2016年04月24日 20時35分

台湾鉄旅/太麻里で撮り鉄(2)臨時列車。

高雄発9:35の台東行き自強号371レに乗車。

2016_03_21-3 太麻里_9

改札口にあるどこでも見かける列車の出発時刻の電光掲示板。その上から3番目(⇒のところ)に9:44発の台東行き『専車(Special)』の文字を発見。「えっ?今日は臨時列車があるんだ。」と一本得した気分。

2016_03_21-3 太麻里_11

跨線橋を歩いていたら、3番ホームの電光掲示板に「花蓮行き観光号(Tour Trains)」の文字。「ふむふむ11:23発の臨時列車もあるのか。」と今日は2本も臨時列車がプラスで撮影できると小躍り。まあこの後、意外な展開が待ち受けていたのですがそれはまあ後日のお楽しみ。

2016_03_21-3 太麻里_16

ということで私達が乗車する自強号が到着。気動車特急で、日本風に言えば(私的には)キハ82系に近い存在。余談ですがこの車両DR3100型のデザインはシンプルですが結構好きです。小田急の9000形にも似た感じ。

2016_03_21-3 太麻里_24

先頭車の運転室の直ぐ後ろに給水機(飲料水)があります。

2016_03_21-3 太麻里_25

勿論紙コップも用意されていて、0系新幹線が懐かしくなります。なおこの紙コップを旅の記念に持ち帰る人もいます。(私です。但しかつて1回1個だけです)

高雄~太麻里

最後にこの日の乗車券。

太麻里に11:36に到着し、戻りは大麻里発17:23発の自強号374レに乗車。…の、予定だったのですが変更。太麻里から途中の枋寮まで先行する旧型客車の普通列車に乗車することにし、枋寮から自強号に乗り継ぎました。ただ台湾鉄道の列車に「乗車券」「特急券」の概念は無く、自強号の乗車券は自強号でのみしか使えないため、普通列車の乗車券を別途購入しました。ただ最終的に自強号374レに乗る予定だったので、その乗車券は区間変更等もせずにそのままキープしました。

優等列車である自強号の乗車券があるのだから、乗せてくれれば良いのにとは思うもののそこはそれ、乗車する鉄道のルールに従うまでです。

もう一点。台湾の新幹線には自由席がありますが、在来線の日本で言う特急・急行にあたる列車は全車指定席で、満席の場合は「無座」つまり立席承知乗車券が発行されます。

※なお「無座」が発行されない列車もあります。

※台湾の特急・急行列車の乗客は結構多く、短い区間の利用者もあるので、私の場合、乗車券は列車が決まり次第即購入するようにしています。

(ついでのお断り)

台湾の鉄道の列車番号は、例えば高雄から太麻里への自強号のように「371次」というように「次」を使います。ただ私のブログでは「次」を「レ」と置き換えて書きます。本来はあまり良くない置き換えだとは思うのですが、列車の旅の雰囲気を醸し出すべく「列車」はやはり「レ」だろうと、この表現で統一することにしました。

でも気持ちは分かってもらえますよね。きっと。

2016年04月23日 19時37分

台湾鉄旅/太麻里で撮り鉄(1)高雄駅。

高雄駅2000

平成12年(2000年)5月の高雄駅。

2016_03_21-3 太麻里_5

こちらは平成28年の高雄駅。

2016_03_21-3 太麻里_2

旧高雄駅は「新」高雄駅の直ぐそばに移築・保存されています。JRの奈良駅と似た感じ。

2016_03_21-3 太麻里_8

現・高雄駅の中。

2016_03_21-3 太麻里_7

1階が切符売り場で2階に改札があり、その階段のところにはかつて台湾を走った蒸気機関車の写真が展示されています。

じっくり見るには人通りも多く今一つの場所ですが、高雄に来たならご覧になることをお勧めします。

さて3月21日(月)は高雄から台湾鉄道に乗り、南廻りで「太麻里」に向かいます。この駅、日本語読みでは「たまり」でしょうか?ただ英語表記では「Taimali」とあったので、私はそのまま「たいまーりー」と呼んでいます。

