2015年09月08日 20時13分

欧州・国際列車の旅/チェコ・リベレツに向かう(2)バス代行。

ツィッタウ経由リベレツ行きの列車は、この日もラーデベルク(Radeberg)~アルンスドルフ(Arnsdorf)間はバス代行。

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昔「恋も2度目なら~」という歌がありましたが、通算3度目ともなればラーデベルク駅で降りるのももう慣れたものです。

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駅前から“いつも”の連接バスに乗車。

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バスに貼ってあったシール。これがきっと代行バスの証なのだろうと勝手に思っていますが、まあ間違ってはいないと思います。(「Trilex」は鉄道やバスの運営会社のようです)

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こちらは代行バスの終点、アルンスドルフ駅。

既に何も迷わない自分が怖い。(苦笑)

と、簡単に書いていますが、8:45のドレスデン中央駅の発時刻はこの代行バス対応。これがなければ9:08の出発です。流石に痛い経験を経ているのでそこは駅のボードを確認してちゃんと対応しました。

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ここからいよいよ国際列車「リベレツ」行きに乗車。

2車体の連接車というこぢんまりとした車での国境越え。シェンゲン協定でパスポートコントロールがないのが少し残念。とか言いつつ、一昨年はトラムに乗ってフランスからドイツに入っているのでまあそんなことではあります。大変便利でありがたいですね。

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ここでまたまたトイレネタ。バリアフリー対応は当たり前として、右側に紙を手で取る絵がありますが、何と手拭用の紙が常備されています。

ローカル列車でもこういうサービスがあるのはお国柄でしょうか?

あと1点注意する必要があるのがトイレの出入り。この列車は分かりやすかったですが、トイレの開け方と中からの鍵の掛け方が直感的に分からなかった車両もあり、近くにいた老婦人に助けていただいた経験もあります。迷ったら周りの方に目配せ(言葉はだいたい通じないので…)する度胸も海外では必要です。

2015年09月07日 20時08分

欧州・国際列車の旅/チェコ・リベレツに向かう(1)乗車券の話。

「さようなら」と昨日書きましたが、あくまでも蒸気機関車との話しで、まだまだドイツ旅は続きます。

リベレツに行くために

4月20日は「乗り鉄」三昧。それもヨーロッパらしく国際列車の旅。

この日使った乗車券は、

1)一番上…ドレスデンエリアの一日乗車券で、エリア内の公共交通機関である普通列車、近郊列車、トラム、バス、船に乗れる。

※宿泊していたホテルの発行でチェックイン日~チェックアウト日まで有効。

2)真ん中…アルンスドルフ(Arnsdorf)~ビショフスヴェルダ(Bischofswerda)間の往復乗車券

3)一番下…ユーロ・ナイセチケット(Tageskarte EURO-NEISSE)と言って、隣り合うドイツ・チェコ・ポーランドのエリア限定の一日乗車券。

の以上、3枚。

 

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この日の最初の目的地はチェコのリベレツ(Liberec)市。ドレスデン中央駅を8:45に出る列車に乗車。

分かりにくいですが、このホームの緑色の列車の向こうに停まっているのが目的の列車。

 

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これがその列車でリベレツ(Liberec)行きなのですが方向幕はツィッタウ(Zittau)になっています。3日前の4月17日に行ったドイツ/ツィッタウを経由しチェコに直通している列車で、どうもドイツ国内の最後の駅名を掲出しているようでした。

ここで3枚の乗車券を組み合わせた理由ですが、それは一番お得だったからという単純なモノ。ただこの列車に乗った時は1)しか持っておらず、他の2枚は車内精算。

3)のユーロ・ナイセチケットはドレスデン中央駅では発券できないようだった一方で、そのエリア内を走る列車の車掌さんからは買える気がしたので、この手段に打って出たのですが、実はこれ結構リスキーなやり方。ご存知の方も多いと思いますが、ヨーロッパでは乗車券は「乗る前」に買うもので車内精算は基本あり得ません。※ペナルティーの対象になります。

ただ3日前にこの路線に乗った時、ツィッタウエリアでは無人駅であっても駅に自動券売機がなく、乗客が車掌さんから買っているのを確認していたので「大丈夫であろう」という確信(?)はありました。

なお2)は2つの乗り放題エリアの繋ぎです。私の拙(つたな)い説明を理解してくれた車掌さんに感謝です。

2015年09月06日 20時15分

4月20日(月)、01形とのお別れ。

今年の4月15日(水)から22日(水)まで出かけていたドイツ「撮り鉄」の旅。

このブログでは4月19日(日)までの行程を6月18日(木)までUPしていましたが、まだ最後の1日(20日)の旅を綴っていませんでした。今更と言う感が無きにしもあらずでしょうが暫くお付き合い下さい。

※4月21日(火)~22日(水)は単純移動日のため鉄活はしていません。

ドイツ・ドレスデン蒸気機関車フェスティバルが終わった翌2015年4月20日(月)、ドレスデン中央(Dresden Hauptbahnhof)駅発08:30のアウクスブルク(Augsburg)行きを見送り、今回の私の「01祭り」は終わりました。

