2018年12月11日 15時18分

スコットランドで撮り鉄(1)ジャコバイト号と出会う。

私が以前からどうしても訪問したかった場所の一つ、イギリス/スコットランドのウエスト・ハイランド線West Highland Line。目的はその線でウエスト・コースト鉄道West Coast Railwaysが運営する蒸気機関車の列車ジャコバイト号The Jacobiteの撮影。

9月12日(水)、インバネスInvernessの朝。ホテルはその古い町並みの一角にありますが、ヨーロッパにありがちな建物の一部が部屋になっているスタイル。

インバネス駅。この日、この駅を使うわけではないのですが、前日は夜の到着だったので取り敢えず行ってみた次第。

人口およそ6万人の市の代表駅。

インバネス駅前でレンタカーを借りて走ること約2時間。この風景の場所に到着。ジャコバイト号が顔を出した時間は午前11:43。

スコットランドの美しい風景の中、憧れの列車は思ったより軽い足取りで進んできます。

この場所はジャコバイト号の撮影では定番の一つのようで、この後、絵葉書やポスターで何度も見かけました。

1つの列車の通過でいったい何度シャッターを押したことか。

2018年11月10日 15時00分

国立鉄道博物館(13)ピープルムーバを発見!

最後に紹介するのはピープルムーバ。館の片隅に置いてあり、見つけてビックリ。今回の同行者はこのピープルムーバそのものを知りませんでした。

このピープルムーバは当ブログで2010年10月28日~29日にUPしていますが、その時の文をここに再掲します。

時は1991年(平成3年)11月4日、

場所は、イギリス中部の町「バーミンガム」です。

写真は1984年(昭和59年)から1995年(平成7年)まで運転されていた「バーミンガム/ピープルムーバ」と呼ばれるものです。

※上記を含め、この鉄道に関する記述は、手元資料・Wikipediaを参照しています。

 

この鉄道は、一般の方が利用する磁気浮上式鉄道としては世界初のものでしたが、日本ではそんなに大きくは

取り上げられなかったと記憶しています。

(バーミンガム/ピープルムーバの概要)

  • 路線…バーミンガム国際空港~バーミンガム国際駅
  • 距離…623メートル
  • 所要時間…100秒
  • 浮上高さ…15ミリ
  • 運転方式…全自動無人運転
  • 最高速度…時速54キロ

◆バーミンガム国際駅…バーミンガムの中央駅とも言える「バーミンガム・ニューストリート」駅から10分ほど「ロンドン・ユーストン」駅方面に向かった途中の駅。また、バーミンガムの国際展示場にも隣接している。

◆この「ピープルムーバ」は、システム自体の名称のようで当時のバーミンガム空港のパンフレットでは「futuristic People Mover System -MAGREV- 」とあり『未来の乗り物/ピープルムーバは磁気浮上式』といったところでしょうか?

※MAGREVとは…magnetic(磁気) levitation(浮上)の略。

◆基本的にリニモや上海マグレブと同じ原理と思われます。

バーミンガム/ピープルムーバの車内です。

乗車定員は立席34、座席6で、一度にそれほど沢山の人が乗れる乗り物ではありませんがこれで、1時間に5000人を運ぶ能力があるとのことで車体が小さい分、運転頻度をあげることができるようでした。

※数珠繋ぎで運転?

(車体の概要)

  • 長さ…6メートル
  • 幅…2.25メートル
  • 高さ…3.5メートル

それで、「浮上時の感覚は?」となる訳ですが

フワッと浮いて滑らかに動き、

終点に着くとドスンと落ちるという感じでした。

リニモに比べ、やや大袈裟に動くという表現で

ご理解いただけないでしょうか?

