2010年06月26日 9時07分

若桜鉄道SL体験運転 C12助士席

C12の運転台、助士席から前を覗いてみました。
*この写真を撮影した場所が起点で
 奥の倉庫があるところが終点です。

本来、体験運転の段取りでは1人が運転中に、
次の運転者が助士席側から
その様子を見学することになっています。

それで慣れてもらおうと言うことでしょうが
私は、そちらをあまり見ずにこんな写真を撮影していました。
小さな窓からどんな風景が見えるか
興味津津でしたが、思ったより視界が広がっている
印象でした。
まあ、C12だからということもあると思いますが。

一方、逆サイドのバック側はと言えば、
当然の事ながらはるかに視界が開け、
成程と思った次第です。

2010年06月25日 18時08分

若桜鉄道SL体験運転 C12運転台

C12の運転台。いよいよ運転開始です。
*写真はC12 167号機の運転席に座る私です。
 運転士の制服と帽子は若桜鉄道が貸してくれます。
 ところでこの制服、昔は「菜っ葉服」と
 言ったと思うのですが、今は?

若桜鉄道の谷口剛史(たにぐちたけし)さんの指導の下、
まずは、操作機器の説明を受け、
それから実際の運転を始める段取りです。
*写真は、記念撮影用のポーズで
 私が右手で握っているブレーキレバーは、
 単機の運転時には使いません。
 その上の小さなブレーキレバーを操作し、
 機関車を止めました。

運転時に一番重要と思えたのは
私の正面に存在する加減弁(電車で言えばノッチ)です。
その操作は本当に難しく、
私は恥ずかしながら動輪を空転させてしまいました。
(初心者にはよくあるそうですが…)

この他にも逆転機等を操作し、10分ほどの体験運転は
無事終わりました。

気分は運転士、最高です。
緊張はしませんでしたが、運転の難しさだけは実感しました。

2010年06月25日 9時00分

若桜鉄道SL体験運転 C12 167

体験運転までの前置きが長くなってしまいました。

参加費の1万円(学科講習料2000円+
体験運転料8000円)を支払い、学科講習を受け、
いよいよ『C12 167』の運転です。

このSL、ご存知の方も多いと思いますが
実は改造車であり、水と石炭で動くわけではなく、
圧縮空気で動きます。
(リヤタンク部分に積んでいるそうです)

とは言っても、蒸気を使わないだけで
動かす仕組みは全く同じ。
違いがあるとすれば、蒸気ほど圧力がないため、
大きなパワーが出ないとの事。
でもC12だけを動かすならば十分との説明がありました。

圧縮空気の運転のメリットは、当たり前ですが
石炭でお湯を沸かすことが不要なため、
運転までの準備が圧倒的に少ないこと。
それと一番のポイントは、
暑い季節になっても運転台が『暑くない事』だそうです。
言われてみれば、「そりゃそうだ」の世界ですね。

で、実際に走るのは140~150メートルくらいでしょうか?
それを2往復します。

2010年06月24日 18時11分

若桜鉄道SL体験運転への道 Ⅱ

更に…。

この写真は郡家駅で、
右側は定刻11:48着発の「スーパーはくと3号」。
左側は定刻11:55着11:58発の
1336D若桜発鳥取行き。
本来合い並ばない2本の列車ですが、
この時点では「スーパーはくと」が遅れたからと
思っていました。ところが…。

JR西日本の列車運行情報にはUPされませんでしたが
因美線内で線路のボルト破損による遅れがあり、
因美線の列車はそこで徐行運転。
その影響で最大で30分程度の遅れ。
郡家発12:37の若桜鉄道若桜行きは13:10に
やっと出発。
若桜の到着は13:35でした。(定刻は13:08)
※定時で31分かかるところ6分の回復運転。

郡家駅で若桜鉄道に「集合時間に遅れます」と電話したところ、
「遅れても大丈夫です」と言われ
這這(ほうほう)の体でやっと
運転のための「学科講習」の途中で入り込みました。

トラベルはトラブル言いますが、
私は本当にトラブルに恵まれており、
全てが順調ということは半分あるかないかです。

それでも、SL体験運転は出来た訳ですから
「終わりよければ全て良し」ではありますが…。

2010年06月24日 9時02分

若桜鉄道SL体験運転への道

6月19日(土)、
名古屋発8:35の「のぞみ7号」に乗車(自由席)。
姫路に9:59着。
ここから10:22発53D「スーパーはくと3号」に乗り換え
若桜鉄道への乗換駅「郡家」に向かいます。

智頭急行は平成7年5月22日に乗っているのですが
その時は、智頭から普通726D(智頭発6:58)で
上郡に抜けており(上郡着8:15)、
今回は、どうしてもHOT7000系に乗りたくて
このルートにしました。
名古屋を少し早めにでれば
京都か新大阪で乗り継ぎ、特急料金を節約できたのですが
高架化された姫路駅を実感しようとこの選択をしました。
※写真は、姫路駅に入線する「スーパーはくと3号」。

ところが…。
この日、琵琶湖線の障害で東海道線、山陽線は遅れており
「スーパーはくと」は到着こそ5分遅れだったものの
出発は10分遅れ。そして更に遅れて郡家には
14分遅れの12:02でした。

そして、まだまだ若桜への道は遠かった。

2010年06月23日 18時22分

若桜鉄道SL体験運転

今回、余部橋梁に向かったのはそれだけが
目的ではありませんでした。

最大の目的は、若桜鉄道でSLの運転体験をするため。
一度はやってみたい実機の運転。
それもSL。

若桜鉄道にターゲットを絞ったのは勿論、
上手く行けば余部橋梁とセットで回れると思ったからです。

若桜鉄道のHPから申し込み、
正直、当選するかどうかは不安でしたが
何と当選通知が自宅に到着。

右手で作った小さな拳(こぶし)で、
ささやかなガッツポーズを作り、自分を祝福しました。
※家族に知られないためこんな程度でしか
 喜びを表現できません。

そして6月19日(土)、若桜鉄道に向かったのでした。



ADVERTISEMENT

電子書籍「稲見駅長の鉄道だよ人生は!!」
稲見駅長の鉄道だよ人生は!! ―各駅停写の旅―

カレンダー

2021年2月
« 7月    
 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
28  

プロフィール

稲見部長稲見眞一
<自己紹介>
昭和52年4月、中京テレビ放送入社。「ズームイン!!朝!」を始めとした情報番組や「ドラマ」「ドキュメンタリー」等のディレクター・プロデューサーを務めた。鉄研最終回(2010年1月29日放送)では自ら自慢の鉄道写真「俺の一枚」を持って出演。 鉄道歴は小学校5年からスタートしはや半世紀。昭和55年には当時の国鉄・私鉄(ケーブルカーを除く)を完全乗破。平成18年にはケーブルカーも完全乗破。その後も新線が開業するたびに乗りつぶしている筋金入りの“乗り鉄”。好きな鉄道は路面電車。電車に揺られながら窓外に流れる街並みを眺めているのが至福のとき。さてスジを寝かせてゆったり乗り鉄と行きましょう!