2017年05月04日 16時45分

沙崙線(5)台鉄弁当の行方。

高鐵台南駅の弁当売り場で、中洲駅で見かけた弁当を発見。日本なら業者さんの車で運ぶところですが、ここは列車輸送。

10:07発の新幹線が到着。ここから高雄/佐営まで13分のミニトリップ。これで今回のミッションは全て終了です。

日本の700系にあって台湾の新幹線に無いもの。先頭車の乗務員扉。

台湾の新幹線にあって日本の700系に無いもの。乗客の乗降扉横、つまりデッキにある扉の開閉スイッチ。

佐営駅での並びを見れば一目瞭然ですが、乗務員用のドアがないのが見てとれます。これは台湾鉄道(在来線)でも同じで、例えば区間車に乗っていると、座席の横で車掌さんがドア扱いするところを目の当たりにできます。

日本と変わらないのは、清掃中なので立ち入り禁止。

帰りのピーチ便、MM36便は定刻では14:15発で関西国際空港は17:55着。

そして想定の範囲内での遅れ。往路は窓側席からの搭乗でしたが、帰路は一般的な奥の座席から搭乗。

いろいろあります。

沈みゆく太陽に、無事な旅の終わりを想う。

(台湾シリーズ 完)

2017年05月03日 16時43分

沙崙線(4)台湾新幹線も平常運行。

浮世ではゴールデンウィークとやららしいが、私は家で蟄居し、ひたすらのんびり。たまにはこんな過ごし方も良いと思う。

さて、沙崙(Shalun)線沙崙駅。

コンコースにはおしゃれなオブジェ。台湾鉄道のみならず、台湾の鉄道の駅では時々こうした素敵な出会いがあります。

2月11日の大地震の交通機関への影響はなく、高雄国際空港も問題なく離発着しているとの情報も入り、安心して旅を続けています。

ところで台湾鉄道では、その時に応じて自動券売機や窓口を使っていますが、台湾新幹線はまず自動券売機を使っています。それも英語の画面ではなく中国語の画面。

同じ漢字(日本人には馴染みのある旧漢字)を使う国なので、雰囲気で次の画面に進むことが出来ます。

1点。私が最初、慣れなかったのは、数字を押す(テンキー)画面の右下にある確認ボタン。乗車駅、降車駅、乗車列車等の情報を入力後、支払い画面に移るのですが、その時の確認はタッチパネル画面ではなく、テンキーの画面で確認することになります。

習うより慣れろとは名言です。

2017年05月02日 20時40分

沙崙線(3)沙崙駅。

この沙崙線に限りませんが、台湾鉄道と台湾高鐵の接続駅は同じ場所にあろうがアクセス線だろうが台北市内の南港、台北、板橋駅を除き異なっています。名鉄の「新羽島」のように何となく新幹線との接続駅だと分かる駅名ならばとか毎度思います。ということでこのプラットホームの案内は「沙崙」と「高鐵台南」との併記。

路線案内の平面図もこんな感じ。事業体が異なるとは言え、地元の人以外は使い勝手が今一つだろうと思ってしまう。もっともアクセス線があるだけで良しとするか…。

沙崙線のホームには台鉄弁当の段ボール箱の山。どこに行くのだろう?団体さんようかな?

9:27発の列車到着。

車内のマナー啓発ポスター。歩き(ながら)スマホは止めましょう。ストレートな表現で、よく伝わります。

沙崙駅到着9:37。これで台湾鉄道の南半分は完乗。

高雄の地下鉄(MRT)もほぼ乗っているはずなのですが、チェックリストが現在家の中で行方不明。

2017年05月01日 20時38分

沙崙線(2)中洲駅。

別に特段の意味のない写真。日本なら「くすのきあずさ」という鉄道むすめが誕生しそうと思っただけ。

台南市の台南駅から南へ3駅目の中洲(ジョンジョウ)駅。沙崙線への分岐駅。福岡の中州ではありません。日本には「中洲川端駅」はありますが「中洲駅」はありません。

駅には壁画があり、絵柄がとても縁起が良さそう。桃源郷・理想郷とはこういうところ?前日に原信太郎氏のゆかりの品を見たせいか、氏が「シャングリラ鉄道」と謳っていたのをふと思い出す。

跨線橋にも壁画あり。これは沿線にある長栄大学の学生さんが描いたもの。

このブログで紹介と言うより、そもそもトイレの中を撮影することはほとんど無いのですが、あまりにも可愛かった(&掃除も行き届いていた)ので撮影した男性用トイレの子供用小便器。これなら子供たちも楽しく使えそう。ここは男の子のパラダイス。

2017年04月30日 16時10分

沙崙線(1)地震発生。

少しお休みした台湾シリーズを今日から再開。最後の1日です。

2月11日、午前1時12分頃。台湾南部・台南市の近海を震源とする地震発生。

飛び起きました。そして直ぐにテレビを付けましたが速報などはなく、10階の部屋から外を見ても特に変わった様子無し。夜が明けてテレビで確認。

高雄で震度4ですが、震度6の台南も含め被害はけが人が数人出ただけで建物や交通機関への影響もないようなので一安心。

ちょうど1年前にもこのエリアで大きな地震があり、100人以上の犠牲者が出たことは記憶に新しかっただけにドキッとしました。

また揺れた直後は、今日は日本に帰れないかもと覚悟をしたのも事実です。国内に限らず海外でも事件・事故・災害に巻き込まれる可能性はあるわけで、そうした場合、どんな行動をとるべきかなどは、何もなければ考えはしません。今回のような場合、自然現象に起因する飛行機のキャンセルは、せいぜい次の便への振り替えくらいしか手当されません。もっともLCCの場合はそれすらありません。旅の危機管理を考えすぎれば、旅に出ることすらできなくなります。さて次回の旅は…。

