2018年07月08日 16時52分

アンデアン・エクスプローラーの旅(8)ラクチ遺跡。

携帯電話に高度計アプリを入れ、それをチェックしながらの旅。この列車に乗る時にツアーの添乗員さんから携帯電話のGPS機能を使った「高度計アプリ」があるのを教えられ、それを早速試している。

※このアプリはたまたま選んだだけで、教えてもらったものではありません。

クスコの標高は3400mなので、まだまだ同じレベル。

因みにどのアプリでも誤差はある程度あるようなので、確定とまでは言えないものの参考レベルでは使えます。

14:20過ぎ、ラクチ遺跡へのツアーに出掛けます。

クスコを出発して約3時間強。初めての下車です。

インカ帝国の遺跡。

ペルーのクスコ周辺に規模の大きい歴史遺産がこれほど各所にあるとは私は知りませんでした。そしてここラクチ遺跡もその一つで、検索するとこの遺跡も結構出てくる(日本語サイト)ので、日本人でここを訪れる方はそれなりにいるようです。ただツアーでの訪問は少ないという印象です。

修復中と思われる作業。

2018年07月07日 16時47分

アンデアン・エクスプローラーの旅(7)手を振るこども。

列車が動き出した後、昼食後も展望車には行かず部屋のソファーに体を沈め、風景を眺める。

「揺れます」とは聞いていたもののさほどでもない。もっとも私の「揺れる」の基準は、廃止直前の時期の名古屋市電であったり、ミャンマーの鉄道だったりするので比べる対象が…。などの戯言(ざれごと)はさておきですね。

ただ上下左右への揺れが少ないと言っても、そもそも滑りやすい机の上にカメラなどを置くのは止めた方が良さそうです。また一番揺れるのは、私の体感では列車がブレーキをかけたり、勾配の途中に停まった状態から走り始める時の前後動で、自動連結器で繋がった16両編成ですから、それを避けることは難しいでしょう。昭和の時代の客車列車に乗ったことのある方なら分かって頂けると思います。もっとも平地での停車中からの動き出しは本当に滑らかです。

乗車してから1時間半。やっと列車に乗っていることに慣れ始めました。カーブに差し掛かるとこの列車の長さがよく分かります。因みに私の乗っている車両は前から10両目。

列車が通過すると手を振ってくれる子どもがいるのがきっと世界共通。14:16。

展望車からの眺め。

石畳?みたいなものが見えればそこはきっと駅。

2018年07月06日 16時43分

アンデアン・エクスプローラーの旅(6)酸素ボンベが常備の部屋。

洗面・トイレ回り。

飾りもお洒落。

この袋の中身。何が入っているのだろうと興味津々で開けてみれば…。ひょっとしての期待を裏切らないトイレットペーパーの予備。

なおこの袋を持ち帰ることはしていません。

標高4000メートル超の場所を走る列車のため、ベッドサイドには緊急事態に備えた乗務員の呼び出しボタンあり。(何か用事があれば押して良いとは聞きましたが、主たる用途はこれかな?)

また室内には酸素ボンベとマスクあり。(何と看護師さんも1名乗務されています)

この写真、あえて私の恥を晒します。

トレーナーを着てベッドでグダグダしてから着替えてディナーに向かったのですが、部屋に戻り、びっくり仰天。ベッドはほぼ使用前の綺麗な状態に戻され、脱ぎっ放しのトレーナーが畳んでありました。

ところでそのトレーナーの手前にあるのは、アンデアン・エクスプローラー号の乗客だけがもらえるバッグ。私は勿体なくて未使用のこのまま家まで持ち帰りましたが、他の方々は、列車の旅の途中で買ったお土産を入れたりして早速使われていました。またベッドの手前下のスリッパですが、これは折角なので部屋にいる時は使っています。

