2015年06月16日 20時56分

ドイツのナロー/レスニッツグルンド鉄道(6)機関車と客車の連結。

ラーデブルクの駅舎。

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中にはトイレと規模は小さいもののカフェがあります。この『トイレ』の存在は本当に助かります。

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客車の中に“トイレ”はありますが、鍵がかかっていて使えません。なお起点のラーデボイル・オストにもトイレがありますが、私が見た限り男女共用の1つだけですので、使われる方はご注意を!(ドイツ鉄道の駅舎にあります。勿論、有料)

※私のブログで海外の鉄話しをする時は、毎度トイレについて書いています。理由は人間の生理的欲求にも関わらず、ガイドブックや紹介本、ブログ&ウェブサイトでも記載されたものをあまり見かけないからです。

風情の無い話しはこれ位にしておきましょう。

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出発時刻が近づいた15:33。まだ何の動きもありません。ということで静かな駅風景を撮影。

おっと15:40になって動きが出始めました。これはもう数分遅れて出発が確定という事ですね。

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戻りは逆向き。

入れ替え作業も絵になります。

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機関車が客車に近づき、

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15:43に連結。出発時間を過ぎているのでここまで撮ったら直ぐに乗車。うかうかしていると置いていかれることになりかねません。(流石にそれはなさそうですが…)

と思う間もなく直ぐに出発。

2015年06月15日 20時54分

ドイツでナローを乗り鉄/レスニッツグルンド鉄道(5)ラーデブルク駅到着。

ほぼ定刻の15:20頃に終点のラーデブルク(Radeburg)に到着。

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もう慣れてきましたが最後尾の車両に乗っていると、到着直後から始まる機回しのための機関車と客車の切り離しに間に合いません。

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そこは割り切って車庫での休憩を撮影。

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給水は大切な出発準備です。

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足回りの点検も欠かせません。

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お湯の排出はあまり見た記憶がありません。こんな作業を見ているだけでどんどん時間が過ぎていきます。

出発の15:41までの20分余りはあっと言う間に過ぎて行きました。

2015年06月14日 20時52分

ドイツのナロー/レスニッツグルンド鉄道(4)田園を行く。

1日7往復のこの鉄道の列車。

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その内私が乗車しているこの列車を含め3本が終点のラーデブルク(Radeburg)を結んでいますが、それ以外の4本は8.6キロ走った途中駅のモーリッツブルク(Moritzburg)での折り返し。

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そのモーリッツブルクは観光地のようで、駅前には馬車が待っていました。

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前日に乗ったヴァイセリッツタール鉄道とここレスニッツグルント鉄道の大きな違いはその風景。

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レスニッツグルント鉄道の沿線は田園地帯の真ん中を走り抜けていきます。

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天候も良くこの日は絶好のハイキング日和。始発駅を出た時には賑わっていた車内もここまで来ると閑散としてきました。

2015年06月13日 20時50分

ドイツのナロー/レスニッツグルンド鉄道(3)トラムと平面交差。

ラーデボイル・オストを出て暫くは住宅街を走ります。

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最後尾の車両のデッキからトロッコ越しに撮影。今回のナローの乗り鉄では既に私の定位置になっています。

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最初の停車駅、ヴァイセス・ロス(Weißes Roß)の到着直前にあるトラムとの平面交差。

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少し離れていますが左側にチラッと4系統の電車が見えています。

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と思う間もなく列車の後ろを通り過ぎて行きました。この場で『蒸気機関車』と『トラム』の2ショットを撮るのがこの地を訪れる鉄道ファンにとっての流儀なのですが、これでも上等。贅沢は言えません。また本来の狙い所は道路を横断する列車の撮影なのですが、私は乗り鉄なのでこれでも十分満足していました。

参考までにトラム4系統は15分間隔であり、一方レスニッツグルンド鉄道は1日7往復。この写真を撮れただけでも私は“運が良い”人なのです。(と、自画自賛)

