2018年05月28日 20時05分

台鉄完乗への道/深澳(Shen’ao)線(7)「恭賀新禧」

台北駅に到着。

駅前に静態保存されているLDK58。毎度来ると撮影している。ナローゲージとしては大型の感じがしている。

駅構内の切符売り場。「恭賀新禧」を日本式に言えば恭賀新年でしょう。2月27日(火)はまだ新年なのでしょう。

この日の乗車券。基隆駅の自動券売機では八斗子/Badouzi駅までの乗車券を売っておらず、車内で清算。そして帰りは、無人駅からの乗車のため台北駅までを購入。「限一人持用」など意味が分かるのは楽しい台湾。

もっとも往路の乗車券をどう清算して良いかが分からず、帰りの乗車券ともども一括で発券してもらいました。

2018年05月27日 14時03分

台鉄完乗への道/深澳(Shen’ao)線(6)台湾新幹線と思わぬ並走!

平成30年(2018年)2月27日、八斗子/Badouzi駅到着で、台湾鉄路管理局の全路線を完乗。この日、基隆駅を旅の起点にした理由。私の台湾での乗り鉄の起点となった駅から最後の駅に向けてスタートしようと思ったこと。ただこの駅に来るだけなら台北に泊まっても良かったのだし、意表をついて瑞芳/Ruifang駅の近くという選択肢もありました。私の思い出作りの一つの方法です。もっとも今回、完乗しようと思い立ってから決めたことで、気分を高めるための手段と言えばその通りです。

海風が心地よい。

海を独り占め。

折り返し八斗子/Badouzi駅9:42発で瑞芳/Ruifang駅9:58着。来る時は山から下る一方だったので13分が、帰りは上る一方で16分かかります。この理由であっているかどうかは不明。

瑞芳/Ruifang駅では4分で樹林/Shulin行き“区快”に乗車。各駅停車なら1時間ほどの所を快速列車は流石に速く、42分で台北駅まで突っ走ります。

(余談)台北に戻りながら、どこかで撮影しながら帰るのも良かろうかと思いつつ窓外を見ていたら撮り鉄さんを発見!後で分かったのですが、DT668の撮影をしていた時に知り合った日本人の方と判明。その場所も良さそうだったので一瞬、次の駅で降りようかと思慮した地点。

南港駅を出て外を見ていたら新幹線と並走している。

地下区間でよもや新幹線が見えるとは思わなかった。オレンジ色の帯だけが強調された一枚。

2018年05月26日 14時00分

台鉄完乗への道/深澳(Shen’ao)線(5)八斗子/Badouzi駅到着。

海科館/Haikeguan駅を出発しトンネルを通り抜ける。この深澳線は私にとっては新線区間ですが、一度廃線になった路線が復活したもの。線名の「深澳」は、八斗子/Badouzi駅の次にあった駅で、今は線名の由来となった駅に列車が通うことはありません。

海が見えてきました。

9:32、八斗子/Badouzi駅到着。

海が近い駅で最近、人気だそうです。確かに近い。

八斗子/Badouzi駅の先に向かう線路。廃線となっても線路が残っています。このまま走っていけそう。

2018年05月25日 20時58分

台鉄完乗への道/深澳(Shen’ao)線(4)スタフの記念写真。

深澳線は1列車しか入らないため、スタフ閉塞となっています。タブレット閉塞ではないのですが、タブレットキャリアで代用しているようです。実はこの写真、運転士さんにスタフの写真を撮らせてもらおうと思って声掛けをしたのですが、親切心から思わぬ展開に。

記念写真。日本ではまずないでしょうね。こんな風に撮影出来ること。この大らかさが台湾の鉄道にハマった理由の一つでもあります。

乗務員室(駕駛室)の一角に置かれたスタフ。

定刻に瑞芳/Ruifang駅を出発した列車は快調に走る。トンネルを通り抜ける。

緑のトンネルを通り抜ける。

海科館/Haikeguan駅に到着。

2018年05月24日 20時56分

台鉄完乗への道/深澳(Shen’ao)線(3)自動券売機。

今日から台鉄完乗への道を再びスタート。

 

瑞芳/Ruifang駅。灯篭があり、日本情緒を醸し出しています。

緊急避難場所の案内がありましたが、その目的は?ひょっとすると地震が多い台湾なのでこうした準備をしているのでしょうか?

高鐵新竹駅同様の、駅前の線。ここから左の駅舎側が禁煙エリアとなっています。

自動券売機。

深澳線の海科館/Haikeguan駅までの乗車券は買えますが、一つ先の八斗子/Badouzi駅までの乗車券が買えません。2016年開業の新しい駅にはまだ対応していないようです。

9:19発の八斗子/Badouzi駅行きの到着。

2018年05月17日 20時49分

台鉄完乗への道/深澳(Shen’ao)線(2)瑞芳/Ruifang駅。

毎度の事ながら、短い時間の出来事を延々と書き連ねています。

基隆駅から乗った電車を八堵/Badu駅で下車。ここから宜蘭線の列車に乗り換え。三貂嶺/Sandiaoling駅から平渓線に乗り入れる菁桐/Jingtong駅行きは8:55に八堵/Badu駅を出発です。

八堵/Badu駅が始発なので車内をゆっくり撮影。

瑞芳/Ruifang駅9:09着。この日の目的地、深澳/Shen’ao線八斗子/Badouzi駅への乗り換え駅です。

ところで平渓線が宜蘭線から分岐する三貂嶺/Sandiaoling駅は山間の小駅。そのためここ瑞芳/Ruifang駅が平渓線との実質的な乗り換え駅になっており、観光地のある平渓線沿線を目指し、どっとお客さんが乗り込んでいました。

