2017年03月07日 20時30分

ネーピードー市内観光(5)「ゴッティ橋」

ミャンマーには世界で2番目に高い橋と言われる「ゴッティ橋」があります。今はもう少しランクを落としていそうですが、335メートルの高さだそうです。(高さは公的な資料が探せていないのであくまでも参考です)

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その巨大ジオラマがミャンマー国鉄の本社の前にあります。この橋はミャンマー国鉄の誇りということなのでしょう。

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ミャンマーの余部橋梁とも例えられ、確かにその雰囲気があります。以前は立入りが出来なかったとのことですが今は行くことが出来ます。ただハードルはかなり高いです。私としてはいつかは行ってみたいと思っているものの…。因みにこの橋に辿り着くまでに何度もスイッチバックして高度を稼いでいるそうで、それを聞いただけでワクワクします。今回の旅の同行者のお二人がここの実物を撮影しています。

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その近くに置いてあった古いタンクトラック。こういうのも結構好きです。昭和30年代に見かけたいすゞ風。

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おまけ。バイクタクシーです。ドライバーはこの日、私を案内した方のお仲間。

2017年03月06日 20時26分

ネーピードー市内観光(4)ネーピードー駅の展示車両。

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コンコースの蒸気機関車。「A01」と書かれた車体は美しい。イギリスからの初期の輸入車でしょうか?

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駅の庭の一角にあったオブジェ?

RBE.2540 北海道ちほく高原鉄道CR70-2であることは間違いないのですが、これがどこの場所を再現したジオラマかは分からない。。

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ネーピードー駅の駅前広場というにはあまりにも広すぎるのですが、駅前に静態保存されている機関車、YB534。保存状態は極めて良好で、運転台に上ることもできます。

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駅前にある食堂で休憩。駅に出入りする方たちの軽食&憩いの場。この若い女性は皆さんのアイドル的な感じ。

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13:22にネーピードー駅に到着するRBE.2576 松浦鉄道MR-110。単行で走るその姿は松浦鉄道時代そのまま。と言っても私は写真で知るのみ。

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日本的な言い方をすれば東京駅1番線ホーム。乗降客少なし。

2017年03月05日 20時23分

ネーピードー市内観光(3)ネーピードー駅にて。

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ミャンマー国鉄のネーピードー駅。首都の中央駅らしい巨大な駅です。

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丁度マンダレー発ヤンゴン行きが到着。(11:51着、11:54発)

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長距離列車だからでしょうか、またネーピードーという首都であっても近くに街や家並みが土地柄でしょうかごった返すということはありませんでした。

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「タナカ」を顔に塗った少年。

どこまで行くのでしょう。

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11:54の定時に列車は出発。

ウッパタサンティ・パゴダに向かって走り去っていきました。さて私はこの日、ヤンゴンに戻ります。鉄道でなく飛行機で。

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この列車のヤンゴン到着は21:00。多分、遅れる。

一方、私が予約したミャンマー・ナショナル航空(Myanmar National Airlines)UB122便は17:50に出発して18:25着。半端じゃない揺れに耐えなければならないことと帰国後の体力温存を考えてこの選択にしたのですが、今思えば列車でも良かったかも…。定刻で18時ころまでの到着なら迷わずそうしていたと思う。参考までに昼行の高速バスの所要時間は6時間程度。勝負にならない。

2017年03月04日 20時20分

ネーピードー市内観光(2)仏教徒であること。

今回のタイトルは「ネーピードー」市内観光。その名の通り市内を回っていますが、いつもの私の行動と違うのは“白タク”を雇っていること。

この街ではそもそも市内を走るバスの様な公共の交通機関を殆ど見かけません。市民の主な足は「バイクタクシー」(認可されたものではないと思います…)で、空港でも駅でもそれを使うことが大前提のようで、私のように荷物がある場合は白タク(今回の私のパターン)か、ホテルで車(多分、白タク)を手配してもらうことになります。それが不安な方は地元の旅行社を通して車をチャーターすることになります。

一応、事前に1時間当たりの料金を確認しておけば、降り際にそこから吹っ掛けられることはなく、その点はまだミャンマーは良い国です。

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ミャンマーは仏教国。こうした托鉢のお坊さんの行列は日常的に見られます。もっともこの写真は「Lewe」駅からほど近い昔からの町での光景で、いわゆる人工都市/ネーピードーの市街でこの光景を見ることはないでしょう。何せ広い広いネーピードーですが、ただ広いだけで行政の施設やそれに付随する施設以外には何もないと言っても良いほど。ホテルエリアというのが存在するのですが、隣接するホテルに行こうにも、徒歩で行くのはちょっと…と思えるほど。

とにかく生活感が無い街で、日本国大使館が首都に置かれていない国は珍しいのではないでしょうか?