枕元のコンセントに差しっ放しだった携帯電話の充電ケーブルもある意味お洒落な状態に。

※ペルーのコンセントの形状ですが、どこでもほぼ日本のプラグが使えます。このコンセントも日本と同じ。しかもここに2つ。反対側のベッドサイドにも2つの計4つのコンセントがあり、時代の趨勢を感じずにはいられませんでした。(電圧は異なります)

2018年07月05日 16時35分

アンデアン・エクスプローラーの旅(5)部屋。

昨年の5月に運行を開始し、登場してやっと1年経ったばかり。以前、オーストラリアを走っていた車両をペルーに持込み、クスコで改装したのだそうです。

踏切では列車の通過に伴いご覧のごとく大渋滞。

列車が通り過ぎれば一斉に人と車が動きます。

私の居室は『CHILCA2』。

ラウンジで鍵を渡され部屋に向かいます。どんな部屋なのだろうかとドキドキ。

 

1両に2室のジュニアダブルベッドキャビン(JUNIOR DOUBLE BED CABIN)。部屋の広さは13.1平方メートル。「ななつ星in九州」に12室あるスイートより少し広めの部屋です。と言っても私は「ななつ星in九州」に乗ったことが無いので体感での比較は出来ません。

私の語彙が多ければきっとこの部屋の調度品などを美しい言葉で修飾することができるのでしょうが、残念…。

※部屋割りの都合でたまたまアップグレードされています。運が良かった。

豪華なのですが、居心地が良すぎ…。

正面のドアは、真ん中がトイレ・バスルームへの入り口、右側がクローゼットとなっています。

最上級のデラックスダブルベッドキャビンとは部屋の広さが同じで、トイレ・バスルームの作り(ゆとり)が違うそうです。

参考までに私の部屋のバスルーム(シャワールーム)の広さは、かつて乗ったトワイライトエクスプレスのシャワールーム(共用)と同程度の印象です。

2018年07月04日 20時23分

アンデアン・エクスプローラーの旅(4)ウェルカムシャンパン。

10時50分過ぎに列車に乗り込み、最後尾のラウンジのある展望車に集合。ウェルカムシャンパンを頂きます。

インターナショナルな車内。アルゼンチンから来られたご夫婦と少しだけ会話。そして互いに記念写真を撮影。と言っても語学力の関係で「どこから来たのですか?」程度。残念な私。今ならワールドカップの話ができたかな。

んーっ、リッチ。

高地では酔い易いので、一瞬の躊躇はあったのですが、敢えて大人の洗礼を受けに行く。

私がジャケットを着ているのには訳があり。

以前、この列車のディナータイムにはドレスコードがあり、最低でもジャケットとネクタイ着用とされていました。一方、この列車の室内はトランクの持込みが不可(荷物車に積込み)で、室内に持っていけるのはキャリーバッグかボストンバッグ程度。そのためジャケットを着て乗り込むことを、荷物を少なくする手段として選択しました。

などと書きましたが、ドレスコードは最近、緩くなったそうで、それほどかしこまらなくとも大丈夫だとは聞いていました。ただどうせなら、まあネクタイはしないまでもジャケット位は楽しもうかと思ってこうなった次第。実際に外国人の乗客の方たちも私程度のカジュアルな感じの方が多かった印象です。

ただ部屋に入って直ぐに着替えています。

そして4月26日午前11時。列車は音もなく静かに動き始めました。と、書きたかったのですがそうはならず。

クルーズトレインは賑やかな旅立ち。

いい旅になる予感。

ふと横を見るとナローの線路と客車と貨車。右に泊まっている標準軌の貨車の大きさの差は歴然。

2018年07月03日 15時34分

アンデアン・エクスプローラーの旅(3)出発準備作業。

暫くすると、この旅の最初のアトラクションがスタート。楽器の演奏とダンス。サイモンとガーファンクルが世界的に有名にした「コンドルは飛んで行く」の演奏もあり、アンデスを満喫。

さてこの飾りはトイレの入り口にある性別表示。どっちがどっち。と書いた時点で何となく分かりますね。

私だけではなく、日本人も外国人も間違えていました。トイレ方向から笑い声が聞こえてくるとほぼこれが原因。

鉄道マンの姿は世界共通。何をやっているのか思わず見入ってしまいます。内側に畳んであった最後尾を示すの標識を出す作業(多分、合っている)。

これは何の作業だろう?

