2018年12月12日 17時31分

スコットランドで撮り鉄(2)2番目の撮影地にして、今回の最大の目的地に到着。

ジャコバイト号の夏季の運転は午前、午後の2往復。次の撮影まで3時間ほど時間があるのでその間に昼ご飯。

それにしても最初の撮影地あたりにはレストランもお店屋さんもなし。人口密度の低いところなので致し方ないのですが…。

ずーっと走ってきた幹線道路から、集落がありそうな雰囲気のある場所を目指して脇道にそれてみる。まあいわゆる動物的な勘ですね。で、ありました。世界的な食品小売りチェーンのお店。早速サンドイッチとコーヒーを買い、絶景ポイントの駐車場で食す。

これぞスコットランドという風景。

時刻表を見れば、ジャコバイト号の時間ではありませんが、ローカル列車の通過時間が近い。

13:14に撮影。とこうして書いているとまるで私が全てを調べて仕切っているかのようですが、実はこれ、同行の方が何から何までお膳立てしてくれた賜物。

実はレンタカーの手配もその方にお任せで、なおかつスコットランドでのホテルの手配もお任せ。

この地が3度目であったりする方なので、まあお任せするのが一番無難だったりはするのですが、ここまでおんぶに抱っこだと、次回誘っていただけるかどうかがとても心配な今日この頃。

そして今回の旅の最大の目的地に到着。

そこに午後運行のジャコバイト号が到着しました。

2018年12月11日 15時18分

スコットランドで撮り鉄(1)ジャコバイト号と出会う。

私が以前からどうしても訪問したかった場所の一つ、イギリス/スコットランドのウエスト・ハイランド線West Highland Line。目的はその線でウエスト・コースト鉄道West Coast Railwaysが運営する蒸気機関車の列車ジャコバイト号The Jacobiteの撮影。

9月12日(水)、インバネスInvernessの朝。ホテルはその古い町並みの一角にありますが、ヨーロッパにありがちな建物の一部が部屋になっているスタイル。

インバネス駅。この日、この駅を使うわけではないのですが、前日は夜の到着だったので取り敢えず行ってみた次第。

人口およそ6万人の市の代表駅。

インバネス駅前でレンタカーを借りて走ること約2時間。この風景の場所に到着。ジャコバイト号が顔を出した時間は午前11:43。

スコットランドの美しい風景の中、憧れの列車は思ったより軽い足取りで進んできます。

この場所はジャコバイト号の撮影では定番の一つのようで、この後、絵葉書やポスターで何度も見かけました。

1つの列車の通過でいったい何度シャッターを押したことか。

2018年12月08日 15時57分

インバネスを目指して(6)カレドニアン・スリーパーとの出会い。

スコットランドの鉄道の最高地点にして、登山鉄道を除く一般的なイギリス国内の鉄道最高地点辺り。

スコットランドらしい風景(ということ)と聞いていましたが、夜の7時過ぎでは暗くてよく分かりません。残念です。

(余談)トイレ

駅で水を流すな!って、ひょっとして…。

ほぼ定時にインバネス駅到着。右側の列車が私たちは乗ってきた列車で、左側の列車はカレドニアン・スリーパー(Caledonian Sleeper)。

ここインバネスInverness とアバディーンAberdeen 、フォート・ウイリアムFort William の3つの町とロンドン・ユーストンLondon Euston駅を結ぶ夜行列車。3日後の9月14日(金)には、この列車にこの駅から乗ってロンドンに向かいます。

※カレドニアン・スリーパーには、上記の列車ともう一つ、ロンドンとグラスゴーGlasgow Central、エディンバラEdinburgh Waverleyを結ぶ列車があります。

私たちが乗る列車はエディンバラ・ウェイヴァリー駅で1つの列車に纏められるのですが、その駅はあくまでも運転停車で乗降は出来ません。つまり連結シーンは残念ながら見られません。

