三岐鉄道北勢線楚原(そはら)駅と麻生田(おうだ)駅の間にある「めがね橋」と「ねじり橋」。
2009年、土木学会選奨土木遺産に「北勢線のねじり橋とめがね橋」として名を連ねました。
選奨理由は、「供用中の数少ないコンクリートブロックアーチ橋であり、美しい曲線美を描き当時の技術水準の高さを示す貴重な構造物である。」とのことで、それをじっくりと見てきました。と書くと私の中に高邁(こうまい)な探求心が芽生えたような印象を受けるかもしれませんが、そんなことはあるはずもなく、ただ見て、ただ感心しただけです。もっともそうした情報があるのを知っていたので、ちゃんと近寄って、それなりに時間をかけたのは事実です。
撮影名所でもあるまずはめがね橋で電車の到着を待っていたらよもやの三重交通色の登場。狙いの写真を撮影する前に1回シャッターを押してしまいました。
まずは編成全体と、橋の全容がわかる写真。
橋の構造が分かる程度に近寄ってみました。ところでこのめがね橋ですが、随分前からその存在は知っていたものの、なかなか来ることが叶いませんでした。
いつでも来れると思っていたということは間違いありませんが、それにしてももっと早く来ておけば良かった。
まずは保々駅直近の朝明川。
豊栄橋から撮影。35.050625, 136.567945
午前なのでここでの撮影です。
三岐鉄道の超有名撮影地。三郷駅と丹生川駅のほぼ中間のポイント。
35.116102, 136.529475
5月中はセメント列車が走らないとネットで出ていたのでこの日は下見。
数少ない定期貨物も貨車なし。麦秋と田植えをテーマにしたのはある意味正解だったかも。
粘ることもないので同じ三岐鉄道の北勢線に移動。
参考までに三岐線の伊勢治田駅と北勢線の阿下喜駅の間には、平日ならば本数は少ないですが無料のいなべ市福祉バスがあります。
また今回のパターンの場合、次の目的地は北勢線楚原駅麻生田駅間にあるめがね橋・ねじり橋なので、上の写真の撮影地からは歩いて30分ほどの距離です。
ここ数年、鉄道の写真を撮るようになりました。
と書くと「何を言っているの?」と言われそうですが、実はそれまで鉄道の撮影を主目的に出かけたことはあまり多くありません。もともとが旅好きな乗り鉄だったからですが、一方でとてつもなくめんどくさがり屋な性格で、事前に撮影場所を調べ、列車の到着時間を知らべ、などなどそんな手間をかけることが性格的に指向性がないこともありました。
とはいうものので最初の1行に戻るのですが、芸術的な美しい写真が撮れるかどうかは別にして、最近、撮影することを楽しいと思えるようになり、下準備をすることもあまり苦にならなくなってきました。
そして今週の木曜日(5月30日)に、思い付きで三岐鉄道の撮影に行ってきました。
まず向かったのは四日市市のJR富田駅東側にある三岐鉄道の本社。目的は三岐線のダイヤの購入。数字の並ぶ時刻表も良いのですが、列車運行の分かり易さでは、ダイヤに軍配が上がります。
そのダイヤですが最近売られるようになったものではなく、いつからダイヤを売っているかが思い出せませんがもう随分時間が立っている事だけは間違いありません。
それはそうとして、以前はこんな撮影マナーのお願いは無かったと思います。皆さん、マナーを守って撮影しましょう。