2014年09月04日 19時53分

ロンドン交通博物館(1)コベントガーデンは街ブラも楽しい。

2014年8月5日(火)の午後は、ロンドン交通博物館のあるコベントガーデンへ。

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コベントガーデンの入り口にいた大道芸人さんと記念写真(私が出したチップは1ポンド硬貨1枚です)。何と写真を撮ろうとしたときに私の動きに合わせてポーズをとってくれています。私はこうしたパフォーマーと記念写真を撮る事は“はっきり言って”好きです!

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今回は同行者がおり、その同行者の行きたいところに行くというのが今回の旅です。その同行者はコベントガーデンにロンドン交通博物館があるのを知った上でここに来ており、「行っていいよ」という優しい言葉に見送られ私は博物館に、そして同行者はマーケット巡りに出かけました。互いの利害が一致した瞬間でした。

※同行者から私には「利害」の「害」を主張する権利はないと指摘を受けましたが、文章はこのままにさせて頂きます。

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ロンドン交通博物館に入り、展示ルートの第一ポイントにはエレベーターで向かいます。そのエレベーターの階数表示がおしゃれ。何と終点は『1800』でした。

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そしてエレベーターのドアが開くと、そこには西暦1800年のロンドンの街並みがありました。

2014年09月03日 20時36分

ロンドン街歩き(2)フィッシュ&チップスが美味しい!

バッキンガム宮殿内の見学には私の感覚では2時間ほどが必要ですが、それを終えた私はダッシュで宮殿の正面に移動しました。

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目的は「衛兵交代」。看板でこの日の11:30から行われるのを確認していたからですが、ギリの時間でここに来たことが相当に無謀な行為である事は直ぐに理解できました。

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夏の観光シーズンとは言え、一体どれほどの人がここに集まっているのだろうかと思うほどで、立錐の余地も無いとは正にこのことでした。

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詰め掛けた観光客の頭越しにデジカメを持った手を思いっきり上げで何とか撮影した一枚です。自分の目に「思い出を焼き付ける」というような悠長な事態ではなく、ゆっくりと行進を見学する夢は叶いませんでした。(笑)

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バッキンガム宮殿を堪能した後はビクトリア駅近くのホテルに一旦戻ることにし、その途中の裏道にあったカフェで昼食。

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注文したのはやはり「フィッシュアンドチップス」。そして出てきた巨大!なフィッシュ。隣に座っていたフランス人の家族連れが目を点にしていたほどで、実はこの料理がきっかけで「どこから来たんですか?」とかから始まり、その方たちが私たちの料理の写真を撮ったりで、カフェの中が国際親善の舞台となりました。

味は…?。これまでことあるごとに聞いていた「フィッシュアンドチップスは名物だけど、味は今一つ」というコメントが???となる美味しさでした。

魚とジャガイモの味もあることながら、揚げてある油も見た目ほどしつこくなく、品のいい味で想定外の大満足の昼食となりました。

そして「ロンドンの食事で美味しいのは中華料理とインド料理」という以前聞いた言葉が、今や都市伝説ではないかと思えるほど充実した食生活をこの日から過ごすことになりました。

2014年09月02日 20時29分

ロンドン街歩き(1)夏場はバッキンガム宮殿内が公開。

2014年8月5日(火)、バッキンガム宮殿近くの街のカフェで朝食。日本風に言えばモーニングセットで、レシートを残しておかなかったので値段は忘れましたが物価(消費税)の高いロンドンだけあり、1000円は超えていたはずです。

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イギリスは税制が複雑で、日本で言う消費税は基本20%ですが、スーパーで食材を買えばそれは0%だったりします。ただこの店のようなカフェは20%です。

私自身は仕事も含め今回が3回目(1991年、2005年そして2014年)のロンドンですが、食事が美味しくなった印象です。私が大人になったのかも知れません。(多少、意味不明な表現ですがお許しを)

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さてこの日はホテルから徒歩10分強のバッキンガム宮殿からスタートです。

