学校5年からスタートしはや半世紀。昭和55年には当時の国鉄・私鉄(ケーブルカーを除く)を完全乗破。平成18年にはケーブルカーも完全乗破。その後も新線が開業するたびに乗りつぶしている筋金入りの“乗り鉄”。好きな鉄道は路面電車。電車に揺られながら窓外に流れる街並みを眺めているのが至福のとき。さてスジを寝かせてゆったり乗り鉄と行きましょう!