2013年03月20日 20時32分

2013 春の大鉄まつり(5)いざ、井川線川根両国へ!

3月10日(日)の3番目のイベント、井川線「川根両国」駅にある車両整備工場見学に向かいます。集合時間は11:30で、早速、千頭11:36発の井川線/南アルプスあぷとラインに乗車し、お隣の駅「川根両国」まで約4分間の旅を楽しみます。

山中に少しだけ開けた平地。そこに目一杯線路を敷いた感じの千頭駅の様な光景は、一昔前の木曽森林鉄道を始めとした森林鉄道を髣髴(ほうふつ)させます。

森林鉄道を引き合いに出したのは、正にこの車両たちの大きさがそうさせてくれるからですが、つい先ほど自らの手で運転したDD203の僚機、DD204に押される列車に乗り込むのはなかなか良い気分でした。

川根両国駅で下車。

私たちを乗せてきた列車が11:41に出発すると駅はまた元の静けさを取り戻します。通常、どれほどの方がこの駅で乗降されるのかは分かりませんが、何十人もの人が一度に下車することは滅多にないでしょう。

(余談)

SNSで繋がっている方から、今日は石川県に昭和52年まであった非電化ナローの「尾小屋鉄道」が廃止になった記念日と教えてもらいました。井川線には非電化ナローというイメージが私にはあります。上の写真も私の中ではナローをイメージしてシャッターを押しています。

2013年03月19日 21時17分

2013 春の大鉄まつり(4)「かわね路11号」到着。

DD203号機の運転体験を11時過ぎに終えて暫くすると、千頭11:11着の「かわね路11号」が到着です。

どうでも良いことですがここまでで『11』が3つ並んでおり、これが11月11日ならグリコから「ポッキーの日」大賞が貰えるかもしれません。(そんな訳ないか…)

さてここで3月10日(日)の私の立てたスケジュールを紹介します。

1)DD運転体験…10:35集合~11:10(事前電話予約)

2)「かわね路11号」到着撮影…千頭11:11着

3)「井川線車両整備工場公開見学」…11:30~13:00(事前電話予約)

4)「SL運転体験当日受付」…13:10~13:25(抽選の発表は13:30)

5)「SL大集合」…13:35~13:45

6)運が良ければ「SL運転体験」…14:00~16:00の間

7)時間が合えば「鉄道部品オークション」見学…14:00~14:30

8)運が良ければ「かわね路2号」に乗車…千頭14:50発

9)「かわね路2号」に乗車できれば「新金谷」で転車台が見れるかも???…16:10過ぎ

とまあ3)までは事前予約受付のハガキをもらっていたのでOKだったのですが、それ以降は運任せ。結果は明日以降のブログに書きますが、私が言うのも何ですが、こんなスケジュールのツアーは成立しそうな気がしました。

さて「かわね路11号」の最後尾には『オハニ36 7』が連結されており、この日、沿線で撮り鉄された方にはさぞかし“絵”になったであろうと思いました。

そして先頭に回り込みお約束の駅頭での編成写真。5両の客車を牽いてきた『C11 190』号機もやれやれと言ったところでしょう。

今回、改札口近くで「SLブライダルトレイン」の案内をしていました。

詳しくは日本旅行のHPhttp://ep.nta.co.jp/osakahojin/PANFU0121.pdfに出ていますのでそちらをご参照頂きたいのですが、新金谷~千頭間のSL列車を舞台に様々なアイデアが盛り込まれ、参加者70名の基本プランで200万円となっています。「鉄道ファンなら一度は夢見るブライダルトレイン」のキャッチフレーズがありましたが、良いところをついていると思いました。

もっとも私がこの列車の主役になることは無いでしょうが…。

2013年03月18日 21時09分

2013 春の大鉄まつり(3)DD203号機・運転体験。

DD20形の運転体験は、事前に予約をしています。事前電話予約がスタートして直ぐに電話をかけたので、無事運転体験が確約され、とにかく大井川に向かう事だけはこれで決めることが出来ました。

その事前予約による運転体験ですが、3月9日・10日とも1)9:30~、2)10:35~、3)12:30~、4)14:55~の各4回あったのですが、当日の電車移動では当然、1)回目には間に合わず、また帰りの事や他のイベントの見学等も考え合わせ、2)回目をお願いしました。