そこで今年初の本格的な「撮り鉄」に挑戦です。

2016年04月21日 20時46分

台湾鉄旅/高雄MRT萌えキャラ駅(2)記念写真。

2016_03_21-2 高雄MRT萌えキャラ駅_7

こんな感じで等身大(?)のパネルがズラリ。

2016_03_21-2 高雄MRT萌えキャラ駅_9

お気に入りのキャラとこんな記念写真も撮れます。

四十にして惑い、五十にして天命を知らず、六十にして萌える。(笑)

因みに私の30代の知人も全く同じポーズで写真を撮ったそうです。だけではなく、まあ皆やっているようで、やっぱり定番の1枚。それにしても朝の8時半に暇人候(ひまじんそうろう)。

2016_03_21-2 高雄MRT萌えキャラ駅_10

ふとコンコースの壁面を見ればどうやら公募作品らしき展示もあり、「萌えキャラ駅」として有名になっているだけのことはあります。

2016_03_21-2 高雄MRT萌えキャラ駅_14

先ほどの等身大パネルは表と裏(どちらが表で裏かは???ですが)とデザイン(キャラ)が変わっています。

ところでこんな写真をアラカン世代の2人が何枚も撮影して歩いているのですが、誰も私たちを振り向かないのを見ると若い人専用ということではなく、広い世代に親しまれているとことなのでしょうか。

2016_03_21-2 高雄MRT萌えキャラ駅_21

最後に鹽埕埔駅のホーム。普通の駅です。

2016年04月20日 20時39分

台湾鉄旅/高雄MRT萌えキャラ駅(1)鹽埕埔。

職員輸送列車を撮影後、この日の次の目的地南廻線「太麻里」に向かう列車の出発時刻は9:35。1時間ほどの時間があったのでその時間を利用して高雄MRTオレンジラインのとある駅を目指します。

2016_03_21-2 高雄MRT萌えキャラ駅_1

「橘線/鹽埕埔(Yanchengpu)」がその目的地。コンコースでこんなオブジェを見つけたのですが、今回の狙いはこれではありません。

2016_03_21-2 高雄MRT萌えキャラ駅_2

そうっ!この駅は「萌えキャラ駅」として台湾の鉄道を愛する方たちが聖地として崇める存在なのです。(話しは幾分盛っていますが、私の鉄友で訪れた人は間違いなくいます)

2016_03_21-2 高雄MRT萌えキャラ駅_5

こうしたオブジェの数々は改札の中にあり、気分はさながら駅ナカ聖地巡礼。特定のアニメ等のモデルがあるかどうかまでは分かりませんが、このあたりだけは独特の雰囲気。

2016_03_21-2 高雄MRT萌えキャラ駅_17

こちらは車内にゴミを捨てないように!とかの啓発モノに見えましたが…。

2016_03_21-2 高雄MRT萌えキャラ駅_6

またお熱い2人の熱いメッセージをまるで七夕の時に願い事を書いて笹に飾るようなコーナーもあり、プライバシー保護のため流石にここは全面モザイクとしました。

2016年04月19日 20時30分

台湾鉄旅/高雄の工場職員輸送列車。動画です。

高雄の工場職員さんの輸送列車の戻りを動画で撮影しました。

人口約277万人。名古屋が約230万人ですから高雄がどれほどの大都市かの見当がつくと思います。

その街の中心部にほど近いところを行くたった1両の客車を牽くディーゼル機関車。何だかいいなあ。

2016年04月18日 20時23分

台湾鉄旅/高雄の工場職員輸送列車。

今回の台湾の旅の目的は『撮り鉄』。と言っても国内では殆ど駅撮りしかしていないのですが、折角の海外ですので少し張り切りました。また今回の同行者が『撮り鉄』さんだということもあります。以前は海外へも1人で出掛けていたのですが、最近は誰かと一緒に行った方が楽しいと気付き、また特に1人晩御飯は寂しいので、それが同行者ありの旅が増えてきた理由であります。