2018年12月07日 15時54分

インバネスを目指して(5)3回目の車内食。

16:34発のインバネス行きに乗車。

今回は久しぶりのイギリス国内列車移動ですが、以前より遅れは少なくなった気がしています。

インバネス行き列車の入線。16:24ですからこの駅で10分停車。

ところで車内に入ったのは良いのですが席がない。一等車内をあちこちうろうろしてやっとの思いで2席を確保。流石に2名が並んでは無理で、少し離れた席となりました。

20:04まで3時間半の旅。一息ついたら車内探検。

そして17:05に少々早い夕食。と言ってもこの日4回目の食事。これで明日の朝まで持たせます。

スコットランドに入ってからは天候が不順。雨が降ったり止んだり。その代わり、虹との出会い。

17:19頃は土砂降り。

2018年12月06日 15時50分

インバネスを目指して(4)ストリートミュージシャン。

ストリートミュージシャンがいるのは、ヨーロッパではお馴染みの光景。

この方にもチップを渡して、しばし音楽を楽しむ。

ついでにトラムを入れ込んで撮影してみる。特にこうして撮影する時は、チップは最低限度の礼儀だと思っています。何も対価を支払わずに撮影することはしていません。

チップの金額に関わらず、間違いなく演奏者は張り切って音を出してくれます。本当はそれで音が変わることは無いのでしょうが、それでもそんな気がする私。

町の風景に溶け込むのはトラムの良さだと私は思っています。ポイントは歩行者がいること。

インバネス行き列車の時間が近づいて来たので、この写真を持ってエディンバラでのトラム撮影終了。

エディンバラの町は見所も多いのですが、そこには足を運ばず、次に歩を進めます。

2018年12月05日 15時44分

インバネスを目指して(3)エディンバラのトラム。

私たちがヨークから乗った12:54発の列車はエディンバラ行きでしたが、その1時間後のヨーク駅13:54発の列車はこの日の目的地インバネスInverness駅に直通します。その列車のエディンバラ発は16:34でインバネス着は20:04。

その1時間を使ってエディンバラ市街を走るトラムの撮影を楽しみました。

駅を出てまず目の前に現れたのは夥しい数のバス。それも2階建てのバスが多い。その光景は圧巻です。

エディンバラ市役所のHPにAn estimated 513,210 people lived in Edinburgh as at mid 2017とありましたので、人口は約50万人。東海3県では比較しやすい町がないのですが、三重県の桑名市と四日市市を足したよりも少し人口が多いということになります。

そんな町の真ん中をトラムが走ります。

そのトラムは全長14キロ。1路線で市街とエディンバラ空港を結んでおり、平日の日中は3~7分間隔となっています。

42.8mという長~い編成のトラムが町中を走るのは如何にもヨーロッパ。(JRで言えば約2両強の長さ)

この町のトラムは2014年の開通。意外にも最近、公共交通の仲間入りを果たしています。

2018年12月04日 15時41分

インバネスを目指して(2)行き先表示。

昼下がりのイギリスの風景。

時折街が見えます。

イングランド最北の町、ベリック・アポン・ツイードBerwick-upon-Tweed。ここを過ぎるとスコットランドに入ります。同じ国でも異なる国ということは私の理解の範疇外ですが、それがイギリスです。

イギリスの列車のあるある話。ドアに貼られている行先と途中の停車駅名。車内から見るとこんな場所にあります。

外から見るとこんな感じ。

途中の停車駅は全て書いてあって、乗車の時にこれを見るのは必須。

行先のエディンバラ・ウェイヴァリーEdinburgh Waverley駅には10分少々遅れての到着。

2018年12月03日 15時35分

インバネスを目指して(1)取り敢えずエディンバラ行きに乗車。

ヨーク駅舎。意外とこぢんまりとした駅前の立地。

定刻ならばヨークYork駅発12:54のエディンバラEdinburgh駅行きに乗車予定でその到着前に1枚撮影。

発車時刻から5分ほど遅れてお目当ての列車の入線。スコットランドの首都の中央駅、エディンバラ・ウェイヴァリーEdinburgh Waverley駅には15:17着予定。

一等車は混んでおり、やっとの思いで座席予約の入っていない空席を確保。で、午後1時過ぎに少々遅めの昼食(車内食)。国立鉄道博物館の中を歩き回ったのでこの日3回目の食事も美味しく頂きました。

これから先はさしたるイベントもないので、昼からビールタイム。勿論、無料(と言うか、込々)です。

2018年11月10日 15時00分

国立鉄道博物館(13)ピープルムーバを発見!

最後に紹介するのはピープルムーバ。館の片隅に置いてあり、見つけてビックリ。今回の同行者はこのピープルムーバそのものを知りませんでした。

このピープルムーバは当ブログで2010年10月28日~29日にUPしていますが、その時の文をここに再掲します。

時は1991年(平成3年)11月4日、

場所は、イギリス中部の町「バーミンガム」です。

写真は1984年(昭和59年)から1995年(平成7年)まで運転されていた「バーミンガム/ピープルムーバ」と呼ばれるものです。

※上記を含め、この鉄道に関する記述は、手元資料・Wikipediaを参照しています。

 

この鉄道は、一般の方が利用する磁気浮上式鉄道としては世界初のものでしたが、日本ではそんなに大きくは

取り上げられなかったと記憶しています。

(バーミンガム/ピープルムーバの概要)

  • 路線…バーミンガム国際空港~バーミンガム国際駅
  • 距離…623メートル
  • 所要時間…100秒
  • 浮上高さ…15ミリ
  • 運転方式…全自動無人運転
  • 最高速度…時速54キロ

◆バーミンガム国際駅…バーミンガムの中央駅とも言える「バーミンガム・ニューストリート」駅から10分ほど「ロンドン・ユーストン」駅方面に向かった途中の駅。また、バーミンガムの国際展示場にも隣接している。

◆この「ピープルムーバ」は、システム自体の名称のようで当時のバーミンガム空港のパンフレットでは「futuristic People Mover System -MAGREV- 」とあり『未来の乗り物/ピープルムーバは磁気浮上式』といったところでしょうか?