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夏期のバッキンガム宮殿は、中が一般公開中。とうことで大人気スポットとなっており、行列必至の場所です。このチケットは私が日本で「9:30入場」分をネット予約しておいたもの。(クレジットカード決済)

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それが国際郵便で自宅に届けられそれを持って見学しました。「AIR MAIL」なんて一体いつぶりにもらったんだろうなどと何だか嬉しく思ってしまいました。

ただネット予約したときは本当に送られてくるのかどうかは半信半疑だったことを正直にここに書いておきます。またチケットの左側には「1-YEAR PASS」となっていますが、これは出場する時に受付けをすると裏に自分の署名をして1年間有効のパスとなります。ただ1年以内に夏限定のこの場所を訪れることができるかどうかは現時点では不明です。

なお宮殿内は撮影不可ですので写真がありませんが、ネットで検索すると出てきますのでそれを参照して下さい。一見の価値ありです。

2014年09月01日 20時22分

ロンドン/ビクトリア駅(2)公衆トイレは有料。

今日から通常運行に戻ります。

ヨーロッパの駅のトイレは有料が常識。というより旧国鉄系の大きな駅以外では、乗客用のトイレが無かったりあっても時間制限や何故か鍵がかかっていたりでなかなか大変です。ドイツで言えばICEが停車するような駅でも油断はできません。また地下鉄駅では、有料でもあればそれは例外中の例外といっても過言ではありません。海外鉄に出かけて思うのは本当に日本はトイレ天国だということです。一方、観光(保存)鉄道の有人駅にはトイレがあり、また無料であることが多いと思われます。

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さてビクトリア駅のトイレは一人1回30ペンス。

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でも硬貨が無かったらどうしようかと心配はここビクトリア駅では無用。

何と両替機がありました。10ポンド、5ポンドの紙幣にも対応しており、勿論2ポンド、1ポンドの硬貨からの両替も可能です。フランス・ドイツの大駅にあったかどうかの記憶が無いので恐縮ですが、それでも珍しい存在だと思われます。とはいうものの私は1ポンド硬貨からの両替はしましたが、紙幣からの両替はしていません。一応、機械にそう書いてあったということでここに書いています。また写真のトイレ以外に両替機があるかの確認もしていません。ただ一箇所はあるという情報です。

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こちらはロンドン市内を移動するための必需品「オイスターカード」。

まあマナカのようなICカードなのですが、ロンドン市内のバス・地下鉄等の公共交通機関は運賃が高く、一方でオイスターカードを使うとそれが割引(都心部ではほぼ半額、それでも日本の地下鉄より割高)となるのが特徴です。またこのカードのチャージ機は驚く無かれ日本語にも対応しており、私は迷うことなく「日本語」ボタンを押して使っていました。便利なこのオイスターカードですが、私のような老眼の人には少々つらいことも。それは自動改札機で残額を表示する文字が小さいこと。地下鉄は利用者が多いので、その場所でじっくり残額を確認していることには勇気が要りました。

※カード自体はビクトリア駅構内にある公共交通の有人窓口で買いました。カードカバーは購入時にセットして渡されたもので、私はカードをカバーに入れて使っていました。マナカ同様にデポジット(5ポンド)が必要です。

2014年08月30日 19時18分

ロンドン/ビクトリア駅(1)電車の見えるカフェがあります。

2014年8月5日、まずはビクトリア駅にご挨拶。

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駅周辺が大々的な工事中のため、このサイズがギリギリでした。

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参考までに1991年のビクトリア駅。駅舎は変わりませんがバスステーション周辺が今は工事中です。

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駅構内は広々としており、またイギリスの国旗がはためいており海外旅行気分を高めてくれます。

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構内の2階部分から電車を撮影。この場所からほんの数歩歩くとカフェがあり、出入りする電車を見ながら食事もできます。

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こちらがそのお店、その名も「ビクトリア ステーション」。帰国する8月10日の朝食はここで摂りました。

2014年08月29日 19時13分

8月のイギリス(2)ロンドン市内への移動。

今回のロンドンでの宿泊先はビクトリア駅の近く。そこでロンドン・ヒースロー空港からは、鉄道ではなくビクトリア駅の近くにある「ビクトリア・コーチステーション」に向かう高速バスを利用。