2016_03_21-1 高雄/職員輸送列車_1

さて3月21日(月)の朝一番は高雄の台鐵高雄機廠(高雄車両工場)の職員輸送列車。以前出版された撮影ガイド本によれば高雄駅を7:40に出てくると書いてあったのでそれを信じて途中で待ち受けていました。

2016_03_21-1 高雄/職員輸送列車_6

客車が一両!とは驚きましたが、ゆっくりとこちらに近づいてくる姿はなかなか愉快です。

2016_03_21-1 高雄/職員輸送列車_7

姿が見え初めて2分ほど。やっと目の前を通過しました。

2016_03_21-1 高雄/職員輸送列車_8

行ってらっしゃい!

2016_03_21-1 高雄/職員輸送列車_12

戻りは8:30頃であろうと別の場所を探していたら08:08にはもう戻ってきました。確かにガイド本には時間が早くなるとは書いてあった記憶が…。そんなこともあるのでしょう。

2016年04月17日 20時13分

台湾鉄旅/高雄の驛站食堂で晩御飯。

朝も早から動いたので、鉄道グッズが陳列されているという「驛站食堂」で晩御飯。日本語の感覚だと「驛」「站」とも「駅」という感じですが本当のところはどうなのでしょうか?

2016_03_20 高雄LRT_141

さてその食堂は高雄駅の北側にあり、私達のホテルは駅の南側。そこを徒歩で行く最短ルートは高雄駅構内の跨線橋を渡る事。以前は入場券(月台票)を買っていたのですが今はこんな通行証があります。但し20分以内に通過するのが条件。間違ってもこの通行証でホームに行き、撮影してはいけません。あくまでも「通行証」です。

2016_03_20 高雄LRT_142

そもそも初めて高雄を訪れた平成20年(2008年)8月頃のガイドブックには入場券の中国語訳が載っておらず、えらい苦労をしてやっと「月台票」を手に入れた記憶があります。(その時は駅の北側のホテルに泊まり、南側の夜市に食事に出掛けた)

別に高雄でなくとも公道を使って駅の反対側に行くのは、橋上駅で自由通路のある駅であれば簡単ですが、そうでなければそれが大きな駅ほどどれほどの距離を移動しなければならないかは分かっていただけると思います。例が悪いかもしれませんが、東西を結ぶ自由通路のない名古屋駅を想像してみてください。高雄駅は現在、地下化の工事中でそれが終われば駅の南北の徒歩での往来は画期的に楽になりますが、この通行証はそれまでの期間を穴埋めする便利なシステムです。

2016_03_20 高雄LRT_143

そんなことに驚きつつ驛站食堂に到着。

2016_03_20 高雄LRT_150

タブレットがあったり、

2016_03_20 高雄LRT_151

サボがあったりしますが、鉄道色満載の店ではなく、鉄道モノを飾りに使っている食堂と思ったほうが良いでしょう。

2016_03_20 高雄LRT_146

料理は美味しい!流石に地元客で溢れていただけのことはあります。旅先での食事処選びの基準である「地元客で賑わっている」の原則はここでも正しかったです。

因みにビールはセルフサービスで冷蔵庫から自分で取り出す台湾流。これを楽しむのもGOODです。

こうして3月20日(日)の鉄活は終了。

※参考までに今回の名古屋~台北/桃園空港間の飛行機代は込み込みで往復3万円強。座席の事前予約不可とかその値段で乗れる席数が限られるとか何かと条件付きではありますが、旅費としては海外の中ではハードルが低いと思っています。また大したことではありませんが、往復とも窓側席で、空港の係員からわざわざ「窓側席になりますがよろしいですか?」と聞かれたので、今時は通路側を希望する人が多いのでしょう。かくいう私も国際線では久々の窓側でした。

