2012年12月26日 21時26分

小ネタ、「インターホン」の話し。

名鉄名古屋本線「桜」駅は無人駅です。そのため「インターホン」がついており、ボタンを押せば「名鉄係員が応対いたします」の文字通り、係りの方が出てくれます。

ところで「インターホン」の下に英語があるのですがそこには「Intercom」とあります。そうなんです。「インターホン」は和製英語で、英語では「Intercom」となります。ところで「インターホン」が和製英語というのは聞いたことがあり知っていたのですが、いつから「インターホン」という名前が使われていたかについては、少々ネット検索した程度では出てきませんでした。

さて余談ですが名古屋に「アイホン」というインターホン大手の会社があります。今年、そのアイホン株式会社とApple社が誰でも知っているであろう製品名「iPhone」(アイフォーン)の商標使用で合意したというニュースが流れました。難しいことはともかく「iPhone」が日本では「アイホン」ではなく、「アイフォーン」であることには理由があるということで、『商標』権については、私の業務にも関係があるのでそうしたニュースに敏感に反応してしまいました。なおApple社からアイホン株式会社には使用料が支払われているようです。(参考:東洋経済ONLINE)

そんなことを「桜」駅の「インターホン」の吊り看板で思い出したのですが、興味のない方はその看板の下にある「電車が通過します」の通り、通過してください。あっ、今頃書いても遅いですね。

2012年12月25日 20時49分

クリスマスの小ネタ。駅の伝言板。

今日はクリスマス。私は仕事が終わった後、内科に立ち寄って家に帰りました。

だから何というほどのこともなく、特段待ち合わせる相手もいないのでそのようなことになるのですが、それはさておき「今日は待ち合わせ」という人もいたでしょう。

携帯電話どころか、ポケットベル(すでに死語!か?)も無かった時代の話しです。駅で待ち合わせをしたものの、相手が待てど暮らせど現れず、1時間ほど待ったところで待つのを諦め「何かの理由があって遅れている…のだろう」と思い、それでもひょっとしたら来てくれるかもしれない…。と、そこからの立ち去り際に『駅の伝言板』に一言、「2時間待ちました。今日はこのまま帰りますが、気にしないでまた連絡をください…」などと相手を思いやるメッセージを残す。という世界がありました。待った時間が誇張されているのはそんなこともあったのではという妄想で、私の実体験とは異なります。

その『駅の伝言板』はもう遺物かと思いきや、名古屋市営地下鉄ではどっこい生きています。写真は通勤で毎日乗降している名城線「八事日赤」駅のもので、その存在は開業当時からあるにも関わらず、初めて見ました。(写真に撮影したのが最初という意味ではなく、本当に初めて「見」ました)

今や誰も使う人がいないのか、「東山線では、平成24年12月25日(火)~28日(金)及び、平成25年1月4日(金)は、平日の運行時刻を変更して運転します。」のお知らせがど真ん中に貼られていました。昭和の時代には男女に限らず、友人・知人、家族の連絡にいつも使われ、この伝言板では書いて『月日』を書き入れるようになっていますが、“昔”は時間も書くようになっていて、一定の時間が過ぎると消され、新しい伝言が書けるようになっていました。アナログだからこそ心が繋がった時代があったと言いたい58歳です。

2012年12月12日 22時15分

名古屋市営地下鉄のクリのマス列車。

 

名古屋市営地下鉄名城線・名港線の『クリスマス列車』。「噂には聞いていました…」というレベルだったのですが、名古屋市交通局のHPで『クリスマス列車』を再確認しました。

それにしてもこの列車に乗車する確率は1/36。よくぞ当たったものです。

それは今朝の通勤の時でした。お恥ずかしい話しですが、2000形電車の外観では、正直言って気付きませんでした。そして乗車してからもそのままいつものように空席に腰を下ろし目をつむっており、「八事」駅到着時に「We Wish A Merry Christmas」のメロディーが流れて思わず目を開け、車内を見渡してしまいました。そのメロディーはどの駅でも流れるわけではないので、それが無ければ恐らく『クリスマス列車』の存在を思い出さなかったかも?