日中は平渓線と深澳線は直通運転となっており、そのため、同一ホームながら乗車位置を分けています。瑞芳駅でお客が入れ替わるので、混乱を避けるためには現実的な対応ですね。

まだ時間が早いので、お弁当屋さんはまだ開いていません。

駅前も静かです。と言いつつ、こちらは瑞芳/Ruifang駅のどちらかと言えば裏口。表側は路線バスも多く発着し、お店屋さんも多くあります。

2018年05月16日 20時46分

台鉄完乗への道/深澳(Shen’ao)線(1)電車の運転室。

基隆駅と基隆港の位置関係。こんなに近いのです。

基隆駅の今の北側駅舎。基隆駅のホームの北端と南端に駅舎が独立してあります。過日UPした縦貫線の起点のモニュメントはホームの北端、北側駅舎の直下にあり、南側駅舎から出て、南側駅舎から電車に乗ると、その存在には気が付かいと思われます。私はたまたま先頭車を撮影しようとして北端まで行ったので出会うことが出来ました。

さあこの日の旅が始まります。

基隆駅8:41発の新竹駅行きに乗車。

先頭車から進行方向を臨むと直ぐに地上。ここ基隆駅は地下駅のようですが、完全な地下というよりは半地下という感じですね。

乗務員室から直接ホームに出られるドアが無いので、運転士さんは車内から乗り降りします。それにしてもこの解放感は日本には無いですね。

ところで私は乗務員室と書いていますが、そのスペースは中国語で「駕駛室」。英語表記では「Driver Cab」で日本語では運転士室となりそうです。台湾では車掌さんはそこでドア扱いをしないので乗務員室と呼ぶのは相応しくないかも。でもやはり、これからも私は乗務員室と書きます。

因みに2枚前の写真は、解放されていた乗務員室ごしの撮影。

2018年05月15日 20時08分

台湾鉄路管理局(台鉄)基隆駅。

ホテルの部屋から基隆駅方面を見る。基隆駅の駅舎っていつからこんな風に可愛くなったのでしょう。

ところで基隆駅と基隆港の位置関係はこんな感じ。左端に基隆駅が写っています。

平成12年(2000年)5月20日の基隆駅。こうして見比べれば街の風景も変わっています。18年の月日の流れはやはりあります。

現代の基隆駅のキャラクター。でもこの駅舎は、今は使われていません。

基隆駅の今の南側駅舎。

階段を上がればかつての基隆駅を見下ろせます。

2000年当時の記憶はあまりないのですが、その時はただ縦貫線の起点である基隆駅に降り立たねば、台湾の鉄道の旅を始められないという気持ちだけで来たのだと思います。そして駅前の屋台で鳥のから揚げを買って食べたことだけが唯一の思い出。

2018年05月14日 11時29分

台湾/基隆港

平成30年(2018年)2月27日(火)。

何故か朝6時過ぎに目が覚める。目の前に接岸を控えた2隻のクルーズ船。

こちらは日本からやってきた船。きっと正解。何故知っているかって、つい最近、知人がこの船に乗り、ここ基隆港までやってきています。船名を見て気が付きました。

さてこちらはどこから?

無事着岸。この風景を見るためにここ基隆まで来たと言っても過言ではありません。

「KEELUNG」の文字は外洋からも見えるのでしょうか?大型クルーズ客船の旅は憧れますが、今のところただ憧れているだけ。国内の大型『フェリー』の旅はしたことがあるのですが…。

さてこの日は台鉄完乗を目指します。この後深澳(Shen’ao)線瑞芳/Ruifang~八斗子/Badouziに乗車予定。

2018年05月13日 15時27分

新竹~基隆(4)台湾鉄路起点。

無事乗車。

乗ってしまえばあとは終点までノンビリ。と言いたいところですが、さすがに平日の夕方だけあり、座れず。

暫くして車内が空いてきて周りを見渡す。車椅子対応のスペースですが、自転車の置き場にもなっています。なお左側の椅子が折り畳めるようになっており、自転車がしっかり固定できるようになっています。

基隆駅着18:57。

ここは台湾鉄路起点。

このオブジェが以前からあるものか、それとも3年前にこの駅が改修されてから作られたものかは分かりませんが、目を惹くのは間違いなし。

晩御飯はコンビニのカレー、おでん、焼き芋+ビール。一人の夕食。

窓外は基隆港の夜景。一人であることが余計に身に染みる。



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プロフィール

稲見部長稲見眞一
<自己紹介>
昭和52年4月、中京テレビ放送入社。「ズームイン!!朝!」を始めとした情報番組や「ドラマ」「ドキュメンタリー」等のディレクター・プロデューサーを務めた。鉄研最終回(2010年1月29日放送)では自ら自慢の鉄道写真「俺の一枚」を持って出演。 鉄道歴は小学校5年からスタートしはや半世紀。昭和55年には当時の国鉄・私鉄(ケーブルカーを除く)を完全乗破。平成18年にはケーブルカーも完全乗破。その後も新線が開業するたびに乗りつぶしている筋金入りの“乗り鉄”。好きな鉄道は路面電車。電車に揺られながら窓外に流れる街並みを眺めているのが至福のとき。さてスジを寝かせてゆったり乗り鉄と行きましょう!