2011年03月27日 22時01分

名古屋市営地下鉄『桜通線』徳重延長。

本日、桜通線「野並」~「徳重」間4.2キロが開通しました。
開通記念イベントはありませんでしたが、
それはそれとして、私も早速“初乗り”して参りました。
とは言っても今朝、私はゆっくりしており、
結局、乗車したのは野並発11:09、徳重着11:17の電車でした。

写真は、徳重11:47分着の電車で、
いつもなら乗ってきた電車を下車して直ぐに撮影するのですが、
今日に限って言えば、開業初日と言うこともあって
電車が「徳重」駅に到着するところを撮影しようと
待ち構えている人がとても多く
直ぐさま撮影できるような状況ではなく
一旦、駅の外に出て、それから再度入場し、この写真をやっと撮影しました。
また、徳重駅の一番端は、乗降スペースが狭いこともあって
撮影ポイントの確保がなかなかできなかったことも原因と言えます。

ところで、今回、乗客の方の動きを見ていて気付いたのですが
「徳重」終着の電車が到着すると、その電車に乗り込む乗客の方が
とても多いのです。
「徳重」終着の電車は、乗客が全員降車すると一旦引き上げ線に入り、
それから折り返して「中村区役所」行きになるのですが
それを知らずに、到着した電車に乗ってしまうのです。

これまで野並駅では、引き上げ線に入ることなくそのまま折り返していたので
そんなことも影響しているとは思ったのですが
電車が到着する度に運転士さんが、「乗車できません」という
“車内アナウンス”を繰り返いしており
当分、この現象は続きそうです。
まあ、「中村区役所」でも同様の形態ですから、要は慣れでしょうか?

(余談)
私が乗車した時間帯の乗客のかなりの方が「ドニチエコきっぷ」を
使われていました。
市民にこの“きっぷ”が浸透していると証拠とも言え、
公共交通の在り方としてGOODと思いました。

2011年03月24日 18時48分

『桜通線・沿線住民等施設見学会』(3)。

地下鉄桜通線“開通記念ドニチエコきっぷ”です。

これも『沿線住民等施設見学会』の際に、“先行発売”ということで
1000枚が「徳重駅」の自動改札機から入ったところで
販売されました。

私がその販売場所に着いたのは10時20分を回っており、
既に販売開始から20分が経過していましたが、まだ販売中で
かつ、思ったより行列が短かったので、取り合えず購入しました。

通常の“記念切符”発売と言うと、行列を作るのは「鉄」ということが
お定まり(?)ですが、さすがに今回の主流は地元住民。
「何を売っとるの?」「記念ドニチエコきっぷ?」
「だったら買おか!使えるし」というパターンが圧倒的多数でした。

また、販売の係員の方の「出来る限り1枚の購入をお願いします」
という遠慮がちな声をものともせず、“家族全員分”“OOさんにも…”と、
5枚以上の購入組が結構いたのはかえって微笑ましく思えました。

何か、本来の“開通”記念切符はこんな風に地元の方のためにあるのだと
思わず感じ言った次第です。

まあ、それはそれとして、27日(日)は地下鉄全駅他で販売されますが、
さて、私は・・・。
何れにしろ今回の“試乗”は、「乗り鉄」にはカウントされないので
どこかからか“乗る!”ことだけは決めているのですが…。

2011年03月24日 5時02分

『桜通線・沿線住民等施設見学会』(2)。

『沿線住民等施設見学会』では、今回の延伸工事の写真展示も
行われてはいたのですが、何といってもメインは“試乗”!!

開きっぱなしの自動改札機を通り抜け(これも珍しい体験!)、
写真の「徳重」発「中村区役所」行きに乗り込みました。

ところで今回の“試乗会”は、
桜通線の延伸区間「野並」~「徳重」間4.2キロの内、
「野並」の一駅先「鳴子北」から「徳重」間3.1キロで行われ、
地元の方達の期待をそのままに、とても多くの住民の方たちが
“初乗り”を楽しまれ、特に先頭車の乗務員室の後ろは人が鈴なりで、
それも小さな子ども連れだけではなく、様々な年代の方が
トンネル「展望」を楽しまれていました。
●試乗の電車は、「徳重」発10:06~13:46で、
運転間隔は10分毎。

私は10:36に乗車し、「鳴子北」までの5分強を堪能しました。

この日の運転は、駅にいた交通局の方に確認したわけではありませんが、
察するに、中村区役所方面からの電車が、「野並」で一旦、
客扱いを終了し、「鳴子北」まで回送し再び客扱い。
「徳重」発は、この逆のパターンと見受けられました。

余談ですが、JTB時刻表4月号掲載の今回の延伸区間の距離ですが、
「中村区役所駅」起点で
●野並駅…14.9キロ
●鳴子北駅…16.0キロ
●相生山駅…16.9キロ
●神沢駅…18.3キロ
●徳重駅…18.6キロ
となっています。
実は、「神沢駅」~「徳重駅」間は0.8キロで0,3キロではありません。
なお、『本文の訂正』にも掲載されていませんでした。
些細なことと言って良いのかどうか???

