平成30年(2018年)2月27日、八斗子/Badouzi駅到着で、台湾鉄路管理局の全路線を完乗。この日、基隆駅を旅の起点にした理由。私の台湾での乗り鉄の起点となった駅から最後の駅に向けてスタートしようと思ったこと。ただこの駅に来るだけなら台北に泊まっても良かったのだし、意表をついて瑞芳/Ruifang駅の近くという選択肢もありました。私の思い出作りの一つの方法です。もっとも今回、完乗しようと思い立ってから決めたことで、気分を高めるための手段と言えばその通りです。
海風が心地よい。
海を独り占め。
折り返し八斗子/Badouzi駅9:42発で瑞芳/Ruifang駅9:58着。来る時は山から下る一方だったので13分が、帰りは上る一方で16分かかります。この理由であっているかどうかは不明。
瑞芳/Ruifang駅では4分で樹林/Shulin行き“区快”に乗車。各駅停車なら1時間ほどの所を快速列車は流石に速く、42分で台北駅まで突っ走ります。
(余談)台北に戻りながら、どこかで撮影しながら帰るのも良かろうかと思いつつ窓外を見ていたら撮り鉄さんを発見!後で分かったのですが、DT668の撮影をしていた時に知り合った日本人の方と判明。その場所も良さそうだったので一瞬、次の駅で降りようかと思慮した地点。
南港駅を出て外を見ていたら新幹線と並走している。
地下区間でよもや新幹線が見えるとは思わなかった。オレンジ色の帯だけが強調された一枚。
毎度の事ながら、短い時間の出来事を延々と書き連ねています。
基隆駅から乗った電車を八堵/Badu駅で下車。ここから宜蘭線の列車に乗り換え。三貂嶺/Sandiaoling駅から平渓線に乗り入れる菁桐/Jingtong駅行きは8:55に八堵/Badu駅を出発です。
八堵/Badu駅が始発なので車内をゆっくり撮影。
瑞芳/Ruifang駅9:09着。この日の目的地、深澳/Shen’ao線八斗子/Badouzi駅への乗り換え駅です。
ところで平渓線が宜蘭線から分岐する三貂嶺/Sandiaoling駅は山間の小駅。そのためここ瑞芳/Ruifang駅が平渓線との実質的な乗り換え駅になっており、観光地のある平渓線沿線を目指し、どっとお客さんが乗り込んでいました。
日中は平渓線と深澳線は直通運転となっており、そのため、同一ホームながら乗車位置を分けています。瑞芳駅でお客が入れ替わるので、混乱を避けるためには現実的な対応ですね。
まだ時間が早いので、お弁当屋さんはまだ開いていません。
駅前も静かです。と言いつつ、こちらは瑞芳/Ruifang駅のどちらかと言えば裏口。表側は路線バスも多く発着し、お店屋さんも多くあります。
基隆駅と基隆港の位置関係。こんなに近いのです。
基隆駅の今の北側駅舎。基隆駅のホームの北端と南端に駅舎が独立してあります。過日UPした縦貫線の起点のモニュメントはホームの北端、北側駅舎の直下にあり、南側駅舎から出て、南側駅舎から電車に乗ると、その存在には気が付かいと思われます。私はたまたま先頭車を撮影しようとして北端まで行ったので出会うことが出来ました。
さあこの日の旅が始まります。
基隆駅8:41発の新竹駅行きに乗車。
先頭車から進行方向を臨むと直ぐに地上。ここ基隆駅は地下駅のようですが、完全な地下というよりは半地下という感じですね。
乗務員室から直接ホームに出られるドアが無いので、運転士さんは車内から乗り降りします。それにしてもこの解放感は日本には無いですね。
ところで私は乗務員室と書いていますが、そのスペースは中国語で「駕駛室」。英語表記では「Driver Cab」で日本語では運転士室となりそうです。台湾では車掌さんはそこでドア扱いをしないので乗務員室と呼ぶのは相応しくないかも。でもやはり、これからも私は乗務員室と書きます。
因みに2枚前の写真は、解放されていた乗務員室ごしの撮影。
ホテルの部屋から基隆駅方面を見る。基隆駅の駅舎っていつからこんな風に可愛くなったのでしょう。
ところで基隆駅と基隆港の位置関係はこんな感じ。左端に基隆駅が写っています。
平成12年(2000年)5月20日の基隆駅。こうして見比べれば街の風景も変わっています。18年の月日の流れはやはりあります。
現代の基隆駅のキャラクター。でもこの駅舎は、今は使われていません。
基隆駅の今の南側駅舎。
階段を上がればかつての基隆駅を見下ろせます。
2000年当時の記憶はあまりないのですが、その時はただ縦貫線の起点である基隆駅に降り立たねば、台湾の鉄道の旅を始められないという気持ちだけで来たのだと思います。そして駅前の屋台で鳥のから揚げを買って食べたことだけが唯一の思い出。
平成30年(2018年)2月27日(火)。
何故か朝6時過ぎに目が覚める。目の前に接岸を控えた2隻のクルーズ船。
こちらは日本からやってきた船。きっと正解。何故知っているかって、つい最近、知人がこの船に乗り、ここ基隆港までやってきています。船名を見て気が付きました。
さてこちらはどこから?
無事着岸。この風景を見るためにここ基隆まで来たと言っても過言ではありません。
「KEELUNG」の文字は外洋からも見えるのでしょうか?大型クルーズ客船の旅は憧れますが、今のところただ憧れているだけ。国内の大型『フェリー』の旅はしたことがあるのですが…。
さてこの日は台鉄完乗を目指します。この後深澳(Shen’ao)線瑞芳/Ruifang~八斗子/Badouziに乗車予定。