2016年04月15日 20時38分

台湾鉄旅/高雄のLRT(9)夕闇迫る。

終電車を待たず18:14に撮影終了。

2016_03_20 高雄LRT_118

その前に撮影したこの一枚は正に公園の中を行く!

●ここで動画です。


電車はこんな感じで通り過ぎていきます。

参考までにこの動画は軽量の記念撮影用の三脚を使っています。コンデジが荷重の限界で、1眼は乗せられないタイプです。

2016_03_20 高雄LRT_122

正真正銘高雄LRTのラストカット。午後4時にこの場所に着いていますから2時間強の滞在でした。

2016年04月14日 20時35分

台湾鉄旅/高雄のLRT(8)街並み。

籬仔內(Lizihnei…ローマ字でもどう読んで良いものか悩みます)。

2016_03_20 高雄LRT_92

運用に入っているのは1編成だけのようなので、こうして並びが撮れるのは結構貴重。

2016_03_20 高雄LRT_93

17:30発の電車が出発。

2016_03_20 高雄LRT_94

今回の暫定開業区間は、街並みの変化に乏しく、撮り鉄のかたにとっては今一つかもしれません。これから路線が延びて本営業開始が待たれます。現在の開通区間は広い道路の真ん中を走るので、車のシャッターを気にする事はありませんが、台湾らしい、高雄らしい風景の中を走る電車を見てみたいなどと願ったりしています。

2016_03_20 高雄LRT_106

籬仔內の電停から見た車庫。中に入れないので取敢えず望遠で覗き見。

2016_03_20 高雄LRT_107

意味は多分、電車に注意!漢字は何となく書いてある内容の見当がつきます。

2016年04月13日 20時30分

台湾鉄旅/高雄のLRT(7)最高速度は50キロ。

2016_03_20 高雄LRT_73

車内信号機?の表示は時速50キロで、ほぼそれに近いスピードで高雄ライトレールは快適に飛ばします。

2016_03_20 高雄LRT_75

凱旋中華の電停は電車の中から見るとこんな感じ。芝生軌道はやっぱり美しい!

2016_03_20 高雄LRT_80

終点の籬仔內が近づくと単線区間に入ります。今は仮営業(無料なので営業とは言えないかも)のためだからなのでしょうか。

2016_03_20 高雄LRT_81

暫く単線区間を走ります。と言ってもほんの100メートルほどでしょう。片道7分ほどの旅の終わりです。

2016_03_20 高雄LRT_82

ホームには電車が1編成留置中。右側のホームからは折り返しが出来ない配線なので、本当にただ置いているだけのようです。来てみないと分からないことは一杯ありますし、やはり自分の目で見るのは楽しいですね。

2016年04月12日 20時08分

台湾鉄旅/高雄のLRT(6)乗車したまま折り返し。

2016_03_20 高雄LRT_58

凱旋中華に到着。ところがお客が降りない!どうやらお試し期間中につき特別ルール?

2016_03_20 高雄LRT_61

一番後ろに移動し、今来た道を撮影。ところでこの電車の運転士は交代していません。前と後ろにそれぞれ運転士が乗務しており、運転装置の前後の切り替えを行っただけでそのまま運転開始。運転士さんの習熟のためのようですが、私にとって日本でこうした経験はありません。

2016_03_20 高雄LRT_62

そのまま渡り線を通過。普段なら絶対に出来ない経験ですね、きっと。と思いつつ平成20年(2008年)8月26日に乗った同じ台湾の林口線(今は廃止)を思い出しました。

※このブログでは2012年12月29日~30日にUPしています。参考までにご覧下さい。

その時も列車に乗ったまま終点のホームから離れ、待避場所でまったりしていました。

2016_03_20 高雄LRT_63

とか考えているうちに籬仔內方面に向かうホームに入線。

2016_03_20 高雄LRT_64

意外と待っているお客がいる。

2016_03_20 高雄LRT_72

主要な交差点には係員がいて、慣れないドライバーに向けて注意喚起を行っています。道路上を走る電車の存在そのものに不慣れな訳ですから安全面での配慮は万全です。

2016年04月11日 20時07分

台湾鉄旅/高雄のLRT(5)車内。

2016_03_20 高雄LRT_47

前鎮之星発17:06の凱旋中華行きで乗り鉄開始。乗車料金はお試し期間のため無料!もう一度言います。無料です。

2016_03_20 高雄LRT_51

以前、この電車に乗るには高雄市のICカードが必要だったと聞いていましたが今は要らないようです。ただICカードを持っている人は車内のタッチパネルへのタッチが義務付けられているようで、そのことは乗降用ドアの萌え系のキャラが教えてくれました。それはともかく台湾の鉄道と“萌え”は愛称が良いのでしょうか?なお車内では担当者の方がカウンター片手に乗車客の数をチェックしています。

