2017年04月07日 20時11分

台湾/烏樹林糖廠(3)コスモス畑。

烏樹林糖廠に戻ってきましたが、降車ホームは乗車ホームとは別の場所にあり、また構内はループ線になっており、終点で機関車のエンドが変わったこのままで乗車ホームにそのまま着きます。先回は蒸気機関車牽引だったことと臨時の貸し切り列車のため、乗車した場所に戻ってきましたので、この風景は初見です。

観光列車のスタート時にわざわざ配線を変えたとは思えないので、恐らくサトウキビを満載にした列車もこの道を歩んだことでしょう。

台湾鉄道/新営駅方面に戻るべくタクシーを手配してもらい、その到着を待っていたら何だか乗車ホームにけっこうな人数の観光客がいる。その様子から臨時列車が出そうだと察した私たちは、タクシーに乗って暫く走ってもらった場所で下車し、撮影をすることにしました。

先ほど、観光列車に乗っていた時にコスモスの花盛りを見ており、ここで撮影したら楽しいかもね、と話していた場所です。

先回来た時には無かった花畑。季節の違いで見られなかっただけかも知れませんが、それにしてもこうしたハプニングは大歓迎。2回目ともなるとあまり食指が動かなかったこの烏樹林糖廠でしたが、これだけで欣喜雀躍(きんきじゃくやく)。やはりどこにでも何度でもチャンスがあれば行ってみるものですね。

台湾の観光用製糖鉄道は、どこも景色の変化は乏しく、それだけにより楽しんでもらおうと作ったのかもしれません。ラッキー!の一言ではもったいない気分。ところでコスモスって、日本だと秋のイメージなのですが…。まああまり深くは考えないようにしましょう。

2017年04月05日 20時09分

台湾/烏樹林糖廠(2)機回し。

 

2日お休みした烏樹林糖廠。

列車は終点に着くと直ぐに機回し。

その間は、駅舎のお店でしばし買い物タイムとなるのですが、平日だからかさすがに開いている店が少ない。

客車。

今回、虎尾糖廠で現役の貨車を見てきたので分かった気分になっているのですが、サトウキビを運搬する貨車を改造したんですね。

南国の里をひた走る。

今は使われていない線路がそのまま残されている場所。観光列車の線路と繋がっているので、将来的には延長することも可能かも知れません。ナローファンの戯言をお許しください。

シンプルな連結器。因みにと言うほどのモノではありませんが、客車にブレーキは付いておらず機関車のブレーキだけで停止するシステムです。虎尾の貨車たちもやはり貫通ブレーキはありませんでした。その程度のスピードで走っているということです。

2017年04月02日 13時58分

台湾/烏樹林糖廠(1)2度目の烏樹林。

台湾/台南市新営駅からタクシーで15分ほどのところに「烏樹林糖廠」があります。

ここでは廃線跡を利用した観光列車が、平日も運転されています。

このブログでは2014年11月29日(土)に出かけたここ烏樹林糖廠の旅を2014年(平成26年)12月30日からUPしています。つまり今回が2度目の訪問。

その理由は同行者のリクエストによるもので、まあそれも良いかな?とやって来た次第です。

勝利号。自走式客車。先回はこの車両に乗っていますが今回は見るだけ。

構内には静態保存の車両も多数あり、グルッと回っても飽きることはありません。

14:30発の観光列車に乗車。広い道路では車を待たせてナローゲージの観光列車が威風堂々の通過。結構爽快です。「そうかい」などと言う突っ込みは無用です。

片道は約20分で、終点で少し停車し往復で約45分のミニトリップ。

2017年04月01日 20時31分

台湾/虎尾糖廠(6)斗南駅。

今日から新年度。でもこのブログは台湾鉄旅が続きます。

2017_02_09 虎尾糖廠_109

台湾鉄道の斗南駅。次の目的地への出発点。

2017_02_09 虎尾糖廠_108

駅前にはシュガートレイン(サトウキビ運搬列車)が展示されています。

2017_02_09 虎尾糖廠_106

空に向かって飛び出していくのは、銀河鉄道999のイメージでしょうか?

この列車、夜になると電飾が輝くそうですが夜を待つことなく次の目的地「新営」に向けて出発!