※当日予約も11:40~と13:50~の2回ありました。

さてこの日の機関車/DD203号機の運転席は予想に違わず、とても狭かったです。ただ窮屈と言うほどでもなかったのが意外でした。

私の顔の位置と運転席窓の位置関係で何となくわかってもらえると思いますが自分の視線の下に前面の視界が広がるのは不思議な感じです。

それでも隣の井川線用客車の窓の位置に比べれば機関車の視点は高く、井川線車両の洗礼を受けた気がしました。

この日操作したのはマスコンとブレーキハンドル。ブレーキは写真右側上段の、機関車だけにブレーキが効く単弁を使いました。

そして約100メートルの距離を運転。3ノッチまで入れて最高速度は20キロほどでしたが、そもそも井川線の最高速度は30キロとのことで、中には15キロ制限の区間もあるので、それよりは早いスピードを出したことになります。

最後に今回はもう一枚、私の記念写真をUPします。こんな写真も撮影してくれるのですが、私は運転席からただ顔を出しただけで、決して「伸び」をしている訳ではありません。DD20形の大きさをより感じていただけましたでしょうか?

体験料は3000円。機関車の説明から運転終了まで10分弱の出来事でしたが、私にとって初のディーゼル機関車運転体験は、こうして終わりました。感想は「やっぱり運転は楽しい!」そして「井川線のDDは面白い!」です。

そうそう、このDD20形運転体験ですが、10年ほど前に「川根両国」駅でやったことがあるそうです。その時は300メートルほどの区間だったそうで、できれば次回は300メートルを運転したいと思いました。

大井川鐵道さん、是非ご検討下さい。

2013年03月17日 15時48分

2013 春の大鉄まつり(2)千頭駅点景。

大井川鐵道千頭駅に着くと、まず出迎えてくれるのは「鉄道むすめ」車掌・井川ちしろのパネル。「井川」駅と「アプトいちしろ」駅からその名をとっているとのことですが、“昭和”の鉄道に乗って到着した駅に平成20年代の象徴があるのは考えように不思議ですが、最近は全国的に「鉄道むすめ」がいるので、この風景に違和感が感じないのは面白いですね。

改札を一歩出たところには、記念写真撮影用のボックスがありました。『C11 190 顔写真入りMEMORIAL PHOTO』とあり、少々気にはなったのものの私にはこれを試す勇気は出ませんでした。が、こうした地道な鉄道会社の努力は是非、報われてほしいと思いました。

さて私は鉄道会社のイベントに足を運んだことは殆どありません。どの鉄道会社のイベントも人気が高く、人が多いというイメージがあって、あまり得手ではないからです。

しかし今回は『禁断の果実』を敢えて自ら手に取ることにしました。

その理由は、写真の井川線用DD20形の運転体験他、お楽しみが満載だったこと。

DD20形は後ろに見える旧・南海の21000系と大きさを比較してもらえば一目瞭然ですが、この可愛いディーゼル機関車が運転できるとあらば、やはり参戦せざるを得ませんでした。そして合わせて是非挑戦したかったのが蒸気機関車の運転体験。ただ10:27に千頭に到着した段階ではまだ蒸気機関車が運転できるかどうかはまだ分かっていませんでした。

2013年03月16日 20時06分

2013 春の大鉄まつり(1)旧・南海の古豪21000系。

平成25年3月10日(日)、私は「2013 春の大鉄まつり」に行っていました。

大井川鐵道には、昨年の7月28日の「ビール列車」(このブログでは2012年7月29日~UP)、一昨年の10月8日の「無料乗車体験『金谷茶を飲みながらSL重連列車に乗ろう!』(このブログでは2011年10月27日~UP)と毎年のように出かけているのですが、その際、ビール列車は当然の事ながら客車で往復。SL重連列車の時は帰りもSL列車を選択。しかも最初に大井川鐵道に乗った昭和53年11月25日もSL列車で、その時は井川線に乗り換えて井川まで乗車し、その後はバスで静岡に抜けており、ということでプライベートで電車に乗って千頭まで行くのは私にとって『初』の出来事でした。もっとも仕事では数回、電車に乗ったことがあります。ただ一体何年ぶりかが思い出せません。あっ、すいません。金谷~新金谷間は別です。