2016_03_20 高雄LRT_53

吊り革がカーブして設置されています。細かい事ですがこういうアイデアはどこから来ているのでしょう?日本でもこれは採用しても良いというのが私の感想。

2016_03_20 高雄LRT_54

運転室は金魚鉢。とまでは行きませんが先頭はお立ち台気分。かぶりつきは何歳になってもお約束の行動です。

2016年04月10日 20時03分

台湾鉄旅/高雄のLRT(4)凱旋中華での折り返し。

2016_03_20 高雄LRT_24

前鎮之星で暫し撮影。

2016_03_20 高雄LRT_29

電停の所にある歩道橋は撮影スポットのようで、地元らしき人が電車の記念撮影をしたりしていました。

2016_03_20 高雄LRT_35

歩道橋から凱旋中華を臨む。前鎮之星から目と鼻の先が終点です。

2016_03_20 高雄LRT_38

渡り線を通って折り返し。

2016_03_20 高雄LRT_39

出発準備が整い、

2016_03_20 高雄LRT_40

こちらに向かってきました。さて、こんな折り返しの風景を何枚も見せられては…と思うかもしれませんが、まあ明後日のお楽しみです。

2016年04月09日 20時59分

台湾鉄旅/高雄のLRT(3)集電装置。

2016_03_20 高雄LRT_19

実にシンプルな路線図。前鎮之星を中心に、籬仔內・凱旋中華とも歩いて行ける距離です。実際、私も前鎮之星⇒凱旋中華⇒籬仔內と全線を乗車しましたが、籬仔內から前鎮之星の戻りは撮影しながら歩きました。

2016_03_20 高雄LRT_16

高雄ライトレールは広々とした道路の中央を走っています。その線路の横には車の入らない道も整備されており、そこではこんな感じで自転車も走っていました。

2016_03_20 高雄LRT_22

さて電車ですから、どこかで電気を車体に充電しなければなりません。前鎮之星の電停の屋根部分にその設備があります。

2016_03_20 高雄LRT_46

これが架線。

2016_03_20 高雄LRT_32

そこから電車のパンタグラフ経由で充電します。地平からは電車のパンタグラフが見えないので違和感は特にありませんが、電車の走行中はパンタを畳んでいるわけで、歩道橋から電車を見下ろしてその姿を見ると少々違和感はあります。もっともその内に馴染んでしまうのでしょう。

それにしても架線と架線柱が無いと街の景観まで随分スッキリとした気分です。

2016年04月08日 20時57分

台湾鉄旅/高雄のLRT(2)架線レストラム。

鉄道時刻表

今回の旅で使った時刻表。

まず新幹線と在来線が一冊になった時刻表はそれぞれの鉄道の経営が異なるため台湾では存在しません。

そのため新幹線では左上の新幹線だけの時刻表を使い、在来線は右側の日本の時刻表形式のものを使いました。従来日本式の時刻表(普通停車から特急までの全列車がそれぞれのページに記載されるタイプ)は台湾ではなく、そのため台湾を旅する人のために日本で出版された日本式の台湾の鉄道時刻表があったのですが、それが台湾の人にも好評ということで、つい最近“日式時刻表”が発売されました。参考までに下の時刻表は駅で配布されている従来のもので、座席指定列車とそれ以外の列車が分かれて載っており、それぞれの列車を乗り継いで旅をするにははっきり言って不向きです。それ以前に文字が小さすぎて老眼鏡をかけても見ることが困難です。

2016_03_20 高雄LRT_9

高鐵台中駅で乗り換え。こだまタイプを見送ります。

2016_03_20 高雄LRT_12

で、高鐵左営から高雄の地下鉄(MRT)紅線(レッドライン)に脇目も振らず、写真も撮らずに乗り換え、高雄輕軌(高雄ライトレール)との乗換駅/凱旋を目指し、高雄輕軌/前鎮之星で一枚撮影。これで一息。

  • MRT=マス・ラピッド・トランジット/大量高速輸送

2016_03_20 高雄LRT_15

まだ3区間4停留所のみの暫定開業。3月20日時点では車庫のある籬仔內発9:00~18:30の間の30分間隔で、実用的な交通機関となるには至っていません。それでも日本から私を含め多くの鉄道ファンがここ高雄ライトレールを目指して旅に出ており、その理由は最新式の架線の無い路面電車ということにあります。線路だけのトラムの姿は実に新鮮であり、かつこれからこのスタイルが世界の都市交通の方向性を示していると思われます。