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ただこのヒースロー空港のバスターミナルに行き着くまでに空港内で少々迷い、また乗車券を買うのに手間取りました。

ヒースロー空港とロンドン市内を結ぶバスは、ガイドブックでは15分間隔~とありましたが、私が乗車した19:55発の頃は30分間隔のようで、かつ席の指定はないものの定員乗車のバスのため、必ずチケットを買う必要があります。

私の場合はそのチケット売り場に少し行列が出来ており、そのためバスターミナルに到着してバスに乗るまでに40分ほどかかりました。(私の語学力では自動券売機が使えない…)

またこのバスは意外にもヒースロー空港が始発ではなく、どこかの町を出発したバスが、ここを通ってロンドン市内に向かうようでした。「ロンドン市内行き」はまあ良いとして、「ビクトリア・コーチステーション」発は「ヒースロー空港行き」に乗るのではないため、当初バスの方向幕をチェックしていた私は危うく乗り損ねそうになったことを最初に書いておきます。正に「所変われば品変わる」で、海外は何度行ってもいつも初心者です。

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そうこうしているうちに「ビクトリア・コーチステーション」に到着。5分ほど歩いてホテルにチェックインしました。これから6泊お世話になります。

それにしてもロンドンのホテル代の高さはハンパじゃありません。特に8月のロンドンは観光客も多く、覚悟が必要です。

2014年08月28日 19時06分

8月のイギリス(1)ロンドンへの道。

今年の夏休みは、8月4日から11日までイギリスに行っていました。今回は鉄分少なめに、ロンドン市内&ロンドン郊外の観光を目的に楽しむ旅でしたが、もっともそれだけで終われないのが私です。ディープ鉄話はまた後日。また海外鉄をされる方に少しは役に立つ情報も発信できればと思っています。しばらくお付き合い下さい。

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名古屋からロンドンに向う場合、その空路の選択肢は、日系・欧州系航空会社が時間的には短くなります。ただ今回は歳も歳なのでビジネスクラスで行くべく、複数の航空運賃比較サイトでしっかり調べ、往路は「中国国際航空」(北京経由)、復路は「中国東方航空」(上海経由)を選びました。名古屋から欧州に直行する便を利用するより、少々時間はかかりますが、オンシーズンでも比較的値段が落ち着いていたのがその理由です。(因みに私の座った席の通路を挟んだ席に座っていた方は北京経由でアメリカに向かうとのことでした)

でも不思議なのは、上記のルートを中国国際航空で発券するパターンが最安値(正規割引チケット)だったこと。アライアンスも異なっており、航空業界のことはよく分かりません。因みに航空券の名前の下のマスクをした部分にはスターアライアンスの「ANA」のマイレージカードの番号が入っていました。

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北京空港到着時に心配だったのが飛行機の乗り継ぎ。ネットで検索した時は不安が募りましたが全く迷うことも無く次の搭乗口に向かうことができ、やはり今時の国際標準の巨大空港でした。

ただ北京空港は離発着で込み合っており、定刻で14:10発だったのが実際にスポットを離れたのはその時間からしばらく経ってからで、更に離陸したのは15:15を回っていました。結局ロンドン到着は定刻では17:45だったのですが、30分少々遅れての到着でした。

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北京から搭乗した飛行機からの風景。何もない風景が広がるのは広大な国土を持つ中国らしいですね。

2014年05月09日 20時14分

スイス「鉄」紀行1991(12)さようならスイス。

1991年10月31日、私はスイスを後にして最後の目的地イギリスに向かいました。

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で、チューリッヒ空港に向かう列車がユーレイルパスの最後の乗車区間となりました。

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チューリッヒ空港駅にあったサボ(行先標)の山。行先にはドイツのミュンヘンがあったりして国際的です。

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空港駅を上がったところだったと思うのですが、こんな展示がありました。

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チューリッヒからロンドンに向かう飛行機の中で、隣の席に座った方(日本人ではありません)から、「日本人か?」「ロンドンは初めてか?」と聞かれました。

