今回のタイトルは「ネーピードー」市内観光。その名の通り市内を回っていますが、いつもの私の行動と違うのは“白タク”を雇っていること。
この街ではそもそも市内を走るバスの様な公共の交通機関を殆ど見かけません。市民の主な足は「バイクタクシー」(認可されたものではないと思います…)で、空港でも駅でもそれを使うことが大前提のようで、私のように荷物がある場合は白タク(今回の私のパターン)か、ホテルで車(多分、白タク)を手配してもらうことになります。それが不安な方は地元の旅行社を通して車をチャーターすることになります。
一応、事前に1時間当たりの料金を確認しておけば、降り際にそこから吹っ掛けられることはなく、その点はまだミャンマーは良い国です。
ミャンマーは仏教国。こうした托鉢のお坊さんの行列は日常的に見られます。もっともこの写真は「Lewe」駅からほど近い昔からの町での光景で、いわゆる人工都市/ネーピードーの市街でこの光景を見ることはないでしょう。何せ広い広いネーピードーですが、ただ広いだけで行政の施設やそれに付随する施設以外には何もないと言っても良いほど。ホテルエリアというのが存在するのですが、隣接するホテルに行こうにも、徒歩で行くのはちょっと…と思えるほど。
とにかく生活感が無い街で、日本国大使館が首都に置かれていない国は珍しいのではないでしょうか?
車の中の仏さま。
ウッパタサンティ・パゴダ。ネーピードーの仏教寺院にして数少ない観光施設の一つ。
ヤンゴンの有名なパゴダ(寺院)であるシュエダゴン・パゴダの実物大レプリカで、2009年に建てられたそうです。とにかくその巨大さに圧倒され、ヤンゴンに戻ったら本家本元のシュエダゴン・パゴダに行ってみようと思ったほど。
仏さまに年齢の数だけお水をかけるとご利益があるということで、私もそれを信じて地元の方に交じってみました。日本では灌仏会(かんぶつえ/「花まつり」とも言います)と呼ばれる釈迦の誕生を祝う仏教行事があり、毎年4月8日に行われ、その際に甘茶を仏像にかける風習があったはずで、私はそれを思い出していました。
煩悩を払ってくれる鐘。バイクタクシーの運転手さんに「日本では大晦日に108回鐘を突く」と説明しつつ仏教の起源に思いを馳せる。
熱心に拝む私の運転手さん。今回の市内観光ではガイドさん代わりですが、パゴダの中では各所で熱心に参拝されていました。なおパゴダ内は特に撮影の制限はないようですが、流石に拝んでいるところは関係者の写真しか撮影していません。