2019年05月10日 21時52分

天皇陛下御即位記念乗車券

5月1日。鉄道事業者各社から「天皇陛下御即位記念乗車券」「改元記念乗車券」等々、天皇陛下の御退位及び皇太子殿下の御即位に伴う様々な記念券が発売されました。

私が手にしたのは近鉄のみ。このゴールデンウイーク前半は「鉄道模型トミックス展IN名古屋」で忙しくしていましたが、それが終わってからは家族運用が優先で、私個人の趣味活動は当然、二の次です。

そのため、名鉄の「天皇陛下御即位記念乗車券」は手に入らず、発売枚数の多かった近鉄をギリギリ手に入れることが出来ました。

上皇、上皇后両陛下も乗られた「しまかぜ」の写真もあるこの乗車券ですが、どの駅からも乗れるように起点の駅名は印刷されていません。

一般の乗車券でこのスタイルをままありましたが、記念乗車券では珍しいのではないでしょうか?

2019年05月08日 21時30分

2月の只見川第一橋梁(2)水鏡。

平成31年(2019年)2月24日。

JR東日本只見線きっての撮り鉄スポット、会津桧原~会津西方間の只見川第一橋梁に出撃。

会津バスを「道の駅みしま宿」で下車し、お立ち台に向かいます。

※注釈:「冬の奥会津ぶらり旅」は2月で終わりましたが、4月からまた「冬の」がないバスが運行を始めています。詳しくは『会津バス』のHPで確認してください。

私自身は違う季節にもう一度行ってみたいと思っている場所です。

会津若松発7:37に出発した会津川口行きは9:06に登場。ビューポイントにシャッター音が鳴り響きます。何せこの辺りにいたのは恐らく40人ほど。久しぶりのカメラマン大集合に慣れない私。しかも日本語よりも中国語であったり、私の理解できない言語が飛び交う現場。

9:17。会津宮下を9:12に出発した会津若松行きが通過。自分自身としては納得の1枚を撮影することが出来ました。

で、戻りの会津バスは「道の駅みしま宿」を9:40発。行く時はまっしぐらに目的地を目指しましたが、帰りはゆっくりと周りを観察しつつ歩きます。

ビューポイントへの入り口にはこんな看板もあり、迷う事はありません。

キハ40252と描かれた会津バス。と、その前にそもそもその塗色がJRの気動車の色。

2019年04月23日 22時38分

地下鉄上前津駅のモザイクタイル壁画。

今日は大須へ。この写真では人通りが今一つですが、実際には人波が途切れた瞬間での撮影です。平日の昼間でも賑わっているんですね。歩いてみれば、まあその理由は分かった気分です。

で、鶴舞線乗車に便利な西改札口近くにモザイクタイルの壁画を発見。随分前からあったはずですが、私が全く意識しておらず、今頃この存在に気づきました。

恐らく1977年に作られたもので、作った方のイニシャルは、多分、ISもしくはSI。だろうと勝手に思っている。私は作った覚えがない。と、くだらないボケをかます。作者に失礼千万。ご容赦を。

名古屋市内の名所が描かれていますが、その内、これが大須。「大須ういろ・きしめん」の銘板が左下に入っており、ということは大須ういろがスポンサーですから間違いない!

桜通線の壁画巡りは結構やった感がありますが、名古屋の地下芸術巡りはまだまだ奥が深そう。

2019年04月18日 19時39分

485系「きらきらうえつ」(1)何故か穏やかな日本海。

JR東日本の「のってたのしい列車」。デビュー年は2001年11月で、いつの間にかすっかり古株列車の一つとなっていました。

もうすっかり違和感のなくなった女性運転士。四国でも特急列車を運転する姿を見かけていますし、もっと言うと、リニア・鉄道館での取材時に案内してくれたJR東海の広報の女性スタッフが、やたら微に入り細に入りの説明で、その話は広報の枠を超えていると思ったら元新幹線の運転士。運転をしたことで得られたものは多かったというようなニュアンスで好感が持てました。もっとも女性に限らず若い乗務員を見かけると思わず「頑張れ!」と言いたくなる爺様です。

先頭車のラウンジスペースはみんなで譲り合って楽しみます。「きらきらうえつ」は新潟駅を10:11に出発し、約30分経った10:42に上りのE653系いなほ6号とすれ違い。時刻表であたりをつけておけばこうした写真も撮影できます。個人的には好きな写真。

ところでE653系は485系の後継者として開発された電車ですが、デビューしてもう20年経っており、それなりにベテランと呼ばれる世代になりつつあります。私にすればこの形式は、普段馴染みがないこともありますが、まだまだ若手のホープ。とは言い過ぎでしょうね。

羽越線&この線を走る「きらきらうえつ」のハイライト、『笹川流れ』。この線に乗るのは2回目で先回は1974年(昭和49年)9月18日。但し乗っていたのは「鳥海」と言う名の夜行急行で、景色は全く見ておらず、JRの路線の中でも名勝中の名勝と呼ばれる風景を見るのは初めて。