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車の中の仏さま。

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ウッパタサンティ・パゴダ。ネーピードーの仏教寺院にして数少ない観光施設の一つ。

ヤンゴンの有名なパゴダ(寺院)であるシュエダゴン・パゴダの実物大レプリカで、2009年に建てられたそうです。とにかくその巨大さに圧倒され、ヤンゴンに戻ったら本家本元のシュエダゴン・パゴダに行ってみようと思ったほど。

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仏さまに年齢の数だけお水をかけるとご利益があるということで、私もそれを信じて地元の方に交じってみました。日本では灌仏会(かんぶつえ/「花まつり」とも言います)と呼ばれる釈迦の誕生を祝う仏教行事があり、毎年4月8日に行われ、その際に甘茶を仏像にかける風習があったはずで、私はそれを思い出していました。

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煩悩を払ってくれる鐘。バイクタクシーの運転手さんに「日本では大晦日に108回鐘を突く」と説明しつつ仏教の起源に思いを馳せる。

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熱心に拝む私の運転手さん。今回の市内観光ではガイドさん代わりですが、パゴダの中では各所で熱心に参拝されていました。なおパゴダ内は特に撮影の制限はないようですが、流石に拝んでいるところは関係者の写真しか撮影していません。

2017年03月03日 20時10分

ネーピードー市内観光(1)キハ52形。

平成28年(2016年)11月29日(火)のミャンマー。

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実質この日が最後の鉄活日。白川さんと米屋さんはこの日の早朝、次の目的地に向けて出発しました。

私はノンビリとネーピードー観光。まずは前日のキハ52形の折り返しとなる107レの撮影。昨日も訪れた「Lewe」駅。(09:36着、09:38発)

ここで104レ(09:33着、09:43発

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104レは少々遅れて9:42着。

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結局のところの駅撮り。人が動くのが面白いというのもありますが、衛星写真でチェックしてもあまり撮影に適した場所が見つからず、かつ前日の乗車時に沿線を一応見てはいたのですが、ミャンマーらしい風景の場所が探しきれず一番安易な道を選びました。

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9:45。体を右に左に揺らしながら「Lewe」駅を出発するキハ52形。

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人が途切れない駅。

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104レが走り去った後、駅構内でなぜか薪割り。日常がそこにある。

2017年03月02日 20時37分

ぶらり途中下車の旅@ミャンマー(12)麺で乾杯。

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この日のホテル。それにしてもネーピードーのホテルはどこも大型リゾート並みの雰囲気。

※前日とは違うホテルです。実は急な予定変更に備えて1泊しか予約しておらず、結局ネーピードーで2泊することにしたものの前日のホテルに空きがなく、別のホテルを急遽予約したものです。

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広い部屋。

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ゆったりとしたバスタブ付き。これで1泊がツイン使用で$55。

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部屋を出れば広いベランダと目の前には庭がある。

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この日の夕食は近くのスーパーへ。

11月末だったのでクリスマスの飾りあり。

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麺の専門店に入る。

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ビールは販売していないので、隣のスーパーで買いこんで持ち込み。

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最後はそのお店の方の集合写真を撮影してホテルに戻りました。何だかいいなあ。

2017年03月01日 20時34分

ぶらり途中下車の旅@ミャンマー(11)さらばキハ52。

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Lewe」駅直前の鉄橋。

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日本がかけた橋で、終戦前に橋が壊されたものその後かけ替えられたと聞きました。(英語での説明)

※実は乗務員さんお勧めのスポット。他にもここを撮影すると良いとアドバイスされています。

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腕木式信号機は進入許可。

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定時より早着。そろそろ夕刻。

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16:30。キハ52形が去っていきました。

ところでキハ52形は国鉄時代の明知線で走っていたものの、JR東海に引き継がれず私からは縁遠い存在でした。ただ私は国鉄時代に明知線に乗っているので100%この形式にお世話になっているはずです。もっとも明知線だけではなく、例えば大糸線とかでも乗っていると思います。写真が残っていないのでそれが残念です。

ではキハ52形に思い入れがあるかと言われれば、そこまでは…となるのですが、そもそもキハ20系のどちらかと言えば無骨な面構えは好きで、それに魅かれてここまで来たというのが正直なところです。

(この日の教訓)

1)ミャンマーの鉄道は、遅れることが日常茶飯事だが、稀に早発することもある。

2)私がこの列車に乗った時点で、キハ52はその状態が良くないと聞いていました。いつまでも走るという保証はありません。ひょっとしたらこの列車での運用はもうなくなっているかも知れません。

2017年02月28日 20時30分

ぶらり途中下車の旅@ミャンマー(10)出会いと別れ。

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途中で交換。と言っても乗客の様子で判断しているだけです。

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南国らしい花。ここまで来れば余裕です。

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対向列車が到着。それにしてもどんな風に列車を走らせているかがよく分からない。

ここからは憶測。

交換可能駅に着くたびに駅員さんが何かを書いた紙を持ってきます。それを見た運転士さんが手元のノートに何かを書きます。察するにそれが通票や信号に当たるもので、この駅で交換するのかどうかとか、そもそも何時に出発するかが書かれているようでした。

