2019年03月11日 17時24分

マンチェスター~ベルリンの移動はLCC(3)定時出発定時到着。

以前のLCCは朝一番から遅れの代名詞みたいな感ありでしたが、最近は必ずそうとは限らず、ライアンエアーRYANAIR/FR1145便はマンチェスター空港 Manchester Airport12:25、ベルリン・シェーネフェルト空港 Flughafen Berlin-Schönefeld15:20の定時での運航でした。

ターミナルDはLCCらしい装い。ある意味潔い。ところで今回使ったライアンエアーは初めての利用。国際線の旅客数は世界1とのことで、もっともネットの口コミでは安かろう悪かろうの代名詞のような記事が多いのですが、使った感想としては特にマイナス点はありませんでした。ネットでの航空券購入は若干、注意を要しますが、それは主に言葉の問題であったりします。話は飛びますが、日本発の(出来る限り安い)航空券を買うべくネットを検索していると、時に海外の代理店が最安値ということもあり、それを2~3度経験すると航空券の購入はそれほど語彙力を試されることはないので、大体何とかなるものです。

ベルリン・シェーネフェルト空港にはベルリンの郊外電車が乗り入れています。自動券売機で、ベルリン中央駅までの乗車券を購入。

ABCとか書いてあるのはベルリンの都市交通がゾーン制運賃となっているから。シェーネフェルト空港駅はゾーンCにあり、ベルリン中央駅がゾーンAにあるため、この表示となります。

そして乗車券を購入したら忘れてならないのは打刻機Entwerterで、乗車時間を刻印すること。これを忘れると罰金を支払う羽目になります。実は以前、フランスでその刻印を忘れて電車に乗ったことがあり、車掌さんに罰金**ユーロを支払おうとしたら、次回から気を付けなさいと有難く無罪放免されたことがあります。それは通常はあり得ない事で、まず容赦なく罰金を支払う事となります。

そして電車に乗る。

2019年03月10日 19時04分

マンチェスター~ベルリンの移動はLCC(2)84ユーロ。

ブリットレイルパスを使ってマンチェスター・ピカデリー駅からマンチェスター空港駅まで向かう列車に乗車。約15分を一等車で過ごす。

もっともこの列車に乗る予定はもともとなく、別の手段にするつもりだったものの、折角のパスを使わないのも何だかなあと思い、苦渋の選択、苦し紛れの選択でした。

マンチェスター空港駅到着。乗ってきたのは右側の列車。もともと私が乗りたかった交通手段は左側のメトロリンク。都心に直通する路面電車と、中心駅をストレートに結ぶ鉄道がある町、それがマンチェスター。

駅から歩いて10分の第3ターミナルに到着。

LCC名物という事は無いかも知れませんが、チェックインのための長蛇の列。

LCCの搭乗には搭乗券のプリントアウトが必要なのでこんな設備があるのかな?

これが私の搭乗券。席は02Dですが一番前、20キロまでの機内預けのトランク、機内持ち込みは小さなバッグならばそれも含めて2個の持ち込み可という実はLCC利用者の中では贅沢な旅。飛行時間は2時間弱で84ユーロ。

初めてのライアンエアーRYANAIR。

ボーディングブリッジは使うはずもなく、エアステア(機体に格納される階段)で乗り込む。

2015年09月21日 20時52分

国際鈍行列車の旅(5)シュパーゲル三昧でドイツの旅の終わり。

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やっとのことでドレスデン中央行きの列車が見えてきましたがまだ地下道の階段に行き着いていません。

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この日はアルンスドルフでバスに乗り換えることもなくそのまま列車で通過。

(参考)

4月17日(金)に01形重連の列車がラーデベルクで停車したのは、どうもアルンスドルフまでの間がその時間に単線運転となっていたからと思われます。今回乗車した列車はラーデベルク~アルンスドルフを何と左側通行しており、そんな点からの推察です。

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ドレスデン中央駅には18:59に到着し、最後の晩餐。

まずは白アスパラのスープ。

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そして白アスパラ250グラムとメニューに書かれた料理。肉・魚無し。でも精進料理ではありません。

かくして私の4月15日~21日のドイツ撮り鉄の旅は、極めてこの時期のドイツらしい季節感溢れる食事で終わりとなりました。

ほぼ40年ぶりとなる“撮り鉄”旅。まして海外。自分なりに納得することの出来た一週間でした。多少の時差ぼけはあったものの私の経験的には『夜型』になっていくのは比較的楽ですが、これから日本に『朝型』で戻るのはきつそう。