2016年04月16日 20時10分

台湾鉄旅/高雄のMRT/JR東日本。

台湾の鉄道では至る所に萌えキャラがいます。

2016_03_20 高雄LRT_130

萌えキャラの啓発モノもあり、これは多分「駆け込み乗車禁止」のお願い。MRTのドアにありました。『請勿強行乗車』は世界の鉄道事業者にとって共通の課題なのでしょう。

2016_03_20 高雄LRT_131

こちらは多分、閉まっているドアで怪我をするので無理に乗るな!と書いてあるのでしょう。

2016_03_20 高雄LRT_133

さてこちらはMRT高雄駅名物と言えそうなJR東日本の広告。

2016_03_20 高雄LRT_134

新幹線の車両写真だけではなく、観光案内もあったりして、これがあるのは東京!と言ったとしても同じ漢字を使う国だけあって違和感はありません。中国の簡体字は慣れませんが、台湾の繁体字は馴染みやすいです。ただそれが実は曲者で、文字とその意味は何となく通じるものの、肝心の言葉としての読み方が分かりません。台北(タイペイ)はともかく高雄(カオシュン)を始め地名は、私達日本人はあたら漢字を認識するだけに読み方を覚えないという弊害もあります。今回の旅でも乗車券の購入はまず“筆談”です。

それで思ったのは、日本人の観光客も多いのだからまず手始めにガイドブックの地名には現地の読み方のルビをもっと振って欲しいという事。これは贅沢な願望ではないだろうと信じて疑わない私です。

2016年04月15日 20時38分

台湾鉄旅/高雄のLRT(9)夕闇迫る。

終電車を待たず18:14に撮影終了。

2016_03_20 高雄LRT_118

その前に撮影したこの一枚は正に公園の中を行く!

●ここで動画です。


電車はこんな感じで通り過ぎていきます。

参考までにこの動画は軽量の記念撮影用の三脚を使っています。コンデジが荷重の限界で、1眼は乗せられないタイプです。

2016_03_20 高雄LRT_122

正真正銘高雄LRTのラストカット。午後4時にこの場所に着いていますから2時間強の滞在でした。

2016年04月14日 20時35分

台湾鉄旅/高雄のLRT(8)街並み。

籬仔內(Lizihnei…ローマ字でもどう読んで良いものか悩みます)。

2016_03_20 高雄LRT_92

運用に入っているのは1編成だけのようなので、こうして並びが撮れるのは結構貴重。

2016_03_20 高雄LRT_93

17:30発の電車が出発。

2016_03_20 高雄LRT_94

今回の暫定開業区間は、街並みの変化に乏しく、撮り鉄のかたにとっては今一つかもしれません。これから路線が延びて本営業開始が待たれます。現在の開通区間は広い道路の真ん中を走るので、車のシャッターを気にする事はありませんが、台湾らしい、高雄らしい風景の中を走る電車を見てみたいなどと願ったりしています。

2016_03_20 高雄LRT_106

籬仔內の電停から見た車庫。中に入れないので取敢えず望遠で覗き見。

2016_03_20 高雄LRT_107

意味は多分、電車に注意!漢字は何となく書いてある内容の見当がつきます。



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プロフィール

稲見部長稲見眞一
<自己紹介>
昭和52年4月、中京テレビ放送入社。「ズームイン!!朝!」を始めとした情報番組や「ドラマ」「ドキュメンタリー」等のディレクター・プロデューサーを務めた。鉄研最終回(2010年1月29日放送)では自ら自慢の鉄道写真「俺の一枚」を持って出演。 鉄道歴は小学校5年からスタートしはや半世紀。昭和55年には当時の国鉄・私鉄(ケーブルカーを除く)を完全乗破。平成18年にはケーブルカーも完全乗破。その後も新線が開業するたびに乗りつぶしている筋金入りの“乗り鉄”。好きな鉄道は路面電車。電車に揺られながら窓外に流れる街並みを眺めているのが至福のとき。さてスジを寝かせてゆったり乗り鉄と行きましょう!