2016年04月07日 22時42分

台湾鉄旅/高雄のLRT(1)今回の旅で使った乗車券。

平成28年(2016年)3月20日から24日まで台湾に出掛けていました。主な目的は、

1)高雄で開業した架線レストラム(LRT)の乗車

2)南廻線太麻里での旧型客車列車の撮影

3)阿里山森林鉄道のシェイ式蒸気機関車の撮影

2016_03_20 高雄LRT_1

今回の台湾行きでは中華航空151便に搭乗。今はLCCもあるのですが、往路・復路の時間帯と自分の体力・荷物の量を考えると今のところこれが最良の選択肢といったところでしょう。

2016_03_20 高雄LRT_3

機内食。中華航空で台湾に行く時は、台北/桃園空港に正午過ぎ到着なので敢えて食しないという選択肢もあります。しかし今回は桃園空港に着いてから、その日の内に高雄のLRTの乗車を済ませると後々のスケジュールが楽になるということもあり、街に出てからゆっくり食事をする時間など無く、ということから機内でゆったり昼ご飯と相成りました。

2016_03_20 高雄LRT_5

桃園空港から最寄りの「高鐵桃園駅」(台湾新幹線の駅)までシャトルバス(30元)に乗り、写真の高鐵桃園駅には午後1時過ぎに到着。その先の行程もあって駅舎写真はこれ1枚撮影がやっとこさ。

乗車券群

今回使用した台湾新幹線(臺灣高速鐵路/以下「高鐵」と表記)と在来線(臺灣鐵路管理局/以下「台鉄」と表記)の乗車券のほぼ全て。

桃園⇒左営

機内預けの荷物が順調に出ていたら高鐵桃園発13:00の高鐵左営(高雄市内の新幹線の終点)行きに乗りたかったのですが流石にそれは無理。ということで、高鐵桃園発13:21の高鐵左営行き843レ(各駅に停車するこだまタイプ))に乗車し、高鐵台中で後続の145レ(主要駅停車のひかりタイプ)に乗り換えることにしました。これで高鐵左営には15:00着で、843レにそのまま乗り通すより18分早くなります。

この切符を買おうとして分かったのですが、台湾の新幹線では通しの乗車券でそれぞれの列車の特急券/指定席券が発券されることは無いそうで、一方、自由席での乗車なら列車が変わっても通しの切符で乗車できると言うこと。因みに在来線では、、、という話しはまた日を改めてします。

所変われば品変わる。

※このブログでの台湾の地名表記は台湾で使用されている繁体字ではなく、日本で使われている漢字を使用します。

2016年01月17日 20時54分

サハリン(樺太)鉄道旅(86)利尻富士。

2015_09_02~08 サハリン紀行_1350

2015年9月8日、日本に戻ってきました。

稚内のスタンプはレアでしょうね。

2015_09_02~08 サハリン紀行_1351

JR稚内駅前のラーメン屋で塩ラーメン。べたですね。午後3時半にして、サハリンからの船で見かけた人たちで満席。

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稚内空港では利尻富士が我々を見送り。空港からこんな風景が見られるとは知りませんでした。

2015_09_02~08 サハリン紀行_1356

稚内発17:35、NH4844便の乗客の方が教えてくれた奇跡のようなショット。飛行機が大きすぎるのが残念。でも良い思いで。

2015_09_02~08 サハリン紀行_1358

18:10頃、新千歳空港への着陸寸前、窓側に座っていた人たちがざわついている。燃えるような夕焼け。

通路側に座っていた私は、飛行機から降りて直ぐに撮影。タイミング的には少し遅かったものの、まずは目に焼き付けることが出来ただけでも気分上々。

2015_09_02~08 サハリン紀行_1361

新千歳空港からは19:45発のJAL3118便で一路名古屋へ。21:45には中部国際空港のターンテーブルで荷物の到着待ち。毎度の事ながら招き猫を見るとそれだけで家に戻ってきた気分になります。

大変長い期間、このサハリン(樺太)鉄道旅にお付き合い頂きありがとうございました。

(完)



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プロフィール

稲見部長稲見眞一
<自己紹介>
昭和52年4月、中京テレビ放送入社。「ズームイン!!朝!」を始めとした情報番組や「ドラマ」「ドキュメンタリー」等のディレクター・プロデューサーを務めた。鉄研最終回(2010年1月29日放送)では自ら自慢の鉄道写真「俺の一枚」を持って出演。 鉄道歴は小学校5年からスタートしはや半世紀。昭和55年には当時の国鉄・私鉄(ケーブルカーを除く)を完全乗破。平成18年にはケーブルカーも完全乗破。その後も新線が開業するたびに乗りつぶしている筋金入りの“乗り鉄”。好きな鉄道は路面電車。電車に揺られながら窓外に流れる街並みを眺めているのが至福のとき。さてスジを寝かせてゆったり乗り鉄と行きましょう!