2014年10月08日 20時41分

マン島蒸気鉄道パートⅡ(3)腕木式信号機。

窓からカメラを出して車窓を撮影していて「そう言えば?」と思い出したことが一つ。

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腕木式信号機の「進行」の表示方法。ここマン島では下におりています。

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こちらはドイツのカールスルーエ近郊で昨年撮影した一枚。ICEも走る路線に腕木式信号機があった!という驚きはともかく、「進行」は上に上がるタイプで、ヨーロッパと一くくりには出来ない奥深さを感じていました。

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「Ballasalla」(バラサラ)駅で途中下車。前日の8月6日はここで列車交換が行われましたが、この日のダイヤでは行われません。そこで列車を降りた後、直ぐに場所を移動し、出発で煙を上げる列車を狙いました。右側に写っているレンガつくりの建物は、私には給水塔に見えましたが、さて如何に???

2014年10月07日 20時37分

マン島蒸気鉄道パートⅡ(2)謎の超ナローゲージ。

腕木式信号機が下りると出発進行!

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腕木式信号機は、今も日本でほんの一部で残っていますが、こうして見るとやはり私の年代には郷愁が感じられてナイスですね。(「ナイスですね」は分かる人には分かるかな?)

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車庫にはこんな可愛いディーゼル機関車もあり、「AILSA」の銘板がついていました。愛称でしょうか?もっともKATO?SAKAI?とか思ってしまう私は何者?とか自問自答していました。(笑)

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とっても小さなコンパートメントから見る北の海の風景。ところでこのタイプの客室の残念な点は、先の景色の見通しが良くないことです。まあ致し方ないですが…。

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ダグラスの次の駅、Port Soderick(ポートソデリック)を出て暫くすると、右側から庭園鉄道の様な線路が近づいてきました。実はポートエリンからダグラスに向かっている時に一瞬「あれっ?」と思ったものの、そこに駅があった訳ではないので、そのまま列車は通り過ぎ、こうして帰りにその実態を確かめるべくカメラを構えていました。

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撮影はしたもののネットで検索してもその正体がなかなかつかめず、クロガ湖の直ぐ近くにあったのでCroggaをキーワードに検索したら『minature railway line』と書いてあるサイトを見つけました。ふうっ、疲れた。

でも結局、これがどんな鉄道かまでは分かっていません。Gゲージの庭園鉄道のようにも見えましたが…。

2014年10月06日 20時34分

マン島蒸気鉄道パートⅡ(1)2両のNo.4。

ここからは8月7日のマン島蒸気鉄道です。ということで『パートⅡ』とさせて頂きます。

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ダグラスからマン島空港への足に私が選んだのが実はこの蒸気鉄道。種明かしは後日に譲るとして、乗車予定の列車はダグラス発14:20。その列車はポートエリン発13:05、ダグラス着14:05の折り返しで、何とこの写真は14:06に撮影しています。(デジカメ内蔵の時計参照。この鉄道関係者からは「失礼だ!」としかられそうです。)

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到着すると各コンパーメントからお客さんが降りてきます。これも日本では見られない素敵な光景です。

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さて出発時間が近づいてきました。牽引機は「No. 4 Loch」。あれっ?昨日の機関車も「No.4」だったよね??どうもNo.4号は2両あるようです。

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最後に記念写真。鉄道の方にお願いして撮ってもらいました。日本の動態蒸気機関車ならこうした写真を撮影するのに行列になるところですが、ここではそんなこともなく撮影できました。ところでこの運転台の古めかしさには惚れ惚れします。

2014年10月05日 20時30分

マンクス電気鉄道パートⅢ(5)2階建てバスでダグラスへ。

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ラムジーの街を散歩。バスの時間の都合でそれほど歩き回る事は出来ず、港に行ってタイムアップ。

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ここがラムジーバスセンター(Ramsey Bus Station)。