2018年07月02日 15時30分

アンデアン・エクスプローラーの旅(2)静態保存の蒸気機関車。

今回の旅ですが、片道約734キロ(参照:https://www.cnn.co.jp/travel/35105874.html「アンデスの高地を抜けて――豪華列車アンデアン・エクスプローラーの旅」2017.12.31 Sun posted at 19:00 JST)で、

初日の4月26日はクスコ~プーノ(チチカカ湖)間、384キロ(参照:https://www.perurail.com/travel-recommendations/)を走ります。

上記の距離はあまり情報が無く、あくまでも私の調べということでお願いします。

さてこの日の乗客は44名。24の客室(2人部屋)がある内、私のように1人で1部屋を占有していることもあるので多分、ほぼ満室だったと思います。何れにしてもどっと人が押し寄せるという事はなく、受付もゆったりとした時間が流れています。

ワンチャク駅。

駅前には何とも可愛い、愛嬌のあるデザインの蒸気機関車が静態保存されています。

どんな来歴があるかは全く不明。ナローゲージであることは確かですが…。

発車までまだ40分もあるのですが、早々に記念写真。日本のクルーズトレインでは多分、撮影できないアングル。

このオープンデッキの展望車、乗車後私にとって最高の居場所となるのですが、まだこの時はそうは思っていませんでした。

ところでオープンデッキと言えば第61回のブルーリボン賞に輝いたJR西日本のオハ35系。まだ乗ったことは無いのですが、その展望車に乗るのが私の次の願望になった一瞬。

2018年07月01日 13時25分

アンデアン・エクスプローラーの旅(1)クスコ・ワンチャク駅。

平成30年(2018年)4月26日~28日は、寝台列車/アンデアン・エクスプローラー号に乗車。オリエント・エクスプレスを運営するベルモンド社によるクルーズトレインで、クスコ~プーノ(チチカカ湖)~アレキパを結びます。写真は途中の駅で撮影した一枚。どんな列車かを紹介するためにここに掲載しました。客車16両+機関車1両という長大編成ゆえ、全体を撮影できたのはこの場所だけ、詳しくはまた後日。

 

さてアンデアン・エクスプローラー号に乗車したクスコ・ワンチャック駅。

車での駅の出入りにはゲートを開けるスタイル。マチュピチュ村への往復でも見かけましたが、治安の関係でしょう。

午前11時の出発を前に、クルーが三々五々乗車していきます。こんな光景を見ているだけでこれから始まる旅への期待から高揚感に包まれます。

ウェルカムドリンク。

乗客は駅構内のラウンジで、乗車前のおもてなしを受けます。

さて「クルーズ-トレイン」ですが、日本では「ななつ星 in九州」「TWILIGHT EXPRESS 瑞風」「TRAIN SUITE 四季島」があります。最近でこそ『クルーズトレイン』という言葉は一般名詞になってきた感じですが、同様の列車は世界各地で走っています。

因みに「ななつ星 in九州」は3回応募したことがありますが当選したことはなく、今回のアンデアン・エクスプローラー号の旅は私にとって初めてのクルーズトレインです。もっとも当選していたらきっと清水の舞台から2~3回は飛び降りているはず。

2018年06月30日 20時11分

鉄道を離れてしばし観光(5)酸素供給装置付きの部屋に泊まる。

クスコの町。

盆地にある古都。四方を山に囲まれ家がぎっしり。

街並みはヨーロッパと同じ。スペインの統治時代をそのまま残しています。もっとも私はスペインに行ったことが無いので、実際に行ったことのある方の感想です。

観光名所が集まる市の中心部の道路は狭く、大型バスは入れません。そのためクスコ市街地の観光は徒歩となっていました。

話は飛びますが、私にとって鉄道が目的の旅では、中央駅の駅前に宿泊する場合が毎度の事です。ただ駅前にレストランが無く、市街地まで足を運ばなければならないのはよくあること。片道15分程度ならば街並みを眺めながらの散歩となりますが、そうして歩いて回ることでその町が身近になってきたような気にさせてくれるという効果もあります。