2011年03月23日 21時17分

『桜通線・沿線住民等施設見学会』(1)。

3月20日(日)、この27日の名古屋市営地下鉄桜通線徳重延長に伴う『沿線住民等施設見学会』が行われました。
●写真は、「徳重駅」で、建物の中はバスターミナルになっています。
一見人はまばらですが、実際には結構な人出でした。

この見学会の詳細については、緑区内の沿線住民の方には回覧板で伝えられ、
私も緑区にお住まいの方から教えられました。

『交通局NEWSvol.187』にも、この見学会の事が書いてありましたが、
今一つ参加対象区域がはっきりしなかったので、地下鉄の駅員の方に、
桜通線の“他区”の住民でも『参加資格』があるかどうか聞いたところ
「大丈夫でしょう」とのことでしたので行くことにしました。

ところが・・・と言っても余談ですが…。
野並から市バスで「徳重駅」に向かったのですが、
私が乗車した“野並11系統”のバスは、1時間に1本だけの
(大規模な墓地のある)「みどりが丘公園」行きで、
この日はお彼岸の墓参りに向かう人たちで超満員。
久しぶりの経験で少々戸惑いました。
※私は、翌21日に墓参りに行ってきました。(個人的な話しですが…)

さて、見学会の中身は?それは次回にします。

2011年03月19日 9時00分

桜通線のダイヤ改正。

桜通線の徳重延長は3月27日(日)ですが、
それより一足早く、来週の月曜日(3月21日)に
桜通線のダイヤ改正が行われることを
どれだけの市民が知っているのでしょうか?

因みに私の家族は、誰もそのことを知らず、
昨日、駅でもらった時刻表を見せたら相当に驚かされました。

そこで名古屋市交通局のHPで詳細を確認しようと思ったのですが
トップページには、何も書いてありませんでした。
で、トップページ⇒地下鉄⇒時刻表と辿ってやっと見つけました。

確かに基本的なパターンの、平日朝ラッシュ時4分間隔、
平日昼間7~8分間隔、平日夕方ラッシュ時6分間隔、
土・日・休日10分間隔というのは変わらないのですが…。
だから多分、名古屋市も積極的に広報しなくても大丈夫と
踏んでいるのでしょうが、ハッキリ言って“駄目!!!”です。

平日朝のラッシュ時、1分刻みで行動している人も少なくないはず。
まして、ダイヤ改正の日が休日ダイヤですと、
「野並駅」⇒「中村区役所駅」方面は、昼間の10分間隔時のダイヤが、
2分早くなっています。
これはハッキリ言って“ヤバい”!
と言うのも、私なんぞは土・日・休日の昼間の時刻を覚えていて
それに合わせて行動しており、
例えば、「名古屋駅」⇒「野並駅」方面は4・14・24発とか。

また、「新瑞橋駅」での「名城線」との乗り換えも
これからと同じタイミングではなくなるので
電車を降りてダッシュで乗換に向かったら「あれっ?」ということが
起きそうです。
まずは明後日の月曜日、そして平日の火曜日の多少の混乱が
心配です。

でも、なぜ『3月27日』がダイヤ改正じゃないのだろう?
ハッキリ言って、東山線の小幅なダイヤ改正に比べ
「桜通線」の全面ダイヤ改正の扱いが大きい!のに・・・、
と、桜通線の沿線に住む私は思っている。

2011年03月05日 9時07分

駅で見かける意外なモノ(2)新瑞橋駅。

写真は自転車です。

ただ置いてあるところに意外性があります。
撮影したのは、名古屋市営地下鉄「新瑞橋駅」の駅長室の入り口です。
(自転車の“かご”の「地下鉄業務用」の文字に注目!)