穏やかな日本海に浮かぶ絶海の孤島・粟島。「穏やかな」と「絶海」は本来は結び付かない言葉でしょうが、とても2月とは思えない風景が眼前に広がっていました。そもそも雪がないし、風もない。

2019年04月17日 23時28分

「現美新幹線」から「きらきらうえつ」。

平成31年2月23日、前半戦の切符類。

乗車券は東京から新幹線~新潟~白新~羽越経由で酒田まで。

2枚目が東京から新潟までの特急券。最近、2列車乗り継いでの特急券を買ったことが無いのでとても新鮮に映ったこのパターン。「とき」から「とき」なので、てっきり2枚の特急券が発行されるものと思い込んでいましたが、そういうことにはなりませんでした。

3枚目は「きらきらうえつ」の指定席券。

全車指定席の「観光」快速列車ですが、乗客は必ずしも観光客とは限らず、普通の快速列車として乗っている方も結構見受けられました。ただ「観光列車」であることは間違いないので、そのつもりで乗っている私にとっては多少違和感あり。ところで何で「きらきらうえつ」に乗ったかと言えばこの電車が国鉄485系の改造車で、本年度中には新しい車両への置換が決まっているから。外観は元の電車からは想像できないまで改造されており、車内も485系の痕跡は見つけられませんでした。昭和は遠くなりにけり。

2019年04月15日 20時45分

現美新幹線(3)新潟駅着。

指定席に座らず、自由席でコーヒーを飲む。そんな贅沢な時間を過ごすうちに新潟駅に到着。実は新幹線でこの駅に降り立ったのは初めて。

ちょっと誤解を与えそうな書き方ですが、一方で「新潟駅から乗ったこと」は上越新幹線初乗車の1983年(昭和58年)1月22日を含め2度あります。1983年の時は、飛行機で新潟空港に到着し、そのまま脇目も振らず新幹線に乗り込んでいます。上越新幹線にただ乗るためだけに新潟まで来ました。2度目は番組の取材(下見)で、富山から在来線特急で新潟入りし、新幹線で名古屋まで戻っています。

新潟駅に停車中の現美新幹線。その色合いは本当にインパクトがあります。

この写真は「現美」を強調したのではなく、車幅の狭い「E3系のステップ」を強調してみました。この光景ですが、新在直通の電車が走る駅ならばごく普通に見られますが、ここはそもそも新在直通車両が来るはずのない新潟駅。現美新幹線が走り始めたことでこの出会いが生まれたのです。

アートな電車。新幹線をキャンバスにしてこれほどクオリティーの高い美術を表現できるとは驚きです。旅好きが高じた乗り鉄なのか、乗り鉄だから旅好きになったかはともかく、最近こうして“面白い”列車が増えていることは私にとって『出かける口実」が増えて嬉しい限りです。

次の列車への乗り継ぎ時間を使って駅舎の撮影。

2019年04月14日 19時58分

現美新幹線(2)キッズルーム。

MAXとき303号は越後湯沢駅着8:10。乗り継ぎの現美新幹線とき451号は8:24発。乗り換え時間は14分。本来ならば余裕なのですが、ここでJR東日本の新幹線あるあるの罠に落ちました。。

東京方面行きホーム14番線から出発する新潟方面行き電車、とき451号。仙台駅(盛岡方面行きホームから折り返す東京行き)で懲りているはずなのにまだまだです。MAXの車内で案内放送を聞いていればどうってことはないのですが、思い込んで行動しているので全く耳に入っていない。特段危ない状況に追い込まれたわけではないのですが、11、12番線ホームにいつになったら現美新幹線が入線するのだろうと思っていたのは紛れもない事実です。トホホ。まったくもって恥ずかしい。

現美新幹線にどれほどの乗客が乗るかが全く見当もつかず、あまり深く考えずにとった指定席。んーっ、残念。この日の指定席はガラガラで、大半の人は自由席特急券で乗っていたようです。それが断言できる理由ですが、指定席が11号車の1両だけだからですが、自分の居場所を確保しておこうと思わなければ、50分の時間を各号車を渡り歩いているうちに新潟に着いてしまいます。またそれを楽しむ列車だと思います。

各号車の現代美術を見て回るのがこの列車の正しい時間の使い方で会って、指定席でじっと座っていてはこの列車にわざわざ乗る意味がありません。

現美新幹線は様々なメディアで詳しく紹介されているので、私はキッズルームにスポットを当ててみました。

ここの目玉は現美新幹線。ただよく見かける電車ではないので、子供たちはあまり分かっていないかも。

最後に私が推奨するこの電車の楽しみ方。まず乗ったら12号車から16号車までゆっくり一巡する。そして気にいった芸術があれば、13号車のカフェでコーヒーを買い、お目当ての号車でそれを飲みながら終点までのんびり過ごす。至福のひと時。

2019年04月12日 20時52分

ささしまライブ駅を通る電気機関車。

ささしまライブを駅通過する電気機関車を見ていて感じた事。

機関車に愛称がついたのは何時のことでしょう?