2017_02_09 虎尾糖廠_111

斗南駅からは12:35発の区間車(普通列車)に乗車。

2017_02_09 虎尾糖廠_112

昼ご飯を食べていなかったので、13:25の新営駅着で直ぐに駅弁をGET。60元と80元の2種類があったのですが、今回は80元を選択。

2017_02_09 虎尾糖廠_113

日本円で約400円。台湾の駅弁は安くて美味しい。

2017年03月31日 20時29分

台湾/虎尾糖廠(5)レンタサイクル。

今日から虎尾糖廠を再開。

2017_02_09 虎尾糖廠_82

虎尾駅のレンタルサイクル。

借りるのは無料ですが、外国人はパスポートを事務所に預ける必要があります。

レンタルバイク(有料)もあるものの、普段バイクに乗らないのでここは無難に済ませています。今回の撮影中に、台湾の方と思しき方たちがレンタルバイクで撮影されていました。

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駅舎内に広がる甘い香り。

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クッキーの生地を薄く伸ばして丸めたようなもの。

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スーパーでも売っているので何度か食べているし、お土産用に買ったこともあるのに、でも名前が思い出せない。歳だな。と思う。

それはともかく焼き立ては絶品。

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※11:56~撮影。

次の目的地に移動すべく、虎尾の街でタクシーを拾い、行き掛けの駄賃で再び郊外へ。

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満載のサトウキビ。これが砂糖になるというのは今一つイメージがつかみ難いですね。

2017年03月30日 20時27分

台湾/虎尾糖廠(4)踏切。

虎尾での撮影は午前中で切り上げ、次の目的地に向かう予定だったので、郊外での撮影を終えてからはレンタサイクルの返却も踏まえ、再度踏切で集積所に向かう列車を狙いました。ほぼ線路に沿って自転車が通れる道があるのが分かったので、行きに30分かかったところが帰りは20分。既に皆さんを案内できるレベルまで達している自信があります。

2017_02_09 虎尾糖廠_70

※10:29~撮影。

台湾名物、バイクの波。

2017_02_09 虎尾糖廠_73

※10;43撮影。

今回は踏切の担当の方を入れてみました。

2017_02_09 虎尾糖廠_76

虎尾の市街地や、大きな道路との踏切は全て有人となっており、鉄道ダイヤがフィックスされていない中、運転指令とこの方たちとがどんな方法で連絡を取っているかが知りたい。と思ったのは事実です。

それにしても2月の台湾は意外と寒い。薄手のダウンジャケットを着こんでの撮影行。自転車で走り回っても汗をかかない。

2017年03月26日 15時25分

台湾/虎尾糖廠(3)サトウキビ満載。

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虎尾駅にほど近い同心公園。ミニトレインの線路もある。

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保存されている蒸気機関車を発見。

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ミニトレインは何の列車だろう?

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※9:58~撮影。

自転車を午前9時過ぎに借り、郊外の田園地帯を目指す。行きたい場所への行き方を虎尾駅の方に聞いたのですが、少々遠回りになるものの分かり易い道を教えて頂いたので10時頃に虎尾糖廠へ戻る列車の撮影を諦め、10時半頃戻りの列車に狙いを定めました。

2017_02_09 虎尾糖廠_65

サトウキビを積んだ貨車が延々と続いている。

ざっくり40~50両は繋がれており、通過するだけで1分ほどかかっている。

2017年03月25日 15時24分

台湾/虎尾糖廠(2)虎尾駅。

2017_02_09 虎尾糖廠_30

朝の出発を2列車撮影し、虎尾糖廠の出発地点虎尾駅へ。この駅は、かつて旅客輸送もしていた頃は現役だったのですが、今は観光施設となっています。なおこの写真では写っていませんが、駅の裏側は今もシュガートレインが行き交うヤードも広がる製糖工場です。

ここには自転車を借りる目的もあってやってきました。朝9時オープンなので、しばし周囲を散策。このレンタサイクル情報は、ここ虎尾に何度も通っている鉄友に教えてもらったもので、これは大正解でした。

2017_02_09 虎尾糖廠_34

虎尾駅は先に書いた通り台灣糖業公司/虎尾糖廠に隣接しており、そこから今は使われていない線路が台湾鉄路管理局(台湾鉄道)斗南駅に向かっており、少し先には橋が残されていました。