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本格的な撮り鉄は16日(木)、17日(金)、18日(土)の3日間で、最初にデッカイ『感動』を手に入れていたため、その後は大型蒸気とヴァイセリッツタール鉄道(Weißeritztalbahn)、レスニッツグルント鉄道(Lößnitzgrundbahn)といった2つのナロー蒸気や懸垂式モノレールのシュベベバーン(Schwebebahn)との掛け持ちも心置きなく楽しむことが出来ました。

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この列車は「01 202」の単機とは言え、というか単機であってもドレスデン中央駅名物のドームを背景にしたこの光景が見られるのは本当に贅沢な話です。そしてこの日は出発前から煙を激しく出し、名残を惜しむ私たちに最後の雄姿を披露してくれていました。

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いよいよ出発。

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力強く去って行きます。

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さようならドレスデン。やっぱり大形蒸気はいいなあ。それにしてもC62の重連を撮影に北海道まで行っておけば良かったとつくづく思っていました。

2015年06月18日 20時06分

ドイツのナロー/レスニッツグルンド鉄道(8)トラムから見た平面交差。

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もう心残りがしないと思えるまで列車を見送ってお別れ。

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もう2分この電車の到着が早ければ2ショットが撮れたのだがとか悔しがってもこれだけは致し方ありません。何事も諦めが肝心です。

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電車の車内から見た平面交差。

こうして4月19日(日)の鉄活が終わりました。

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最後に市内をそぞろ歩き。名所の写真も撮影しているのですが〆はやはりトイレ。ホテルで配布されていた地図にあったので探して行ったのですが、エルベ川にかかる橋のたもとで案内看板が見当たらない。景観を壊さないためとは思うものの、ただここのおかげでこの後1時間近く散歩。

翌日は今回のドイツ旅で初めての終日ほぼ乗り鉄です。

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とここまで書いていてトイレで終わりでは寂しいので晩御飯もUP。

カルプスリュッケンステーク(Kalbsrückensteak/仔牛のステーキ)とベアラウフ(Bärlauch/香草の一種?)のリゾット添えというメニュー。

17.9ユーロ。

この選択が出来るのも2人連れのおかげ。レストラン、ビストロ等飲食店の選択の幅が広がります。豊かな朝食・昼食はイベント目白押しのため望むべくもありませんが、ともかく夜は楽しい時間を過ごしていました。

※一人旅では駅構内等のカフェで食べれば良い方で、やスーパー・コンビニでの買出し、テイクアウトをホテルの部屋で一人黙々と食べる事は多い私です。

(余談)ドイツだけではありませんが、ビールは瓶でしか売っていないお店もあり、栓抜きは私の必需品だったりします。

2015年06月17日 20時04分

ドイツのナロー/レスニッツグルンド鉄道(7)ヴァイセス・ロス駅の平面交差。

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今回のドレスデンへの旅で蒸気機関車は翌20日(月)も撮影する予定ですが、『乗る』のはこれが最後のチャンス。

往路に比べ帰路はどんどん標高を下げて行く旅の為、オールドタイマーの走りにも余裕が感じられます。

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帰路はヴァイセス・ロス(Weißes Roß)で下車し、4系統のトラムで市街に戻ることにしていたのですが、その到着直前、進行方向右側に見つけてしまいました。

とっても可愛い庭園鉄道。今猛烈に気になっています。

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何はともあれヴァイセス・ロスで下車。

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目の前をまたしてもトラムが通過していきます。

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トラムの電停で「Landesbühnen」(ランデスブーネンとでも読むのでしょうか?)と「Wasastr」(バサストラッセ???)の間にある平面交差。

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ゆったりと通り過ぎて行きます。

往路、復路とも同じ車両に乗車していた家族連れのお父さん(「乗り鉄」とお見受けしました)が手を振ってくれました。(写真には写っていませんが…)

2015年06月16日 20時56分

ドイツのナロー/レスニッツグルンド鉄道(6)機関車と客車の連結。

ラーデブルクの駅舎。

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中にはトイレと規模は小さいもののカフェがあります。この『トイレ』の存在は本当に助かります。

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客車の中に“トイレ”はありますが、鍵がかかっていて使えません。なお起点のラーデボイル・オストにもトイレがありますが、私が見た限り男女共用の1つだけですので、使われる方はご注意を!(ドイツ鉄道の駅舎にあります。勿論、有料)

※私のブログで海外の鉄話しをする時は、毎度トイレについて書いています。理由は人間の生理的欲求にも関わらず、ガイドブックや紹介本、ブログ&ウェブサイトでも記載されたものをあまり見かけないからです。

風情の無い話しはこれ位にしておきましょう。

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出発時刻が近づいた15:33。まだ何の動きもありません。ということで静かな駅風景を撮影。