2015年06月12日 20時45分

ドイツのナロー/レスニッツグルンド鉄道(2)ラーデボイル・オスト駅出発。

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前照灯と鐘。似合います。

ところでこの鐘、何のためにあるのでしょう?正直良く分かっていませんが、一つだけ言えるのは駅に近づくとこの鐘を鳴らしているということ。。もっとも「鐘が鳴れば駅が近い」という列車に乗っている人向けなのか「列車が近づいて来た」と駅で待っている人に向けて鳴らしてるのかまでは不明です。

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さてラーデボイル・オスト駅での入れ替え作業。

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14:26発の出発準備が整ったのは14:20。何とも慌ただしいのですが、この鉄道に乗る目的が「蒸気機関車」で無いとすればそれはそれで納得です。

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(ワンポイントメモ)

と言うほどでもありませんが、この鉄道の乗車券は、出発直前に1両目の荷物車で“店開き”している車掌さんから買います。何せ『駅舎』を探しても見つからず、どうしたものかと思いつつ「99 1762-6」の出発準備を撮影していて気付かなかったのですが、先頭車を撮影に来て発見!しました。

さて時間になったので列車はラーデボイル・オストを後にしてラーデブルク(Radeburg)を目指します。

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駅を出て直ぐにドイツ鉄道としばし併走。体が勝手も反応してシャッターを押してしまうのが自分でも不思議です。

2015年06月11日 20時43分

ドイツのナロー/レスニッツグルンド鉄道(1)密着連結器。

さてこの日のメインイベントはナロー(750ミリゲージ)の蒸気機関車牽引鉄道である全長16.6キロのレスニッツグルンド鉄道(Lößnitzgrundbahn)。

エルベ川の撮影ポイントから徒歩5分ほどのドレスデン・ミッテ(Dresden Mitte)発13:04のSバーン/マイセン・トリービッシュタール(Meißen Triebischtal)行きに乗り、起点となるラーデボイル・オスト(Radebeul Ost)で13:15に下車。勿論この短い時間の間にトレイを済ませています。ドイツに限らずヨーロッパではトイレがあったら取り敢えず行っておくのが私流です。

本当ならドレスデン中央駅で昼食を調達する予定がアウトとなり「今日はお昼抜き」を覚悟していましたが、何とラーデボイル・オスト駅前のパン屋さんが開いていた!おかげで椅子に座り陶器のカップでコーヒーを飲むという思いもかけぬのんびりした時間を過ごすことになりました。

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ドイツの日曜日は、観光地のお土産屋さんや飲食店などを除けはドレスデン中央駅のような大きな駅の中のお店しか開いていません。はっきり言ってラッキー!

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前日(4月18日)に乗ったヴァイセリッツタール鉄道(Weißeritztalbahn)もそうですが、大都市の中央駅から15分ほどでナローの蒸気機関車が走っているのは本当に奇跡としかいいようがありません。

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ところでヴァイセリッツタール鉄道に続いてこの鉄道も連結器は密着連結器。

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ヨーロッパでしかもナローということでそこはもう「リンク式連結器」だと思い込んでいました。ただそれが使われている理由は、、、すいません。私には分かりません。

2015年06月02日 19時59分

ドイツでナローを乗り鉄/ヴァイセリッツタール鉄道(5)ドイツ鉄道との共演。

鉄道が趣味でない方であってもこの列車なら楽しんでもらえそうです。

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私はディポルディスヴァルト(Dippoldiswalde)での滞在時間僅か13分の10:40には折り返しの列車に乗りましたが、ただ乗っているだけでも風景に退屈することはありませんでした。

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トロッコに同乗だったどこからどう見ても同好の士(乗り鉄)と思えた方と互いのカメラでエールの交換。進行方向左側の遊歩道で多くの人がハイキングというか散歩を楽しんでいる姿が写っていますが、恐らくこのヴァイセリッツタール鉄道でここまで来ていると思います。(思いたい!かも?)