車内が混んでいたので、この2枚の写真を撮るのが『精一杯』で…、というより混んだ車内でカメラを取り出し撮影するのは、必要以上に憚られる昨今です。

ところでこの吊革のリボンはとても愛らしく感じましたが、ただその取り付けはどうみてもサッサとできるものとは思えません。

※因みにこのリボンは全ての吊革につけられている訳ではありません。一つおき、ところにより連続と言った塩梅です。そうそう、このリボンには「MERRY CHRISTMAS」の文字も見えました。

(取り付けてあるバーもおしゃれです)

後ろに広告が見えていますが、私が乗車した2626号車では全ての車内広告が『クリスマスバージョン』となっており、それも一社の買い切りではなく、競合する会社が並んでいたりしました。それは結構新鮮に感じ、トータルではこうした電車“イベント”で「乗客に楽しんでもらおう」というか「名古屋を楽しんでもらおう」という“協賛”であろうかと思った次第です。

乗れるかどうかは『運』でしょうが、今月25日までの限定です。私が再度乗ることはあるのでしょうか?

2012年10月09日 22時24分

瀬戸電の『でる電』。

今日、人間ドックに行ってきました。その場所と地下鉄の最寄駅「市役所」の間に、瀬戸電(名古屋鉄道瀬戸線)の『でる電』スポットがあります。「芸能界鉄道研究会 鉄研」では平成21年(2009年)12月18日の放送の中でも紹介した場所で、「東大手」駅と「清水」駅の間にあります。

写真は「清水」発12:15の普通電車で、この場所は12:16に通過しました。『でる電』というよりは『はいる電』ですが、時間経過の都合ということで…。

こちらが正真正銘の『でる電』で、東大手を12:17発の「尾張旭」行きはこの場所を12:17に通過していきました。それにしてももうすっかり瀬戸線に定着した感のある4000系ですね。さすがに4000系の写真ともなると、“瀬戸電”というよりは“瀬戸線”と言いたくなります。6000系とか6600系とならまだ“瀬戸電”と言ってもよさそうな感じですが…。まあ私の『繰言(くりごと)』『戯言(ざれごと)』ということで。

そして地下鉄「市役所」駅までの途中の「お堀電車」の跡をちらっとみて会社に向かいました。

ところで、今回の撮影には「facebook」で話題になっていた『鉄道Now』というアプリを使いました。このアプリは、地図上に列車の定時運転時の位置がリアルタイムで表示されるもので、それで瀬戸電がその時間にどこを走っているかをチェックし、到着してから3分以内に上り下りの1本ずつが通過しそうだったので、カメラを構えることにしました。PC用だけではなく、スマートフォン用もあり初めて“実戦”で使用してみました。

日本全国の列車が表示されるので『撮り鉄』さんには便利そうな印象を受けました。さすがに貨物は表示されませんが、必要にして十分なアプリです。

 

 

2012年10月01日 23時02分

市営交通90周年記念一日乗車券、完結!

8月から販売が開始された名古屋市交通局「市営交通90周年記念一日乗車券」が遂に本日完結しました。

8月1日に発売された「市電」は発売日に買えず、2日に購入しました。

9月1日に発売された「市バス」は、地下鉄駅で派手な宣伝をしていたわけではないので、数日発売を忘れており危うく買い逃すところでした。

本日、10月1日発売の「地下鉄」はちゃんと購入し、こうして3枚のセットが完成しました。

850円×3=2550円也の価値はあったと思っています。ただ前代未聞の「訂正」が毎回あったのは残念でしたが、それでも発売前に気付き、「訂正」が入ったのはまあ良かったとは思っています。それにしてもこれまで一体どれほどの記念乗車券・入場券を買ったか数えたことはありませんが、その中には「誤り」もひょっとしてあったのでは?などと思ってしまいました。何せ解説文や券面の注意書きを読んだことがありませんから…。

(追伸)

同じく90周年記念の話題ですが、「市バス・地下鉄とことんスタンプラリー」の「大曽根」駅のパンチですが、本日、知人から連絡があり、「伏見」駅を同じだったようです。

こうした話しを書きつつ、4駅のサービスセンターに行きスタンプ帳にパンチだけでも揃えてみたいと思うのはきっと私だけではないはず。何せ、市営地下鉄の改札からパンチが無くなったのかは、もう思い出すこともできないほど昔の話しです。

(余談)

9月2日にブログにUPしたこの写真ですが、現在地下鉄駅で配布されている「NAGOYA PALTTE」「なごや得ナビ」には不肖・私の名前入りで出ています。また「広報なごや」の3面の『市営交通90年の歴史を振り返ろう』のコーナーにも名前は出ておりませんが写真を使っていただいています。

 

