2010年04月19日 19時01分

ダージリン鉄道に乗りこんできた
チャイ売りさんはどうやって
家(店?)に戻るのでしょうか?
正解は、「走っている列車から降りる。」でした。
決して「飛び降りる」ではありません。
そもそも「飛ぶ」ほど速い列車では
ありません。
しかし、駅で下車したわけではありません。
とにかくチャイ売りさんは
扉に手をかけたかとと思うと
忽然と姿を消したのです。
しかも写真の通りの山の中です。
きっと線路沿いに歩いて戻ったのでしょう。
ダージリン鉄道に乗りこんできた
チャイ売りさんはどうやって
家(店?)に戻るのでしょうか?
正解は、「走っている列車から降りる。」でした。
決して「飛び降りる」ではありません。
そもそも「飛ぶ」ほど速い列車では
ありません。
しかし、駅で下車したわけではありません。
とにかくチャイ売りさんは
扉に手をかけたかとと思うと
忽然と姿を消したのです。
しかも写真の通りの山の中です。
きっと線路沿いに歩いて戻ったのでしょう。
私の車両に乗りこんできたチャイ売り。
インドの庶民の飲み物と言えば
やっぱり「チャイだろう!」ということで
私の注文を紙コップに注いでもらっています。
私はコーヒーより紅茶派ですが
日本では飲まない甘さです。
でもインドで飲むと不思議に心地よいのは
インドの空気のせいでしょうか?
値段は…。すいません、忘れました。
限りなく安かったことだけは
間違いありません。
ところで前にも書いたように、
車両間の貫通路はありません。
チャイ売りさんは、
走っている最中に突然現れたのです。
TINDHARIA駅で
一斉に降りたお客さん、
何をするのかと思ったら
駅にある給水施設で
ペットボトルに水を入れ始めました。
インドの水事情は、「生水を口にしない」が
常識で、水あたりで苦しんだ日本人は
枚挙に遑(いとま)がありませんし
インド人でさえ、実に慎重です。
※これは本当の話しです。
「インド人は大丈夫」は『都市伝説』です。
それなのに「水」にお客が集まり、
しかも美味しそうに飲んでいました。
こうした飲める湧き水は
山地ではあるそうで
「ヒマラヤの水」は
ミネラルウォーターでもあると聞きました。
が、私は勇気が出ず、結局飲むのを断念しました。
※こうした光景はこの駅だけでした。
ダージリン鉄道TINDHARIA駅に
12時6分に到着しました。
標高約860メートル。
出発してからすでに700メートル以上
上った計算です。
(参考までにシリグリの標高は、399フィート)
ここで6分間停車。
動き出して2時間半。
狭い車内(2等車は椅子も狭い)に
疲れたお客さんが三々五々降りてきました。
スイッチバックの転轍作業です。
自動でもスプリング式でもない
手動のポイントです。
今や日本では、側線でしか見られない
ですかね?
この写真は、その合間に運転士さんが
何か作業(点検?)をしていたようでしたので
一枚頂きました。
ここで結構停車していました。
私は、世界遺産に乗っているだけで満足で
「旅」の時間にとらわれていないのでOKでしたが
『次の予定』のある方に
ダージリン鉄道は
絶対に勧められません。
昨日のラントン駅の手前位から
上り坂が続き、
いよいよスイッチバックやループの区間に
入ります。
詳細な沿線図を持たずに乗車してしまい
「おっ」と思って、あわてて撮影しました。
●行き当たりばったりな「乗り鉄」です。
●因みに、私のトランクなどの大きな荷物は
車内への持込ではなく
チャーターした車で運んでおり
沿線図はその中に入れっぱなしでした。
実は、車の方が当たり前ですが
圧倒的に早いです。
また、列車内にトランクを持ち込めるほどの
スペースは存在しません。
「確か、沿線図にスイッチバックの位置や
ループのある位置が記してあったなあ」と
思い出し、改めて見直して
「残念!」な思いをしました。
※沿線図は、ダージリン鉄道のHPで
ゲットできます。
10時45分「ラントン」駅到着。
「Rangtong」と書きます。
ここでも5分ほど停車。
駅舎に時刻表が貼り出されているので
確かめようと思えば
遅れているのかどうかは分かるのですが
それを確かめても大きな問題ではなさそうでした。
写真は車内からですが、
駅舎に向かって側線があるので
昔は、ここで列車交換を
行っていたのではと推察されます。
乗り降りするお客はゼロでした。
午前10時過ぎ、
乗車して最初の駅に到着。
多分、スクナとでも
読むのでしょうか?
「SUKNA」と書きます。
1面1線の小さな駅でした。
※側線を除く。
シリグリジャンクションの
次の駅とあって、標高もまだ
ほとんど稼いでおらず周りは
農村の風情でした。
ちょっと話しは戻りますが、
ブロードゲージとのクロッシングを
渡るダージリン鉄道。
1676ミリを超ナローの
小さな車両の
低い視点で見るとご覧の通り。
ものすごく広く見えます。
見えるどころではなく
本当に広いです。
日本標準と比べて約60センチ、
30センチ物差し2本分です。
普通にみるより
ダージリン鉄道に乗ってみた方が
迫力を感じました。
追伸:これからは、時間軸に沿って案内します。
ダージリン鉄道のトイレの中は
こんな感じ。
トイレの話しを2日間に渡って
するものではないと
お叱りを受けそうですが、
何を隠そう、日本の昭和の常識、
『垂れ流し』です。
足型の下は、直ぐに路面です。
写真では分かりにくいですが
その路面が異常に近く(当然ですが)
スピードの遅いこの鉄道でも
なかなかの迫力でした。
で、ふと考えました。
民家の前だけではなく
繁華街のど真ん中、
八百屋、魚屋、衣料品店、雑貨屋等々が
立ち並ぶ通りを走るこの鉄道。
「黄害」は大丈夫?