2013年09月26日 22時14分

フランクフルト市内のトラム(1)

2013年6月19日(水)、14:40発の上海行きに乗る前に一寸散歩。

フランクフルト中央駅の駅舎の正面建屋は工事中でしたが、足場の外側には駅舎の絵が描かれていました。広告がビール会社と言うのがドイツらしいですね。

2011年11月20日の同駅。日の出前の写真で恐縮ですが、一応「絵」との比較という事で…。

ドイツと言えばプレッツェル。朝7時過ぎに開いていたパン屋さんで、いかにもドイツパンと言いたくなるサンドウィッチをセットで買い、朝ご飯にしました。

もっともプレッツェルは朝には食べきれず、空港でのパスポートコントロールの果てしない行列に並んでいた時にお腹に入りました。

ところでトラムの乗り場にあった啓発ポスター。ゴミを捨てないようにという事でしょうが、世界共通の課題の様ですね。

2013年09月25日 20時29分

ナウムブルクからフランクフルトへ(2)私の乗る列車は?

17時を少し回ったところでフルダ駅に到着。駅員さんにチケットを見せて「フランクフルト中央駅に行きたいのですが…」と尋ねたところ「ディスホーム.ネクストトレイン」と言われました。

とにかく乗る予定だったICEがとっくに出発していたことだけは分かりました。でも駅の時刻表では当分この駅に停車し、フランクフルト中央駅に向かう列車はなし。

と思っていたらいきなりホームにICEが到着。ホームの案内表示を見たら直前には無かった「フランクフルト」の文字が!駅員さんと目が合い、そうしたら「ディストレイン!」と大きな声で言われました。とりあえず事情は呑み込めてはいないものの万が一間違っていたとしても今日中にはフランクフルトに着けるだろうと、もうあきらめの境地の中で列車に乗り込みました。しかし、写真を撮影する余裕なし。

まずこの列車の行き先がよく分からないし、こんな時間に停車するICEがあるとはどこにも書いてなかった…。

更に列車に乗って備え付けの時刻表を見て「エっ?ありえない…」と訳が分からなくなり、暫くしてやってきた車掌さんにフランクフルト中央駅に行くことを確かめた時にやっと全身の力が抜けました。

そしてフランクフルト中央駅が見えたのは18:10でした。

因みに乗車した列車はICE79。ハンブルク発スイスのバーゼル行き。何とフルダは本来通過駅で臨時停車をし、私のような乗り継ぎ客の救済を図ったことが推察されました。

その柔軟な対応に驚かされましたが、結局この日の予定でいえば“わずか”40分弱の遅れでフランクフルトに到着できたのは奇跡とさえ思えました。

※ICE79のフランクフルト中央駅には定時だと18:00着。

そんなことがあって昨日のブログに書いた『・・・日本に帰ってから思った・・・』のくだりになるのですが、時間的には南駅での乗換とかICとICEの違いがあるので微妙なのですが、精神的には「フルダの乗り継ぎはしんどかった」が本音です。

ホテルにチェックインし、気を取り直して今回のドイツ「鉄」旅、最後の夕食へ。結局昼間と同様の豚肉にしました。ただ骨付きのワイルドさは何となく予感があったのですがこの大きさは想像していませんでした。

※主食はベイクドポテト。ヨーグルトベースのソースがかかっておりさわやかで旨かった。

2013年09月24日 20時05分

ナウムブルクからフランクフルトへ(1)列車が来ない!?

ナウムブルクから日本に帰るためにフランクフルトへ移動。

14:33発のIC2356に乗り、Fulda(フルダ)に16:42着。

16:47発のICE691に乗り換え、フランクフルトには17:44に到着の予定でした。あくまでも予定ですが…。

14:50にICEが…。

この時点で、フルダの5分乗り継ぎはどうなるのだろうと心配が募り、血圧は上がるは動悸はするは・・・。

14:52にまたICEが…。

ドイツ語の案内放送は私にはわからない…。

何故か点々ばかりの文章です。写真は撮っていますが気はそぞろ。

15:00にIC2356/フランクフルト空港駅行きがやっと到着。15:03に30分遅れで出発しました。

さてフルダでの乗り換えはどうなるのでしょう?

