2016年05月29日 20時43分

阿里山森林鉄道祝山線(2)日の出の時間が待ち遠しい。

今日は鉄分ゼロの観光ネタ。鉄ちゃんでも阿里山に来たら、森は散策しなくともこれだけは体験してほしい。そう思っています。

2016_03_23-1 阿里山森林鉄道祝山線_16

私達が乗ってきた列車を含め2本の列車が停車中。乗客の人数で本数が決まるようで、最大何本が運転されるのでしょう?

2016_03_23-1 阿里山森林鉄道祝山線_21

日の出の時間は6:13。5:41に東の空が少し明るくなってきた。

2016_03_23-1 阿里山森林鉄道祝山線_28

山際には展望台の柵があり、そこには人がビッシリ。少し離れた場所から見るとこんな感じ。

2016_03_23-1 阿里山森林鉄道祝山線_29

その直ぐそばには御来光を見に来た人向けの売店が並んでします。ここでは温かい飲み物や軽食も売っています。

2016_03_23-1 阿里山森林鉄道祝山線_35

桜が見頃を迎えており、日の出を待つ人たちはその撮影をしていました。

柵の最前列を確保できなかったらこんな楽しみもあります。でも桜は期間限定なので、今は皆さんどうやって待っているのでしょうか?意外と手持ち無沙汰な気もします。

2016年05月28日 20時33分

阿里山森林鉄道祝山線(1)見えるか?御来光。

阿里山の名物とも言える御来光探訪。3月23日(水)にチャレンジ。

2016_03_22 阿里山森林鉄道_207

3月22日の時点で、3月7日を最後に既に15連敗中。天気予報によればこの日も見込み薄。それでも僅かな可能性に賭けてみる。しかし○×表があるのが画期的。

2016_03_23-1 阿里山森林鉄道祝山線_2

御来光見学は祝山線で祝山駅に向かい、そこから少し歩いたところで日の出を待つことになります。列車は季節ごとの日の出の時間に合わせて運転されており、この日の台湾最高峰の玉山(3952m)からの日の出の時間は6:13。

2016_03_23-1 阿里山森林鉄道祝山線_4

ということで5時には列車が動くとのことでしたので4:45頃に阿里山駅に着いたのですが、既に長蛇の列が出来ていました。

2016_03_23-1 阿里山森林鉄道祝山線_7

列車は満員になると随時出発となっており、駅のホームで暫し待つことに。

2016_03_23-1 阿里山森林鉄道祝山線_12

1本出発した後の午前5時過ぎ、駅員さんがサボ(行き先標)とタブレットを持ってスタンバイ。

2016_03_23-1 阿里山森林鉄道祝山線_14

5:04に入線した列車が祝山駅に到着したのは5時半過ぎ。距離は短いですが時間は思ったよりもかかります。

2016年05月26日 20時30分

阿里山森林鉄道(16)シェイの車庫。

3月23日(水)のシェイ運転の当日、朝の7時半過ぎ。2016_03_23-2 シェイ式蒸気機関車_3

「桜」と「シェイ」の撮影場所取りを諦めたので、準備風景を見るべくシェイの車庫へ。転んでもタダでは起きません。

2016_03_23-2 シェイ式蒸気機関車_1

ここの入り口には名実共に番犬がいて、私達も吠えられまくりましたが、車庫の方が出てきて番犬たちの興奮はお終い。「撮影をしたい」とお願いしたら「短い時間ならば」ということで5分ほど撮影できることになりました。

2016_03_23-2 シェイ式蒸気機関車_8

複雑なシェイの構造。

2016_03_23-2 シェイ式蒸気機関車_7

ギアの仕組みは分かるような分からないような。

2016_03_23-2 シェイ式蒸気機関車_17

今回のブログでは時系列でUPしていません。ここで撮影順を一旦整理します。

●22日(火)⇒下見(DL定期列車の撮影)~神木線の撮影(後日UP)

●23日(水)⇒祝山線乗車(後日UP)~阿里山車庫撮影~シェイ31号機の撮影~神木線の撮影(後日UP)

こんな感じです。

(追伸)

私の感覚ですが、番犬を手懐けようとは絶対に思わないように!

番犬が鳴けば直ぐに車庫の方が出てこられます。今回は運よく車庫内に入ることが出来ましたが、その時の作業によっては入ることが出来ないこともあると思われました。

2016年05月25日 20時25分

阿里山森林鉄道(15)シェイが現役の頃。

阿里山森林鉄道に戻ります。

シェイ/阿里山森林鉄道

私の所属するNPO法人名古屋レール・アーカイブスには日本国内だけではなく海外の希少、貴重写真もあります。これもその1枚。現役時代のシェイを撮ったもので、詳細な撮影地は不明です。

ただ寄贈者のアルバムはきちんと整理されており、そこには路線図もありました。

阿里山森林鉄道路線図(全体)

まずは全体像。

阿里山森林鉄道路線図(阿里山駅周辺)

阿里山周辺をトリミング。よく見ると今の「沼平駅」がかつての「阿里山駅」であり、今の阿里山駅はスイッチバックの信号所のようにも見て取れます。

観光地として開発するに当たり、このエリアの再整備を行ったということでしょうか?

