2018年08月19日 11時41分

アンデアン・エクスプローラー号/高原列車は行く(9)サンベイ洞窟を目指す。

だだっ広いところでいきなり停車。これからエクスカーションの一つ、サンベイ洞窟の観光です。

近くに全く人の営みを感じない場所でも、お土産を売る人がいるのは凄い!の一言。

先ほど渡った橋が見える。よくぞここに橋を架けたものだと心底思う。日本なら経済産業省の「近代化産業遺産」に認められる可能性大。また登録有形文化財にもなっていそう。

標高4000mを越える場所。

歩いて谷を下る。

2018年08月18日 11時34分

アンデアン・エクスプローラー号/高原列車は行く(8)渓谷美。

大地の割れ目が見え始めました。今回の旅で、また新しい風景との出会いです。

10:08、116キロポイントを通過。73キロを約2時間で走破。

川を渡る。

渡ってきた橋。

「PROHIBIDO EL PASO DE PEATONES POR ELPUENTE」。間違いなくこの橋を渡るのは禁止。

この看板があるという事は、渡る人がいるという事の裏返し?

2018年08月17日 20時28分

アンデアン・エクスプローラー号/高原列車は行く(7)ビクーニャを発見。

この辺りでは、「運が良ければビクーニャの姿が見えます」。一方で「ビクーニャは列車が近づくとほぼ逃げていき、遠くでその姿を見るのがやっとです」と列車のスタッフから教えられていました。

小走りのビクーニャ。その撮影に成功!

この写真には列車のスタッフも「珍しい」と驚いていました。

と、その時またまたビクーニャを発見。

更に機関車の遥か先にビクーニャがいるのを見つけ、その手前で線路が左にカーブしているのを確認。

ビクーニャに狙いをつけ、機関車との込みショットを狙って待つことしばし。「ビクーニャよ、動かないでくれ」と念じつつ、その時を待つ。1枚の画面に何とか収めることが出来ました。

野生動物が見られるアンデスの大自然はどこまでも続く。

2018年08月16日 20時11分

アンデアン・エクスプローラー号/高原列車は行く(6)貨物列車と交換。

8:04。189キロメートルを通過。226でのスタートから37キロが経過。1時間半かかっていますから、如何にこの路線が厳しい線形かという事が分かります。

先に書いた通り、フリアカ~アレキパ間は現在貨物専用の路線となっています。それでもまさか貨物列車と行き違うことになるとは思っていませんでした。時間は8:06。

人の気配がするだけでホッとする。

タンク車は何を運んでいるのだろう?

アンデスの風景。高原の湿地帯と言うと、日本ならミズバショウのイメージですが、ここで咲く花はあるのだろうか?

この線の最高地点は通り過ぎたと思うのですが、その後も列車はアップダウンの繰り返しです。

2018年08月15日 20時06分

アンデアン・エクスプローラー号/高原列車は行く(5)恐らくこの旅の最高地点。

森林限界を超えた高地を、2本のレールだけが人の手が入っていることを主張している。

アルパカの牧場。これだけの数を一度に見たのはこの旅では初めて。

展望車には双眼鏡が用意されています。遠くの景色を楽しみ、高原に生息するビクーニャなどの野生動物を探すため。

雪景色のアンデスの山々。線路に沿って走る道路をトラックが編隊を組んで走っている。(ように見えました)

列車は右に廻り、左に廻り、そしてアップダウンを繰り返しながら歩みを進めます。

4月28日(土)、アンデアン・エクスプローラー号の旅。

手元の高度計で4241mのサラコチャ駅を朝6時半に出発し、午前8時01分、私の計測していたタイミングでの最高地点、海抜4472mを通過。

今、フリアカ~アレキパを結ぶ鉄道は貨物の専用線となっており、例外としてこの列車でしか経験できない高さ。

※Wikipediaにはこの路線の最高地点は4470mとの記載あり。上記の高度4472mは車内での計測ですので、ほぼピタリかも?

ここを越える標高は中国の清蔵鉄道の5072mのみ。

時折見えるアルパカの牧場。

私が生まれた年の大ヒット曲「高原列車は行く」を思わず口ずさむ。

その歌の舞台は福島県にあった「沼尻軽便鉄道(のちの磐梯急行電鉄)」ですが、たまたま私の知合いの鉄ちゃんのカラオケの十八番(おはこ)がこの曲で、何でよりによってそれを思い出したのだろう。(曲ではなく、友人のことです)

2018年08月12日 10時53分

アンデアン・エクスプローラー号/高原列車は行く(3)出発。

朝食の準備の済んだ食堂車からラグニアス湖を臨む。
そこに行かなければ見られない絶景。これはどこへ旅をしていても、素晴らしいと思える風景に出会った時に毎回思う事。そして毎回が私にとって特別な時間、特別な経験。

更に言えば朝食を頂きながら楽しむという究極の贅沢。

距離標(キロポスト)。右の「632」ではなく、左側の226が終点のアレキパまでの距離。

このキロポスト、途中から段々どうでもよくなり、結局確認することもなくなって、ただただ列車に揺られていました。旅好きな鉄ちゃんから旅人に変身。

6:30、列車は静かに動き始めました。この列車の終点、アレキパ駅到着予定は15:30。9時間の旅の始まりです。

サラコチャ駅に残る駅員さん。

2018年08月11日 10時45分

アンデアン・エクスプローラー号/高原列車は行く(2)朝日に浮かぶ。

朝6時。ようやく光がその勢いを強め始めました。

6:03、日の出。

ペルーで見た4回目の朝日ですが、ペルーに限らず世界中どこでも、何度見ても敬虔な気持ちになるのは何故でしょう?