でも今回は意外とすんなりと体が戻りました。やはり01重連を撮った充実感のなせる業だったのでしょう。

(完)

明日からは北海道/留萌線の旅です。

2015年09月20日 14時47分

国際鈍行列車の旅(4)再び代行バスで国境越え。

この路線でドイツ側を走るのはそれほどの距離もない短い区間で、乗客は10人ほどしか乗れないバスで十分なほどなので、そんなことでの合理化かな?とか思ったものの、であれば何で仮設ホーム?とか考えたりしているうちにザイフヘナースドルフ発16:42の代行バスが少々遅れて到着。この発時間ですが、実は列車と同じなので私の頭の中には疑問符が一杯でした。

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バスが到着する場所に立っている方は“乗り鉄”です。ここまで来るのに同じ列車&バスで来ており、しかも直ぐに折り返すところも“乗り鉄”です。実はお互いアイコンタクトで『同類』であることを認識していました。

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チェコ/ヴァルンスドルフ・・・以下読み方が不明(Varnsdorf pivovar Kocur)で再び列車に乗車。

16:50にバスが着き、乗り込んだところで直ぐに列車は出発。

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ここはヴァルンスドルフ(Varnsdorf)駅。思いの他大きな駅で駅員さんもいる有人駅。

同じチェコのリベレツ(Liberec)とヴァルンスドルフ(Varnsdorf)間は、チェコ国内だけで行こうと思うととっても大回りとなりますが、ドイツのツィッタウ(Zittau)経由であればショートカットできるためこうした列車が設定されているようでした。

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この町の名前「ヴァルンスドルフ」は調べてみるとドイツ風の地名ということのようで、国境線の複雑さも含めいろいろ歴史がありそうです。

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ツィッタウ(Zittau)着17:15。そして17:21のドレスデン中央(Dresden Hauptbahnhof)行きに乗車。乗ってきた列車はドレスデン中央行きに接続の列車のはずですが、何故か地下道からはるかに離れた所に停車し、息を切らしながらの乗換えとなりました。

2015年09月19日 20時46分

国際鈍行列車の旅(3)ザイフヘナースドルフ。

バスを降ろされた場所から本来の「ザイフヘナースドルフ駅」があるのであろう方向と思い撮影した写真。

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何と線路は錆付いています。

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同じ場所でチェコ方面を見るとそこには仮設ホーム。ここにあった掲示を見て、別にドイツ語が分かるわけではありませんが3月まではここまで列車が来ていたようです。

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仮設ホームの場所から本来の駅方面に向かう線路の踏み切りは土で埋まっており、これを見てもここをもう随分長い間、列車が走っていないことがわかります。

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この建物が「ザイフヘナースドルフ駅」。駅舎の正面には「DB」の文字が輝いており、でもどうしてここが使われていないかは分からずじまいでした。

2015年09月18日 20時42分

国際鈍行列車の旅(2)よもやの代行バスで国境越え。

チェコ国内の最後の駅であるヴァルンスドルフ・・・以下読み方が不明(Varnsdorf pivovar Kocur)着16:10。

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と、そこに1台の小型バス。しかも車掌さんがこれに乗れと言っている。

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このバスが何のためのバスかどうかもその時点では分からず、これに乗って着いた先でそこから折り返して再びこの列車に乗れるかどうかも語学力がないため不明。ほんの数分の出来事でしたが、とにもかくにも列車の当初の終点であるザイフヘナースドルフ(Seifhennersdorf)までバスは行き、そこからここに戻る事は分かったので不安を感じながらもバスに乗り込みました。

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どうやらこの川がチェコとドイツの国境?かな。

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ドイツ国旗を発見。無事にドイツに入ったみたいです。

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バスはザイフヘナースドルフに16:22に到着。近くに線路があったのでそう思い込むことにしいていました。

私はこれまで鉄道、バス等陸路で国境を越えた事は何度かありますが、列車の代行バスで国境を越えると言うのは当然初のことですし、そもそも路線バスならともかく代行バスで国境を越えた日本人はこれまで何人いるのでしょうか?物凄くレアな体験をしたと思っています。

2015年09月17日 20時38分

国際鈍行列車の旅(1)4回の国境越え。

平成27年4月20日、チェコ/リベレツ(Liberec)発15:02のドイツ/ザイフヘナースドルフ(Seifhennersdorf)行きの国際列車。

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この列車の特徴は、何と言ってもチェコを出て~1)ポーランド~2)ドイツ~3)チェコ~4)ドイツと4回国境を越えること。これでローカルの各駅停車です。