実は、もう何年か前になりますが、ここ「新瑞橋駅」の構内で
自転車に乗っている駅員さんを見かけたことがあり、
広い(長い?)駅だけに、「自転車を使うこともあるんだ」とは思ったものの
それ以降、あまり気に留めていませんでした。

ご存知の方も多いかと思いますが、
名古屋市では主な地下鉄駅の駅長室で「住民票」などの申請・受取りができ、
今回、私も「住民票」の件で「新瑞橋駅」の駅長室に行き、
この自転車を見つけ、思わず「ブログにUPしよう」と思った次第です。

鉄道会社の車庫や工場で、自転車を使っている話しは
以前にも聞いたことがありますが、「駅」は珍しいのでは?
これは「新瑞橋駅」の構造の問題もあると思われますが、
桜通線のホームは南北方向で、その南端が名城線と繋がっています。
一方名城線は東西方向にホームがあり、その西端で桜通線と繋がります。
つまり、桜通線の北端にある「駅長室」から名城線の東端にある改札までは、
結構な距離があるということをお分かり頂けると思います。
そのため、自転車の利用も納得のいく話しです。

ただ、どういう時にこの自転車を使っているかまでは分かりませんが、
一応『鉄道に関係する話題』ということで今回はお許し下さい。

2011年03月04日 18時07分

駅で見かける意外なモノ(1)名古屋駅。

最近、駅で意外なモノを見つけて驚くことがあります。

例えば左の写真です。
DHCのサプリメント(健康食品)の自動販売機です。
置いてある場所は、名古屋市営地下鉄「名古屋駅」の
「東山線」改札口の近くです。

地下鉄駅には「飲料」の自動販売機を見かけることは特別なことではなく、
私も時折利用していますが、
流石にサプリメントの自動販売機のある「駅」は、
名古屋市内では(東海エリアでは?)ここだけではないでしょうか?

それでも自動販売機は“成程”と言うレベルですが、
右側の「インクジェットプリンタ」の『インクカートリッジ』の
回収ボックスは少々驚きでした。

場所は、「あおなみ線」の「名古屋駅」で、
エスカレーターに一旦乗ったものの、気になって階段を降り、
この写真を撮りました。
(他のお客さんに見られていたら恥ずかしかったがセーフでした)
家電量販店やホームセンターではいつも見かけており、
私も使用済みカートリッジがたまって来ると、
出かけたついでに回収ボックスへ投入していますが、
回収効率を上げるために“駅”に設置するというのは、手軽さという意味で
鉄道事業者がOKなら、ナイスアイデアと思いました。

進化する「駅」という言い方は、今回はちょっと種類が違うかな?
とは思うものの、「鉄道」側と「メーカー」側の両方の利益になり、
乗客にとっても便利であれば、まだまだ新しい「モノ」の登場の余地は
ありそうですね。

因みに、サプリメントの自販機を利用している人は、
あまりに短時間だったため見かけませんでしたが、
インクカートリッジの回収ボックスには、結構「回収品」が入っていました。

2011年03月04日 8時29分

名鉄時刻表No.25発売中。

名古屋鉄道が今月26日(土)にダイヤ改正します。
主要駅では「名鉄時刻表No.25」も発売されていますし、様々なメディアでの報道があったり、
名鉄のHPでも掲出されていますので詳しい情報はさておき、
この「時刻表」からの話しを少し・・・。

私が見た限りでの話しですが、名鉄で一番長い時間を走る電車は、
平日の本線・伊奈発6:07の『853レ』で、
途中、鳴海から神宮前まで急行となるものの
終着の名鉄岐阜着9:19で、何と3時間12分もかかります。

途中駅での優等列車の退避があまりにも多いためこうなるのですが、
とても普通列車で移動しようという気は起きません。
もっとも名鉄サイドも長距離の乗客は、
優等列車への乗り継ぎを前提にしていますし、
乗客も分かっているのでそれでトラブルになることはないのでしょう。

ところで…。何でこんなことを書いているのかというと
先週の「ZIP-FM」特番打ち合わせ(?)の際に、
「昭和50年代の話しだけど、北海道から出てきた人が、東京の京王線で
「新宿」から「高幡不動」(だったと思う)まで、
“各駅停車”で来てビックリした。」という話しが出ていました。
何故?その人は北海道では当時「普通列車(各駅停車)」を除く全列車で
特別料金が必要なため、東京でも同様だと思っていたとのこと。
(多分、実話?)
その話しを聞いた時、当時なら私はありえない話しでは無いと思い
さすればということで今回、長時間運転列車を探してみました。

もう一つ。「名鉄時刻表」を購入された方は『広告』にも注目して下さい。
12ページには中京テレビの「ゴリ夢中」があり、
185ページには東海ラジオの「源石和輝モルゲン!!」があります。
「モルゲン!!」は、源石アナ自らがデザインしており、
全広告の中で、唯一「鉄」っぽいモノになっています。
(「ぽい」というより「そのもの」。絶対に“普通”じゃ無い)
実は、あまりの面白さにこのブログで同広告の写真使用許諾を
本人から取っていたのですが、
やはり実物を見てほしくなりUPしませんでした。
是非、「名鉄時刻表」でご確認下さい。
笑えます!!

