2015年04月28日 22時30分

ドイツで撮り鉄/ノイエンマルクト80キロポスト(1)ドイツ列車旅。

人口約53万5千人の大都市ドレスデン。東海3県では豊田市・岐阜市・四日市市と言った大きな市よりも人口の多い大都市です。

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その市街地の移動の軸となっているのがトラム。昨日のドレスデン中央駅は正面ではなく謂わば北口と言ったところですが、この写真が正真正銘の正面です。

東欧の都市のトラムと言えば…、というほどイメージが定着しているチェコのタトラ社製の電車。この電車を見るとドレスデンが旧東ドイツの都市であったことが窺い知れます。流石にドレスデンでその姿を見ることは珍しいとの事で、今回朝のラッシュ時とはいえその3連をいきなり見られたのは思いっきりラッキーでした。

さてドレスデン蒸気機関車フェスティバル(英語表記で「7th Steam Engine Festival 2015 in Dresden」)は4月17日からですが、先乗りしたのには訳があります。その理由はまた後ほど。

ということで4月16日(木)は、ドイツでも代表的な撮り鉄スポットとされている「ノイエンマルクト80キロポスト」をまずは目指します。

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ドレスデン中央発07:53のホーフ(Hof)中央行きにまずは乗車。

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ホーフ中央着は10:32で、同発10:36の単行のバンベルク(Bamberg)行きに乗車。

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途中のマルクトショルガスト(Marktschorgast)に着いたのは11:16でした。

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この単行の列車にもちゃんと一等の座席があります。極上のシートが待っているというより余裕のエリアと言ったところでしょうがやはりこういうところを見るにつけここがヨーロッパでありドイツであると感じます。

※撮り鉄写真は近日公開します。乞うご期待!

2015年04月27日 21時28分

ついに本格撮り鉄に挑戦!!!ドレスデン蒸気機関車フェスティバルに参戦。

「乗り鉄」ついでに撮影する事はあっても、「撮る」ことを目的に旅をする事は恐らく40年ぶりではないでしょうか?

一眼レフを持っての旅は勿論これまでも何度もあります。しかし目的はいつも「乗る」ことが最優先。慣れない「撮り鉄」に戸惑うことも正直言って多々ありました。しかしその結果は十分に満足がいくものでした。そうなんです。実は「撮り鉄」に出かけました。その目的地はドイツ。

「撮り鉄」に出かけたきっかけはドイツ語で「Dresdner Dampfloktreffen」。日本語に訳すと「ドレスデン蒸気機関車フェスティバル」。今年は4月17日(金)~19日(日)の日程で開催されました。

このイベントは、ドイツ国内各所で動態保存されている大型蒸気機関車「01形」を中心とした機関車達がドイツ東部の町『ドレスデン』に集結し、ツアー会社によるチャーター列車も牽引するという何とも贅沢なもので、その雄姿を一目見て、そして撮影しようと世界中の大型蒸気機関車“撮り鉄”さん達が集まってくることで知られています。

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ということで私もそれに参戦すべく中部国際空港から4月15日(水)9:40発のルフトハンザ航空に搭乗し、ドイツ・フランクフルト乗り継ぎ(15:00着/16:40発)でドレスデンを目指しました。

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最近の座席モニターで見られるフライト状況は、航空写真にGPSで検知した位置情報を飛行機マークで分かるようにしており、これがフランフルト空港到着時はちゃんと誘導路を走っておりこれがなかなか面白い!それにしても携帯電話を機内モードにしていればこうして写真を撮影できるようになったのも時代の変化を感じます。

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ドレスデン空港ビルの地下にはドイツ鉄道が乗り入れています。

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30分間隔で走る電車。2階建てなのでトランクが無ければ階段を登って2階に行くのですが、そこはすっぱり諦めドアから入って直ぐの1階の座席に陣取りました。何せ今回はいつもは持ち歩かない3脚はあるはカメラは3台あるはで荷物が重いのです。

*カメラ構成…デジタル一眼レフ(APS-Cサイズ)+ミラーレス一眼レフ(予備兼用)+いつものコンデジ(スナップ+動画用)

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空港から21分で到着するドレスデン中央駅。その駅舎のまん前をトラムが走り抜けていきます。駅舎を出て目の前に乗り場のある利便性はやはり良いですね。

(余談)

往路のフランクフルト空港乗継時もそうですが、帰路のドレスデン空港搭乗時も手荷物検査で引っ掛かり、バッグを開けて中身を全て出すというあまり経験したことのない念入りな確認~再チェックとなり、思ったよりも時間がかかりました。私の場合はどうもカメラを複数台持っていたことによるものと思われましが…原因は不明です。巨大空港はターミナル間の移動にただでさえ時間がかかるため心臓には良くありませんが、こればかりは致し方ありません。そうそうっ、ドレスデン空港では何と到着ロビーに出たところで係員から呼び止められ、そこにあった大型のX線検査装置に荷物を通しました。何事も経験です。

