2017年02月25日 20時06分

ぶらり途中下車の旅@ミャンマー(7)141系とよもやの並走。

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とある駅としか私には分からない『駅』。保線車両が停車中。

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コンクリート枕木の山。年代モノに見えるので、交換したばかりなのか、それとも日本から輸入した中古品かは不明。

こうして私のこの日の折り返し地点である英語で「Sat Thwar(私はサトワと呼んでいました)」が近づいてきました。

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12:22。進行方向左手にRBE.5048 キハ142-11とRBE.2584 キハ141-9の2連が登場。サトワは2つの路線の合流駅なのでこの光景はあり得ると言えばあり得るのですが…、私はついている。

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正に並走。

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そして到着。

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私の乗ってきた列車が先発。12:27。

キハ141系は定刻なら12:32発。ここサトワでスイッチバックし、私が今来た道を首都ネーピードーに向けて走ります。

2017年02月24日 20時03分

ぶらり途中下車の旅@ミャンマー(6)通票。

駅前の茶店(多分、この表現が一番似合っている)で休憩し、それからはセパタクローに興じる若い男性達の試合を見たりしつつ何とも緩やかな時間の流れに身を任せていました。ここで白川さん、米屋さんとは暫くのお別れ。帰路でまた合流するとして私は乗り鉄を続けました。

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多分107レ。RBE.2528 のと鉄道NT100形とRBE.2512 のと鉄道NT100形の2両編成。

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車内はロングシート。空気バネ台車ですので、乗り心地が良い。

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連結部分に幌がない。

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途中で保線作業中。一旦停車し、暫くしてから動き出す。

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山の中を抜けるとそこは田園地帯。

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駅なのかどうかは分かりませんが、途中で停車。客扱いはしていないので、ここが駅だったとしても本来は通過駅なのでしょう。で、何をしているかといえば給水。

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とある駅では乗務員さんが木の枝(?)で作ったタブレットキャリア風の棒を外に投げました。一見は布団たたき。

まあ間違いなく通票でしょう。

2017年02月23日 20時01分

ぶらり途中下車の旅@ミャンマー(5)静寂。

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109レが先発。

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104レのお客さんたち。乗降用ステップに座ってまったり。

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乗務員の方が旗を振り、出発。その乗務員さんは直前まで私たちに手を振ってくれていました。(嬉)

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列車が出発した駅。先ほどまでの喧騒が嘘のような静けさ。

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大きな瞳でしっかり私を見る子。思わずシャッターを押してしまいます。

2017年02月22日 20時57分

ぶらり途中下車の旅@ミャンマー(4)「タナカ」の秘密。

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駅前の市。帰りにこの駅を通った時はなにもなくガランとしていたので、恐らく午前中だけオープンの地元の人による地元の人のためのお店なのでしょう。

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「タナカ」を頬につけた子供。母親は写されることを喜んでいた感じですが、子供ははにかんでいる。可愛い。

※タナカ…ミャンマーの化粧品で日焼け止めだったりもするそうです。色はこの子供のように黄土色っぽいものだったり、茶色や白いものもあります。若い女性は白いものを使っている人が多かった印象です。

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野菜は量り売りですが、分銅を使って計量する光景は今や日本では見かけませんが、私の子供のころにはまだあったのを思い出しました。

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交換する104レが到着。多分、数十分は遅れているはず。

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そもそも客車として作られたのか?それとも貨車を改造したのか?と思ってしまう車両。

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人がいるから鉄道があり、鉄道があるから人が集う。

2017年02月21日 20時49分

ぶらり途中下車の旅@ミャンマー(3)とある駅で降りる。

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ほぼ満席だった列車に少しゆとりが出来てきました。

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JR時代の面影をパチリ。

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途中の駅ではバナナ売りの行商の方が乗り込みます。列車の行き違いがあるので、出発までの商売なのでしょう。

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駅前はとても2両編成の列車の到着とは思えない賑やかさ。

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これぞアジア。お茶を飲めそうなお店もあったので109レをここで下車し、次の107レで歩みを進めることに。贅沢とはこういうことを言うんですね。駅名が読めないこともありますが、日本と過ぎてゆく時間のテンポの違いを味わっていたら、降りた駅の名前などもうどうでもよくなっていました。

※ミャンマーでは列車番号の振り方が日本と異なるので些細な事なのでしょうが、109レの次の列車が107レというのはやっぱり馴染めない。

2017年02月20日 20時47分

ぶらり途中下車の旅@ミャンマー(2)国際交流。

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塗色はともかく車内はJR北海道時代のまま。ひょっとするとキハ141系は私にとって初乗車かも?

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白川淳さんの前に座っている男性はマンダレー大学の学生さんで家に帰る途中とのこと。英語が出来るので会話成立。名古屋に戻り調べたところ、マンダレー大学は岐阜大学と学術交流があるようで、思わぬところで地元と繋がりました。(岐阜大学のHPを参照)

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のどかな田園風景。

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牛は貴重な労働力。

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きっともう何年も前から変わらぬ風景。

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変わったのは家の外に設置された太陽光発電パネル。時代ですね。携帯電話の充電用?