※MAGREVとは…magnetic(磁気) levitation(浮上)の略。

◆基本的にリニモや上海マグレブと同じ原理と思われます。

バーミンガム/ピープルムーバの車内です。

乗車定員は立席34、座席6で、一度にそれほど沢山の人が乗れる乗り物ではありませんがこれで、1時間に5000人を運ぶ能力があるとのことで車体が小さい分、運転頻度をあげることができるようでした。

※数珠繋ぎで運転?

(車体の概要)

  • 長さ…6メートル
  • 幅…2.25メートル
  • 高さ…3.5メートル

それで、「浮上時の感覚は?」となる訳ですが

フワッと浮いて滑らかに動き、

終点に着くとドスンと落ちるという感じでした。

リニモに比べ、やや大袈裟に動くという表現で

ご理解いただけないでしょうか?

“着陸”時の感覚を含め、当然の事ながらリニモに一日の長ありです。そしてこのシステム全体についてですが乗った当時は“テーマパークの乗り物”的と思いましたが、今の時代に合わせて表現すると、世界の大空港で導入されているターミナル連絡用新交通システムがイメージ的には割りと近いと思います。

結局、1995年(平成7年)に運行を停止したのも『理念』と『夢(浮上式鉄道)』はともかくこの大きさでは、空港内ならともかく、空港から外に向けての交通機関として『小規模車両による高頻度運転で大量輸送』の理念は最初から無理があったのではと思いました。

(追伸)

「チュウキョ~くんの鉄道フェスタ2018 秋」も残すところあと1日となりました。段ボール製C62にまだ出会っていない方は、ぜひ足を運んで下さい。

2018年11月09日 14時53分

国立鉄道博物館(12)レストランコーナー。

ここ国立鉄道博物館は3棟の建物で構成されています。GREAT HALL、NORTH SHED、STATION HALLという名称で、昨日までの紹介は全て「GREAT HALL」の展示です。

今日はレストランがある「STATION HALL」を紹介。

この「STATION HALL」でも興味深い展示はあるのですが、「GREAT HALL」も含めこのブログで紹介していると毎日何がしか書いていても数か月はかかりそうですし、機会があれば皆さんに是非足を運んでいただきたいのでいつも通りの不親切なブログに徹します。

で、見た目も食欲をそそるラインナップ。

ここでの滞在時間に限りのある私たちにははっきり言って目の毒です。時間のある方はここで食事をして、その感想が知りたいです。午前10時過ぎに入館して早1時間半。2回も朝食を食べた割にはよく歩いたのでお腹が空いた。

「Carnival Cookie」なんて言う名前を付けるのはルール違反だと思う。(何が?)

「NORTH SHED」の展示物は今回は紹介しませんが、ここには『VIEWING BALCONY』があります。低層ではありますが、トレインビュースポットです。ヨーク駅を出配する列車を見ているだけでも飽きません。

電車は写っていませんが、駅との位置関係はこんな感じ。



ADVERTISEMENT

電子書籍「稲見駅長の鉄道だよ人生は!!」
稲見駅長の鉄道だよ人生は!! ―各駅停写の旅―

カレンダー

2021年2月
« 7月    
 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
28  

プロフィール

稲見部長稲見眞一
<自己紹介>
昭和52年4月、中京テレビ放送入社。「ズームイン!!朝!」を始めとした情報番組や「ドラマ」「ドキュメンタリー」等のディレクター・プロデューサーを務めた。鉄研最終回(2010年1月29日放送)では自ら自慢の鉄道写真「俺の一枚」を持って出演。 鉄道歴は小学校5年からスタートしはや半世紀。昭和55年には当時の国鉄・私鉄(ケーブルカーを除く)を完全乗破。平成18年にはケーブルカーも完全乗破。その後も新線が開業するたびに乗りつぶしている筋金入りの“乗り鉄”。好きな鉄道は路面電車。電車に揺られながら窓外に流れる街並みを眺めているのが至福のとき。さてスジを寝かせてゆったり乗り鉄と行きましょう!