(参考)

今日から当分の間、ドイツ・ドレスデンの旅をUPします。その地名については「Google マップ」で表示されるカタカナ表記に従って統一します。そのためこれまでメディア等に出てきた読み方と若干異なる場合もあるかと思われますが、他に統一基準が作れないためあらかじめご了承ください。

2015年04月13日 22時39分

台北桃園空港への道(2)さよなら台湾、また来る日まで。

ツアーの殆どの参加者は台北市内の「松山空港」からの帰国になりますが、名古屋と福岡に向かう3人はここ「桃園」で下車しました。

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下車したときの様子は「いすみ鉄道社長ブログ 台湾鉄道三昧の旅 最終日(3日目)」http://isumi.rail.shop-pro.jp/?eid=1048162にありますのでそちらもご覧下さい。

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台湾新幹線の駅はどこも巨大です。桃園駅もそれに倣っており、しかもどの駅も人がいて利用者の多さが実感できます。ただ経営的には苦しいという報道がなされており、今後の展開が注目されるところです。

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台北桃園空港。今回が5回目の台湾なので既にお馴染みの空港となっています。

出かけたのが既に4か月以上前の11月~12月の時期だったのでクリスマスの飾りつけが綺麗でした。

※写真では良く分かりませんがベイマックスがいます。

さよなら台湾、また来る日まで。

2015年04月12日 22時36分

台北桃園空港への道(1)最新のEMU800型に乗車。

私たちが3日間お世話になった観光バス。

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3列シートの豪華バス。こんな大きな体で、目的地(精糖鉄道の撮影地他)を目指し、こんな細い道は絶対に通れないだろうとおもうような場合でも私たちを安全に運んでくれました。ドライバーさんには拍手モノでした。

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いよいよ最後の台鉄乗車です。ここは「社頭」駅です。

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社頭駅を12:49発の区快「台中」行き。2014年から営業運転に入ったばかりの日本車輌製のEMU800形に乗り、台湾新幹線との乗換駅「新烏日」に向かいます。

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車内は思った(見た目)以上に広々。今回のツアーの日程表にはこの電車の欄に「EMU800」と特記があり、つまりこの電車に乗るために日程が組まれていました。最後までやるもんです。

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「新烏日」に13:20着。新幹線の「高鐵台中」出発は14:01でそれまで構内というか連絡通路の鉄道グッズ店巡り。大人買いに走った方が何人もいました。

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そこで目に付いたお店の一つ。何せテーブルが可愛かったので撮影したのですが、ここでは色つきの木のチップを販売しており、それをレゴ風に組み合わせて遊べるようになっていました。(多分、合っていると思います)

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こちらはベンチ。まるで遊園地の様な楽しさでした。

2015年04月11日 22時32分

台湾/福井食堂(4)…だけではなかった最強の「鉄」食堂。

「集合写真を撮ります」と声を掛けられ、どこに行くのかと思ったら建物の外に出て、“怪しげな”通路に入り込みました。

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実はここも福井食堂の一部で、既に通路が『鉄鉄』しています。

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そこにはこんなマニアックなものも置かれ堪りません。

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今回のツアーの最後の集合写真。こんなスペースがあり、ベンチも置かれて“弁当”を食べられるようになっていました。

福井食堂

福井食堂のトリはオーナーの名刺。脱帽です。

台湾訪問時に社頭駅で下車する価値は大です。

2015年04月10日 22時28分

台湾/福井食堂(3)オーナーの陳朝強さん。

食事が終わったところで「2階」に行きましょうと声がかかりました。

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お店だけで結構満足していたのですがここは実にお宝の山。

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中には台湾鉄路管理局の救急葯箱もありました。多分、救急セットが入っていたのでしょうが、どんなモノが入っていたのでしょうか?興味が湧きました。

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福井食堂の開業15周年の記念ヘッドマーク。

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何とEF661に付いていました。場所は広島車両所?でしょうか。

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それにしてもよくも集めたものです。

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オーナーの陳朝強さんに福井行きのサボ(行先票)を持っていただき来館記念に撮影させてもらいました。

2015年04月09日 22時26分

台湾/福井食堂(2)鐵道文物館である由縁。

私たちが食事したテーブル席の回りも鉄道色が満載。

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食堂の中はこんな感じ。如何にも町場の大衆食堂です。でもぐるりと見渡すと、全てが鉄道です。

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まず目に付いた一番奥の“壁画”。CK124は台湾鉄路管理局が動態保存している蒸気機関車で、今回の台湾シリーズでも「集集線の旅(6)(7)」で写真をUP しているものです。駅弁の立売りさんもいて、日本の昭和の時代の台湾/社頭駅風景を再現しているのかな?と思って見ていました。