阿里山森林鉄道路線図(嘉義駅周辺)

一方こちらは嘉義駅。

今は影も形もない精糖鉄道の路線が縦横に走っていたのが分かります。その内に台湾の鉄道を研究されている方に見て頂こうかと思っています。それにしてもこの路線図一枚で15分は楽しめる私です。(少し盛り過ぎの感あり?)

2016年05月22日 20時14分

阿里山森林鉄道(14)シェイが動く。(動画)

2016_03_23-2 シェイ式蒸気機関車_67

桜を絡めないで、「山」を意識して撮影した写真。山を登っていく列車なのでヘッドライトは点いていません。その代わりシェイのロッドの動きが良く分かります。

2016_03_23-2 シェイ式蒸気機関車_75

こちらは沼平駅を出発し山を下りるシェイ。

ではその2箇所の動画をご覧下さい。シェイは撮影するに当たり選択するサイドによって印象が変わります。それもお楽しみ下さい。

※それぞれ1分弱あります。

1)山を登るシェイ

2)沼平駅を出発するシェイ

 

(お断り)

最初の動画の撮影位置についてです。

少々近づきすぎという気がしないでもないですが、一応現時点での阿里山森林鉄道の判断としてはセーフと思われる場所です。実は23日の朝、阿里山9:30発の列車で沼平へ移動した際、その列車は途中で停車。理由は鉄道敷地内に三脚を置いていた方がいたからで、係りの人がその方たちに注意をし、三脚を移動させた位置を確認して再出発しました。その最初の三脚の位置は道床のバラスト(砕石)にかかっていました。それをバラストにかからない位置に置き直したら係りの方はまさかのOK。拍子抜けした気分ですが、スピードも遅く、観光鉄道ということもあってのことだと感じました。で、私の三脚の位置ですが、それよりは離して置いています。当然、その位置は鉄道の係員も認知されています。

かつて緩~い台湾を何度か経験している私ですが、まあこんな撮影が出来る鉄道事業者と撮り鉄の信頼関係が続くことを祈るばかりです。

2016年05月21日 20時11分

阿里山森林鉄道(13)西暦2000年のシェイ。

FH03001055

2000年5月22日の沼平駅。

FH03001059

どこで撮影したのか覚えてはいないものの、どこかにあった静態保存のシェイ式蒸気機関車と客車。

FH03001060

撮影したのは2枚だけで、どんな時でもちゃんと記録はしておくべきという自戒の念をこめてこの写真を公表します。なおこのシェイが今回動いた車ではありません。また動くように復活もされていません。

2016年05月20日 20時01分

阿里山森林鉄道(12)桜とシェイ③保線車両。

2016_03_22 阿里山森林鉄道_175

22日の下見。もう一箇所桜と絡められる場所はあったのですが、ここは踏切。絵的には今一つかなと思いつつ念のために試し撮り。本当は横位置での撮影も可能なのですが、何と殆ど見かけないマイクロバスがここで停車。止むを得ず急遽縦位置で撮影。リスキーなのでここでの本番撮影は諦め。

2016_03_22 阿里山森林鉄道_169

とその時踏切の警報が鳴り始め、保線車両が通過。これも桜と阿里山森林鉄道の貴重なショット。車両がぶれているのはスピードが速いのではなく、明るさが足りないことによる低速シャッター(1/30)のためです。

22日はこの後、神木線の撮影もしているのですがまた後日。

2016_03_22 阿里山森林鉄道_210

夕食は寒かったので「鍋」。これも2人連れのなせる業。同行者に感謝。

阿里山乗車券

今回の阿里山地区での撮影で使った乗車券。観光鉄道らしいデザインで好感が持てます。鉄で無い方にも、アルバムに綴じ込む良い記念になるでしょう。

2016年05月19日 20時54分

阿里山森林鉄道(11)桜とシェイ②ヘッドライト。

2016_03_22 阿里山森林鉄道_158

3月22日の下見時に撮影した第2ポイント。桜はまずまず咲いており、10:30から3往復6本あるシェイの撮影は、場所を移動しながら3~4箇所でという段取りを考えました。