2017年02月19日 17時14分

ぶらり途中下車の旅@ミャンマー(1)キハ141系でスタート。

2016年11月28日(月)。英語表記で「Lewe」駅。日本語だと「レヴェ」と読むのでしょうか?

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ミャンマーの首都ネーピードーの南方にあり、昔ながらの風情漂う街の駅です。この日はこの駅からスタート。なぜここからだって?それはホテルから比較的近かったから。実に単純な理由です。

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ミャンマー語の駅名表示が読めないのは毎度のこと。

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時刻表では8本の列車が走っていることが分かります。そしてミャンマー国鉄の常として、上下列車が1セットで書かれており、解読に時間がかかります。

上から

*101レ/06:22着、06:25発

*102レ/19:24着、19:27発

◆103レ/15:45着、15:55発

◆104レ/09:33着、09:43発

■107レ/09:36着、09:38発

■108レ/16:34着、16:36発

  • 109レ/07:50着、07:52発
  • 110レ/15:49着、15:51発

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私たちが乗ったのは109レ。7:48に姿を見せましたのでほぼ定時運転ということになります。

※この日はトラベルライター白川淳さん、カメラマンの米屋こうじさん(鉄道ファン/キヤノンフォトコンテスト選考委員)との3人旅。

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ホームではなく、線路から直接乗り降りするスタイル。もはや驚かなくなっていました。

1両目はRBE.5044 元JR北海道キハ142-7。

2両目がRBE.2583 元JR北海道キハ141-8。

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乗客の方たちが協力し合いながら乗るのもミャンマースタイル。

今日は私にとってはぶらり途中下車の旅。一応の目的地(折り返し地点)はあるもののそれすらどうなるのでしょうか?

2017年02月18日 20時31分

《豚車》@ミャンマー(12)晩御飯はホテル食。

11月27日に泊まったホテル。

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広大な敷地に建物が点在し、それぞれはカートで結ばれます。(28日の朝、撮影)

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このスペースはフロントのある棟のロビーではなく、私たちが使用した部屋の棟のモノ。

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部屋も広大ですが、値段はリーズナブルです。

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夕食は贅沢にホテル食。

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幾つかの料理を注文し、ご飯の皿に取り分けて食べるスタイル。だと私は信じていましたが、真実や如何に?

2017年02月17日 20時29分

《豚車》@ミャンマー(11)マダウの人たち。

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1日1往復の列車の翌日の準備は終了。

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機関車に乗り込み、エンジンの撮影。

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停車中の車内は子供たちの絶好の遊び場。(奥の方に写っています)

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《豚車》の前で地元の方の記念写真。ではなく、この駅で過ごす人たちを撮影させてもらいました。鉄道を撮るのは勿論好きで、だからここまで来ているのですが、そこに暮らしている人たちとの出会いも好きです。

ところで先にも書いたようにこの可愛い《豚車》はもうここを走っていません。この車両だけでなく、ミャンマーで走る旧タイプの車はある日突然その姿を消します。今回は絶滅危惧種を間一髪、この場所で撮影できましたが、これはもうラッキーとしか言いようがありません。

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車止めに衛星のアンテナ。なぜここにわざわざ???

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撮影が終わり一休み。時間は14:37。この時はこの《豚車》が無くなるとは、いや正確に言えば、この楽園はそれほど長くは続かないだろうとは思っていました。それでもこんなに早くとは思っていませんでした。今やすべてが思い出の彼方。

ここから今夜の宿泊地、首都ネーピードーまでは約280キロ、時間にして4時間半。さて次なる目的は…。

2017年02月16日 20時28分

《豚車》@ミャンマー(10)機回し。

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マダウ駅の機回し。片方にしか運転台の無い車両にとって転車台は必須。

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それにしてもこれほど小ぶりな転車台はそうそう見かけない。

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側線と転車台の線路をつなぐ作業。それを見守る一眼レフを構えた4人の日本人。ミャンマー人からすれば一体何事!でしょう。

タイヤ駆動の動き出し。

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改めて「鼻」が可愛いと思う。



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プロフィール

稲見部長稲見眞一
<自己紹介>
昭和52年4月、中京テレビ放送入社。「ズームイン!!朝!」を始めとした情報番組や「ドラマ」「ドキュメンタリー」等のディレクター・プロデューサーを務めた。鉄研最終回(2010年1月29日放送)では自ら自慢の鉄道写真「俺の一枚」を持って出演。 鉄道歴は小学校5年からスタートしはや半世紀。昭和55年には当時の国鉄・私鉄(ケーブルカーを除く)を完全乗破。平成18年にはケーブルカーも完全乗破。その後も新線が開業するたびに乗りつぶしている筋金入りの“乗り鉄”。好きな鉄道は路面電車。電車に揺られながら窓外に流れる街並みを眺めているのが至福のとき。さてスジを寝かせてゆったり乗り鉄と行きましょう!