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真ん中の赤い扁額風の書が何を意味しているかは分かりませんでしたが、お店にとっては大切なものだということは見て取れました。ただその周りは“鉄道”です。

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壁には列車の窓が描かれ、車窓からの風景が描かれていました。また網棚も見落とせません。

でもこれは文物館のプロローグ/導入部に過ぎませんでした。

2015年04月08日 22時15分

台湾/福井食堂(1)鐵道文物館でフライドチキンを食す。

今回のツアーの最後の目的地は台湾鉄路管理局縦貫線「社頭」駅から歩いて5分強のところにある「福井食堂」。

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台湾は車は多いとはいうもののあふれかえるような車社会にはなっておらず、町の商店街には活気があります。台湾中部の町「社頭」もそれにもれず、日本の市街地とは全く異なる風景が広がります。

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その一角にある「福井鐵道文物館」の看板。ここが福井食堂で、入る前から期待感で胸が膨らみます。

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日本風に言えば、街の定食屋さんと言ったところでしょうか?とにかくお客さんが引きも切りません。早速出てきたこの店の一押し、鶏モモフライの定食。まずその木の器の美しさに仰天。何と日本からのツアー客のためにご主人が用意してくれた特注品。お気遣いに感謝です。

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ボックスは2段になっており右側の箱の下にあるのはウナギ。蒲焼風でこれが何とも美味。これだけ美味しいウナギに台湾で出会えるとは思ってもみませんでした。また右上にチラッと写っているしゃもじですが、使わずにサインをすると店の中の「しゃもじ」コーナーに来店記念で飾られます。私は別のしゃもじにサインをさせてもらい、店内に飾っていただきました。もしも行かれる方がありましたら探してください。

※今回はツアー向けにアレンジしたメニューの感がありました。但し、確かめてはいません。

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最後に出てきたメインの鶏モモのフライ。想像していたフライドチキンの味とは一寸違い、グルメ番組風に言えば外はカリッと、中はジューシーという感じです。

旨かった!

2015年04月06日 20時12分

渓湖糖廠の五分車(18)さようなら渓湖糖廠。

途中にあった不思議な光景。

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人工的に作られた緑のトンネル。丁度ポイントのある場所にあり、往路で気になったので帰路に撮影しました。日本の“雪国”ならスノーシェッド(覆道/ふくどう)みたいに見えるのですが、何か目的があるのでしょうか?

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ここまで来れば残りがあと少し。10:55過ぎに無事終点に到着しました。通常の五分車運転は往復で約50分ということでしたので、それよりは15分ほど長く楽しんだ計算になります。こうして私にとって今回のツアーの最大の目的が達成されました。

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最後に大形トラクターの写真をUP。サトウキビの収穫で使っているのではと勝手に思ったのですが、その理由は車体には「虎尾糖廠」の文字があったからです。何せ「虎尾糖廠」は台湾でも唯一の現役精糖鉄道があることで知られており、これからも私と精糖鉄道の縁が続くという予兆を感じ取りました。(私の個人的な見解であり、家族の同意は得ていません・・・。)

さようなら渓湖糖廠。

2015年04月05日 20時11分

渓湖糖廠の五分車(17)台湾バナナ。

帰りは最後尾の車両に乗車。

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橋を渡るところではこんな写真を撮りましたが、簡単な作りではあるもののこれで十分だったということでしょう。因みにこの辺りでは「田舎の香水」を堪能していました。

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このブログでは音付きの動画は貼っていませんが、実は生声の案内放送がズーっと流れており、ここ渓湖糖廠の五分車や台湾の精糖事業などなどについての説明があったそうです。

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見つけた!!バナナだ!

まだ青いので今は食べられるとは思えませんが、栽培されてとは思えない感じでした。



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プロフィール

稲見部長稲見眞一
<自己紹介>
昭和52年4月、中京テレビ放送入社。「ズームイン!!朝!」を始めとした情報番組や「ドラマ」「ドキュメンタリー」等のディレクター・プロデューサーを務めた。鉄研最終回(2010年1月29日放送)では自ら自慢の鉄道写真「俺の一枚」を持って出演。 鉄道歴は小学校5年からスタートしはや半世紀。昭和55年には当時の国鉄・私鉄(ケーブルカーを除く)を完全乗破。平成18年にはケーブルカーも完全乗破。その後も新線が開業するたびに乗りつぶしている筋金入りの“乗り鉄”。好きな鉄道は路面電車。電車に揺られながら窓外に流れる街並みを眺めているのが至福のとき。さてスジを寝かせてゆったり乗り鉄と行きましょう!