2016_03_22 阿里山森林鉄道_165

22日の試し撮り。山を下る列車はヘッドライトが点いていることもあり、翌日のメインはここで下山列車を撮影に決定。

2016_03_22 阿里山森林鉄道_166

また少々苦しいものの近づいて来た列車をある程度狙えるのも確認。
2016_03_23-2 シェイ式蒸気機関車_71

23日(水)の本番はこんなアングルにしてみました。などと書いていますが、これは苦しい言い訳。

実は1枚目の写真の桜咲く斜面は午前7時過ぎの段階で人垣と三脚の林(正に林立)が出来ており、立錐の余地なし。昨日UPした場所も同様で、この日はご来光列車に乗って戻ってから朝食を摂り、少し早めの8時には2つのポイントの内どちらかに向かおうと思っていたものの断念。ゆったり朝食~阿里山発9:30の列車で沼平に向かうという何とも想定外の一日で、昨日も今日の写真も台湾の撮り鉄さんの人垣の中からカメラを差し出して「何とか撮ることが出来た」状態でした。

もっともそのおかげで撮影できたものもあり、それはまた後日。

2016年05月18日 20時39分

阿里山森林鉄道(10)桜とシェイ①シェイが走る!

まずは3月22日(火)の下見時の写真から。

2016_03_22 阿里山森林鉄道_157

列車の先頭から眺めていると桜が咲き、列車と絡められるのはザックリ2箇所。ここがその一つ目。

2016_03_22 阿里山森林鉄道_174

沼平から歩いてこの地を目指し、まずは予行演習。

どう切り取るかは撮影者次第ですが、この日、私はこんな感じで撮影してみました。ところが…。

2016_03_23-2 シェイ式蒸気機関車_62

翌23日(水)。

10:30に阿里山を出て沼平に向けて上っていく列車。その列車/シェイ31号機は私のいた場所近くで猛烈に煙を吐いており、まるでドレインを切ったようで当たり一体が白一色。正に煙に撒かれ(けむにまかれ)一瞬私の視界が無くなりました。かろうじて少し先に行ったところでその姿を確認することができましたが、既に私は冷静さを失っていました。

2016_03_23-2 シェイ式蒸気機関車_63

沼平を11:00に出て下山する列車。こちらはまあかろうじて撮影できました。が、実は昨日の下見時とは違う場所での撮影。この日、私は台湾の撮り鉄事情を甘く考えていました。詳しくはまた明日。

2016年05月17日 20時34分

阿里山森林鉄道(9)撮り鉄の下見。

阿里山国家森林遊楽区の代表的な楽しみ方のルートを紹介。

2016_03_22 阿里山森林鉄道_205

阿里山森林鉄道の「阿里山駅」を起点に鉄道の沼平線「沼平駅」を目指します。そして神木線の「神木駅」を目指して歩き、そこから列車で「阿里山駅」に戻ります。私達はこの日、このルートで動いています。

勿論列車のルートにも遊歩道はありますので歩くことも可能ですが、阿里山⇔沼平はともかく、神木⇒沼平、神木⇒阿里山のルートは、急な遊歩道を延々と登り続けることになり、相当にハードです。

さて私達が3月22日に阿里山に来た理由。それは3月23日(水)に桜咲く沼平線をかつて阿里山森林鉄道で大活躍をしていたシェイ式蒸気機関車が走るという情報があったから。

ネットで正式にその情報が出たのは確か3月に入ってからでしたが、昨年の実績なども含めて間違いなく走るという確信がありました。

2016_03_22 阿里山森林鉄道_145

ということでまずは下見を兼ねて阿里山を15:00発の沼平線沼平行きに乗車。

2016_03_22 阿里山森林鉄道_152

山の中を快調に駆け上がって生きます。

2016_03_22 阿里山森林鉄道_160

沼平駅に入線。

2016_03_22 阿里山森林鉄道_163

駅前には「森林鉄道」らしい古木のオブジェとも言える駅名標。木を伐採して運び出す手段として作られた森林鉄道ですが、今はその豊かな自然は保護の対象であり、こうした駅名標は自然景観を楽しむ観光地らしい佇まいです。



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プロフィール

稲見部長稲見眞一
<自己紹介>
昭和52年4月、中京テレビ放送入社。「ズームイン!!朝!」を始めとした情報番組や「ドラマ」「ドキュメンタリー」等のディレクター・プロデューサーを務めた。鉄研最終回(2010年1月29日放送)では自ら自慢の鉄道写真「俺の一枚」を持って出演。 鉄道歴は小学校5年からスタートしはや半世紀。昭和55年には当時の国鉄・私鉄(ケーブルカーを除く)を完全乗破。平成18年にはケーブルカーも完全乗破。その後も新線が開業するたびに乗りつぶしている筋金入りの“乗り鉄”。好きな鉄道は路面電車。電車に揺られながら窓外に流れる街並みを眺めているのが至福のとき。さてスジを寝かせてゆったり乗り鉄と行きましょう!