2012年09月26日 22時08分

市バス・地下鉄とことんスタンプラリー(5)

地下鉄に乗っては降り、降りては乗っているといろいろ思うところと、発見することがあります。

例えば「この座席は7人掛けです」の文字は、縦書きなのになぜ「七」ではなく「7」なのだろうかということもその一つ。本来、縦書きなら『漢数字だろう』と突っ込みを入れたくなります。とはいうもののこの表示はいつからあるかも思い出せないほどですので、もうすっかり定着していると言えます。そもそもこうした表示の場合、縦書きであっても漢数字を見ることの方が珍しいというかそもそも見た記憶が無いといっても過言ではありません。

その7人掛けのシートですが、席が空いた状態でお客がどっと乗り込んだ場合は、キチンと7人座るのですが、空席が目立つ状態からだんだん乗客が増えていく場合には、そうはならないことが多いということが見て取れました。また、7人座っていた席から一人一人降りていくと、例えば写真で右端から2番目に座っている人は、3番目の人が下車すると端に座っていた人と微妙に距離を開けていきます。

通勤時には気にもしなかった日常の営みの機微が、今回のスタンプラリーで再発見できました。

2012年09月25日 21時28分

市バス・地下鉄とことんスタンプラリー(4)

古池さんからお借りした「路線賞」「パーフェクト賞」は、「名古屋」駅の交通局サービスセンターで交換したそうです。

引き換えると写真のように『引き換えました』という証明のためのパンチが入ります。古池さんから、「スタンプ帳にパンチが入るとは思わなかったけど、他の駅はひょっとしたら違うパンチが入るのでは?」との話しがありました。

結果はその通りで、このM型は「金山」駅のパンチ。

もう一丁、このパンチは「伏見」駅のものです。因みにこれは昨日、私が会社の帰りに自力で回った「東山線」「鶴舞線」2線のピンバッジを引き換えに行った際に入れられたものです。皆さんはご存じだったでしょうか?引き換える駅によって『パンチ』が異なることを!

私は、全く知りませんでした。家族で回られた方は、1冊ずつ引き換える場所を変えれば、最大4種類のパンチを集めることもでき、それを“家族”のコレクションにすることができたということになります。

名古屋市交通局も味なことをするものです。その遊び心は賞賛に値すると思いました。

※写真のトリミングのサイズがあっていないことをお詫びします。まあ、パンチの形の検証用と言うことで…。

2012年09月24日 21時32分

市バス・地下鉄とことんスタンプラリー(3)

本日、私は「東山線」と「鶴舞線」のピンバッジを手に入れました。「今頃?」と言われそうですが、22日(土)、23日(日)とも、スタンプ帳を持ち歩く人を駅で見かけました。

ところで今回、2線でも回ろうと決心したのは『路線賞』『パーフェクト賞』の実物を見たのがきっかけで、お金で買うのではなく、「コツコツ」地道な積み重ねの成果というのもチャレンジ精神を呼び起こしてくれたものと思っています。その結果、「やってみるものだなあ」と改めて感じたことが幾つかあります。

一つは地下鉄「八田」駅に初めて降り立ち、初めてJR「八田」駅の駅舎の写真を撮影したことです。そして「近鉄八田」駅から初めて電車に乗ったことです。こうしたことでも無ければ恐らく私の人生で「八田」を体感することは無かったのではないでしょうか。

まずJR八田駅を撮影したのは9月22日(土)の15:49頃。名古屋駅まで戻る予定だったので、JRでも近鉄でも良かったのですが、JRは15:47に出たばかりだったので、写真を撮影した後、高架下の駅構内を通り抜け、近鉄に向かいました。

近鉄の発時間は16:04。ここで発車までのほんの数分ですが、ホームの桑名よりで“撮り鉄”をしていました。そうしたら、思わぬ2ショットを撮影することに!