2017_02_09 虎尾糖廠_39

橋は虎尾の観光名所になっているようで、こんなオブジェが置かれていました。

2017_02_09 虎尾糖廠_42

橋の線路を見れば何と1067ミリと762ミリの3線構造になっており、斗南駅まではそこそこの距離があることから、ここ虎尾糖廠が台湾の製糖業において重要な地位にあったことが伺えます。1067ミリゲージのの客車がここまで走っていたとは思えないものの、砂糖製品を積んだ1067ミリゲージの貨車はそのまま台湾鉄道に直通していたのかなと思ったものの、それを確認する語学力が私にないのは残念。

2017_02_09 虎尾糖廠_45

時間に余裕があったのでしばしの寛ぎ。

2017年03月24日 20時09分

台湾/虎尾糖廠(1)シュガートレインとの出会い。

台湾最後の現役製糖鉄道、虎尾糖廠。毎年のように「今年が最後かも」とか言われ、それでも今年は動きました。高雄2日目の2月9日はその虎尾が目的地。

高雄/佐営6:45発の新幹線に乗り「高鐵雲林」7:30下車。高鐵雲林駅開業以前は台湾鉄道の斗南駅からバスが一般的だったはずですが、今は高鐵の駅からタクシーで向かうのが便利。

虎尾の街に入り、製糖鉄道の踏切番の方に恐る恐る声をかけ、列車の通過時刻を教えてもらいました。この日は午前8時台に2本、10時台に2本が製糖工場からサトウキビの集積所(積込所)に向かい、9時台に1本、10時台に1本、12時台に2本が戻ってくるで“あろう”ということ。時間はあくまでも目安のようですが…。まあ運転されることが分かっただけでも収穫。

因みに運転時刻(運転本数)は毎日変わるとのことで、その日の作業に応じて日々決めているようでした。

2017_02_09 虎尾糖廠_2

※8:08~撮影。

台湾には観光のために残されている製糖鉄道が各所にありますが、やはり今も現役ということで日本から多くの鉄道ファンが訪れていますし、今回で言えば地元台湾の鉄道ファンも見かけました。まあ私もその一人で、へろへろ線路のナロー好きにとってここは正に聖地。以前からこの地に立ちたいと思っており、やっと念願が叶いました。

2017_02_09 虎尾糖廠_6

土埃をあげて走るさまはただそれだけで絵になります。

2017_02_09 虎尾糖廠_20

※8:20~撮影。

通過時間が近づけば踏切番の方が出てきますので、それでこちらもスタンバイ。

2017_02_09 虎尾糖廠_24

踏切を悠然と通り過ぎる貨車は想像以上に魅力的。

2017_02_09 虎尾糖廠_29

よれよれの併用軌道はただそれが現役というだけでうっとり。

2017年03月23日 20時19分

高雄の最初の夕食。

2017_02_08 高雄のトロリーとトラム_129

高雄港近くのちょっと雰囲気の良いエリアにお土産のパイナップルケーキを買いに出かけ、それからタクシーで5分ほどの飲茶屋さんへ。

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台湾在住で高雄も詳しい知人のお勧めのお店。

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黒いものが乗っている一見怪しいシュウマイ。「梅」のシュウマイで、珍しいというのもありますが、美味しかったです。

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桜エビの小籠包。この日食べた中で一番の高級品。

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鍋焼きご飯。(辛口ジャージャー飯)

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黒胡麻の蒸し団子。

今回は名古屋から2人旅。一人だと夕食は駅前(ホテル近く)のファストフード店とかで簡単に済ませることもままあるのですが、複数ならどこかに食べに行こうという気になり、そして行った店が美味しければそれだけで幸せ。ビールも飲んで良い気持ち。こうして高雄初日の夜は更けてゆく。



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プロフィール

稲見部長稲見眞一
<自己紹介>
昭和52年4月、中京テレビ放送入社。「ズームイン!!朝!」を始めとした情報番組や「ドラマ」「ドキュメンタリー」等のディレクター・プロデューサーを務めた。鉄研最終回(2010年1月29日放送)では自ら自慢の鉄道写真「俺の一枚」を持って出演。 鉄道歴は小学校5年からスタートしはや半世紀。昭和55年には当時の国鉄・私鉄(ケーブルカーを除く)を完全乗破。平成18年にはケーブルカーも完全乗破。その後も新線が開業するたびに乗りつぶしている筋金入りの“乗り鉄”。好きな鉄道は路面電車。電車に揺られながら窓外に流れる街並みを眺めているのが至福のとき。さてスジを寝かせてゆったり乗り鉄と行きましょう!