車掌さんにチケットを見せ「乗り換えできますか?」と聞いたら、勢いよく「ノープロブラム!」と言われました。この時は「接続のICEも遅れている…」程度に考えていました。

それにしても日本に帰ってから思ったのですが、IC2356はフランクフルト中央駅には寄らないもののFrankfurt (Main) Süd(フランクフルト南駅)は停車するのでそんな選択肢もあったはずです。などと言えるのはこの後、思わぬ出来事があったからです。

(余談)

1)このICには冷房が無く、一方外は30度を超える猛暑。乗客は窓を開けて涼んでいました。

2)IC2356は「ナローの蒸気機関車・リューゲン軽便鉄道シリーズ」のリューゲン島「Osteebad Bintz」始発で、「Stralsund Hbf」~「Berlin Hbf」を経由しており、つまり私のドイツ「鉄」旅とはかなりかぶったルートを走っています。単なる私のイメージですが、青森県の八戸線久慈駅を出て八戸で折り返し、東北本線~武蔵野線を経由し成田空港に向かう列車と言った感じでしょうか?まあ日本ではありえませんが…。

2013年09月23日 11時05分

ナウムブルクの単車トラム(5)

昨日の地図に「Depot」とあったところ。

電車の後ろには車庫がありました。

ナウムブルクのトラムの全線の所要時間は10分。基本的に30分間隔なので通常ならば電車は1両あれば足りる計算になります。

パッと見、外の側線に5両。車庫の中に2両の姿がありましたが、この内、何両が現役かまでは分かりませんせんでした。

ナウムブルクのトラムは、路線は短いもののどこでも絵になります。また上下合わせて必ず15分間隔で来るので、そのほどほどさも気に入りました。

さてトランクを持ち歩いて旅をする私は、ここナウムブルクではコインロッカーに預けていました。

多分あるであろうとは思っていましたが、正直なかったらどうしようとも思っていたことをここで白状しておきます。

※私のトランクの大きさは中くらいだと思うのですが、日本でこれが入るコインロッカーがあるのは大きな駅だけではないかと思います。なおドイツでは地方駅でもこのタイプのコインロッカーを多く見かけました。

2013年09月22日 19時57分

ナウムブルクの単車トラム(4)廃線跡。

平成25年6月18日(火)の話しも3か月経つと記憶が薄れつつあります。資料が無いととても書けません。寄る年波には勝てませんね。(悲)

トラムの車内にあったパンフレットの地図。

そこには現在の路線だけではなく、廃線となった区間も描かれていました。赤い部分が今も現役の区間ですが、以前はドイツ鉄道の駅と市街をグルッと周遊するルートだったんですね。

また市街地のど真ん中でも残存路線から分かれ、「Markt」を経由する路線が1892年から1976年まであったことが見てとれます。

そして「Markt」(マルクト)の電停があったであろうマルクト広場を何気なく大聖堂を目指して歩いていた時、何と今も残る線路を発見!

更に!カフェのテーブルの下にも線路を発見。いやはやとんだところで廃線跡巡りになりました。

ここの廃線跡は私にとっては当然未知の存在だったのですが、きっと知る人ぞ知る存在なのでしょう。

一応「Hauptbahnhof」に戻った時に路線があったと思しき場所を少し探したのですがそこでは廃線跡を見つけられませんでした。

昼食はシュバイネハクセ (Schweinshaxe)という豚の脚肉のロースト。無難な選択をしましたが、毎度同じコメントで恐縮ですが美味しかったです。

 

(お詫びと訂正)

このブログをお読みいただいたHさんから、間違いの指摘を頂きました。ここでお詫びすると共に過去に遡って本文を訂正しましたことを報告します。

 

1)9月7日UP「ベルリン・ヴォルタースドルフの2軸単車トラム(3)ドイツの森を走る。」の中で『「Berliner Platz」(ベルリナー通り)』と書きましたが『Platz』には『通り』という意味はありません。

じつは「Berliner Platz」の直前に「Thälmannplatz」という電停名を書いているのですがそこでは「テールマンプラッツ」としており、お恥ずかしい限りの確認漏れでした。

 