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11:40発のダグラス(Douglas Banks Circus)行きに乗車。この路線は2階建てのバスだけの運行ではないのでラッキー!当然2階の一番前に座りました。座り心地も上々です。

ただ都市部だけではなく郊外も走る2階建てバスには驚きの秘密が…。というほどのこともないのですが、道路上に張り出した木の枝が車体に当たることがあり、その音が思いのほか大きいというより、一瞬、何かが起きた!と思うほどで、あまりノンビリとバスに揺られている状況ではありませんでした。心臓に悪いこと甚だしい。というのが率直な感想です。

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マンクス電気鉄道との併走区間。撮り鉄ポイントになりそうですね。

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ダグラスの市街地に入ってきました。ダグラス湾に沿った道路ではなく、山側を通ります。

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Douglas Banks Circusの到着直前。馬車に出会いました。最後にこの風景が見えてラッキーでした。

かくして終点に定刻12:36到着のバスは少々遅れて12:45に着きました。

2014年10月04日 20時23分

マンクス電気鉄道パートⅢ(4)ラムジー駅での入れ替え作業に仰天!

平成26年8月7日(木)11時過ぎ。およそ5分遅れてラムジー駅に到着。

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このまま乗って来た電車で折り返すことも考えたのですが、正直、

*板張りシート

*古典車両でバネが硬い

*線路の保守は行き届いてはいるものの…

実は腰にやや問題点を抱える私としては、1時間以上もこの電車に乗るのを諦め、路線バスでダグラスに戻ることにしました。ただもう一点、バスの終点がマン島蒸気鉄道の始発駅に隣接しているという大きな理由もありました。(電車だと、更に路線バスに乗り継ぐ必要があり)

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さて駅構内で写真を撮影していたら、電車をトレーラーの前に付け替える作業が始まりました。これは「動画が面白い!」驚きの連続でした。

1)トレーラーを引っ張ってきた電車のポールを回転。

2)電車が側線に入る。

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3)トレーラーは緩い下り坂になった構内を自走!手動ブレーキで定位置に停止。

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4)トレーラーの前に電車を連結。

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5)ポールを定位置にセットして出発準備完了。

何に驚いたかというと、3)のトレーラーの自走。これは未だかつて見たことが無い!!!

2014年10月03日 20時17分

マンクス電気鉄道パートⅢ(3)線路の整備?と絶景と。

2日間おいて再びマンクス電気鉄道を続けます。

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真ん中のまるで文化財とでも言いたくなる橋をこの電車は渡ってきました。街並みと橋が“旅鉄”にはピッタリ!というより、“鉄”ちゃんじゃなくてもこの風景は楽しめるはずです。

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海を見下ろす絶景ポイントを、ひたすら走ります。

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と、突然何も無いところで電車が停車。鉄道会社の整備担当と思われる方がワイヤー状のものと工具を持って下車しました。

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およそ何も無いといっても過言ではない場所でさて何をされるのでしょうか?ただこうした方がいないと電車の安全運行はできないでしょうから、仕事とはいえ思わずそのご苦労に敬意を表しました。

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終点のラムジーが近づいてきました。海の景色が続きいています。

2014年09月30日 21時09分

マンクス電気鉄道パートⅢ(2)ベビーカーはトレーラーに乗車。

オープンデッキの車両(トレーラー)には、区割りされた木製のシャッターがあります。

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もっともそれを閉めると車内のその場所周辺は暗くなるので、シャッターの利用方法としては恐らく夜間やシーズンオフに車両を留置する際、防犯のためであったり車内への雨風を避けるためと思っていたのですが、何と乗務員スペースにベビーカーを置き、それが外に転がりでないようにするストッパー代わりにも使われていました。

ロングシートの電車も、クロスシートのオープンデッキ車両も確かにベビーカーを置く余裕はなく、特にオープンデッキではそれを置くこと自体が危険そうでした。

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さてラクシー駅は、マンクス電気鉄道とスネーフェル登山鉄道はほぼ同時発。時刻表ではラムジー行きは10:10発、スネーフェル山頂行きは10:15発なのですが、続行運転の1両を先発させたのでしょうか?