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起点のフライタール=ハインスベルク(Freital-Hainsberg)近くに戻るとドイツ鉄道との共演というか饗宴。

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こうして2時間ほどのプチ『時間』旅行は終わりました。最後は私の心象風景。

※この写真を撮っていたらドイツ人の親子連れが通りがかり、先に通ってもらおうと思ったら何と私の撮影を優先させてくれました。(多謝)

※ドイツ鉄道の駅は高架となっており、ヴァイセリッツタール鉄道に乗るにはこの通路を通って行きます。「さようなら」と心の中で小さく呟いてドレスデン中央駅に戻りました。

2015年06月01日 19時58分

ドイツでナローを乗り鉄/ヴァイセリッツタール鉄道(4)第3動輪はフランジレス。

1日開きました。再びナローの乗り鉄です。

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ディポルディスヴァルト(Dippoldiswalde)に到着すると早速機回し。

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とにかく列車が到着するやいなや機関車は直ぐに切り離され、最後尾の客車に乗っていた私はその様子を見られずじまい。ということで帰路の先頭に立つべく側線を走ってきた機関車を撮影することにしました。

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動輪は5軸のEタイプ。

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ひょっとして?と思いつつ足回りを見たら、やはりありました。というかありませんでした。ありましたと言うのは「フランジレスの動輪」があったということで、ありませんでしたと言うのは「第3動輪にフランジがない」という意味です。

台湾の製糖鉄道でフランジレス動輪を見てからどうもそういったことが気になる今日この頃です。

2015年05月30日 20時56分

ドイツでナローを乗り鉄/ヴァイセリッツタール鉄道(3)森を行く。

フライタール=ハインスベルク(Freital-Hainsberg)を出発した列車は森の中を行きます。今日は沿線風景をお楽しみください。

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乗客の多くは沿線でハイキングを楽しむ方たちで、一駅一駅停まるごとに三々五々散って行きました。

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この川沿いでは列車を撮影する方もいます。自転車に乗る青い服の方の向こうに実は一人いらっしゃいます。

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ここに「撮る」目的で行った経験者から、「効率を考えるとドレスデン市内から路線バス利用という手もあるよ」と教えてもらいました。本数もそれなりにあるとのことで一瞬気持ちが揺らぎましたが、何せ風景を全く見ていないところで撮り鉄をする勇気の出なかった私は「乗り鉄」に徹することにしました。

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トロッコ(オープンカー)も連結され、皆さんは『煙の香り』を楽しまれているようでした。と言ってもこの日の気温は一桁で風を感じるために私もそうですが皆さんも厚着でした。

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客車の中はこんな感じ。

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列車は10:29に終点のディポルディスヴァルト(Dippoldiswalde)に到着。標高184メートルから348メートルまで上げるため、最初から最後まで良い煙が楽しめました。

2015年05月29日 20時55分

ドイツでナローを乗り鉄/ヴァイセリッツタール鉄道(2)いざ出発。

ドイツ「鉄」話に戻ります。

ヴァイセリッツタール鉄道はここフライタール=ハインスベルク(Freital-Hainsberg)とディポルディスヴァルト(Dippoldiswalde)間15キロを45分で結ぶ鉄道で1年間を通して運転されています。

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1日6往復(今回の訪問時時点)あり、今回はその2番列車に乗りそのまま往復しています。

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機回しはこんな距離感で撮影していてもOKで、というか私の周りには他にも数人の方が撮影しており、何とも言えないこの大らかさはドイツ的と言えそうです。

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9:36に客車に連結。出発までにはまだ5分ありました。

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客車は8両編成。小なりとは言え、単機の蒸気で牽くのは大変そうです。



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プロフィール

稲見部長稲見眞一
<自己紹介>
昭和52年4月、中京テレビ放送入社。「ズームイン!!朝!」を始めとした情報番組や「ドラマ」「ドキュメンタリー」等のディレクター・プロデューサーを務めた。鉄研最終回(2010年1月29日放送)では自ら自慢の鉄道写真「俺の一枚」を持って出演。 鉄道歴は小学校5年からスタートしはや半世紀。昭和55年には当時の国鉄・私鉄(ケーブルカーを除く)を完全乗破。平成18年にはケーブルカーも完全乗破。その後も新線が開業するたびに乗りつぶしている筋金入りの“乗り鉄”。好きな鉄道は路面電車。電車に揺られながら窓外に流れる街並みを眺めているのが至福のとき。さてスジを寝かせてゆったり乗り鉄と行きましょう!