ここクスコの場合、観光スポットが狭いエリアに固まっていることもあり、楽しい歩き観光となりました。

18時には日暮れを迎えるクスコの町。アルマス広場の噴水はライトアップされ、ちょっと感傷に浸る。

クスコで宿泊したホテル。

この写真で木製の出窓に旗が見えるのがその入り口。街の中心となるアルマス広場から徒歩数分の場所。

1人参加ですが、部屋はツイン。

今回のペルーの旅で、このホテルだけ室内を紹介します。

エアコンのスイッチとか並んでいますが、注目は一番右の機器。緑色に輝く電球、これこそが私の命綱とも言える酸素供給装置が作動している証。標高3400メートルのクスコ市内には、高山病の対策として「酸素供給装置付き」の部屋のあるホテルがあり、私が泊まったホテルもその一つ。建物自体は文化財のような歴史的建造物ですが、中は最新鋭の機器を装備して宿泊客を守ってくれます。もっとも希望があった部屋だけ装置のスイッチが入るのだそうです。

ところでこのホテルですが、中庭に面して廊下が一周する回廊となっています。その外側に部屋があり、私の部屋には廊下側に小さな窓があるものの、外の景色を楽しむような窓はありません。それ自体は驚くことではないのですが、この写真で、屋根にある出窓のような部分に注目。

朝になって、自分の部屋がほんのり明るいのに気付き、ふと天井を見上げるとそこには明り取りの窓がありました。太陽光が直接部屋に入り込まず、まるで間接照明の様な柔らかい明るさは初めての体験。

この部屋に入った時は、部屋からクスコの街並みも、ホテルの中庭も見えないことに「まあ仕方がないか」と諦めていましたが、この瞬間そんな残念な気分は全て吹き飛びました。

2018年06月29日 20時08分

鉄道を離れてしばし観光(4)アルパカの毛を染める。

アルパカの観光牧場?のようなところに立ち寄りました。牧場というより、アルパカ製品を作っているところでしょうか。

アルパカは表情が可愛い。

ここではアルパカの毛を染める工程が分かるような展示もあり、自然の染料の種類や、それを使うとどんな色になるかが一目で分かりました。

実際に染め上がったアルパカの毛糸。カラフルさがペルーらしさを主張しているようです。まあちょっとしたお勉強タイムですが、「なるほど」の連続で、短い時間ですが、こうした場所を訪れたのは良い体験でした。写真はありませんが、アルパカへの餌やりも出来、自分で出した餌をアルパカが食べてくれるのは大人も大喜び。

ここを見たからと言うことだけではありませんが、この後訪れたところでアルパカ製品を買い、家族へのお土産にしました。

もっとも自分へのご褒美はありません。



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プロフィール

稲見部長稲見眞一
<自己紹介>
昭和52年4月、中京テレビ放送入社。「ズームイン!!朝!」を始めとした情報番組や「ドラマ」「ドキュメンタリー」等のディレクター・プロデューサーを務めた。鉄研最終回(2010年1月29日放送)では自ら自慢の鉄道写真「俺の一枚」を持って出演。 鉄道歴は小学校5年からスタートしはや半世紀。昭和55年には当時の国鉄・私鉄(ケーブルカーを除く)を完全乗破。平成18年にはケーブルカーも完全乗破。その後も新線が開業するたびに乗りつぶしている筋金入りの“乗り鉄”。好きな鉄道は路面電車。電車に揺られながら窓外に流れる街並みを眺めているのが至福のとき。さてスジを寝かせてゆったり乗り鉄と行きましょう!