因みに「Lewe」駅には16:28に到着しており、時刻表の時間より6分の先着。

また先頭の乗務員室には2名が常時おり、1人が運転(運転時刻管理を含む)で1人が運行管理のような感じで、車掌さんはその2人とは別にいました。

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家族連れ越しのショット。この方たちにはミャンマーで撮影した写真や私の家族の写真を見せたりしていましたが、正直、どう反応してよいやらという感じだったもののいざ「Lewe」駅で私が下車した時には、窓から身を乗り出し、その姿が見えなくなるまで手を振ってくれて思わず目頭が熱くなりました。

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これは正真正銘の貨車を代用した客車。だと思う。というか貨車に人が乗っている。

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「Lewe」駅が近づいてきました。

2017年02月27日 20時25分

ぶらり途中下車の旅@ミャンマー(9)列車が早発!危機一髪。

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ノンビリ撮影しているうちにこれがひょっとして108レ?よもやの早着で早発?と思い始め乗務員に「ピンマナ」と聞いたらビンゴ。実はこの日のメインイベントがこの列車の乗車。

当時、キハ52形は状態が良くなく、走ったり走らなかったりの状態で、ただ11月28日時点では隔日運行という情報があり、恐らくこの列車で来ることは間違いないという感触はあったものの…という半ば賭けの気分でここまで来ていました。

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キハ52である証を撮影して慌てて乗車。本当に焦りました。

※今回の旅の3大目的。

①JR東海からの譲渡車両。

②《豚車》。

③キハ52形。

正直、キハ52形はちゃんと待ち受けて感動的に出迎えたかった。

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キハ52 108。108に乗って108レに乗る。

何て軽口をたたいていますが、サトワ駅ではギュウギュウ詰めの超満員。一瞬、手すりにぶら下がって…も覚悟したほど。人の迷惑を省みる余裕もなく立錐の余地もないほどの車内に突入。

私がどこからどう見ても外国人ということで、席を変わろうとされた方(何となくの雰囲気です)もいましたが、丁重に断り(何となくの雰囲気です)立っていました。

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前を見れば運転席には丁度座れる板がある。ということで実は乗務員さんに呼ばれてこの席で帰りの旅が始まりました。因みに定刻より10分の早発。こんなこともあるのですね。

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比較的車内が空いてきたところで撮影。どこからどう見ても日本の懐かしい光景。

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車内に空席が出来たので特等展望席を離れ、板から柔らかいシートに移動。私がいなくなったところには途中駅からバナナが鎮座しました。で、このバナナは内5本が私の昼食に。

実はサトワ駅に戻り、構内を撮影し乗車券を購入しているうちに昼食を食べに行く時間がなくなり、非常食で持ち歩いていたパンを少しかじっただけだったので渡りに船で頂きました。

しっとりとしていて粘りがある食感で、甘味が強く今まで食べたことのない味でした。

参考までにということではありませんが、乗務員さんたちが食べた残りは私たち(※)にプレゼントされ、下車するまでに完食しました。

※途中の駅から白川さんたちと合流しています。

2017年02月26日 11時11分

ぶらり途中下車の旅@ミャンマー(8)キハ52形登場!

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撮影ポイントを目指し、走る!走る!

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12:41。間に合った!どこからどう見ても夏の北海道。

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昼下がりの駅。

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1日10本の列車が発着する駅は充電装置完備。日本の駅では考えられないサービス。とか思ったものの、ひょっとしたら携帯電話を使う地域住民のためのサービスだったりして…。

Sat Thwar~Pyinmana

サトワからピンマナまでの乗車券。外国人がミャンマーの乗車券を買うにはパスポートが必要です。

この乗車券では私の名前の右側にパスポートナンバーが書かれていました。

また真ん中の下段に「Coach.2,,,52」とか書かれ所謂指定席になっていますが今回乗車した列車ではあまり意味がないような気がしています。なお発券には5分ほどかかるので要注意。

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13時半の少し前、どこからどう見てもキハ52形の登場。それにしても私の乗る108レは13:40着の13:42発なのでそれにしては到着が早すぎる。臨時列車?



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プロフィール

稲見部長稲見眞一
<自己紹介>
昭和52年4月、中京テレビ放送入社。「ズームイン!!朝!」を始めとした情報番組や「ドラマ」「ドキュメンタリー」等のディレクター・プロデューサーを務めた。鉄研最終回(2010年1月29日放送)では自ら自慢の鉄道写真「俺の一枚」を持って出演。 鉄道歴は小学校5年からスタートしはや半世紀。昭和55年には当時の国鉄・私鉄(ケーブルカーを除く)を完全乗破。平成18年にはケーブルカーも完全乗破。その後も新線が開業するたびに乗りつぶしている筋金入りの“乗り鉄”。好きな鉄道は路面電車。電車に揺られながら窓外に流れる街並みを眺めているのが至福のとき。さてスジを寝かせてゆったり乗り鉄と行きましょう!