そんななんやかやはともかく、21001+21002のコンビに乗車。その21000系との最初の出会いは、南海高野線。

21000系と22000系が並んでいるのは高野線「極楽橋」駅。撮影(乗車)したのが昭和54年10月13日は間違いないと思うのですが、どちらの電車に乗ってきて、どちらの電車で山を下ったのかは定かではありません。当時は「なんば」から「極楽橋」まで直通の急行が運転されており、その電車は“大運転”と呼ばれていました。平坦区間から山岳区間への直通運転であることからその名が付いていましたが、考えようによっては大井川鐵道にお似合いの電車ですね。

千頭には10:27の定時に到着。

名古屋を7:28発のこだま632号に乗車しているので、まずは約3時間の旅でした。この10:27というのは名古屋を朝出発した場合の一番早い到着時間で、これ以上早い時間にこの駅に立つことは出来ません。

千頭駅でプチ発見。ラッチ(?)もしくは単なる出入り口(?)かはともかく、動輪が模(かたど)られているのを見つけました。何度来ていても新しい発見はあるものですね。

2013年03月04日 21時45分

名古屋駅の風景が変わりつつある。

名古屋中央郵便局~名古屋中央郵便局名古屋駅前分室のあった建物が、いつの間にか無くなっていました。昨年の秋に「名古屋中央郵便局名古屋駅前分室」は写真の真ん中に写っているJRセントラルタワーズの15階に移転し、窓口は無くなっていましたのでその内に建物は取り壊されるであろうとは思っていたものの、久しぶりにここを通ったら、目の前に忽然とタワーズのビルの全景が目に入り驚きました。

そう言えば、国鉄名古屋駅と名古屋中央郵便局との間を結ぶ通路があったと聞いたことがありますが、その跡はどうなっているのでしょう?

さてこの風景が見られるのもそれほど長い期間ではないはずです。

 

名古屋中央郵便局名古屋駅前分室が移転したタワーズ15階から見た大名古屋ビルヂング。取り壊し工事が進んているのが見て取れます。この風景(取り壊し途中)も期間限定です。

こちらは名古屋市営地下鉄桜通線「名古屋」駅の改札を入ったところにあった壁画。この壁画はもともと東山線の改札近くにあったもので移設されるとは聞いてきたものの、あまりに唐突にこの場に出現しました。

「寄贈 名古屋地下鉄名店街組合連合会 昭和四十二年十一月」の銘板もあり、ひょっとしたらこれまでよりも認知度がUPするかとも思いました。

2013年03月03日 16時36分

名鉄桜駅の桜、蕾(つぼみ)を感じた。

毎年、書いている名鉄桜駅の桜。

昨日(3月2日)はこんな感じでした。蕾(つぼみ)が膨らみはじめ、その膨らみはうっすらとピンクに色付き始めていました。これは気のせいではないはず。

寒い日が続いていますが、昨日・今日と外で日差しを浴びていると太陽の恵みを実感できるようになりました。この蕾も「この寒さももうすぐ終わるよ」と語りかけてくれるような、そんな気がしました。コートを脱ぐ日が待ち遠しい。

2013年02月20日 20時51分

「2013 春の大鉄まつり」で運転体験。

大井川鐵道では3月9日(土)・10日(日)の2日間、

「春の大鉄まつり」が行われます。

これは1925(大正14)年3月10日の大井川鐵道の会社設立日にあわせて行うもので、昨年は確か「春のSLまつり」というタイトルだったと思いますが、今年も楽しいイベントが一杯あります。

(参照)「2013 春の大鉄まつり」HP

私のブログは基本、事後報告で「イベントがあります」という事前のお知らせはあまり書かないのですが、今回は皆さんにどうしても知ってもらいたい目玉があり書くことにしました。

*私が考える目玉(1)

蒸気機関車『運転体験』…国内で蒸気機関車の運転体験が出来るのはこれまで「若桜鉄道」「三笠鉄道村」だけでした。新しい場所が増えるのは嬉しいことです。

(撮影日…2011年10月8日)

*私が考える目玉(2)

井川線ディーゼル機関車『運転体験』…100メートルの距離の片道だけですが、ディーゼル機関車の運転体験は日本でここだけ。これは絶対にやりたいと思っています。

(撮影日…2011年10月8日)

*私が考える目玉(3)

川根両国駅の車両整備工場の公開…私が車両区や工場の公開に足を向けることはあまり無いのですが、ここは行ってみたいと思っています。何と今回、初公開!