それにしても短期間にこれだけ朝日を見たのは、15年以上前、「ズームイン」という番組を担当していた時以来。どんなに寒い冬の朝でも、太陽を浴びれば、骨まで凍てついた体が、肌(表面)から徐々に融けていき、いつか芯まで人心地になっていくのを感じていました。

朝日に輝くアンデアン・エクスプローラー号。言葉になりません。

でもこの景色への形容詞を私は探していました。荒涼(こうりょう)たる、寂寞(せきばく)たる、渺茫(びょうぼう)たる、この景色に相応しいのはどれでしょう。まだ他にも相応しい言葉がありそうです。

6:10、列車に戻る。乗客の方が全員来たわけではない早朝のイベント。でも参加した人だけが知る朝の清々しさ。

2018年08月10日 20時26分

アンデアン・エクスプローラー号/高原列車は行く(1)記念写真。

アンデアン・エクスプローラー号の旅は続きます。

この回で、名古屋を出発してから64本目の投稿。

※東成田駅等を含む。

アンデアン・エクスプローラー号に乗ったのがもう遠い過去の思い出になりつつあります。

さて平成30年(2018年)4月28日(土)。

サラコチャ駅での電波状況。深夜に一度目が覚めた時のスクリーンショット。車内に置かれたこの列車の案内の冊子には、ネットを忘れてノンビリしよう(要約)とありました。(笑)

沿線の市街地のある所では、確かに電波を受信していますが、私の場合、使った場合でもせいぜい今どこを走っているのかの確認のために地図アプリを立ち上げた時だけ。考えようによっては、時間を贅沢に使う旅を続けていました。

4月28日(土)も早起き。朝5時半集合での日の出ツアー。

外に出る。サラコチャ湖とラグニアス湖との間にある丘に登る。見えているのがラグニアス湖です。

ここで初めて乗ってきた列車の全貌を知る。改めてこの列車の美しさに感動。

駅舎の横に駅員さんらしき人がいる。その先の山の斜面に、横に一本の線があり、きっとこれからそこを登っていくのでしょう。(ここは敢えて「登る」を使ってみる)

丘の上からのサラコチャ湖。ただ夜明けを待つ。

ここはやはり記念写真を撮らねばと添乗員さんにお願いする。今乗っている列車を見下ろしながらのこうした写真は、多分、私の人生でこれが一枚のみ。

気温は計っていませんが、体感では4~5度。

真冬並みとまでは言わないまでも一桁の気温は体に堪える。ダウンジャケットは必需品。

2018年08月09日 13時19分

アンデアン・エクスプローラー号/プーノを出発(5)標高4241mで熟睡。

平成30年(2018年)4月27日(金)、夜の9時40分頃。

サラコチャ駅。駅となっていますが、周りに集落があるとは思えず、日本ならば信号所。

ここで一夜を明かすと聞きました。何で展望車に来たかって、そりゃあまあ鉄道愛好家の性というやつでしょうか?

場所を地図で確認。2つの湖に挟まれた場所であることは確認出来ましたが、実はこの場所、携帯電話の電波が届かないところ。そうした状況でも一定の条件が揃えばグーグルマップが使える場合があることを初めて知りました。

ところで電波の届かない所で一夜を過ごすという経験がいつ以来か思い出せない。

夜の遅い時間、展望車ではギター+歌の時間が続いていました。

標高4241m。チチカカ湖のある3800mよりも高く、前日通ったラ・ラヤ峠の4335mよりも少し低いだけ。

いつも通り寝られるだろうかと心配でしたが、私の場合は大丈夫でした。

2018年08月08日 13時17分

アンデアン・エクスプローラー号/プーノを出発(4)至福のディナータイム。

平成30年(2018年)4月27日(金)のディナー。私たちのテーブルを担当するスタッフが、翻訳ソフトを駆使して、日本語版のメニューを作ってくれました。『翻訳ソフト』を使ったというのがいま時ですね。それにしても嬉しいサービス。実はこの列車のメニュー、本来は持ち帰り出来ないシステムなのですが、この日本語版だけは持ち帰りOKということで、有り難く頂きました。

※この時までに出されていたメニューは英語とスペイン語。

1)カプチーノ

2)海老とオコパソース添え

もっとも私にとってはオコパソースって何?です。

南米のソースとのことですが…。

3)テンダロイン・ステーキ

4)ライムカスタード

それにしても厨房の5人のスタッフに感謝したくなる美味しさ。

標高3977mの至福。



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プロフィール

稲見部長稲見眞一
<自己紹介>
昭和52年4月、中京テレビ放送入社。「ズームイン!!朝!」を始めとした情報番組や「ドラマ」「ドキュメンタリー」等のディレクター・プロデューサーを務めた。鉄研最終回(2010年1月29日放送)では自ら自慢の鉄道写真「俺の一枚」を持って出演。 鉄道歴は小学校5年からスタートしはや半世紀。昭和55年には当時の国鉄・私鉄(ケーブルカーを除く)を完全乗破。平成18年にはケーブルカーも完全乗破。その後も新線が開業するたびに乗りつぶしている筋金入りの“乗り鉄”。好きな鉄道は路面電車。電車に揺られながら窓外に流れる街並みを眺めているのが至福のとき。さてスジを寝かせてゆったり乗り鉄と行きましょう!