日本に帰るこの日は、正に午前中は台南に行く予定だったので、まずは高雄駅で交通障害の有無の再確認。少なくとも在来線(台湾鉄道)は平常通りの運行ということでしたので出かけることにしました。

目的地は台南市の沙崙線沙崙駅。台南市内と新幹線の高鐵台南駅を結ぶアクセス線の終点です。台湾鉄道はほぼ乗っているものの、数少ない未乗路線の乗りつぶしです。

その沙崙駅までの乗車券の購入にちょいと手間取りました。台湾鉄道の自動券売機は近郊の全駅が押しボタンにあるはずなのですが、台南駅近くにそのボタンがあるのであろうと思いこんでいて大失敗。

右下のところに沙崙線の駅がまとめてセットされてしました。と言っても2駅ですが…。

再度、駅の案内表示を確認。定時運行、OK!

無事8:32発の斗六行き区間車に乗車。

2017年04月24日 20時23分

今宵も楽しい鉄呑み会。

2人旅のはずがグラスが3つ。今宵も楽しい鉄呑み会。

最初に来たのは茹でたエビ。結局、もう一皿追加。

見たことのない貝。

イカ炒め。

カキも良いですね。

唐揚げ。絶品。

考えてみれば、いや考えなくても高雄は海に面しています。これまでどうして海鮮料理に気づかなかったのだろう?

高雄にまた来ることがあれば、一晩はこの島で楽しみたい。

(余談)

ここのフェリーは、高雄MRTのICカードが使えます。つまり市内の交通ネットワークに組み込まれているという証ですね。

とはいうものの高雄駅前のホテルにはフェリー乗り場からタクシーに乗車。自転車を漕ぎ疲れ、地下鉄に乗って帰る余力なし。

2017年04月23日 20時20分

台湾/高雄の海鮮食堂。

下船したそこはまるで夜市。

台湾らしい廟もあります。

果物を売るお店。

さて本命。お店の前に魚を並べ、その魚を食堂で調理して食べるスタイル。

こうしたお店が軒を連ねており、私にとってこうしたパターンは台湾では初。

この白魚。フライにしてもらいましたが、ビールに合うあう。

2017年04月20日 20時12分

高雄LRT建設中。

高雄LRTの現在の終点/高雄展覧館から西方向に向かっての延伸工事が急ピッチで進められています。それがここMRT西子灣駅/旧・高雄港駅界隈です。

路面電車の工事はこうして進められるのだ!という勉強中。

高雄港駅の側線群を横切るかの如く。

LRTの工事現場を過ぎるとそこは広い公園。

台湾総督府鉄道50形蒸気機関車。

CK58。

さて高雄港駅(打狗鉄道故事館)を起点にこの公園まで来たのには理由があります。それはまた明日。

2017年04月19日 20時09分

高雄港駅(打狗鉄道故事館)。

MRT文化中心駅から西子灣駅に移動。

その駅直近にかつての高雄港駅があります。

そしてその駅舎はそのまま鉄道資料館/打狗鉄道故事館となっています。「打狗」というのはここ高雄港駅の開業時の名前で、その後「高雄」に改称され、更に「高雄港」駅となっており、そもそもの話ですがここが高雄の鉄道の始まりでした。

構内に展示されているDT609。日本の9600形です。

2010年にこの施設がオープンして以来、行こうと思えばいつでも行けると思っていたものの今回、やっと来ることが出来ました。

もっとも今回も南廻線/太麻里に行っていたら、きっと来ることは無かったでしょう。と言いつつそれを高雄にまた来る言い訳にしたかも知れません。

旧高雄港駅の広大なヤード(操車場)。

2017年04月18日 20時58分

高雄の職員輸送列車

2月10日、虎尾糖廠への撮影行から高雄に戻り、今回も台湾鉄道の工場職員の輸送列車(高雄駅~高雄工場、朝夕に1日2往復)を撮影。違いは、先回は朝だったのが、今回は夕方であること。

※16:19~撮影

高雄駅発は時間的に間に合わないかな?と思っていましたが、MRT文化中心駅近くの踏切でギリギリセーフ。

名古屋市の人口が230万人に対し、高雄市の人口は270万人。単純比較はしない方が良いのかもしれませんが、例えて言うなら金山辺りの国道19号線に踏切があり、機関車+青色客車1両の超シンプルな列車がそこを通り過ぎてゆくというイメージ。

※16:46~撮影

昨年の4月18日にUPしたこの列車を撮影した場所と多分、同じ場所。

違いはここで今回の同行者の友人が合流したこと。

海外に進出する鉄道愛好家が確実にいるということです。



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プロフィール

稲見部長稲見眞一
<自己紹介>
昭和52年4月、中京テレビ放送入社。「ズームイン!!朝!」を始めとした情報番組や「ドラマ」「ドキュメンタリー」等のディレクター・プロデューサーを務めた。鉄研最終回(2010年1月29日放送)では自ら自慢の鉄道写真「俺の一枚」を持って出演。 鉄道歴は小学校5年からスタートしはや半世紀。昭和55年には当時の国鉄・私鉄(ケーブルカーを除く)を完全乗破。平成18年にはケーブルカーも完全乗破。その後も新線が開業するたびに乗りつぶしている筋金入りの“乗り鉄”。好きな鉄道は路面電車。電車に揺られながら窓外に流れる街並みを眺めているのが至福のとき。さてスジを寝かせてゆったり乗り鉄と行きましょう!