ナローではないものの、ナローの仲間と言いたくなる井川線は私の好きな路線で、今回はSLもさることながら井川線関連のイベントが興味を惹きます。

他にも「SL大集合」やイベントは盛り沢山で、鉄道アイドルの木村裕子さんも10日(日)に来場され会場を盛り上げます。

『運転鉄』にも少々首を突っ込んでいる私としては、今回は大いに触手が動いています。最低限度、目玉(2)をクリアし(3)も何とかしたいと思い、日帰りで出かける算段を立てています。

出かけることが出来たらこのブログで報告します。

なお今回の「2013 春の大鉄まつり」の情報は、同好のUさんから頂き、大井川鐵道のHPで確認しました。Uさん、この場を借りて御礼申し上げます。

2013年02月17日 8時54分

SLあおなみ号の運行記念

「SLあおなみ号」に名古屋市がどれほどの取り組みをしているかということが、結構感じられたこの1週間でした。今日1日、盛況のうちにこの実験走行が終わるのを祈るばかりです。

これは「ささしまライブ24」地区の観覧場所で頂いたシールとボールペン。

会場では鉄道グッズの販売も行われていたのですが、その横で「SLあおなみ号」と「あおなみ線」についてのアンケートを行っているテントがありました。「ご協力ください」と呼びかけられるままそこに入り、アンケート用紙に記入しました。そしてアンケートと引き換えにシールをもらい、「成程、こんな記念品を作ったんだ!」と思いつつボールペンを返そうとしたらそれも記念品ということで、私は驚きつつ有難く頂戴しました。

そこには「SLあおなみ号」運行記念 平成25年2月16日、17日」という文字とともにこの列車のイラスト+いつものあおなみ線の電車のイラストがありました。

観覧場所からの帰途、こんなに人がいるのをかってこの駅で見たことがない!と思ったあおなみ線「ささしまライブ」駅から1駅、「名古屋」駅で降りて改札を抜けたキヨスクの壁にこんな看板を発見!単なる案内看板かそれとも記念撮影スポットかは分かりませんでしたが、ここで子どもたちの写真を撮る方が途切れることはありませんでした。

この大きさですが、下から上までで恐らく2メートルはあったと思います。

2013年02月16日 21時02分

SLあおなみ号、快走!

2013年2月16日(土)、SL実験走行がいよいよ始まりました。

朝9:50、1986年以来の蒸気機関車の汽笛が名古屋の街に響き、そしておもむろに煙が上がり、それがゆっくりとささしまライブ24地区の観覧場所に近づいてきて、9:53に私の目の前を通り過ぎていきました。

撮影場所は、実はフェンスの外側の歩道にあたるところで、撮影の規制があるかと思いきや、そんなことはなく周りの人と融通しあって撮影しました。またこの写真で左隅の方に某テレビ局のカメラが三脚を高くして頭一つ抜けていたのですが、誰かが「少し下げてください」とお願いしたようで、通過の5分ほど前に高さを下げて、かつその局のスタッフの方が私たちの方までやって来て「この高さなら大丈夫ですか?」と聞いて回っていました。少し嬉しい出来事でした。

ところで場所の選択ですが、名古屋の高層ビル群を背景にすることは最初から決めていたので、それなりにいろいろな場所を見て回った上でここにしています。また会場にいる人は写りこんでしまったのではなく、写りこませるつもりでした。ある種、記録写真を意識しています。

ところで今回の規制状況ですが、これは「ささしまライブ」駅のところにある跨線橋の上り口にあった看板です。

こちらは「ささしまライブ」駅から西に向かう道路(というより通路)の規制の案内で、どんな通行券なのか思わず見たくなりました。

最後に駅の改札窓口の貼り紙。今回、あおなみ線に入場券がないのを初めて知りました。

 



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プロフィール

稲見部長稲見眞一
<自己紹介>
昭和52年4月、中京テレビ放送入社。「ズームイン!!朝!」を始めとした情報番組や「ドラマ」「ドキュメンタリー」等のディレクター・プロデューサーを務めた。鉄研最終回(2010年1月29日放送)では自ら自慢の鉄道写真「俺の一枚」を持って出演。 鉄道歴は小学校5年からスタートしはや半世紀。昭和55年には当時の国鉄・私鉄(ケーブルカーを除く)を完全乗破。平成18年にはケーブルカーも完全乗破。その後も新線が開業するたびに乗りつぶしている筋金入りの“乗り鉄”。好きな鉄道は路面電車。電車に揺られながら窓外に流れる街並みを眺めているのが至福のとき。さてスジを寝かせてゆったり乗り鉄と行きましょう!