2)9月19日UP「ナウムブルクの単車トラム(2)」の運転席を写した写真の感想で、『運転席はマスコンの古さは否めませんが恐らくこの電車が作られた時とは相当に姿が変わっているはず。…』と書きました。

しかし、「昭和34以降の製造であり、一見古そうだがこのようなパネルを使っていてもおかしくはないのでは?」との指摘を受けました。私個人の感想を書く場合、これまでは断定的な言い方はしないように注意していましたが今回は、独断に過ぎる表現になっていました。

よって「マスコンも時代を感じさせますが、右側にある手動式のブレーキには感動すら覚えました。」と変えました。

2013年09月21日 22時39分

ナウムブルクの単車トラム(3)感動の大聖堂。

ナウムブルク市の中心部にある「大聖堂」。

その歴史は1028年から始まっているとのことですが、その「初めの大聖堂は200年間存在」したそうで「2つ目の大聖堂は13~14世紀に建てられた」と日本語の案内に書いてありました。この建物は2つ目の大聖堂のようです。

大聖堂の入り口(受付)には各国語のラミネート加工された紙のガイドが置いてあり、係りの方に「ジャパニーズ?」と聞かれ「イエス」と答えたら日本語の案内を渡され、私はそれを見ながら大聖堂を回り始めました。(無料ですが要返却)

そして中に入り、ここの素晴らしさに気づきあわてて受付にもどり2ユーロの撮影料を支払った上で許可証を受け取り、首にかけ一周しました。

ナウムブルク市で“観光”をする予定は全くありませんでした。

10:30過ぎにこの街に着き、14:30過ぎの列車に乗るまで約4時間が滞在を許された時間だったのですが、折角なので一寸だけ寄るつもりだったのが思わぬ展開になり我ながら驚いた次第です。

2013年09月19日 21時39分

ナウムブルクの単車トラム(2)

ナウムブルクは今回の旅で最初から行こうと思っていました。

ここは「Hauptbahnhof」(ハウプトバーンホフ)電停。「Hauptbahnhof」は一般的に「中央駅」と訳されていますから豊橋鉄道東田本線の「駅前」に匹敵する直球さです。

車内はこんな感じ。1000ミリゲージの車体ですのでまずまずの広さでしょう。それにしてもドイツのトラムはクロスシートが良い感じです。どうして日本はロングシート主体なのでしょう?

運転席。マスコンも時代を感じさせますが、右側にある手動式のブレーキには感動すら覚えました。

Vogelwiese(フォーゲルヴィーゼで読み方はあっているかな?)との間の全長2.5キロのこの路線。歩いても知れている距離です。人口約34000人の街でよくも走っているという感じですが、1892年に開業し、その後1991年に廃止となったものの2007年に地元の方たちの熱意で本格的に復活したと電車に置いてあった資料にありました。(ドイツ語なので確信はありませんが間違っていないと思います)

2013年09月17日 20時37分

ナウムブルクの単車トラム(1)ICEで移動

皆さん、海外の鉄道に興味はありませんか?

私の日頃の鉄活は、勿論日本国内です。でも時々チャンスがあれば海外にも足を運びたいと思っています。

ということで今回のドイツ編もいよいよ大山を迎えました。

「Schwandl’s TRAM ATRAS DEUTSCHLAND 2012」を見ていたら108ページにもう一つの単車トラムを発見しました。ヴォルタースドルフだけでは無かったんですね。ドイツの単車トラムは。

ということで2006年開業の超近代的なベルリン中央駅からICEに乗車し、Naumburg(Saale)Hbf〈ナウムブルク中央駅〉で下車。

この日、ドイツ鉄道はダイヤが乱れ気味で、ベルリン中央駅定刻8:38発のICE1707列車の出発番線は変わらなかったものの、その線を使う(ICE1707前を走る)列車の到着時刻が定まらず案内表示の行き先が二転三転し、ドイツ語と英語のアナウンスはあるものの不安な時間を過ごしていました。結局ICEらしき列車が入線したと思ったら行き先案内がミュンヘン行になっていました。