JRは南紀6号(名古屋着16:07)で、近鉄は甲特急14レ。近鉄名古屋には南紀と同着の16:07であることは家に帰って時刻表を見て知りました。まあ「鉄道写真」としては如何かというレベルですが、記録としてはまずまずの価値を自分では思っています。もっとも定時で電車が動いていれば撮影できそうではありますが…。

もう一つ、地下鉄「高畑」駅での折り返し時に車内清掃をする係員の姿を見たこと。車掌さんや運転士さんが折り返し時に車内を見回っているのは何度も見かけているのですが、スタンプを押しているとこんな発見もあるのですね。

2012年09月23日 22時17分

市バス・地下鉄とことんスタンプラリー(2)

今回、名古屋市交通局の“本気度”が一つ一つのスタンプのデザインで分かります。まあ「名古屋市交通局」と「駅名」があるのは当然でしょうが、その図柄に選ばれているのは駅近くにある名所・旧跡や縁の人物で、それだけでも楽しめるように工夫されています。

この写真は8月の早い段階に押されたものですので鮮明ですが、9月22日時点で私が回った駅で押した感じでも、スタンプ部分が擦り切れて印影が薄くなっているようなものはありませんでした。

で、こちらはスタンプ帳の中の「路線賞引換え印」「パーフェクト賞引換え印」の部分をトリミングしたものです。マスコットの「ハッチー」くん、おっと“くん”ではないですね。「ハッチー」は男性でも女性でもありません。そういえば「ハッチー」を「シャッチー」と呼んで『名古屋市民として気持ちはわかるけれど名前が違うよ!』と指摘されたことも思い出しました。

話しが脱線して申し訳ありません。でその「ハッチー」の『パーフェクト賞』の「よくできました」の文字が何とも可愛らしく気分は「はなまる」で、子供の年齢でなくとも嬉しくなってしまいそうですね。

(追伸)

ある一定の年齢以上の方には「はなまる」という言葉は通じないのでは?小学校等で、子供が何かに頑張った時、例えば作文等に押す「努力賞」の意味合いのスタンプですが、私の子供たちがまだ小さかった時に初めて見て「成程」と思いましたが、少なくとも私が子供の頃にそんな存在はありませんでした。

Facebookの「いいね」みたいと例えると「そんなに簡単に押せない」と言われそうです。

 

2012年09月22日 23時15分

市バス・地下鉄とことんスタンプラリー(1)

8月1日から今月末まで「(名古屋)市営交通90周年 市バス・地下鉄とことんスタンプラリー」が行われています。そのスタンプラリー用の台紙は開始初日の8月1日にUPしましたが、地下鉄全駅87駅+市バス沿線6施設の内、4施設を回ってスタンプを集め、記念品をもらった方も多いと思われます。

その記念品には『路線賞』と『パーフェクト賞』があり、私は“パーフェクト”を早々に諦めたものの、取りあえずどんな記念品なのかを知りたくなり、既に8月中に『パーフェクト賞』を達成していた鉄道写真家古池直之さんから一式をお借りしました。

まずは『路線賞』のピンバッジ部門で、左上が名城線・名港線「2000形」で、27駅を回った成果です。次に右上で鶴舞線「N3000形」は20駅の成果。

3つ目は左下の桜通線・上飯田線で「6050形」と「7000形」が並んでいるのが可愛いです。最後が右下の東山線21駅を乗ったり下りたりした「N1000形」となっています。想像していたよりもズーッと出来が良いと言うと名古屋市交通局の方に叱られそうですが、地下鉄全駅を巡る人が今日も多く見受けられたのは納得です。

実は“パーフェクト”を目指すことはしていないのですが、他路線に比べ比較的回りやすいと思った「東山線」「鶴舞線」の2路線だけは会社の帰りに乗ったりしていました。私の手元に2個のピンバッジが来るのも時間の問題です。

そしてパーフェクト賞の記念品がこれ!「市電」「市バス」「地下鉄」のクリアファイルセットで、ファイルの右下にある“パーフェクト賞”という文字が何ともそそります。なおそこに使われている写真の選定は、相当に悩んだと関係者に聞きました。その理由はファイルを見て納得しました。



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プロフィール

稲見部長稲見眞一
<自己紹介>
昭和52年4月、中京テレビ放送入社。「ズームイン!!朝!」を始めとした情報番組や「ドラマ」「ドキュメンタリー」等のディレクター・プロデューサーを務めた。鉄研最終回(2010年1月29日放送)では自ら自慢の鉄道写真「俺の一枚」を持って出演。 鉄道歴は小学校5年からスタートしはや半世紀。昭和55年には当時の国鉄・私鉄(ケーブルカーを除く)を完全乗破。平成18年にはケーブルカーも完全乗破。その後も新線が開業するたびに乗りつぶしている筋金入りの“乗り鉄”。好きな鉄道は路面電車。電車に揺られながら窓外に流れる街並みを眺めているのが至福のとき。さてスジを寝かせてゆったり乗り鉄と行きましょう!