EF210形式(愛称:ECO-POWER桃太郎)

EH200形式(愛称:ECO-POWERブルーサンダー)

EF510形式(愛称:ECO-POWERレッドサンダー)

EH500形式(愛称:ECO-POWER金太郎)

DF200形式(愛称:ECO-POWERレッドベア)

JRの機関車で愛称がついているのは上記5形式。全て平成生まれです。桃太郎、金太郎があって浦島太郎がないのは愛嬌として、それにしても気になります。

EF64。昭和生まれの愛称のない機関車です。EF64はよく見かける機関車ですが、そもそもは勾配線区用なので、平地で見ると私は相変わらず違和感を覚えます。

ところでどうして急にこんなことを書いているかということですが、先日撮り鉄の方と会話をしていた時に、「最近、貨物が撮影の中心だ」という話で盛り上がりました。

恐らく今、画面の前でうなづいている方がいるかも。

単純な話としては、それは「機関車」が持つそもそもの魅力だろうと思うのであります。真偽のほどや如何に。

2019年04月05日 23時49分

平成の鉄道風景。名古屋を走るEF510形電気機関車。

昭和にはなく、平成の時代になって登場した鉄道風景。

平成の時代に新しく登場した鉄道車両や、新たに開業した路線はまさしくそれは平成の鉄道風景と言えるでしょう。

そうではなく、新たな技術の開発で実現した風景であったり、昭和の時代には考えられなかった風景も実はあります。

この写真はあおなみ線ささしまライブ駅で撮影したものなので、この線の開業年である平成15年(2003年)に鑑みれば「平成の鉄道風景」であることは間違いありません。ではこの機関車EF510形は如何でしょう?勿論、この機関車が平成生まれであることは、まあその通りですが、交流区間と直流区間を直通する機関車が名古屋に登場する時代がやってきたというのは、実にエポックメイキングな出来事でした。

今日、中京テレビに打ち合わせで出かけ、帰り際にたまたまこのEF510形を見かけたのでそんなことを思いました。

2019年03月30日 20時44分

桜駅の桜。からの東京出張。

 

昨日の名鉄桜駅。一本桜の勢いは全盛期を過ぎた感あり。

線路側の枝は枯れ始めたからか伐採され、すっかり彩が薄れてしまいましたが、それでも駅の裏側はまだまだ樹勢は衰えていません。

ということで今年は裏側から電車を撮影。ただこちら側からだと駅名標の「桜」の文字が見えない残念な写真。名鉄さん、駅名標の裏側にも駅名を書いて下さい。

さてこの写真を撮影し、その足で東京出張。

品川駅で京浜急行に乗換え。生麦駅で信号設備点検だとかでダイヤ乱れ。本当ならばゆったり昼ご飯の予定が雲行き怪し。

京成押上線の立石駅で下車し、某社で打ち合わせ。皆さんに楽しんでもらえるイベントを開催すべく現在、鋭意作業中。発表はまだ少し先。

その打ち合わせ終了後はインターネットラジオ『Voicy https://voicy.jp/』「野月・南田のエアトレインch.」https://voicy.jp/channel/798の収録のため中京テレビ東京支社へ。東京支社には現役時代よりも通っているかもしれない。今回の収録ではスーパーベルズ車掌DJ野月貴弘さんの三陸鉄道リアス線開業(3月23日)の感動エピソード(来週公開します)もあって相変わらず内容盛りだくさん。

さてその収録後にちょっと喉を潤しましょうと出掛けたのですが、さすがに週末・金曜日の東京・新橋。見事にどこも満杯で撃沈。また次回ということにしました。

開けて本日、帰り道。往復で座った席が16号車3Aで同じと言うのは初めての経験だと思う。

で、品川駅の最後尾、一番東京駅よりに向かったのです。何となくその気になり一枚撮影。シャッターと絞りはマニュアルにすべきだったと反省(残念ながら渾身ではありません)の一枚。



ADVERTISEMENT

電子書籍「稲見駅長の鉄道だよ人生は!!」
稲見駅長の鉄道だよ人生は!! ―各駅停写の旅―

カレンダー

2021年2月
« 7月    
 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
28  

プロフィール

稲見部長稲見眞一
<自己紹介>
昭和52年4月、中京テレビ放送入社。「ズームイン!!朝!」を始めとした情報番組や「ドラマ」「ドキュメンタリー」等のディレクター・プロデューサーを務めた。鉄研最終回(2010年1月29日放送)では自ら自慢の鉄道写真「俺の一枚」を持って出演。 鉄道歴は小学校5年からスタートしはや半世紀。昭和55年には当時の国鉄・私鉄(ケーブルカーを除く)を完全乗破。平成18年にはケーブルカーも完全乗破。その後も新線が開業するたびに乗りつぶしている筋金入りの“乗り鉄”。好きな鉄道は路面電車。電車に揺られながら窓外に流れる街並みを眺めているのが至福のとき。さてスジを寝かせてゆったり乗り鉄と行きましょう!