2013年02月10日 20時34分
スウェーデン「ヘリシンボリ」からデンマーク「ヘルシンゲル」までの航送区間がいよいよ始まります。
私の乗った客車を連絡船の押し込んだ「616」のナンバーをつけたDLが徐々に離れていきます。20年以上前の記憶なぞとうに無くなり覚えているはずもないのですが、この写真を見ていたら不思議にその時の感情が蘇ってきました。
そして船は岸壁を離れていきます。日本なら「蛍の光」の音楽が鳴り、銅鑼の音が鳴り響くのかもしれませんが、、、すいません。これは私の単なる大型客船の出航のイメージです。
それにしてもこの「ハンブルグ」行きは、この先、デンマークからドイツへの国境越えも連絡船に乗せられて向かう列車で、何と1本で2度美味しいという某お菓子メーカーのアーモンドチョコレートのような存在でした。窓越しに見た客車と海の風景は何とも旅情が溢れています。因みに私が乗っていたコンパートメントには、私同様にユーレイルパスで旅をする悠々自適となり気ままな旅をするアメリカ人女性の2人連れと、「仕事は世界中にある」と言っていたとコンピュータプログラマーの若いブラジル人男性でした。拙い英語の会話でしたが、それが出来たのも私が若かったんだと思います。それにしてもスウェーデン人もデンマーク人もいないとは考えようによっては凄い!
おまけの1枚。連絡船内では客車から下車できます。そこにはこんな階段がありました。ところで私の記憶では「ヘルシンゲル」でも写真を撮影しているはずなのですが、何故かネガもポジも見つかっていません。やっぱり撮っていなかったのかも知れません。