おっと15:40になって動きが出始めました。これはもう数分遅れて出発が確定という事ですね。

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戻りは逆向き。

入れ替え作業も絵になります。

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機関車が客車に近づき、

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15:43に連結。出発時間を過ぎているのでここまで撮ったら直ぐに乗車。うかうかしていると置いていかれることになりかねません。(流石にそれはなさそうですが…)

と思う間もなく直ぐに出発。

2015年06月15日 20時54分

ドイツでナローを乗り鉄/レスニッツグルンド鉄道(5)ラーデブルク駅到着。

ほぼ定刻の15:20頃に終点のラーデブルク(Radeburg)に到着。

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もう慣れてきましたが最後尾の車両に乗っていると、到着直後から始まる機回しのための機関車と客車の切り離しに間に合いません。

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そこは割り切って車庫での休憩を撮影。

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給水は大切な出発準備です。

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足回りの点検も欠かせません。

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お湯の排出はあまり見た記憶がありません。こんな作業を見ているだけでどんどん時間が過ぎていきます。

出発の15:41までの20分余りはあっと言う間に過ぎて行きました。

2015年06月14日 20時52分

ドイツのナロー/レスニッツグルンド鉄道(4)田園を行く。

1日7往復のこの鉄道の列車。

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その内私が乗車しているこの列車を含め3本が終点のラーデブルク(Radeburg)を結んでいますが、それ以外の4本は8.6キロ走った途中駅のモーリッツブルク(Moritzburg)での折り返し。

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そのモーリッツブルクは観光地のようで、駅前には馬車が待っていました。

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前日に乗ったヴァイセリッツタール鉄道とここレスニッツグルント鉄道の大きな違いはその風景。

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レスニッツグルント鉄道の沿線は田園地帯の真ん中を走り抜けていきます。

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天候も良くこの日は絶好のハイキング日和。始発駅を出た時には賑わっていた車内もここまで来ると閑散としてきました。

2015年06月13日 20時50分

ドイツのナロー/レスニッツグルンド鉄道(3)トラムと平面交差。

ラーデボイル・オストを出て暫くは住宅街を走ります。

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最後尾の車両のデッキからトロッコ越しに撮影。今回のナローの乗り鉄では既に私の定位置になっています。

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最初の停車駅、ヴァイセス・ロス(Weißes Roß)の到着直前にあるトラムとの平面交差。

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少し離れていますが左側にチラッと4系統の電車が見えています。

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と思う間もなく列車の後ろを通り過ぎて行きました。この場で『蒸気機関車』と『トラム』の2ショットを撮るのがこの地を訪れる鉄道ファンにとっての流儀なのですが、これでも上等。贅沢は言えません。また本来の狙い所は道路を横断する列車の撮影なのですが、私は乗り鉄なのでこれでも十分満足していました。

参考までにトラム4系統は15分間隔であり、一方レスニッツグルンド鉄道は1日7往復。この写真を撮れただけでも私は“運が良い”人なのです。(と、自画自賛)

2015年06月12日 20時45分

ドイツのナロー/レスニッツグルンド鉄道(2)ラーデボイル・オスト駅出発。

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前照灯と鐘。似合います。

ところでこの鐘、何のためにあるのでしょう?正直良く分かっていませんが、一つだけ言えるのは駅に近づくとこの鐘を鳴らしているということ。。もっとも「鐘が鳴れば駅が近い」という列車に乗っている人向けなのか「列車が近づいて来た」と駅で待っている人に向けて鳴らしてるのかまでは不明です。

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さてラーデボイル・オスト駅での入れ替え作業。

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14:26発の出発準備が整ったのは14:20。何とも慌ただしいのですが、この鉄道に乗る目的が「蒸気機関車」で無いとすればそれはそれで納得です。

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(ワンポイントメモ)

と言うほどでもありませんが、この鉄道の乗車券は、出発直前に1両目の荷物車で“店開き”している車掌さんから買います。何せ『駅舎』を探しても見つからず、どうしたものかと思いつつ「99 1762-6」の出発準備を撮影していて気付かなかったのですが、先頭車を撮影に来て発見!しました。

さて時間になったので列車はラーデボイル・オストを後にしてラーデブルク(Radeburg)を目指します。

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駅を出て直ぐにドイツ鉄道としばし併走。体が勝手も反応してシャッターを押してしまうのが自分でも不思議です。



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プロフィール

稲見部長稲見眞一
<自己紹介>
昭和52年4月、中京テレビ放送入社。「ズームイン!!朝!」を始めとした情報番組や「ドラマ」「ドキュメンタリー」等のディレクター・プロデューサーを務めた。鉄研最終回(2010年1月29日放送)では自ら自慢の鉄道写真「俺の一枚」を持って出演。 鉄道歴は小学校5年からスタートしはや半世紀。昭和55年には当時の国鉄・私鉄(ケーブルカーを除く)を完全乗破。平成18年にはケーブルカーも完全乗破。その後も新線が開業するたびに乗りつぶしている筋金入りの“乗り鉄”。好きな鉄道は路面電車。電車に揺られながら窓外に流れる街並みを眺めているのが至福のとき。さてスジを寝かせてゆったり乗り鉄と行きましょう!