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山に登っていく電車はフェル式鉄道区間に入りました。

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ラクシーの街越しに坂を駆け上がる電車を見送り。

※2両写っていますが、右側の電車はラクシー駅への進入待ちと思われます。

2014年09月29日 21時02分

マンクス電気鉄道パートⅢ(1)再びダグラス・ダービー・キャッスル。

平成24年8月7日(木)、マン島は晴れ。

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朝日が眩しい。

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ホテルからダグラス・ダービー・キャッスルまでは歩いて5分ほど。いよいよラクシーから先、ラムジー(Ramsey)までの昨日乗れなかった区間を乗ります。

乗車したのは9:40発のラムジー行きでマンクス電気鉄道の始発電車です。

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前日は心の余裕が足りずあまり車両の写真を撮影していなかったのですがこの日は余裕!ヘッドライトの造形美に思わず惚れました。

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車内は満席。私はオープンデッキのトレーラーの最後列の真ん中にやっと席を見つけ乗り込みました。この電車、乗り切れなかった乗客もおり、さてその人たちはどうしたのだろうと心配になったほどです。

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踏切では、2階建ての路線バスも古典電車の通過を待っていました。

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そしてスネーフェル登山鉄鉄道との乗換駅、ラクシーに到着。何とこの駅で殆どの乗客が下車し、スネーフェル山に向かっていきました。ということはここからラムジーまでは観光鉄道とは言い切れない???とその時は思ったほどです。(ラムジーに着いたら杞憂と分かりました)

そうそう、当然のことながら登山鉄道の方は2両が待っていました。

2014年09月28日 19時52分

マンクス電気鉄道パートⅡ(2)推進運転で車庫に戻る。

16:55のほぼ定時。ダグラス・ダービー・キャッスルに到着。

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17:00発の馬車鉄道は既に待っていました。乗り継ぎ時間が5分しかなかったので、コミコミショットはこれ位しか思い付きませんでした。それにしても電車は左に僅かに写るだけで、馬車はやや遠景。資料写真としても苦しいですね。

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ところで乗ってきた電車は車庫入り。どうやって帰って行くのかと思いきや想定外の推進運転。良いものを見せてもらいました。

ラクシーから先、ラムジー(Ramsey)までの残りの区間はまた明日。日付が変わるのでパートⅢとします。

2014年09月27日 20時48分

マンクス電気鉄道パートⅡ(1)ラクシーからダグラスへ。

スネーフェル登山鉄道を完乗し、ラクシーに戻ってきました。ということでここからはマンクス電気鉄道パートⅡの始まりです。

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オープンデッキの客車を牽いた電車が16:20に入線。ここが始発で16:25の出発です。

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オープンではない電車の方の車内。板張りのシートもレトロ感たっぷりです。

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板張りの屋根に白熱灯。

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アーチ状の窓ガラスの向こうに広がるアイリッシュ海。私にとっての絶景は窓枠という味付けなしには語れません。



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プロフィール

稲見部長稲見眞一
<自己紹介>
昭和52年4月、中京テレビ放送入社。「ズームイン!!朝!」を始めとした情報番組や「ドラマ」「ドキュメンタリー」等のディレクター・プロデューサーを務めた。鉄研最終回(2010年1月29日放送)では自ら自慢の鉄道写真「俺の一枚」を持って出演。 鉄道歴は小学校5年からスタートしはや半世紀。昭和55年には当時の国鉄・私鉄(ケーブルカーを除く)を完全乗破。平成18年にはケーブルカーも完全乗破。その後も新線が開業するたびに乗りつぶしている筋金入りの“乗り鉄”。好きな鉄道は路面電車。電車に揺られながら窓外に流れる街並みを眺めているのが至福のとき。さてスジを寝かせてゆったり乗り鉄と行きましょう!