“着陸”時の感覚を含め、当然の事ながらリニモに一日の長ありです。そしてこのシステム全体についてですが乗った当時は“テーマパークの乗り物”的と思いましたが、今の時代に合わせて表現すると、世界の大空港で導入されているターミナル連絡用新交通システムがイメージ的には割りと近いと思います。

結局、1995年(平成7年)に運行を停止したのも『理念』と『夢(浮上式鉄道)』はともかくこの大きさでは、空港内ならともかく、空港から外に向けての交通機関として『小規模車両による高頻度運転で大量輸送』の理念は最初から無理があったのではと思いました。

(追伸)

「チュウキョ~くんの鉄道フェスタ2018 秋」も残すところあと1日となりました。段ボール製C62にまだ出会っていない方は、ぜひ足を運んで下さい。

2018年11月09日 14時53分

国立鉄道博物館(12)レストランコーナー。

ここ国立鉄道博物館は3棟の建物で構成されています。GREAT HALL、NORTH SHED、STATION HALLという名称で、昨日までの紹介は全て「GREAT HALL」の展示です。

今日はレストランがある「STATION HALL」を紹介。

この「STATION HALL」でも興味深い展示はあるのですが、「GREAT HALL」も含めこのブログで紹介していると毎日何がしか書いていても数か月はかかりそうですし、機会があれば皆さんに是非足を運んでいただきたいのでいつも通りの不親切なブログに徹します。

で、見た目も食欲をそそるラインナップ。

ここでの滞在時間に限りのある私たちにははっきり言って目の毒です。時間のある方はここで食事をして、その感想が知りたいです。午前10時過ぎに入館して早1時間半。2回も朝食を食べた割にはよく歩いたのでお腹が空いた。

「Carnival Cookie」なんて言う名前を付けるのはルール違反だと思う。(何が?)

「NORTH SHED」の展示物は今回は紹介しませんが、ここには『VIEWING BALCONY』があります。低層ではありますが、トレインビュースポットです。ヨーク駅を出配する列車を見ているだけでも飽きません。

電車は写っていませんが、駅との位置関係はこんな感じ。

2018年11月08日 14時50分

国立鉄道博物館(11)0系新幹線。

どこかで見たような電車がいる。

0系新幹線、22-141。2001年(平成13年)からここにいます。

この展示で一つだけ残念なのは、号車番号が「4」だという事。「1」だったら良かったと思うのですが…。JR西日本で4両編成の先頭で使われていたのがその理由です。でもこの0系の価値がそれで落ちることはありません。世界で高速列車の時代を作った歴史的な車両です。

ところで車内に乗って気付いたこと。それは窓越しの外の景色が今の新幹線と違う事。今と違い、窓が大窓だったのを思い出しました。他の新幹線と比べトンネル区間の短い東海道新幹線をもう一度この『大窓』に戻して欲しい。と、切に思いました。

有楽町界隈の写真もあっていい感じの展示。

それにしても鉄道発祥の国だけあり、この0系の展示に違和感、例えば何故日本の電車を展示するのかと言う理由の必要性を全く感じません。堂々たる博物館(NRM, National Railway Museum)です。

2018年11月07日 20時20分

国立鉄道博物館(10)転車台が回る。

世界史の授業で、産業革命の項で習ったロケット号(Rocket)。

ここで展示されているロケット号はもともと1829年に作られたもののレプリカ。

でもそのレプリカが作られたのが1934年と案内板に書いてあるから一体何年前の話よ。となる。

参考までに明治維新は1868年。1829年は文政12年で、1934年は昭和9年。もの凄い歴史を感じざるを得ない。

そうこうしているうちに、転車台を使ってのショータイムの時間。今日の踊り子はGreat Northern Railway (GNR) 4-2-2 Stirling No. 1。1870年製だから148年前の機関車。それにしてもこの博物館にいると時代の感覚がずれる。

日本でも、そしてイギリスでも転車台が動くシーンは大人気。この時間だけは館内にいた半分以上の人が集合していたと思う。

2018年11月06日 20時16分

国立鉄道博物館(9)イギリス最後の蒸気機関車。

英国鉄道 クラス9F 92220 イブニングスター(British Railways Class 9F No.92220 Evening Star)。

1960年製の英国鉄道最後の蒸気機関車で、主に重貨物を牽いたとの事。見た感じは日本で言えばD52形にE10形の足回りを付けた機関車と言ったところですが、標準軌だけあり、動輪はでかいです。ただ活躍したのは僅か5年でした。

5つの動輪が並ぶのは壮観です。

第3動輪にはフランジがないのですが、E10の場合は確か第3、第4動輪がフランジレスだったので、そのあたりはカーブ半径の違いでしょうか?