質問の意味が今一つ呑み込めてなかったのですが、その謎は直ぐに解けました。「ウインザー城がもうすぐ見られるよ」と言われ、確かに私と同じ窓側に座っていた乗客は身を乗り出すように眼下に広がる風景を見ていました。

 ウインザー城

袖振り合うも多生の縁。こうして思い出を残すことが出来ました。

2014年05月08日 20時09分

スイス「鉄」紀行1991(11)ゴッタルドトンネル体験。

1991年10月30日、この日は午後からサン・ゴッタルド(St. Gotthard)トンネルを目指しました。

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写真はその道中ですが、眼下に今通ってきた線路も見えています。目的のトンネルはゲッシェネン~アイロロ間15kmを結ぶもので、何と1882年(明治15年)にこんな長大なトンネルが開通していました。私が乗った当時も、そして今もスイス~イタリア(ミラノ方面)を結ぶ幹線鉄道で、乗車の感想というより、私には珍しく「この絶景の写真を撮ってみたい」というメモが残っています。

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現在、ゴッタルドトンネルの下には世界最長のトンネルとなるゴッタルドベーストンネル(全長57.1km)が建設中で、ここに行くなら今の内とも思いますがさてそれが実現することは難しいかも?

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余談ですがこの時、アイロロより少し南のBellinzonaまで乗車しています。そこはイタリア語圏で、何が列車内で起こったかと言うと車内アナウンスが、「Buon giorno(ブォンジョールノ)」で始まりました。

それまで案内放送の順番はドイツ語が先だったのがその順番が変わったのです。所変われば品変わる。

 

※トンネルの出典/一般社団法人日本トンネル技術協会HP「トンネルベスト10」

2014年05月07日 20時13分

スイス「鉄」紀行1991(10)ラウターブルンネン経由。

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さてこの日、チューリッヒを出てからここユングフラウヨッホまで日本人とは出会いませんでした。正確に言うと個人旅行者は私だけでした。実は私の乗ったユングフラウヨッホ行きの列車には続行運転の列車があり、それは何と日本人団体客の貸切!ここ数年、ヨーロッパの観光地で日本人の団体客を見かけることが減ったような気がしていますが、当時はまだまだ健在でした。と、ここまで書いて気が付いた。最近は「鉄」目的の旅が続いており、所謂日本人観光客が来る名所・旧跡には出かけていませんでした。

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クライネ・シャイデックからインターラーケン・オストへの戻りはLauterbrunnen(ラウターブルンネン)経由を選びました。

Microsoft Word - ユングフラウ鉄道図

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ここは途中にあるWengen(ヴェンゲン)駅。800ミリのナローとラックレールを堪能できる楽しい一枚だと思っています。

(追伸)インターラーケン・オストからチューリッヒへの戻りは、「ベルン」経由を選びました。そのベルンからチューリッヒに向かう列車に乗ったのはもう夜も更けてからでした。お腹もすいたということで食堂車に足を向けたのですが、車内は混雑しており相席となりました。その数少ない席は日本人2人が先客でした。その日本人は2人とも個人旅行で、何と1人旅の中年男3人が夕闇を行くスイスの食堂車で、ビールで乾杯となりました。旅は道連れ。



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プロフィール

稲見部長稲見眞一
<自己紹介>
昭和52年4月、中京テレビ放送入社。「ズームイン!!朝!」を始めとした情報番組や「ドラマ」「ドキュメンタリー」等のディレクター・プロデューサーを務めた。鉄研最終回(2010年1月29日放送)では自ら自慢の鉄道写真「俺の一枚」を持って出演。 鉄道歴は小学校5年からスタートしはや半世紀。昭和55年には当時の国鉄・私鉄(ケーブルカーを除く)を完全乗破。平成18年にはケーブルカーも完全乗破。その後も新線が開業するたびに乗りつぶしている筋金入りの“乗り鉄”。好きな鉄道は路面電車。電車に揺られながら窓外に流れる街並みを眺めているのが至福のとき。さてスジを寝かせてゆったり乗り鉄と行きましょう!