意外と乗客がいて驚きでしたが、学校帰りと思われる学生風の方たちが多く、ポーランドに入るまでの駅で半分位まで減っていきました。

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チェコとポーランドの国境付近。島国の国民である日本人には何ともあっけなさ過ぎて面白みが欠けますが、実はこの写真、2つの信号のうち奥の信号の向こうがチェコで、手前がポーランド。そこまでとそこからの線路の具合が実はよくわかる一枚です。

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ツィッタウ(Zittau)到着直前、ツィッタウ狭軌鉄道(Zittauer Schmalspurbahn)との平面交差があります。往路で撮影できなかったので、帰路、最後尾の運転室越しに撮影。異ゲージのクロッシングは何だか萌えます。

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ドイツからチェコ国内に再度入り、ここまで来れば残りはあと少し。長閑(のどか)な車窓を楽しんでいました。

この時はまだ…。

 

2015年09月16日 20時24分

チェコ/リベレツ市のトラム(6)再訪を期して。

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リベレツ駅に戻り、そこで街並みを1枚。

リベレツ

この場所は少し立ち位置を調整するとこんな感じも撮影できます。ヨーロッパのトラムが走る風景というと

1)古い街並みの中

2)再開発で新しく作られた街を走る

と言ったように割りとはっきりパターン分けができることが多いかと思われますが、ここリベレツのトラムはそれに当てはまらず、どちらかと言えば日本の街並みのように新旧混在といった印象を受けました。

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最後はリベレツ駅を背景に撮影。

きっともうここに来る機会はないと思うけど…と書き始めて修正。今回見てきた未舗装路側軌道区間が、今のまま復活したら見てみたい。そして撮影してみたいと思いましたが、何せ服部氏とドレスデン起点で動いていたからここに来られたわけで、私一人の力ではこの地に足を踏み入れるのはやはりムリかも知れない…。

2015年09月15日 20時21分

チェコ/リベレツ市のトラム(5)モニュメント。

市内のモニュメントを込みにしてみました。

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何がテーマのモニュメントなのかをここに書ければ良いのですが残念な私です。雰囲気重視。

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カーブを通過する電車のガラスの反射狙い。

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14:28。もう78番が戻ってきました。

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リベレツ駅近くにある車庫。全景はこんな感じ。

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車庫内は3線のポイントが入り乱れもう萌えまくり。

いやいや分かってくれる人だけに伝われば良いと、今回だけは思っています。

2015年09月14日 20時19分

チェコ/リベレツ市のトラム(4)古典電車との遭遇。

リベレツ市の一番の繁華街で交通の結節点「Fügnerova」(読み方が分かっていません。そのまま読むとフクネロバ?かな)。

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そこで車体番号「78」の古い電車(メーターゲージ)と出会いました。

「Cvičná Jízdá L」の系統番(方向幕?)ですが、翻訳ソフトでは『トレーニング走行』『ドライビングレッスン』もしくは『Cvičná =トレーニング』『Jízdá=旅』と出てきました。さて…。

ところでこの電車、家で検索しても出てきませんでした。どこかの保存電車を買い入れ(もしくは借りて)観光用に導入するのでしょうか?

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リベレツのトラムの撮影で外せないのがこの大時計を背景にしたショット。とのことでしたので私も撮影。参考までに右側の電車がメーターゲージ。左側の電車は標準軌です。

それはともかく良い感じですねえ。

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街並みを行く電車を狙ってみましたが、人通りも車の通行も多くなかなか思ったような出会いがありませんでした。

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13:41頃に見送った78番が早くも13:59に戻ってきて、それを14:01に見送ってこの場所を後にしました。



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プロフィール

稲見部長稲見眞一
<自己紹介>
昭和52年4月、中京テレビ放送入社。「ズームイン!!朝!」を始めとした情報番組や「ドラマ」「ドキュメンタリー」等のディレクター・プロデューサーを務めた。鉄研最終回(2010年1月29日放送)では自ら自慢の鉄道写真「俺の一枚」を持って出演。 鉄道歴は小学校5年からスタートしはや半世紀。昭和55年には当時の国鉄・私鉄(ケーブルカーを除く)を完全乗破。平成18年にはケーブルカーも完全乗破。その後も新線が開業するたびに乗りつぶしている筋金入りの“乗り鉄”。好きな鉄道は路面電車。電車に揺られながら窓外に流れる街並みを眺めているのが至福のとき。さてスジを寝かせてゆったり乗り鉄と行きましょう!