私は以前、このブログでナローの蒸気機関車が好きだと書いていますが、こうやって見ていると本質的には大型蒸気機関車が好きで、ナローも好きということではなかろうか?と思い始めています。だれにでも変節する時はあります。。

SR ‘Ellerman Lines’ 4-6-2 Merchant Navy Class sectioned steam locomotive, No 35029。どう訳せば良いか分からないので博物館の展示紹介をコピペ。

高速列車専用機のようで、C59形、C62形の様な存在だったのでしょうか?

この機関車は、ナンバープレートの下のアトランティックコーストエクスプレス(Atlantic Coast Express)の銘板に目がいきますがこれは列車名と推察しました。

大きさにも目がいきますが、目玉はその内部構造が見えること。

 

配管に色が塗られていますが、さすがにこれは展示用だと思いますがさて…。

2018年10月26日 15時04分

国立鉄道博物館(8)私が海外鉄を始めた理由。

マラード号タイムを終え一息。

ここで私が海外に鉄道を求めて旅をするようになった理由を一つ。

元々子供の頃から鉄道は好きだったのですが、それよりも色々なところに旅に出掛けるのが好きでした。大学生の頃は鉄道が目的というより、全国の観光地と呼ばれるところを回っていました。ですから例えば春休みに沖縄に一か月滞在という旅もしています。

その内に当時の国鉄の乗った路線・区間を時刻表の地図でなぞったところ結構乗っていることに気付き、それでまず国鉄を全部乗ろうと思いました。大学4年生の1月で昭和52年(1977年)の事でした。宮脇俊三さんの「時刻表2万キロ」の刊行や国鉄の「いい旅チャレンジ20,000km」キャンペーンの前のことです。その後国私鉄を完乗し、次の目標として平成12年(2000年)5月に台湾を目指しました。目的は台湾の鉄道を完乗すること。台湾なら全線完乗も出来そうだと思ったのがその理由。当然1回では乗り切れていないのですが、それまで仕事やプライベートで海外に行くことはあっても鉄道を求めての旅はしておらず、時間と金銭的な余裕が生まれたら国内だけではなく海外にも鉄道を求めて旅をしようと思ったきっかけなりました。

ただその頃は仕事もさることながら家族運用も多かった時なので、「いつかは」という憧れに留まっていました。その後子育てが一段落し、仕事にも時間的余裕(有給休暇が取れるようになった)が生まれ、特に60歳以降はある意味有給は取り放題。それがここ数年の海外鉄に繋がっています。その流れで今回、マラード号と再会できたのは自分自身の体調もさることながら、家族が健康であることも重要なポイントです。ありがたいは“有り難い”こと。その言葉を噛み締めつつ、広い館内を歩いていました。若い頃にはきっと考えもしなかったことです。

本当に幸せなひと時。時には進め!時には止まれ!社会人として都度都度いろいろな選択をしながら線路を走ってきました。

気分を変えます。展示されている車両で面白いと思ったのがこの病院車。

レッドクロスでこの車両がどんな使われ方をしたのは一目瞭然ですが、どんなところを走ったのでしょう?

ヨーロッパでも大陸なら、例えば第2次世界大戦で使われたのかな?という発想は湧きますが、ここはイギリスです。

中にはベッドもあります。

2018年10月25日 15時01分

国立鉄道博物館(7)マラード号。

海外で一度行った場所に2度訪れるということは殆ど無い私。もっとも除く台湾。近いし、時期を選べば国内旅行に出かけけるよりもリーズナブルで、食べ物は美味しいし…。

そんな私がここ国立鉄道博物館を再訪する気になったのがこの機関車A4形「マラード号」に会うため。四半世紀前は、この博物館が改修工事中でちゃんとした撮影(見ることも)ができず悔しい思いをしました。

で、記念写真を撮影されているのは、私とパートナーの関係と多分同じ方。好きな方には堪らない蒸気機関車なのです。もっとも私のパートナーがこういう場所に付き合ってくれるかは期待薄。