2011年03月02日 9時00分

三岐鉄道三岐線のこと(9)「富田駅」があった頃。

写真は、昭和53年12月1日、私が「西藤原」から乗ってきた電車です。
(撮影は、「近鉄富田駅」)

ところで今、交通公社の時刻表「昭和53年10月号」を
見ながら書いています。
私が「富田」~「大矢知」間を乗った昭和53年12月頃、
その区間を走る電車は、「富田」発が2本で、
「富田」着は僅かというのも憚られるたった1本。
「富田」発は6:00、14:40。
「西藤原」発は17:30。

驚いたのは、正式駅名は間違いなく「富田」だったにも関わらず、
時刻表の駅名表記は何と「国鉄富田」。
「近鉄富田」との差別化と言うか、
利用者の利便を考えればその考え方はあながち間違いとは言えず、
“サービス”の観点からすれば当然の事なのでしょうが、
今一つ、釈然としません。

車内乗車券の「国鉄富田」は、先に書いた通り、
許される範囲と思うのですが、時刻表が正式名称を使用しないのは
やはり、引っかかるものがあります。
ところが“本当”に驚くのはまだまだこれからでした。

昭和53年当時の「富田」乗り入れ列車のあまりの本数の少なさに、
それではそれより以前はどれ位の本数があったのかを
調べることにしました。
すると、昭和49年7月号では「国鉄富田」と「近鉄富田」が
ちゃんと別駅として、それぞれの時刻が掲載されていたのですが、
何と、それ以前の時刻表の時刻は「富田」で一括り。
一体、「近鉄」「国鉄」のどっちに行って、どっちから出るのか
さっぱり分かりません。

それより、索引地図で「国鉄」と「近鉄」が分離されたのは
「近鉄連絡線」が開通してからどんだけ経ってるんだよ!と、
突っ込みたくなるほどの時期だったことが分かりました。

古い時刻表をお持ちの方、私の話しが本当とどうか
一度お確かめいただきたいと思っています。

2011年03月01日 17時57分

三岐鉄道三岐線のこと(8)「富田駅」があった頃の乗車券。

『三岐鉄道三岐線』の最後に、昭和53年当時の乗車券を…。
私の『三岐線』乗車録は、平成53年12月1日の
●「西藤原」発11:10⇒「近鉄富田」着11:56
●国鉄「富田」発14:40⇒「大谷知」着14:45
『近鉄連絡線』と『三岐線』の間の時間を利用して
「近鉄湯の山線」に乗っています。

左の車内乗車券で言えば、赤い矢印を入れておきましたが、
「国鉄富田」や「三岐朝明」が現役なのは特筆すべきことでしょうし、
それ以外にも、「大長」「大井田」は後に、
それぞれ「北勢中央公園口」「大安」に改称され、
一方、「宇賀渓口」のように「三里」に
駅名が戻っている場合もあります。
私が小学生の頃、夏休みに「宇賀渓」に遊びに行ったことがあり、
確かその時は「三里」から“バス”を使った記憶が残っています。

また、記憶が怪しいのですが、確か「三里」駅は住居兼用で、
ご主人が運転士さんで奥様が駅長をされており、
それで取材をさせて頂いたような覚えがあります。
※違っていたら御免なさい。

右側の乗車券ですが、改めて見て面白いと思った事が1つ。
赤い矢印の先ですが、『(関)富田』とあり、
これは「国鉄関西本線」の“関”であろうと察するのですが一方、
車内乗車券は『国鉄富田』です。
駅の正式名称は『富田』なので、
利用者に分かりやすくする工夫だったのかなぁと今は思っています。



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プロフィール

稲見部長稲見眞一
<自己紹介>
昭和52年4月、中京テレビ放送入社。「ズームイン!!朝!」を始めとした情報番組や「ドラマ」「ドキュメンタリー」等のディレクター・プロデューサーを務めた。鉄研最終回(2010年1月29日放送)では自ら自慢の鉄道写真「俺の一枚」を持って出演。 鉄道歴は小学校5年からスタートしはや半世紀。昭和55年には当時の国鉄・私鉄(ケーブルカーを除く)を完全乗破。平成18年にはケーブルカーも完全乗破。その後も新線が開業するたびに乗りつぶしている筋金入りの“乗り鉄”。好きな鉄道は路面電車。電車に揺られながら窓外に流れる街並みを眺めているのが至福のとき。さてスジを寝かせてゆったり乗り鉄と行きましょう!