そして1707列車は少々遅れて運転されていましたが、それでもナウムブルク定刻10:29着から2分ほどの遅れで済んでいました。

到着したナウムブルク(写真はナウムブルク中央駅)は、とにかく暑かった!30度は軽く突破し、半袖を持っていなかった私はこうして着ている服が汗だくとなる一日を過ごすことになりました。

ボヤキはそれ位にして駅前の花屋さんの前に目的の単車トラムが姿を現しました。

 

2013年09月13日 20時48分

ベルリン市内観光(4)名物!テディベアとカリーヴルスト。

ベルリンシリーズは、今一つ「鉄」分が少ないですがご容赦を。

Uバーン1号線のもう一方の終点、Uhlandstraße(ウーラント通り)駅近くのショッピングモールで見つけたクマ…、というよりテディベアのモニュメント。ドイツはテディベアの国なのです。

そしてここはテディベアでは恐らく世界一有名なお店「シュタイフ」。その入り口にもでっかいテディベアがいました。

※シュタイフはベルリン市内ではデパートにも入っていました。

この日の昼食はカリーヴルスト。ベルリンの地元の味だそうで、カレー粉とケチャップの味付けのソーセージです。(後姿ですが、ちゃんとお店の方に断って撮影しています)

屋台のようなお店で、今回はポテトサラダを主食代わりにしました。

さて夕食はデパートのカフェテリア。

ここで成程!と思ったのはお盆(ようするにトレイ)を乗せる台車(カート)があったこと。私は日本で見かけた記憶がないのですが、こうした方式は日本にもあるのでしょうか?私は荷物を持っていたので特に便利に感じました。

そしてパン・ソーセージ・チキン・温野菜、お約束のビール。(見ればわかると言われそうです)

ここの会計ですが、パンとビールを除いて全て量り売り。1キロ当たり18.5ユーロで、合計374グラム6.92ユーロでした。

2013年09月12日 20時36分

ベルリン市内観光(3)トラムの走る風景。

博物館の島のベルガモン博物館の近くにもトラムが走っています。トランジットモール風ですが、特に規制している感じもしなかったので車の通行が少ないエリアなのかもしれません。

さてここはフローズンヨーグルトの専門店。前日のベルリンも暑かったけどこの日も暑かった。30度を突破。ドイツでも30度を超えるんだ!と思うほど単純なことではなく、何せ冷房が日本ほど無いのだ。Uバーンとかの鉄道にはまず冷房はない。ドイツ鉄道のIC(特急)でも冷房が無いのは当たり前。ホテルでも冷房が無いのは珍しいことではない。とにかく暖房は万全なのだがドイツと冷房の関係はそんなものです。

ということで思わず入ってしまったフローズンヨーグルト店。日本でも一時ブームがあったけど最近、名古屋では見かけないですね。もっとも店内に男性は皆無でした。トホホ。

カフェの横を走るトラム…ですが、ここは電停です。正確には私が写真を撮影している場所の横に電停の標識があります。

Alexanderplatz(アレクサンダープラッツ、アレクサンダー広場)駅の広場では路面を使ったアートを展開中。広場の一番向こうにトラムが走っています。

ところでこのアーテイスト。市の許可を取っているのかどうかまでは分かりませんが、少なくとも市民権は得られているようで、描いている2人のチップ入れに手を近づける人を結構見かけました。でも日本でこうした風景を見るような日が来るのは簡単なことではなさそうです。

(私も写真を撮影しているのでチップを入れました)



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プロフィール

稲見部長稲見眞一
<自己紹介>
昭和52年4月、中京テレビ放送入社。「ズームイン!!朝!」を始めとした情報番組や「ドラマ」「ドキュメンタリー」等のディレクター・プロデューサーを務めた。鉄研最終回(2010年1月29日放送)では自ら自慢の鉄道写真「俺の一枚」を持って出演。 鉄道歴は小学校5年からスタートしはや半世紀。昭和55年には当時の国鉄・私鉄(ケーブルカーを除く)を完全乗破。平成18年にはケーブルカーも完全乗破。その後も新線が開業するたびに乗りつぶしている筋金入りの“乗り鉄”。好きな鉄道は路面電車。電車に揺られながら窓外に流れる街並みを眺めているのが至福のとき。さてスジを寝かせてゆったり乗り鉄と行きましょう!