お二人にはちゃんとお話しして撮影し、ブログでの掲載の了解を得ています。

そしてお返しがこの写真の撮影。ご主人からは機関車を広く入れるかどうかを聞かれたりして、さすがにマニアのツボを心得ている。(笑)

さてこの機関車マラード号の勲章。1938年(昭和13年)7月3日、時速126マイル=約203キロという蒸気機関車の世界最高速度記録を出した機関車なので、その記録は今も破られていません。日本ではリニア・鉄道館に展示されているC6217号機が狭軌の蒸気機関車で世界最高速度記録を持っていることで知られていますが、やはり狭軌と標準軌では出せるスピードが違います。

そしてその機関車は当時のまま、美しい青色の衣装を纏い、まるで王様のようにここ国立鉄道博物館に君臨しているのです。

記念写真を撮影する方が引きも切らず、やっと全身を撮影。

この曲線のフォルムも堪らない。全てに感動する。

(余談)

さてこのA4形機関車には動態保存車があり、時折チャーター列車としてイギリス各地で運転されており、その走行を撮影しに日本からわざわざ出かける撮り鉄さんもいます。もしもこのマラード号が復活し、本線を走ることになったら…考えただけでワクワクします。

2018年10月24日 14時59分

国立鉄道博物館(6)ユーロスターとの出会い。

いよいよ本題の国立鉄道博物館(National Railway Museam)。今回はヨーク駅の跨線橋を通り、そのまま駅の西側に出る連絡通路を通ってきました。ただ以前来た時は駅と言うか街をぐるっと回ってここに来た記憶が…。

お土産を売るミュージアムショップ。中を見る前にも関わらず、早くもこちらが気になる。我慢我慢。

ロンドン~パリ・ブリュッセルを改定トンネルで結ぶユーロスター。その初期車がもう博物館入り。1994年(平成6年)の開業ですから既に24年が経っており、時の流れを感じずにはいられません。

私がそのユーロスターに乗ったのは2005年(平成17年)10月26日。当時のロンドン側の起点はウォータールー駅で、今のセント・パンクラス駅ではありません。

ところで日本の鉄道博物館との違いの一つがこれ。

展示車両の中にあるカフェ。残念ながらここでノンビリコーヒーを飲むと言う贅沢な時間の過ごし方は出来ませんでしたが、また何かの機会で訪れることがあればここに座ってみたい。

2017年04月22日 20時17分

高雄港から船に乗って夕食の旅。

台湾の鉄道夕景。工夫が凝らされています。必見です。

写真はありませんが、ここ哈瑪星台灣鐵道館では今年(2017年)6月末まで横浜市の原鉄道模型博物館の収蔵の模型を展示しています。模型を作った原信太郎氏はかつて何度も台湾を訪れており、1968年(昭和43年)の台湾を撮影した16ミリの映画はDVD化もされています。

最新の高雄LRTも走っています。

地下にはMRTも走っており、芸が細かい。

さて夕食は合流した鉄友(挨拶が済めばその方は私にとって鉄友です)の提案で旗津島へ。

MRT西子灣駅から徒歩5分ほどでフェリー乗り場。

この可愛いフェリーに乗船。

船から見る街の夜景ってどうしてこうも胸を締め付けるのだろう。なんてね。乗船時間はたったの5分。この島には本土から橋もあるのですが、市街地が島の端っこにあるため、本土(?)と旗津島とはフェリーが交通機関の主役です。



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プロフィール

稲見部長稲見眞一
<自己紹介>
昭和52年4月、中京テレビ放送入社。「ズームイン!!朝!」を始めとした情報番組や「ドラマ」「ドキュメンタリー」等のディレクター・プロデューサーを務めた。鉄研最終回(2010年1月29日放送)では自ら自慢の鉄道写真「俺の一枚」を持って出演。 鉄道歴は小学校5年からスタートしはや半世紀。昭和55年には当時の国鉄・私鉄(ケーブルカーを除く)を完全乗破。平成18年にはケーブルカーも完全乗破。その後も新線が開業するたびに乗りつぶしている筋金入りの“乗り鉄”。好きな鉄道は路面電車。電車に揺られながら窓外に流れる街並みを眺めているのが至福のとき。さてスジを寝かせてゆったり乗り鉄と行きましょう!